JPH0272253A

JPH0272253A - 緊張装置

Info

Publication number: JPH0272253A
Application number: JP1183843A
Authority: JP
Inventors: Hartmut Koschmieder; ハルトムート・コシユミーダー; Werner Petri; ヴエルナー・ペートリ
Original assignee: INA Waelzlager Schaeffler OHG
Current assignee: INA Waelzlager Schaeffler OHG
Priority date: 1988-07-20
Filing date: 1989-07-18
Publication date: 1990-03-12
Also published as: EP0351630B1; BR8903572A; DE3824645A1; EP0351630A1; US4886482A; DE58900280D1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は緊張装置、特に内燃機関の補助装置を駆動させ
るためのベルト緊張装置であって、旋回アーむ、はね及
び摩擦緩衝装置を有しており、上記旋回アームの一端部
には、ベルトのためのテンションローラが回転可能に支
承されており、旋回アームの他端部は固定的な鉢形のケ
ーシング内に配置された、上記テンションローラの回転
軸に対して平行な軸受ピン上へボスを介して差しはめら
れており、上記ばねの一端部が旋回アームに、その他端
部がケーシングに固定されており、ケーシング内に配置
された上記摩擦緩衝装置が、上記旋回アームのためにこ
の旋回アームの２つの運動方向で異なる大きさの緩衝力
を発生させており、かつケーシング壁に接していて旋回
アームにより負荷される摩擦ライニングを有している形
式のものに関する。

［従来の技術１上記形式の緊張装置はＤＥ−Ｏ３第３６３７１０３号明
細書より公知である。この緊張装置における摩擦緩衝装
置は、ケーシングの環状面と旋回レバーのボスとの間に
配置された摩擦リングを有している。この摩擦リングは
その周面で一方の隣接する構成部材に接しており、その
一端部で他方の隣接する構成部材に固定されている。摩
擦は、摩擦リングの接する構成部材に生じる。旋回レバ
ーが一方向へ旋回すると上記摩擦リングは、旋回レバー
が他方向へ旋回する時よりも強く環状の接触面へ圧着さ
れる。これによって上記摩擦緩衝装置による異なる大き
さの緩衝力が発生ずる。

上記公知の構成における欠点は、摩擦リングが製作誤差
の影響を極めて受は易いことにある。摩擦面で均一な接
触を行うために、摩擦リングの直径は極めて精密に保持
されねばならない。摩擦リングとして形成された上記の
ばねを同じ強度を有する支持体としたいので、摩擦リン
グの厚さはその周囲にわたってわずかしか変化してはな
らない。従って、上記摩擦リングは技術的な多くの費用
をかけてしか製作されず、経済的には製作できない。こ
のような欠点及び摩擦リングに生じる摩耗によって、特
にこの摩擦リングが−巻きばねから成る場合には所定の
摩擦此の保持に不利な作用が及ぼされる。

［発明が解決しようとする課題１本発明の課題は、容易に製作可能な構成部材から組立て
られ、かつ長い駆動時間にわたって一定に作動できるよ
うな緊張装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］上記課題は、本発明によればはじめに述べた形式の緊張
装置において、摩擦緩衝装置が旋回アームに固定された
内輪と、摩擦ライニングに接した外輪と、これらリング
の間に配置された複数の転動体とから形成されており、
上記転動体が上記リングのトラフ内で傾斜面に沿って転
動可能に配置されていることによって解決されている。

［作用及び効果１旋回レバーが一方向に旋回したさいに転動体が傾斜面に
沿って転動することによって、内輪と外輪とが互いに離
反するように押圧され、その結果摩擦ライニングと外輪
との間の摩擦力が増大される。旋回レバーの他方向への
旋回時には、転動体は傾斜面に沿ってトラフ内へ戻し転
動されるので、その結果内輪と外輪とが互いに離反する
ように押圧されることはない。旋回アームと摩擦作用を
行う外輪とが、上記のように転動体を介して結合される
ことによって、２つの旋回方向で異なる摩擦力が生ぜし
められる。

