JPH0269443A - フルオロアルキル系化合物及び液晶組成物 - Google Patents

フルオロアルキル系化合物及び液晶組成物

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JPH0269443A
JPH0269443A JP22083588A JP22083588A JPH0269443A JP H0269443 A JPH0269443 A JP H0269443A JP 22083588 A JP22083588 A JP 22083588A JP 22083588 A JP22083588 A JP 22083588A JP H0269443 A JPH0269443 A JP H0269443A
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Mitsuhiro Kouden
充浩 向殿
Fumiaki Funada
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は新規なフルオロアルキル系化合物およびそれ
を含有してなる液晶組成物に関する。
(ロ)従来の技術 現在液晶表示素子ではネマチック液晶相を利用等の化合
物が知られている( Mo1.Cryst、LigCr
yst、、110巻(1984年)175頁)。
(ハ)発明が解決しようとする課題 使用する液晶に望まれる性質は表示モードによって異な
るが、現在のところ単一化合物で望まれる条件を総て満
たすことは不可能であり、複数の化合物を混合して実用
に供している。このため実用可能な条件を満たす液晶組
成物を作成するためには多様な性質をもった数多くの単
品液晶化合物が必要となる。また、それ自身液晶性を示
さない化合物が液晶組成物の成分として有用となる可能
性もある。
これまて数多くの液晶化合物が合成されてきたが、良好
な特性を示す液晶組成物の開発に必要な新規な化合物の
開発は依然として強く望まれている。とりわけスメクチ
ック液晶組成物用の化合物を数多く創出することが今後
必要である。
また、スメクチックC相を利用した強誘電性液晶組成物
においては、ノン・カイラル液晶化合物よりなる室温で
スメクチックC相を呈する液晶組成物と光学活性化合物
とを混合することにより強誘電性液晶組成物を作成する
方式が近年主流になって来ており、この点からもスメク
チックC相を呈する化合物の開発が望まれている。強誘
電性液晶組成物においては、これに加えて、IACI 
N A C(Isotropic−Nematic−3
mecLic^−3mectic C)という相系列を
呈する必要があり、この観点からも様々な転移温度を示
す多数のスメクチック液晶化合物の創出が望まれている
この発明はこのような状況下なされたものであり、スメ
クチック相を利用した表示に用いる液晶組成物の構成成
分として有用なフルオロアルキル系化合物及び液晶組成
物を提供することを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明によれば、−数式 (ただし、Rは炭素数1〜15のアルキル基、Amは1
又は2、nは1〜15の整数を示す)で表わされるフル
オロアルキル系化合物が提供さメtろ。
上記式(1)の化合物は、文献未記載の化合物である。
上記式におけるR(炭素数1〜15のアルキル基)には
、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、
i−ブチル、ペンチル、l−又は2メチルブチル、ヘキ
シル、1−又は3−メチルペンチル、ヘプチル、1−又
は4−メチルヘキシル、オクチル、1−メチルヘプチル
、ノニル、!−又は6−メチルオクチル、デシル、■−
メチルノニル、ウンデシル、■−メチルデシル、ドデシ
ル、l−メチルウンデシル等が含まれる。これらのアル
キル基中で炭素鎖に不斉炭素が含まれていてもよい。
この発明のフルオロアルキル系化合物は、上記ができる
まず、この発明の式(Ia)で表わされるフルオロアル
キル系化合物は、例えば下記反応式(1)〜(5)で表
わされるステップによって合成することができる。すな
わち、p−アルコキシ安息香酸と5塩化リンとを反応さ
せて、p−アルコキン安息香酸クロリドを得(1)、こ
れにp−ヒドロキン安息香酸ベンジルエステルを反応さ
