JPH02756Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH02756Y2 JPH02756Y2 JP4598983U JP4598983U JPH02756Y2 JP H02756 Y2 JPH02756 Y2 JP H02756Y2 JP 4598983 U JP4598983 U JP 4598983U JP 4598983 U JP4598983 U JP 4598983U JP H02756 Y2 JPH02756 Y2 JP H02756Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- roller
- oil
- fixing
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 2
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（技術分野）
この考案は、電子写真複写機または静電記録装
置等における定着装置、特にブレードによりオイ
ル塗布を制御された回転する一対の定着ローラー
および加圧ローラー間に未定着のトナー像を保持
した用紙を通過させて、このトナー像をその用紙
に定着させるタイプのローラー定着装置に関す
る。
置等における定着装置、特にブレードによりオイ
ル塗布を制御された回転する一対の定着ローラー
および加圧ローラー間に未定着のトナー像を保持
した用紙を通過させて、このトナー像をその用紙
に定着させるタイプのローラー定着装置に関す
る。
（従来技術）
ローラー定着装置においては、一般に内部にヒ
ーターを収容した定着ローラーと、これに圧接す
る加圧ローラーとの間に未定着のトナー像を保持
した用紙をそのトナー像側を定着ローラー側に向
けて通過させ、定着ローラーの熱と加圧ローラー
の圧力とによつてトナー像を溶融付着させること
により定着が行なわれる。この際、溶融したトナ
ーを介して用紙が定着ローラーに巻きついたり、
定着ローラーに移つたトナー像が次に来た用紙に
再転写されること等を防止するために、定着ロー
ラーにシリコンオイル等の離型性の優れたオイル
を塗布することが一般に行なわれている。
ーターを収容した定着ローラーと、これに圧接す
る加圧ローラーとの間に未定着のトナー像を保持
した用紙をそのトナー像側を定着ローラー側に向
けて通過させ、定着ローラーの熱と加圧ローラー
の圧力とによつてトナー像を溶融付着させること
により定着が行なわれる。この際、溶融したトナ
ーを介して用紙が定着ローラーに巻きついたり、
定着ローラーに移つたトナー像が次に来た用紙に
再転写されること等を防止するために、定着ロー
ラーにシリコンオイル等の離型性の優れたオイル
を塗布することが一般に行なわれている。
定着ローラーに対するいくつかのオイル塗布手
段の中で、オイル供給部から滴下するオイルを、
定着ローラーに接触させた定着ローラー軸方向に
延びるブレードにより、その付着量を規制すると
ともに軸方向に均一にならし、ブレードにより掻
き取られた余剰のオイルをブレードの下方に設け
たオイルパンにより受ける構成が、比較的簡便で
ある。
段の中で、オイル供給部から滴下するオイルを、
定着ローラーに接触させた定着ローラー軸方向に
延びるブレードにより、その付着量を規制すると
ともに軸方向に均一にならし、ブレードにより掻
き取られた余剰のオイルをブレードの下方に設け
たオイルパンにより受ける構成が、比較的簡便で
ある。
（考案の目的）
この考案の目的は、このようなブレードにより
オイル塗布を制御するタイプの改良されたローラ
ー定着装置を提供することにある。
オイル塗布を制御するタイプの改良されたローラ
ー定着装置を提供することにある。
以下、この考案の構成を図示の一実施例にした
がつて説明する。
がつて説明する。
（考案の構成）
図において、定着ローラー１の内部にはヒータ
ー２が収容され、定着ローラー１の下方にはこれ
に圧接する加圧ローラー３が配置されている。未
定着のトナー像を有する用紙４は、そのトナー像
側を定着ローラー１側に向けて両ローラー間に送
り込まれる。定着ローラー１表面の右側には、ブ
レード５が、その先端部を定着ローラー１表面に
接触させて設けられ、オイル供給部材６から滴下
するシリコンオイルを定着ローラー１表面へ適量
かつ均一に塗布する。ブレード５により掻き取ら
れた余剰のオイルは、ブレード５上面を流れて、
その下方に配置されたオイルパン７に回収され
る。
ー２が収容され、定着ローラー１の下方にはこれ
に圧接する加圧ローラー３が配置されている。未
定着のトナー像を有する用紙４は、そのトナー像
側を定着ローラー１側に向けて両ローラー間に送
り込まれる。定着ローラー１表面の右側には、ブ
レード５が、その先端部を定着ローラー１表面に
接触させて設けられ、オイル供給部材６から滴下
するシリコンオイルを定着ローラー１表面へ適量
かつ均一に塗布する。ブレード５により掻き取ら
れた余剰のオイルは、ブレード５上面を流れて、
その下方に配置されたオイルパン７に回収され
る。
ブレード５は、その定着ローラー１の軸方向に
沿う長手方向の長さが、使用する用紙４の最大幅
l1よりも大きく、かつその両端部がその中間部分
よりも高く形成されている。そしてその両端部上
面には、ブレード長手方向を横切る方向の溝８お
よび９がブレード５の前縁から後縁にわたり形成
されている。溝８と９との間の最小間隔l2は、最
大通紙幅l1よりも大きく、かつその部分のブレー
ドの厚さｔが一様であることが好ましい。このブ
レードの厚さｔは、厚すぎると剛性が強くなつて
オイルのならし効果が低下し、逆に薄すぎても剛
性が弱くなつて撓みすぎ、オイルのならし効果が
不十分になる。したがつて、ブレード５の厚さｔ
は、これらの事情を考慮して適正に定める必要が
ある。
沿う長手方向の長さが、使用する用紙４の最大幅
l1よりも大きく、かつその両端部がその中間部分
よりも高く形成されている。そしてその両端部上
面には、ブレード長手方向を横切る方向の溝８お
よび９がブレード５の前縁から後縁にわたり形成