摩擦緩衝装置は、外輪に対して内輪にトルクを作用させ
る付加的なばねを有している。このばねによって、外輪
と摩擦ライニングとの間には常に一定の摩擦力成分が作
用している。旋回アームがベルトの引張り方向とは逆方
向に運動して初めて、転動体の傾斜面に沿った転動及び
それにより生じる、外輪と内輪との相互に離反されるよ
うな押圧によって、摩擦ライニングへ作用する法線力が
強められ、摩擦緩衝作用が増大される。このような摩擦
緩衝装置によって、旋回アームの旋回方向に依存して摩
擦力が増強される。

内輪、外輪及び摩擦ライニングは、軸受ピンを取囲みか
つその軸方向で見て互いに相前後して配置された円板と
して形成されてもよい。この場合、上記摩擦ライニング
が鉢形のケーシングの底部に接している。このようにし
て軸方向に作用する摩擦緩衝装置が得られる。この場合
、付加的なばねが軸受ピンを取囲むコイルばねとして形
成されてもよく、このばねはその一端部で内輪に、その
他端部で外輪に固定されている。

さらに、内輪、外輪及び摩擦ライニングは軸受ピンを取
囲む、同軸的な円形リングとして形成されてもよい。こ
の場合、上記摩擦ライニングはケーシングの外周部に接
している。このようにして半径方向に作用する摩擦緩衝
装置が得られる。この場合転動体のために、傾斜面を備
えたトラフを、１つのスリットにより開放されかつ半径
方向のプレロードをかけられて組込まれた外輪内に配置
することができる。これによって、摩擦ライニングと接
触する上記外輪が、半径方向の弾性を有し、それにより
同時にばねとしでも作用する。

上記軸方向の構成及び半径方向の構成のために、球又は
ころが転動体として便用可能である本発明のさらに有利
な構成は、請求項２以下に記載した通りである。

［実施例１次に図示の実施例につき本発明を説明する。

第１図及び第２図による本発明の緊張装置は固定された
鉢形のケーシングｌから形成されており、このケーシン
グｌ内では旋回アーム２がその一端部によって２つの端
部ストッパの範囲内で旋回可能に支承されている。図示
されていないベルトのためのテンションローラ３が上記
旋回アーム２の、ケーシング１の外側の端部においては
、旋回アーム２の旋回軸に対して平行な軸のまわりで回
転可能に支承されている。上記テンションローラ３はケ
ーシングｌの内側においては、ケーシングＩの固定的な
軸受ピン５に差し込まれた、旋回アーム２のボス４によ
って支承されている。

ケー／ングｌの内側にばばね６が配置されている。この
ばね６はこの場合コイルばねとして形成されているが、
他の種類のばねとして形成されてもよい。ばね６はその
一端部で旋回アーム２のボス４に固定されており、その
他端部でケーシングｌに固定されている。上記ばね６は
ベルトにより回転されるテンションローラ３を戻し調整
するのに役立っている。ばね６の室はケーシングｌ内で
中間底部７によって制限されており、旋回アーム２がば
ね６とは逆の側で摩擦ライニング８を介して、上記中間
底部７に支持されている。

緊張装置の摩擦緩衝装置は内輪９、外輪１０それらの間
に配置された転動体ｌｌ、摩擦ライニング１２及び付加
的なばね１３から形成されている。内輪９、外輪ｌＯ及
び摩擦ライニング１２は円板状に形成されている。内輪
９はケーシングｌ内で旋回アーム２の、摩擦ライニング
８とは逆の側に固定されている。摩擦ライニング１２は
その一方の側でケーシングｌの底部に接しており、その
他方の側で外輪１０に接している。付加的なばね１３は
コイルばねとして形成されており、かつ軸受ピン５を取
囲んでいる。上記ばね１３は、その一端部で外輪１０に
固定されており、その他端部で内輪９に固定されている
。

この場合圧から形成されている各転動体１１のために、
内輪９及び外輪１０内にはトラフ１４が配置されており
、このトラフ１４は傾斜面１５によって部分的に制限さ
れている。各傾斜面１５は内輪９もしくは外輪１０の端
面に対して傾斜して形成されている。１つの転動体１１
のために２つのトラフ１４の各傾斜面１５は互いに対向
して配置されており、その結果内輪９と外輪１０との同
時の相対的な回転時に、転動体１１は各傾斜面１５上を
転動することができる。これによって、内輪９と外輪ｌ
Ｏとの間隔が変化する。

