JPH0273494A

JPH0273494A - 自動販売機の商品昇降装置

Info

Publication number: JPH0273494A
Application number: JP22686588A
Authority: JP
Inventors: Takashi Abe; 安部　高司
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1988-09-09
Filing date: 1988-09-09
Publication date: 1990-03-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、商品載置台が、商品排出位置とそれに対して
上下方向に離れた商品受取位置とにわたって昇降自在に
設けられた自動販売機の商品昇降装置に関する。

〔従来の技術〕

かかる自動販売機の商品昇降装置は、販売のために保管
されている商品を商品排出口に搬送するために用いられ
るものである。

すなわち、上下複数段の商品収納棚を備えている自動販
売機においては、前記複数の商品収納棚に収納されてい
る複数種の商品のうちの所定の商品が選択されると、こ
の選択信号に基づいて、商品載置台を選択された商品の
収納棚に対応する商品受取位置に昇降させて一個の商品
を受は取り、この受は取った商品を商品排出口に対応す
る位置に搬送させるべく、商品載置台を商品排出位置に
昇降させる形式で使用されることになる。

また、商品を上下方向に収納しかつ商品を下端部より排
出する商品収納部の複数個を備え、且つ、商品排出口が
商品収納部からの商品受取位置よりも上方箇所に設けら
れている、いわゆるサーペンタイン形式で且つ上部排出
形式の自動販売機では、所定の商品の選択に伴って複数
の商品収納部のいずれかから排出される商品を受は取る
ために、商品載置台を下方側の商品受取位置に下降させ
、この受は取った商品を商品排出口に対応する位置に搬
送させるべく、商品載置台を商品排出位置に上昇させる
形式で使用されることになる。

ところで、商品載置台を昇降させるに、従来一般に、上
下方向に沿って巻回される商品載置台昇降用の無端回動
帯を設け、この無端回動帯の一対の昇降経路部分のうち
の一方側に商品載置台を接続する。そして、電動モータ
等の原動機にて前記無端回動帯を正逆に駆動するように
構成されていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

かかる自動販売機の商品昇降装置においては、前記無端
回動帯の駆動用の原動機を一方向にのみ回転させて、商
品載置台を昇降させたい要望がある。

すなわち、一方向にのみ回転する原動機を用いて商品載
置台を昇降できれば、正逆転できる原動機に較べて安価
で簡素な構造の原動機の採用により、全体構成の簡素化
や低廉化を図ること及び原動機のメンテナンス作業の簡
略化を図ることが可能となるものであり、この点から上
記要望がある。

本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、そ
の目的は、一方向にのみ回転する原動機を用いて商品載
置台を昇降できるようにする点にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による自動販売機の商品昇降装置は、商品載置台
が、商品排出位置とそれに対して上下方向に離れた商品
受取位置とにわたって昇降自在に設けられたものであっ
て、その特徴は、上下方向に沿って巻回された商品載置
台昇降用の無端回動帯を駆動する原動機が、前記無端回
動帯を一方向にのみ駆動するように設けられ、前記商品
載置台を前記無端回動帯の上昇移動部分に接続する接続
状態と下降移動部分に接続する接続状態とを選択自在な
接続手段が設けられている点にある。

また、その場合に次のようにするのが好ましい。

すなわち、前記接続手段に、前記無端回動帯の上昇移動
部分に接続する接続部と下降移動部分に接続する接続部
とを各別のアクチュエータにて断続操作されるように備
えさせるとよい。

〔作　用〕

上記特徴構成による作用は次の通りである。

すなわち、商品載置台を上昇させる場合には無端回動帯
の上昇移動部分に商品載置台を接続し、これとは逆に商
品載置台を下降させる場合には無端回動帯の下降移動部
分に商品載置台を接続することにより、商品載置台を昇
降させることができる。

また、無端回動帯の上昇移動部分に商品載置台を接続す
る接続部と無端回動帯の下降移動部分に商品載置台を接
続する接続部とが各別のアクチユエータにて断続操作で
きると、上述の如く商品載置台を昇降させる他、次のこ
とを行わせることが可能となる。

