JPH026996Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH026996Y2
JPH026996Y2 JP1984119148U JP11914884U JPH026996Y2 JP H026996 Y2 JPH026996 Y2 JP H026996Y2 JP 1984119148 U JP1984119148 U JP 1984119148U JP 11914884 U JP11914884 U JP 11914884U JP H026996 Y2 JPH026996 Y2 JP H026996Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
tool
catcher
fastening work
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984119148U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6135723U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11914884U priority Critical patent/JPS6135723U/ja
Publication of JPS6135723U publication Critical patent/JPS6135723U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH026996Y2 publication Critical patent/JPH026996Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は所定高さのワークに対して、ねじ、ボ
ルトあるいはリベツト等のフアスナ部品を締結す
る作業が終了した後、次にワークが変更されて高
さが異なるワークに対して前記と同様の作業を行
なうに際して、前記フアスナ部品を保持するキヤ
ツチヤの移動距離を簡単に調整可能にした装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
現在多種少量生産に適する産業用ロボツトが各
種開発されているが、これら産業用ロボツトに
は、各種作業を施す専用作業ツールがボルト及び
ナツトなどを使用して直接取付けられている。し
かしながら特に、ねじ、ボルトあるいはリベツト
等のフアスナ部品を締付ける締結作業ツールは従
来からある例えば、第6図に示すような定置式の
ねじ締め機を若干改良して取付けており、このた
め、締結作業ツールの移動を案内するスライド軸
140は2本あるとともにねじを保持するキヤツ
チヤ100を所定位置で止めるストツパ部材11
0を別に配置している。またこれに代えて、キヤ
ツチヤを一定位置に固定しているものもあるのが
現状である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのような締結作業ツールを使用
した場合、産業用ロボツトの先端の重量が大きく
なるとともに産業用ロボツトとの関係で、締結作
業ツールの構成が複雑になつていた。またキヤツ
チヤの移動を阻止するストツパが下方にあるた
め、ストツパの調整において、作業者が疲れるこ
とがある。更に、ストツパはボルトであるため、
ねじ山の噛合いによる誤差が生じ易くストツパの
微調整が難しい。しかも実公昭57−25812号公報
に示されたストツパでキヤツチヤ部の下降を阻止
する構成においては、キヤツチヤ部を固定した規
正板がストツパに直接当接するようになつている
ため、これを産業用ロボツトにそのまま使用する
と、このストツパは締結作業ツールの先端に平行
に接近して配置されるため、ワークにこれが接す
る等、作業の邪魔になる。また前記のようにキヤ
ツチヤを所定位置に固定した場合、特に、キヤツ
チヤに保持されているねじを吸着スリーブに吸着
する吸引式ねじ締結作業ツールにおいて、この吸
着スリーブがキヤツチヤから長寸法突出せねばな
らないため、ねじ締結作業時に吸着スリーブ及び
ドライバビツトに振れが生じ、ねじ締結作業が不
安定となる等の問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような問題に鑑み短時間で産業用
ロボツトによる精度の高いフアスナ締結作業を得
ることを可能にする装置の提供を目的として案出
されたものであり、フアスナ部品締結作業ツール
を把持するツールチヤツク10を有し、このツー
ルチヤツク10を上下方向に昇降動させる昇降駆
動手段をユニツトの先端のブラケツト5に取付け
たフアスト部品締結作業ツールを有する産業用ロ
ボツトにおいて、前記ツールチヤツク10に把持
された取付け部材21に締結作業ツールに一端を