せて、4−(4′−アルコキノーベンゾイルオキシ)安
吉、香酸ベンジルエステルを合成しく2)、次のこの化
合物をPd−Cを用いて水素添加して4−(4′−アル
コキシ−ベンゾイルオキシ)安息香酸を得(3)、さら
にこれを五塩化リンと反応させて4−(4’−アルコキ
ン−ヘンジイルオキシ)安い、香酸クロリドにかえた(
4)後、パーフルオロアルカノールと反応させる(5)
ことにより得られる。
(以下余白) で表すことができ、例えば次の通り合成すること(ただ
し、 Rは炭素数1から1 5のアルキル基を示す) タル酸モノベンジルエステルと5塩化リンとを反応させ
て、テレフタル酸モノベンジルエステルクロリドを得(
6)、これにパーフルオロアルカノールを反応させて、
ベンジルパーフルオロアルキルテレフタレートを得(7
)、次のこの化合物にPd−Cを用いて水素添加してテ
レフタル酸モノパーフルオロアルキルエステルを得(8
)、さらにこれを五塩化リンと反応させてテレフタル酸
モノパーフルオロアルキルエステルクロリドに変え(9
)、次いで、p−アルコキシフェノールと反応させる(
IQ)ことにより得られる。
(以下余白) (Ia) (ただし、mはl又は2、nはI−15の整数)この発
明の式(rb)で表わされるフルオロアルキル系化合物
は、例えば、下記反応式(6)〜(10)で表わされる
方法によって合成され、まずテレフ(ただし、 示す) (ただし、 mはl又は2、 nは1〜!5の整数を (Ib) Rは炭素数l〜1 5のアルキル基を示 また、この発明の式(IC)で表わされるフルオロアル
キル系化合物は、例えば次のような(11)〜(18)
で表わされるステップで合成される。まず、トランス−
1,4−シクロへキシルジカルボン酸と5塩化リンとを
反応させて、トランス−1,4−シクロへキシルジカル
ボン酸ジクロリドを得(11)、これにベンジルアルコ
ールを反応させてトランス−1,4−シクロへキシルジ
カルボン酸ジベンジルエステルを合成(12)する。次
のこの化合物をPd−Cを用いて水素添加してトランス
−1,4−シクロへキシルジカルボン酸モノベンジルエ
ステルに変え(13)、さらにこれを五塩化リンと反応
させてトランス−1,4−シクロへキシルジカルボン酸
モノベンジルエステルクロリドに変え(14)、これと
P−アルコキシフェノールとを反応させてP−アルコキ
シフェニルベンジル トランス−1,4−シクロへキシ
ルジカルボキシレートを得る(15)。次いで、この化
合物をPd−Cを用いて水素添加してトランス−1,4
−シクロへキシルジカルボン酸モノ(P−アルコキシ)
フェニルエステルを得(16)、さらにこれを五塩化リ
ンと反応させてトランス−1,4−シクロへキシルジカ
ルボン酸モノ(P−アルコキシ)フェニルエステルクロ
リドに変え(17)、これをパーフルオロアルカノール
と反応させることにより化合物(Ic)を得る(18)
ことができる。
(ただし、Rは炭素数1〜15のアルキル基を示す)(
Ia) (たたし、mは1又は2、nはl−15の整数を示す) この発明の式(1)で表わされる化合物はそれ自体安定
なスメクチックA相及びC相を示すので、この発明の化
合物を用いてスメクチックAt目又:よスメクチックC
相を示す液晶組成物を作ることかできる。かかる液晶組
成物は、通常この発明のフルオロアルキル系化合物を0
1〜30重量%、スメクチックC相を呈する他の液晶化
合物又は液晶組成物を70〜99.9重量%を配合して
作製することかでき、特にスメクチックC相を呈する他
の液晶化合物又は液晶組成物と組み合わせて強誘電性液
晶表示装置に利用する液晶組成物を作成する場合、式(
1)の化合物はスメクチックC相の広い温度範囲を確保
できると共に、スメクチックC相の上にスメクチックA
相を出現させてINAClIACなどの相系列を有する
液晶組成物を作成することができる。なお、上記液晶組
成物はこの発明のフルオロアルキル系化合物を1種含有
してもよいが、2種以上含有してもよい。
上記式(+)で表わされるこの発明の化合物の中でも、
式(Ia)で表わされるものとしては特にC山o−@−
cooや−COO−CB、−C,F。
C山O舎C00(ツーC0O−CHtCHt−CsF+
−C4H@0ラーCOO@ C0O−CHtCH2−C
l 2FMSC,)1..0台coo−:防Coo−C
II*CH* −C,PIc、n、、o−4防coo−