第一点は、前記原動機を停止させて商品載置台の昇降を
停止する際に、無端回動帯の上昇移動部分及び下降移動
部分の夫々に対して商品載置台を接続させることにより
、無端回動帯の回動を強制的に停止することができるも
のとなる。

その結果、原動機のオーバーランに起因して商品載置台
の停止位置がズレることを抑制するのに有効となる。

ちなみに、自動販売機では購入者によって商品が選択さ
れてから商品が商品排出口に取り出されるまでの時間を
短くすることが望まれるものであり、このために商品載
置台を極力高速で昇降させることが要求される。そして
、このように商品載置台を高速で昇降させると、上記オ
ーバーラン起因して商品載置台の停止位置がズレる不利
を招くことになるが、これを抑制するのに有効となるの
である。

第二点は、無端回動帯の上昇移動部分及び下降移動部分
の夫々と商品載置台との接続を解除することにより、商
品載置台を手動で昇降させることができるものであり、
商品載置台やその他の各種部分のメンテナンスを行う際
に有効となる。

〔発明の効果〕

請求項１によれば、一方向にのみ回転する原動機を用い
て商品載置台を昇降させることができるものであるから
、正逆転できる原動機に較べて安価で簡素な構造の原動
機の採用により、全体構成の簡素化や低廉化を図ること
及び原動機のメンテナンス作業の簡略化を図ることが可
能となるものであり、実用面での利点が大である。

請求項２によれば、商品載置台を高速で昇降させながら
も停止位置のズレを抑制することやメンテナンスの際に
商品載置台を手動で昇降させることが可能となるのであ
り、実用面での利点を一層高めるのにを効である。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第３図に示すように、缶やビン等の商品（Ｓ）を販売す
る自動販売機の内部には、複数の商品（Ｓ）を横送りす
る横送り機構としての第−電動モータ（１）にて駆動さ
れるベルトコンベヤ式の収納棚（２）が上下複数段に設
けられると共に、これら収納棚（２）から選択的に送り
出される商品（Ｓ）を載置する商品載置台（３）が、昇
降駆動機構（４）によって昇降されるように設けられて
いる。ちなみに、前記商品載置台（３）や昇降駆動機構
（４）を主要部として商品昇降装置が構成されることに
なる。

前記昇降駆動機構（４）は、上下方向に巻回されると共
に商品載置台（３〉　が接続される無端回動帯としての
無端ベルト（５）と、その無端ベルト（５）を駆動する
第二電動モータ（６）を主要部として構成されている。

そして、自動販売機は、購入者によって商品が選択され
ると、上方待機位置の商品載置台（３）を選択された商
品（Ｓ）を収納する収納棚（２）に対応する商品受取位
置に下降させ、収納棚（２）から商品載置台（３）に商
品（Ｓ）を送り出し、その後、商品（Ｓ）を受は取った
商品載置台（３）を下方側の商品排出口（７）に対応す
る商品排出位置に下降させる順序で、商品（Ｓ）の販売
を行うようになっている。尚、図中（Ｔ）　は、開閉揺
動自在で且つ閉じ側に復帰付勢された商品受止め部材で
ある。

以下、前記商品昇降装置について詳述する。

第１図及び第２図に示すように、商品載置台（３）の昇
降経路に沿って左右一対の昇降ガイド（８）が設置され
、商品載置台（３）の後端側に接続したブラケット（９
）に、前記昇降ガイド（８）に沿って転勤するローラ（
１０）が取り付けられている。これにより、商品載置台
（３）は前後動や左右動が規制されながら昇降されるこ
とになる。

前記第二電動モータ（６）が、前記無端ベルト（５）を
一方向にのみ駆動する一方向回転式に構成されると共に
、前記商品載置台（３）を無端ベルト（５）の上昇移動
部分に接続する上昇用接続状態と下降移動部分に接続す
る下降用接続状態とを選択自在な接続手段（Ａ）が設け
られている。