固定したピストンシリンダ23の他端を固定し、
この締結作業ツールに一端が係止されているとと
もにこの締結作業ツールと平行でかつ前期ブラケ
ツト5に接近した位置にスライド軸40を配置
し、このスライド軸40の下端にフアスト部品を
1個宛保持するとともに前記締結作業ツールの先
端が貫挿可能なキヤツチヤ44を固定し、更に、
前記スライド軸40に位置調整自在にカラー41
を固定し、前記産業用ロボツトの先端に前記ツー
ルチヤツク10の下降時にこのカラー41に係合
してキヤツチヤ44の下降を阻止するストツパ部
材43を固定したものである。
〔作用〕
締結作業ツールを把持するツールチヤツク10
が下降すると、スライド軸40に固定されたカラ
ー41はストツパ部材43に係合してスライド軸
40は下降が阻止される。これにより、キヤツチ
ヤ44はその位置で停止する。しかしながらツー
ルチヤツク10は続けて下降するから締結作業ツ
ールも所定位置まで下降する。この後、取付け部
材21のピストンシリンダ23が動作してピスト
ンロツド23aが下降し、ドライバビツト25は
前記キヤツチヤ44に保持されたフアスナ部品を
ワーク51に締付ける動作を行なう。
〔実施例〕
以下図面により本考案の一実施例を説明する。
第2図及び第3図において、1はX,Y軸方向
に夫々移動可能なX軸ユニツト2、Y軸ユニツト
3を支持する支柱である。この支柱1はベース4
に直立固定されている。Y軸ユニツト3の先端に
はツール昇降手段を有するブラケツト5が固定し
てあり、このブラケツト5には上下方向に往復動
自在なガイド軸6が貫挿されている。またブラケ
ツト5にはガイド軸6と平行にかつ軸方向にねじ
山を形成した主軸7が貫通しており、この主軸7
は上部に固定したモータ8の回転により昇降動さ
れる構成である。更にガイド軸6と主軸7の下端
には取付け板9が固定されており、ガイド軸6と
主軸7とは前記モータ8によりあらかじめ設定さ
れた所定位置まで一体昇降動する。
また取付け板9には第1図に示すように先端に
ねじ締結作業ツール20を把持するツールチヤツ
ク10のチヤツク本体11が固定されている。こ
のツールチヤツク10は前記Y軸ユニツト3に対
して平行に配置されており、このツールチヤツク
10はねじ締結作業ツール20を常時一定の方向
に把持するようにねじ締結作業ツール20の取付
け部材21を把持している。この取付け部材21
には先端がねじ締結作業ツール20の後端に固定
板22を介して一体固定されたピストンロツド2
3aを有するピストンシリンダ23が固定してあ
り、この固定板22にはスライド軸40が係止さ
れている。スライド軸40には位置調整自在にカ
ラー41が第4図に示す固定ねじ42を介して固
定してあり、スライド軸40は前記ブラケツト5
の先端に固定したストツパ部材43及び前記取付
け部材21を貫通して下方へ伸びている。このス
ライド軸40の下端には供給ユニツト(図示せ
ず)から圧送されてきたねじ50を1個宛保持す
るキヤツチヤ44を取付けたキヤツチヤ台45が
固定してあり、前記取付け部材21とキヤツチヤ
台45との間には第1ばね46が配設されてい
る。
第4図に示すように、前記取付け部材21内に
はドライバビツト25に回転を伝達するモータ2
4を内蔵するドライバ本体26が往復動自在に挿
入してあり、このモータ24の回転軸24aとド
ライバビツト25との間には伝達軸27が介在さ
れている。前記取付け部材21にはねじ50を吸
着する吸着スリーブ28を取付けしかも伝達軸2
7を貫挿したガイド筒29が係止してあり、この
ドライバ本体26とガイド筒29との間の伝達軸
27には第2のばね30が配設されている。
またこの伝達軸27にはドグ31が高さ調整自
在に取付けてあり、このドグ31は前記ガイド筒
29に取付けたセンサ32に作用し、ねじ締結の
良否を判定するものである。更に、このガイド筒
29にはこの筒内に連通し、吸着スリーブ28の
先端から吸引されるエアが通過するホース(図示
せず)を取付けたパイプ33が螺合してあり、こ
のパイプ33は第5図に示すように前記取付け部
材21に削設したガイド溝21aに嵌つてこのガ
イド筒29の回転を阻止している。
次にこの実施例の動作を説明すると、第1図乃
至第4図に示すように、ねじ締結作業ツール20
を把持したY軸ユニツト3がワーク51の所定位
置へ移動した後、ねじ締結作業開始の信号が入
る。これにより、ブラケツト5の昇降手段が動作
するからツールチヤツク10は下降する。このツ
ールチヤツク10の下降により、キヤツチヤ44
の下降位置に合せてスライド軸40にカラー41
があらかじめ調整して固定されているからカラー
41がブラケツト5に固定されたストツパ部材4
3に係止される。これにより、キヤツチヤ44は
下降を停止するが、ツールチヤツク10は第1の
ばね46に抗して下降を続けているからキヤツチ
ヤ44内を吸着スリーブ28が下降し、キヤツチ