4ンCoo−CH,−C,F、。
CJ、+、0<防COO舎Coo−CH*CHt−C4
F*sC3山、0(ツーCoo@−COO−CI、CH
,−C,F。
c、山、o−(つ−coo−4ラーCoo−CH,CH
,−C,F、。
か、式(1b)て表シつされるものとしては特にcot
o −イ(三]==巨仁)←OCO+Coo  CHt
CIly  C−FmCH,O−※0CO(シCoo−
Cl1.CI+、−C,F、ワC,I+、叶◎−oco
+coo−c++、 −C,F。
C山o−(トOCO<ンC0O−CIlf−活c、o、
o−@oco−(:刻Coo CIL+CHy C5F
l ?C,I+、0−■oco+coo−co、co、
−C,、F、。
C*1LtO−◎−oco+coo CHtCIIy 
C4F@C品0÷OCO+COO−CH,−C,F、。
C,I+、、O−◇→co+coo Cl12CIIz
−C+tF*sC+ *HtsO+OcO+cOo C
HeC)1g −C,FeO2山、0−(コ辷0CO−
/4ffCOO−CH,CI、−C,F、?C3,1晴
0−Q+、’−0(O(す’、−Coo C1l t 
−C1−F r s−、−] が、式(Ic)で表わされるものとしては特にCOコ0
−〈ひ−oco−\′−ソCoo−−CIlICH,−
CJ、?−□ CsH+70 <、I、工ろ、−oco−べ、−−7と
−COOCH,−CJsC,H,ヤ0インoco0co
o−co、cu、−C,、F、。
かスメクチックA相またはスメクチックC相を利用する
液晶材料を作る場合に好ましい。
一方、スメクチックC相を呈する他の液晶化合物と組み
合わ仕て用いる場合、組み合わせる対象の液晶としては
当該分野で知られj=種々の化合物があり、その具体例
としては下式(II)、U)、(IV)で示される化合
物か挙げられる。もちろん、これらは2種以上混合して
用いることができる。
R−a−Q−o−αB−R’      (II)R−
c−Q−o−@−+@−B−R゛(m)R−c−(o)
、−p−Q−(cN)B−R′(TV)(式中、G及び
Bは、それぞれ、単結合、またはCOO−−0CO−−
CH=、CH−COO−−0CO−CIlCH−−0−
−3−−0COO−もしくは−〇〇−の基を示す。D及
びEは、それぞれ、単結合、又はCOO−−0CO−−
C)I=N−−八=CH−−CH=CH−−CミC−−
CH=CH1−COO−70CO−CH=CHCLCL
    0CH2CLO−CO3−もしくは−8CO−
の基を示す。■、■及び■はそ2−それ独立して、ベン
ゼン環、シクロヘキサン環、ビシクロ[2,2,2]オ
クタン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピラジン環、ピ
リダジン環、ピペラジン環、ピラン環、ジオキサシクロ
ヘキサン環、チアピラン環、ジチアン環、チアンアジン
環、テトラジン環などの六員環を示し、これらの六員環
中の水素原子はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、シア
ノ基、ニトロ基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、
又は重水素で置換されてもよい。R及びR′はそれぞれ
独立して、直鎖状または分岐状で炭素数1 = 15の
アルキル基を示し、アルキル基中に不斉炭素が含まれて
いてもよい。pはl又は2の整数を示す。) (ホ)実施例 実施例1 4−(4′−オクチルオキシ−ベンゾイルオキシ)安息
香酸IHIH2H2H−パーフルオロヘキシルエステル
の合成(式(I a)においてR= Cs H17、m
=2、n=4) オクチルオキン安息香酸5.1g(0,020mol 
)に1.1倍当量の五塩化リンを加え、約80℃に加熱
して反応させる。反応後、減圧蒸留によってPOCl3
および過剰の5塩化リンを完全に除去し、オクチルオキ
シ安息香酸クロリドを得る。これをトルエン40rnQ
に溶解し、さらにP−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエス
テル5.69(0,024mol )とピリジン401
とを加えて室温で10時間放置した後、60℃に加温し
、そのまま3時間保ってから冷却する。その後、塩酸に
加え、エーテルで抽出する。エーテル層をNaHCOs