従って、上昇用接続状態と下降用接続状態とを選択しな
がら第二電動モータ（５）を作動させることにより、商
品載置台（３）を昇降させることができるようになって
いる。

無端ベルト（５）の内面に、係合凸部（ａ）がベルト長
手方向に沿って設定ピッチで形成されている。そして、
前記接続手段（Ａ）　は、無端ベルト（５）　＝の上昇
移動部分の内面に係合接続する上昇用接続部（１１Ａ）
　　と下降移動部分の内面に接続する下降用接続部（１
１Ｂ）　　とを、ソレノイド（１２）によって背反的に
接続状態に切り換えるように備えている。つまり、両接
続部（１１Ａ）、　（１１Ｂ）が、前記ブラケット（９
）に付設の支持部（９Ａ）に摺動自在に支持された摺動
体（１３）に取り付けられ、前記ンレノイド＜１２）が
摺動体（１３）を摺動操作するように設けられている。

尚、図中（１４）は、前記支持ブラケット（９）に付設
したベルト受は具であって、接続部（１１Ａ）、　（１
１Ｂ）の係合接続に伴って後退する無端ベルト（５）を
受は止めるために設けられている。

〔別実施例〕

上述の実施例では、一対の接続部（１１Ａ）、　（１１
Ｂ）一つのアクチュエータ（１２）によって操作する場
合を例示したが、第４図に示すように一対の接続部（１
１Ａ）、　（１１Ｂ）夫々を、各別のアクチュエータ（
１２Ａ）　（１２Ｂ）にて断続操作されるように設ける
ようにしてもよい。そのようにすれば、一対の接続部（
１１Ａ）、　（１１Ｂ）のいずれをも接続状態に操作し
て、無端回動帯（５）を強制的に停止できる等、便利で
ある。

上述の実施例では、無端回動帯として無端ベルト（５）
を例示したが、無端チェーン等の各種のものが使用でき
る。

また、接続手段（Ａ）の接続部（１１Ａ）、　（１１Ｂ
）　としては、上述の実施例の係合式の他、挟持式や磁
力による吸着式等の各種の形式に構成しても良い。

さらに、商品載置台（３）等の各部の具体構成は販売対
象とする商品（Ｓ）等の使用条件に合わせて各種変更で
きる。

尚、特許請求の範囲に図面との対照を便利にする為に符
号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造に限
定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係わる自動販売機の商品１般出機構の実
施例を示し、第１図は商品載置台の装着部の概略平面図
、第２図は同背面図、第３図はは自・動販売機の概略正
面図、第４図は別実施例の平面図である。（３）・・・・・・商品載置台、（５）・・・・・・無
端回動帯、（６）・・・・・・原動機、（１１Ａ）、　
（１１Ｂ）・・・・・・接続部、（１２Ａ）、　（１２
Ｂ）・・・・・・アクチュエータ、　（八）・・・・・
・接続手段。

Claims

【特許請求の範囲】１、商品載置台（３）が、商品排出位置とそれに対して
上下方向に離れた商品受取位置とにわたって昇降自在に
設けられた自動販売機の商品昇降装置であって、上下方
向に沿って巻回された商品載置台昇降用の無端回動帯（
５）を駆動する原動機（６）が、前記無端回動帯（５）
を一方向にのみ駆動するように設けられ、前記商品載置
台（３）を前記無端回動帯（５）の上昇移動部分に接続
する接続状態と下降移動部分に接続する接続状態とを選
択自在な接続手段（Ａ）が設けられている自動販売機の
商品昇降装置。２、請求項１記載の自動販売機の商品昇降装置であって
、前記接続手段（Ａ）は、前記無端回動帯（５）の上昇
移動部分に接続する接続部（１１Ａ）と下降移動部分に
接続する接続部（１１Ｂ）とを各別のアクチュエータ（
１２Ａ）、（１２Ｂ）にて断続操作されるように備えて
いる。