旋回アーム２の旋回時に、内輪９の運動が転動体１１と
付加的なばねＩ３とを介して外輪１０へ伝達される。外
輪１０は摩擦緩衝作用を行う摩擦ライニング１２に沿っ
て滑動する。旋回アーム２の、ベルトの引張り方向とは
逆方向への運動時には、転動体）１が傾斜面１５の外端
部へ向かって転動し、それによって内輪９と外輪１０と
が軸方向で互いに離反するように押圧される。その結果
、摩擦ライニング１２へ作用する法線力ひいては摩擦緩
衝作用が増大される。旋回アーム２の、反対方向即ちベ
ルトの引張り方向への運動時には、上記の転動体ｌｌが
傾斜面１５に沿ってトラフ１４内へ戻し転動される。こ
の場合、摩擦ライニング１２へ作用する法線力ひいては
摩擦緩衝作用が減少される。

第３図及び第４図による緊張装置は第１図及び第２図と
同様に構成されており、第１図及び第２図と同じ部材に
はそれらの図面と同じ符号が付けられている。しかし第
３図及び第４図による緊張装置は半径方向に作用する摩
擦緩衝装置を備えている点において、第１図及び第２図
による緊張装置とは異なっている。上記の摩擦緩衝装置
はポス４を同軸的に取囲む複数のリング、即ち旋回アー
ム２に形成された支持りング１６と、この支持リング１
６に固定された内輪１７と、外輪１８と、ケーシング１
の外周部の内側に接した摩擦ライニング１９とから形成
されている。内輪１７と外輪１８との間にはころとして
形成された転動体２０が配置されており、転動体２０は
それぞれ、傾斜面２２を備えた外輪１８のトラフ２１及
び傾斜面２４を備えた内輪１７のトラフ２３内に設置さ
れている。外輪１８はその外周面によって摩擦ライニン
グ１９に接しており、かつその選方向の一個所でスリッ
ト２６によって開放され、それにより半径方向の弾性を
有している。従って、上記外輪１８はプレロードをかけ
ながら組込まれてもよく、ばねのように作用する。

さらに内輪１７ど外輪１８とは対置した切欠きを有して
おり、この切欠き内にばね２５が配置されている。各ば
ね２５はその一端部で内輪１７に支持され、その他端部
で外輪１８に支持される。これによって内輪１７と外輪
１８との相対的な回転が可能となる。この場合、上記内
輪１７と外輪１８との半径方向の間隔ひいては生ぜしめ
られる摩擦力が、旋回レバー２の各旋回方向に応じた、
傾斜面２２及び２４に沿った転動体２０の転動によって
、増大又は減少される。

旋回アーム２の運動は内輪１７から転動体２０を介して
外輪１８へ伝達される。外輪１８は摩擦ライニング１９
に沿って周方向に滑動し、それによって摩擦緩衝作用を
行っている。旋回アーム２の、ベルトの引張り方向とは
逆方向への運動時には、トラフ２１及び２３内の転動体
２０が傾斜面２２及び２４の外端部へ転動し、それによ
って外輪１８が半径方向に拡張される。その結果外輪１
８を摩擦ライニング１９へ圧着させる力が増大され、摩
擦緩衝作用も増大される。旋回アーム２が上記とは逆方
向へ、即ちベルトの引張り方向へ旋回すると、転動体２
０がトラフ２１及び２３内へ戻し転動されるので、上記
のような外輪１８の拡張は生じない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による緊張装置の２つの実施例を示すもの
で、第１図は軸方向に作用する摩擦緩衝装置を備えた、
第１実施例の緊張装置の部分的な軸方向断面図、第２図
は第１図による■−ｎ線に沿った緊張装置の一部の拡大
断面図、第３図は半径方向に作用する摩擦緩衝装置を備
えた、第２実施例の緊張装置の部分的な軸方向断面図、
第４図は第３図によるＩＶ−ＩＶ線に沿った緊張装置の
断面図である。ｌ・・・ケーシング、２・・・旋回アーむ、３・・・テ
ンンヨンローラ、４・・・ボス、５・・・軸受ヒン、６
・・・ばね、７・・・中間底部、８・・・摩擦ライニン
グ、９・・・内輪、１０・・・外輪、１１・・・転動体
、１２・・・摩擦ライニング、１３・・・ばね、１４・
・・トラフ、１５・・・傾斜面、１６・・・支持リング
、１７・・・内輪、１８・・・外輪、１９・・・摩擦ラ
イニング、２０・・・転動体、２１・・・トラフ、２２
・・・傾斜面、２３・・・トラフ、２４・・・傾斜面、
２５・・・ばね、２６・・・スリント