されている。溝８と９との間の最小間隔l2は、最
大通紙幅l1よりも大きく、かつその部分のブレー
ドの厚さｔが一様であることが好ましい。このブ
レードの厚さｔは、厚すぎると剛性が強くなつて
オイルのならし効果が低下し、逆に薄すぎても剛
性が弱くなつて撓みすぎ、オイルのならし効果が
不十分になる。したがつて、ブレード５の厚さｔ
は、これらの事情を考慮して適正に定める必要が
ある。
（考案の効果）
この考案によるローラー定着装置は、オイル塗
布を制御するブレードの両端部がその中間部分よ
りも高く形成され、かつその両端部上面にオイル
流下方向に向けて溝を形成してあるので、ブレー
ドによつて掻き取られた余剰のオイルがブレード
の両端部から落下して装置内を汚染することがな
く、溝の中を通つて効率良く確実にオイルパンに
回収される。溝がない場合でも、ブレードの両端
部さえ高くしておけばオイルのブレード両端部か
らの洩れは防げるが、こうすると、ブレードの両
端部とその中間部とではローラーに接触する位置
が異なつてくるので、ブレードをローラーに軽く
圧接させたのでは、端部よりも接触圧の弱い中間
部でのオイルのならし効果が不十分となり、これ
を解消するためにブレードをローラー表面に強く
圧接させると、その両端部での摩耗が早くなつて
オイルすじを発生させることになる。これに対
し、この考案においては、ブレードの両端部に溝
を設けてあるので、ブレードをローラーに弱く圧
接させても、この溝部分で両端部の圧接力が一部
吸収されるので、ブレードがローラー表面に均一
に接触し、オイルのならし効果が確実に得られ
る。また、ブレード両端部の溝間最小距離を最大
通紙幅よりも大きくするとともに、高くする両端
部分を最大通紙幅の外側に位置させれば、通紙部
でのオイル塗布むらの発生が確実に少なくなり、
理想的なオイル塗布状態が得られる。
布を制御するブレードの両端部がその中間部分よ
りも高く形成され、かつその両端部上面にオイル
流下方向に向けて溝を形成してあるので、ブレー
ドによつて掻き取られた余剰のオイルがブレード
の両端部から落下して装置内を汚染することがな
く、溝の中を通つて効率良く確実にオイルパンに
回収される。溝がない場合でも、ブレードの両端
部さえ高くしておけばオイルのブレード両端部か
らの洩れは防げるが、こうすると、ブレードの両
端部とその中間部とではローラーに接触する位置
が異なつてくるので、ブレードをローラーに軽く
圧接させたのでは、端部よりも接触圧の弱い中間
部でのオイルのならし効果が不十分となり、これ
を解消するためにブレードをローラー表面に強く
圧接させると、その両端部での摩耗が早くなつて
オイルすじを発生させることになる。これに対
し、この考案においては、ブレードの両端部に溝
を設けてあるので、ブレードをローラーに弱く圧
接させても、この溝部分で両端部の圧接力が一部
吸収されるので、ブレードがローラー表面に均一
に接触し、オイルのならし効果が確実に得られ
る。また、ブレード両端部の溝間最小距離を最大
通紙幅よりも大きくするとともに、高くする両端
部分を最大通紙幅の外側に位置させれば、通紙部
でのオイル塗布むらの発生が確実に少なくなり、
理想的なオイル塗布状態が得られる。
図は、この考案の一実施例を示す概略斜視図で
ある。 １……定着ローラー、２……ヒーター、３……
加圧ローラー、４……用紙、５……ブレード、６
……オイル供給部材、７……オイルパン、８，９
……溝。
ある。 １……定着ローラー、２……ヒーター、３……
加圧ローラー、４……用紙、５……ブレード、６
……オイル供給部材、７……オイルパン、８，９
……溝。
Claims (1)
- ブレードによりオイル塗布を制御された回転す
る一対の定着ローラーおよび加圧ローラー間に未
定着のトナー像を保持した用紙を通過させて前記
トナー像を前記用紙に定着させるローラー定着装
置であつて、前記ブレードは、その長手方向の長
さが最大通紙幅よりも大きく、その両端部の前記
定着ローラーに対する接触位置がその中間部より
も高く、かつその両端部上面にブレード長手方向
を横切る方向の溝がブレードの前縁から後縁にわ
たり形成されていて、少なくとも上記溝の部分が
可撓性であるローラー定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4598983U JPS59151263U (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | ロ−ラ−定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4598983U JPS59151263U (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | ロ−ラ−定着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59151263U JPS59151263U (ja) | 1984-10-09 |
| JPH02756Y2 true JPH02756Y2 (ja) | 1990-01-10 |
Family
ID=30176531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4598983U Granted JPS59151263U (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | ロ−ラ−定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59151263U (ja) |
-
1983
- 1983-03-30 JP JP4598983U patent/JPS59151263U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59151263U (ja) | 1984-10-09 |
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