ヤ44に保持されているねじ50はエアが吸着ス
リーブ28の先端から吸引されているから吸着ス
リーブ28の先端に吸着される。
この後、吸着スリーブ28がキヤツチヤ44か
ら所定量だけ突出してワーク51に接する直前に
ツールチヤツク10が下降を停止する。これと同
時にピストンシリンダ23が動作し、ピストンロ
ツド23aが下降するので、ドライバビツト25
は吸着スリーブ28を通過してねじ50の頭部に
係合し、ねじ50はワーク51に締付けられる。
そしてねじ50がワーク51にねじ込まれるにつ
れてガイド筒29に対して伝達軸27は下降する
からこの伝達軸27にあらかじめ高さを調整して
取付けられたドグ31はセンサ32に接近し、所
定締付け位置に達すると、センサ32が働き適正
なねじ込み量に達してねじ締結作業が終了する。
ねじ締結作業が終了すると、ピストンロツド23
aとツールチヤツク10は上昇して元の位置に復
帰する。この後、産業用ロボツトがワーク51の
次のねじ締結位置に移動して再びねじ締結作業を
行なう。次に、キヤツチヤ44の下降位置を変更
する場合は、前記カラー41の固定ねじ42を緩
めて固定位置を変更して固定するだけでよい。
〔考案の効果〕
以上の実施例から明らかなように本考案は、ツ
ールチヤツク10に把持された取付け部材21に
締結作業ツールに一端を固定したピストンシリン
ダ23の他端を固定し、この締結作業ツールに一
端が係止され、これと平行に前記取付け部材21
を貫通するスライド軸40を配置し、このスライ
ド軸40の下端にねじ50、ボルトあるいはリベ
ツト等のフアスト部品を1個宛保持するとともに
前記締結作業ツールの先端が貫挿可能なキヤツチ
ヤ44を固定し、更に前記スライド軸40に高さ
位置調整自在にカラー41を固定し、前記産業用
ロボツトのブラケツトの先端に前記ツールチヤツ
ク10の下降時にこのカラー41に係合してキヤ
ツチヤ44の下降を阻止するストツパ部材43を
固定したものである。
このため、供給ユニツトから圧送されてくるね
じ、ボルトあるいはリベツト等のフアスナ部品を
保持するキヤツチヤをワークに合わせて簡単に任
意の高さ位置で停止させることができる。しか
も、締結作業ツールをツールチヤツクで交換保持
するようにしてあるため、このキヤツチヤのスト
ロークの基準をロボツトのブラケツト側にするこ
とで基準が常時一定となり、その上、作業ツール
の昇降駆動はモータ等の昇降駆動手段で制御され
ているからキヤツチヤに対するツールの移動量調
整も容易になる。また、部品点数が少なくなると
ともに締結作業ツールが軽量になるので、産業用
ロボツトの作業ツールとして最適である。更に、
キヤツチヤから突出する吸着スリーブの長さは常
に適正長さに調整できるから吸着スリーブがフア
スナ部品締結作業中に振れることがないので、安
定したフアスナ部品締結作業が得られる等の特有
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案の要部拡大正面図、第2図は本考案の一実
施例を示す概略正面図、第3図は第2図の平面
図、第4図は要部拡大断正面図、第5図は第4図
A−A線の矢視図、第6図は従来例を示す定置式
自動ねじ締め機の概略正面図である。 1は支柱、2はX軸ユニツト、3はY軸ユニツ
ト、4はベース、5はブラケツト、6はガイド
軸、7は主軸、8はモータ、9は取付け板、10
はツールチヤツク、11はチヤツク本体、20は
ねじ締結作業ツール、21は取付け部材、21a
はガイド溝、22は固定板、23はピストンシリ
ンダ、23aはピストンロツド、24はモータ、
24aは回転軸、25はドライバビツト、26は
ドライバ本体、27は伝達軸、28は吸着スリー
ブ、29はガイド筒、30は第2のばね、31は
ドツグ、32はセンサ、33はパイプ、40はス
ライド軸、41はカラー、42は固定ねじ、43
はストツパ部材、44はキヤツチヤ、45はキヤ
ツチヤ台、46は第1のばね、50はねじ、51
はワーク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 フアスナ部品締結作業ツールを把持するツー
    ルチヤツク10を有し、このツールチヤツク1
    0を上下方向に昇降動させる昇降駆動手段をユ
    ニツトの先端のブラケツト5に取付けたフアス
    ナ部品締結作業ツールを有する産業用ロボツト
    において、 前記ツールチヤツク10に把持された取付け
    部材21に、一端が締結作業ツールに固定され
    たピストンシリンダ23の他端を固定し、 この締結作業ツールに一端が係止されている
    とともにこの締結作業ツールと平行でかつ前記
    ブラケツト5に接近した位置にスライド軸40
    を配置し、 このスライド軸40の下端にフアスナ部品を
    1個宛保持するとともに前記締結作業ツールの
    先端が貫挿可能なキヤツチヤ44を固定し、 更に、前記スライド軸40に高さ位置調整自