Claims

【特許請求の範囲】１、旋回アーム、ばね及び摩擦緩衝装置を有する緊張装
置であって、上記旋回アームの一端部には、ベルトのた
めのテンションローラが回転可能に支承されており、旋
回アームの他端部は固定的な鉢形のケーシング内に配置
された、上記テンションローラの回転軸に対して平行な
軸受ピン上へボスを介して差しはめられており、上記ば
ねの一端部が旋回アームに、その他端部がケーシングに
固定されており、ケーシング内に配置された上記摩擦緩
衝装置が、上記旋回アームのためにこの旋回アームの２
つの運動方向で異なる大きさの緩衝力を発生させており
、かつケーシング壁に接していて、旋回アームにより負
荷される摩擦ライニングを有している形式のものにおい
て、摩擦緩衝装置が旋回アーム（２）に固定された内輪
（９、１７）と、摩擦ライニング（１２、１９）に接し
た外輪（１０、１８）と、これらリング（９、１７；１
０、１８）の間に配置された複数の転動体（１１、２０
）とから形成されており、上記転動体（１１、２０）が
上記リング（９、１７；１０、１８）のトラフ（１４、
２１、２３）内で傾斜面（１５、２２、２４）に沿って
転動可能に配置されていることを特徴とする緊張装置。２、摩擦緩衝装置が、外輪（１０、１８）に対して内輪
（９、１７）にトルクを作用させる付加的なばね（１３
、２５）を有していることを特徴とする請求項１記載の
緊張装置。３、内輪（９）、外輪（１０）及び摩擦ライ
ニング（１２）が、軸受ピン（５）を取囲みかつその軸
方向で見て互いに相前後して配置された円板として形成
されており、上記摩擦ライニング（１２）がケーシング
（１）の底部に接していることを特徴とする請求項１又
は２記載の緊張装置。４、付加的なばね（１３）が軸受ピン（５）を取囲むコ
イルばねとして形成されており、かつその一端部で内輪
（９）に、その他端部で外輪（１０）に固定されている
ことを特徴とする請求項３記載の緊張装置。５、内輪（１７）、外輪（１８）及び摩擦ライニング（
１９）が、軸受ピン（５）を取囲む、同軸的な円形リン
グとして形成されており、上記摩擦ライニング（１９）
がケーシング（１）の外周部に接していることを特徴と
する請求項１記載の緊張装置。６、内輪（１７）が、ボス（４）を同軸的に取囲む、旋
回アーム（２）の支持リング（１６）に固定されている
ことを特徴とする請求項５記載の緊張装置。７、転動体（２０）のために、傾斜面（２２）を備えた
トラフ（２１）が、１つのスリット（２６）により開放
されかつ半径方向のプレロードをかけられて組込まれた
外輪（１８）内に配置されており、傾斜面（２４）を備
えたトラフ（２３）が内輪（１７）内に配置されている
ことを特徴とする請求項５又は６記載の緊張装置。８、内輪（１７）及び外輪（１８）内にそれぞれ対置し
た切欠きが設けられており、内輪（１７）の切欠き及び
それに対置した外輪（１８）の切欠き内に、上記リング
（１７、１８）に作用を及ぼすばね（２５）がそれぞれ
設置されていることを特徴とする請求項１から７までの
いずれか１項記載の緊張装置。９、転動体（２０）がころから成ることを特徴とする請
求項１から８までのいずれか１項記載の緊張装置。１０、転動体（１１）が球から成ることを特徴とする請
求項１から９までのいずれか１項記載の緊張装置。