水溶液で洗浄し、次いで水で洗い、Na*SOaで乾燥
する。エーテルを留去し、残留物をカラムクロマトグラ
フィーで精製し、クロロホルムとエタノールとの混合溶
媒から再結晶して4−(4′オクチルオキシ−ベンゾイ
ルオキシ)安息香酸ベンジルエステル7.69(収率7
8%)を得た。この化合物の融点は65℃であった。
次に、4− (4′オクチルオキシーベンゾイルオキン
)安息香酸ベンジルエステル7.69を11?のPd−
Cを含むトルエンxoo1!cと酢酸100m(との混
合溶液に溶かし、この溶液を真空脱気し、さらに容器内
に水素を挿入し、撹拌する。水素添加によって得られt
:4−(4′オクチルオキシ−ベンゾイルオキシ)安息
香酸をカラムクロマトグラフィーによって精製し、エタ
ノールで再結晶した。収量4.7g(収率80%)。こ
の化合物の相転移は147℃   174℃  239
℃ C−−→5c−−→N−−→ ■ (ここでC,Sc、N、Iはそれぞれ結晶相、スメクチ
ックC相、ネマチック相、等方性液体を示す。) であった。
得られた4−(4’オクチルオキシ−ベンゾイルオキシ
)安息香酸0.59(0,0014mo+)に1,1倍
当量の五塩化リンを加え0、約80℃で加熱して反応さ
せる。減圧蒸留によってPOCl、および過剰の5塩化
リンを完全に除去し、4−(4’−才クチルオキシ−ベ
ンゾイルオキシ)安息香酸クロリドを得る。
これをトルエン10j112に溶解し、さらにIHI)
12H2H−パーフルオロヘキサノール0.439 (
0,0016mol )とピリジン20mQとを加える
。室温で10時間放置しに後、60℃に加温し、そのま
ま3時間保ってから冷却する。その後、塩酸に加え、エ
ーテルで抽出する。エーテル層をNatlCOa水溶液
、次いて水で洗い、Na=SO,で乾燥する。エーテル
を留去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製し
、トルエンとエタノールとの混合溶媒から再結晶して4
− (4’オクチルオキシ−ベンゾイルオキシ)安息香
酸1111)+2H2H−パーフルオロヘキシルエステ
ル0.369(収率43%)を得た。この化合物の転移
温度を第1表に示す。また、この化合物の赤外スペクト
ルを第1図に示す。
実施例2 実施例1の合成法に準じて第1表に示す7種の化合物を
合成し、得られた化合物の転移温度を第1表に示す。
(以下余白) 実施例3 4−才クチルオキシフェニル−IHIH2H2H−パー
フルオロヘキシルテレフタレートの合成(式%式%) テレフタル酸モノベンジルエステル2.09(0,OQ
78mol )に1.1倍当量の五塩化リンを加え、約
80℃で加熱して反応させる。減圧蒸留によってPOC
l2および過剰の5塩化リンを完全に除去し、テレフタ
ル酸モノベンジルエステルクロリドを得る。これをトル
エン10mQに溶解し、さらにLHIH2H2H−パー
フルオロヘキサノール2.59(0,0093mol 
)とピリジンIDyt(lとを加える。室温で10時間
放置した後、60℃に加温し、そのまま3時間保ってか
ら冷却する。その後、塩酸に加え・、エーテルで抽出す
る。エーテル層をNaHeOs水溶液、次いで水で洗い
、 riatsO4で乾燥する。エーテルを留去し、残留物
をカラムクロマトグラフィーで精製し、エタノールから
再結晶してベンジル−IHIH2H2H−パーフルオロ
ヘキシルテレフタレート 3.19 (収率89%)ヲ
得た。
次に、得られたベンジル−IHIH2)12)1−パー
フルオロヘキシル−テレフタレート3.09をV9のP
d−Cを含むトルエン100MQと酢酸10h(!との
混合溶液に溶かし、この溶液を真空脱気し、さらに容器
内に水素を挿入し撹拌する。水素添加によって得られた
テレフタル酸モノIHIH21(2H−パーフルオロア
ルキルエステルをカラムクロマトグラフィーによって精
製し、エタノールトルエン混合溶媒で再結晶した。収量
2.09 (収率80%)。この化合物の融点は189
℃であった。
得られたテレフタル酸モノIH1)1211211−パ
ーフルオロアルキルエステル0.59(0,0014m
ol )に1.1倍当量の五塩化リンを加え、約80℃
で加熱して反応させる。減圧蒸留によってPOCl3お
よび過剰の5塩化リンを完全に除去し、テレフタル酸モ
ノIH1112H211−パーフルオロアルキルエステ
