JPH0269789A - 電子写真記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファクシミリ、複写機、プリンタ等の電子写
真記録装置に関し、特に、その転写部に関する。

従来の技術 従来、この種のベルトを使用した電子写真記録装置の転
写部は、転写用のベルトとして比較的単純な二層構造を
持つものがほとんどであった。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来の導電体層と誘電体層の単
純な二層構造を持つ転写用ベルトでは、感光体ドラムに
接触している箇所のベルトのエツジ部においては、感光
体表面にいわゆるピンホールと呼ばれるような欠陥等が
存在した場合、転写ベルトの感光体側でない面を構成し
ている導電体層から前記ドラムピンホールのグランド部
に対して電位差数百〜数千ボルトでいわゆる雷放電を起
こす虞が極めて大きいという欠点があった。

本発明は従来の上記実情に鑑みてなされたものであり、
従って本発明の目的は、従来の技術に内在する上記欠点
を解消し、高圧リークに対して極めて強力なものとした
新規な電子写真記録装置を提供することにある。

課題を解決するための手段 上記目的を達成する為に、本発明に係る電子写真記録装
置は、記録媒体としての感光体と、該感光体に接近して
設けられ感光体に電荷を付与する帯電器と、該帯電器に
より帯電された前記感光体の表面に画像情報を露光させ
る露光手段と、前記感光体上に形成された静電潜像に対
応してトナーを付着させるための現像手段と、転写後に
前記感光体上に残留するトナーを前記感光体表面から除
去するためのクリーナとを内蔵した電子写真記録装置に
おいて、前記現像手段により前記感光体上に形成された
トナー像を転写紙上に転写する転写部として、導電体層
と誘電体層の２層構造を持つベルトと、該ベルトを感光
体ドラムに接触させて等速で動かす駆動部と、前記ベル
トを帯電させる手段とを有し、更に、前記ベルトが単純
な二層構造ではなくそのエツジ部において導電体層を包
み込むように誘電体層が配置されている。

実施例 次に本発明とその好ましい一実施例について図面を参照
して具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図であり、第２
図はその転写部のみの部分拡大図、第３図はそのベルト
の縦断面拡大図、第４図はそのベルトの横断面拡大図で
ある。

第１図〜第４図を参照するに、参照番号１は電子写真記
録装置、２は感光体ドラム、３は帯電器、４は露光手段
、５は現像器、６は転写紙、７はクリーナ、８は除電露
光部、９は定着器、１１）は給紙部、１１は転写ベルト
、１１ａはベルトの導電体層、１１ｂはベルトの誘電体
層、１２はベルトをかけている駆動側のローラ、１３は
ベルトをかけている被駆動側めローラ、１４はベルトを
帯電させるための帯電ブラシ、１５はベルトのクリーナ
をそれぞれ示す。

感光体ドラム２は、矢印１６の方向に図示されていない
駆動系により回転する。また、帯電器３から現像器５ま
では外光から遮断されているために、帯電器３で帯電さ
れた感光体ドラム２の表面はそのまま電荷を保持し、１
７の部分で露光手段４により露光され、露光された部分
のみ電荷が中和されて帯電電位が下がる。ここで、感光
体ドラム上の静電潜像は、現像器５により静電潜像に対
応して１〜ナー（図示せず）が付着し感光体ドラム上で
可視化される。このトナー像は転写ベルト１１により転
写紙６へ転写され、転写紙６上に記録を得ることができ
る。

感光体ドラム２上に転写後に残ったトナーはクリーナ７
によりかき落とされ、除電露光部８で感光体ドラム上の
残留電位が除去され、その後同様に２回目のプロセスへ
と入っていく。

ここで、転写ベルト１１の働きについて詳細に説明を行
う。

第２図により、転写ベルト１１は、図示されていない駆
動系により駆動されているローラ１２と従動するローラ
１３の間に張られている。転写ベルト１１はこの一対の
ローラにより感光体ドラム２と接触する箇所においては
等速で同方向に動いている。

転写ベルト１１の感光体ドラム２を向いている面は第３
図で示す様に誘電体層１１ｂであり、またこれと反対面
の導電体層１１ａに帯電ブラシ１４が接触している。帯
電ブラシ１４は図示していない高圧回路により電圧を印
加されている。このために、転写ベルト１１の表面の感
光体ドラム２と接触する辺りでは対向電極としての転写
ベルト１１の導電体層１１ａの影響で誘電体層１１ｂに
電荷が蓄積される。

この電荷は予めトナーに対して逆極性になるよう設定さ
れている。さらに、転写紙６が感光体ドラム２上の転写
ポイント１８に到達したときには、転写紙６は感光体ド
ラム２と転写ベルト１１の間を感光体ドラム２に密着し
ながら動いていく。さらに前で述べたように、転写ベル
ト１１にはトナーと逆極性の電荷がのっているために、
感光体ドラム２上に弱い力で付着しているトナーは転写
紙６にひきつけられて転写紙６に付着する。

ここで、第４図に示すように、その横断面で転写ベルト
１１のエツジ部を見たとき、高圧が印加されている導電
体層１１ａと感光体ドラム２の表面までの距離は極めて
短く、もし感光体ドラム２の表面にピンホール等の欠陥
があって、感光体層の下のベース層が暴露していた場合
には数百〜数千ボルトで雷放電を起こす虞が極めて高い
。

このために、本発明においては第４図に示すように転写
ベルト１１のエツジ部において導電体層１１ａを包み込
むように誘電体層１１ｂが配置されている。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、電子写真記録装置
のベルト転写方式で使われる誘電体層と導電体層からな
る二層構造のベルトのエツジ部において導電体層１１ａ
を包み込むように誘電体層１１ｂを配置することで、高
圧リークに対して極めて強い電子写真記録装置を容易に
得る効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略縦断面図、第２図
と第３図は本発明の一実施例における縦断面の部分拡大
図、第４図は本発明の一実施例の横断面部分拡大図であ
る。 １・・・電子写真記録装置、２・・・感光体ドラム、３
・・・帯電器、４・・・露光手段、５・・現員器、６・
・・転写紙、７・・・クリーナ、８・・・除電露光部、
９・・・定着器、１０・・・給紙部、１１・・・転写ベ
ルト、ｌｌａ・・・導電体層（転写ベルト）、１１ｂ・
・・誘電体層（転写ベルト）、１２・・・ローラ（駆動
側）、１３・・・ローラ（被駆動側）、１４・・帯電ブ
ラシ、１５・・・ベルトクリーナ、１６・・・感光体ド
ラム回転方向、１７・・・露光箇所、１８・・・転写ポ
イント 特許出願人　　　日本電気株式会社 代　理　人　　　弁理士　熊谷雄太部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録媒体としての感光体と、該感光体に接近して設けら
   れ該感光体に電荷を付与する帯電器と、該帯電器により
   帯電された前記感光体の表面に画像情報を露光させる露
   光手段と、前記感光体上に形成された静電潜像に対応し
   てトナーを付着させるための現像手段と、転写後に前記
   感光体上に残留するトナーを前記感光体表面から除去す
   るためのクリーナとを内蔵した電子写真記録装置におい
   て、前記現像手段により前記感光体上に形成されたトナ
   ー像を転写紙上に転写する転写部として、導電体層と誘
   電体層の２層構造を持つベルトと、該ベルトを感光体ド
   ラムに接触させて等速で動かす駆動部と、前記ベルトを
   帯電させる手段とを有し、さらに前記ベルトが単純な二
   層構造ではなくそのエッジ部において導電体層を包み込
   むように誘電体層が配置されていることを特徴とする電
   子写真記録装置。