    在にカラー41を固定し、 前記産業用ロボツトのブラケツト5の先端に
    前記ツールチヤツク10の下降時にこのカラー
    41に係合してキヤツチヤ44の下降を阻止す
    るストツパ部材43を固定した、 ことを特徴とするキヤツチヤ移動距離調整装
    置。 2 カラーはスライド軸40に固定ねじ42で固
    定されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のキヤツチヤ移動距離調整
    装置。
JP11914884U 1984-07-31 1984-07-31 フアスナ部品締結作業ツ−ルを有する産業用ロボツトのキヤツチヤ移動距離調整装置 Granted JPS6135723U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11914884U JPS6135723U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 フアスナ部品締結作業ツ−ルを有する産業用ロボツトのキヤツチヤ移動距離調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11914884U JPS6135723U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 フアスナ部品締結作業ツ−ルを有する産業用ロボツトのキヤツチヤ移動距離調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6135723U JPS6135723U (ja) 1986-03-05
JPH026996Y2 true JPH026996Y2 (ja) 1990-02-20

Family

ID=30678029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11914884U Granted JPS6135723U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 フアスナ部品締結作業ツ−ルを有する産業用ロボツトのキヤツチヤ移動距離調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6135723U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5725812U (ja) * 1980-07-19 1982-02-10

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57181531U (ja) * 1981-05-13 1982-11-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5725812U (ja) * 1980-07-19 1982-02-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6135723U (ja) 1986-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS639899B2 (ja)
US5169047A (en) Compact rivet attachment apparatus
US20060011700A1 (en) Vibration welding machine
JPH026996Y2 (ja)
CN215999394U (zh) 自动拧螺栓装置
CN110814713B (zh) 一种螺钉自动拧紧装置及螺钉自动装配机
WO2020155884A1 (zh) 一种高效高精度螺丝安装机
CN220362293U (zh) 车把立杆上料模具及上料装置
JPS6234498B2 (ja)
JPH0347750Y2 (ja)
JP2001087839A (ja) リベッティングマシンに於けるワークの有無検出方法及びその装置
CN217167379U (zh) 双臂锁螺丝机器人
CN212793874U (zh) 一种安装在关节机器手上精准定位的螺丝锁附机构
JPH0539994Y2 (ja)
JPH01321028A (ja) 板材供給装置
CN220427462U (zh) 多轴协同自动锁螺丝机
JPS6218328Y2 (ja)
JPS6234500B2 (ja)
JPH03196927A (ja) 自動ねじ締め機
JPH0747160Y2 (ja) リベッティングマシン
JPS5914148Y2 (ja) ロボット据付台
KR930006314Y1 (ko) 전동공구의 xy축 이동장치
JPH0511983Y2 (ja)
JPH0432187Y2 (ja)
JPH0546826Y2 (ja)