ルクロリドを得る。これをトルエン10xQに溶解し、
さらに4−オクチルオキシフェノール0.37+1 (
0,0017mol)とピリジン10ttrQとを加え
る。室温で10時間放置した後、60℃に加温し、その
まま3時間保ってから冷却する。その後、塩酸に加え、
エーテルで抽出するエーテル層をNaHeOs水溶液、
次いで水で洗い、NatSO+で乾燥する。エーテルを
留去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製し、
トルエンとエタノールとの混合溶媒から再結晶して4−
オクチルオキシフェニル−IHIH21(2H−パーフ
ルオロヘキシルテレフタレート0.3h(収率49%)
を得rこ。
この化合物の転移温度を第2表に示す。また、この化合
物の赤外スペクトルを第2図に示す。
実施例4 4−オクチルオキシフェニル−I 111 )1−パー
フルオロプロピル−トランス−1,4−シクロヘキサン
カルボキシレートの合成(式(I c)においてR−C
,H,、、m=I、n=2) トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸10、
h (0,058mol )に五塩化リン15.99(
0,133mol)を加え、約80℃で加熱して反応さ
せる。減圧蒸留によってPOCl、および過剰の5塩化
リンを完全に除去し、トランス−1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸クロリドを得る。これをトルエン10m
+2に溶解し、さらにベンジルアルコール13.8g(
0,139m01)とピリジン1(L!12とを加える
。室温で10時間放置した後、60℃に加温し、そのま
ま3時間保ってから冷却する。その後、塩酸に加え、エ
ーテルで抽出する。エーテル層をNaHCOs水溶液、
次いて水で洗い、NatSO4で乾燥する。エーテルを
留去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製し、
エタノールトルエン混合溶媒から再結晶してトランス−
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジベンジルエステ
ル16.71F (収率81%)を得た。
次に、トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸
ジベンジルエステルを19のPd−Cを含むトルエン1
00m(と酢酸100mCとの混合溶液に溶がし、この
溶液を真空脱気し、さらに容器内に水素を挿入し1/3
当景だけ水素添加させる。得られた粗精製物をカラムク
ロマトグラフィーによって分離、精製し、エーテルとヘ
キサン混合溶媒で再結晶して、トランス−1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸モノベンジルエステル2.99
 (収率23%)を得f二。
この化合物の融点は82℃であった。
、得られたトランス−1,4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸モノベンジルエステル2.99(0,0109mo
l )に1.1倍当景の五塩化リンを加え、約80℃で
加熱して反応させる。減圧蒸留によってPOCIsおよ
び過剰の5塩化リンを完全に除去し、トランス−1゜4
−シクロヘキサンジカルボン酸モノベンジルエステルク
ロリドを得る。これをトルエン10R(lに溶解し、さ
らに4−オクチルオキシフェノール2.9g(0,01
31mol )とピリジン10*ffとを加える。室温
で10時間放置した後、60℃に加温し、そのまま3時
間保ってから冷却する。その後、塩酸に加え、エーテル
で抽出する。エーテル層をNaHCOz水溶液、次いで
水で洗い、NatS04で乾燥する。エーテルを留去し
、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製し、エーテ
ルとヘキサンとの混合溶媒から再結晶して4−オクチル
オキシフェニル−ベンジル−トランス−1,4−シクロ
ヘキサンジカルボキシレート2.h(収率51%)を得
た。この化合物の融点は47°Cであっ1こ。
得られた4−オクチルオキシフェニル−ベンジル−トラ
ンス−1,4−シクロヘキサンジカルボキシレート2.
69を19のPd−Cを含むトルエン100+++Qと
酢酸1100jIの混合溶液に溶かし、この溶液を真空
脱気し、さらに容器内に水素を挿入し撹拌する。
水素添加によって得られたトランス−1,4−シクロヘ
キサンノカルボン酸4−オクチルオキシフェニルエステ
ルをカラムクロマトグラフィーによって精製し、アセト
ンで再結晶した。収量0.99(収率47%)。
得られたトランス−1,4−7クロヘキサンジカルホ゛
ン酸4−オクチルオキシフェニルエステル0.49 (
0,00086mol)に1.1倍当量の五塩化リンを
加え、約80℃で加熱して反応させる。減圧蒸留によっ
てPOCl3および過剰の5塩化リンを完全に除去し、
トランス−1,4−シクロヘキサンジカルボン酸4−オ
クチルオキシフェニルエステルクロリドを得る。
これをトルエンl 0tsQに溶解し、さらにIHII
I−パーフルオロプロパツール0.lh (0,000
95mol)とピリジン101112とを加える。室温
で10時間放置した後、60℃に加温し、そのまま3時
間保ってから冷伊する。その後、塩酸に加え、エーテル
で抽出する。エーテル層をkaHcO3水溶液、次いで
水で洗い、NatSO4で乾燥する。エーテルを留去し
、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製し、エーテ
ルとヘキサンとの混合溶媒から再結晶して4−オクチル
オキシフェニル−IHIH−パーフルオロプロピル−ト
ランス−1,4−ノクロヘキサンジカルボキシレート0
.159(収率29%)を得た。この化合物75.0℃ の転移温度はスメクチックC相−−−→スフクチ64.
0°C ツクA相−Mアイソトロピックであった。また、この化
合物の赤外スペクトルを第3図に示す。
実施例5 実施例3に準じて第2表に示す4種の他の化合物を合成
し、得られた化合物の転移温度を第2表に併せて示す。
この発明の化合物はスメクチック液晶性が高く、スメク
チック液晶組成物を得るための構成成分として有用であ
ることが分かる。
(以下余白) 比較例1 CIbO<<  ocoう coo−Csll+s実施
例1のIIILH2H2H−パーフルオロヘキサノール
にかえてヘキサノールを用いるほかは実施例1と同様I
) 操作+= ヨr) 、CIb01◎−ocoKうC
00−C@1113を得た。この化合物は液晶相を示さ
なかった(融点59.0°C)。
(へ)発明の効果 この発明の化合物は安定なスメクチックA相及びスメク
チックC相を呈するので、スメクチックA相ま1こはス
メクチックC相を利用する液晶材料を作る場合に有用で
ある。特にスメクチックC相を呈する他の液晶化合物と
組み合わせて強誘電性液晶表示装置に利用する液晶組成
物を作成する場合、本発明の化合物はスメクチックC相
の上にスメクチックA相を出現させてINAC,IAC
などの相系列を有する液晶組成物を作成するのに有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、それぞれこの発明の実施例1、実施
例3.実施例4でえられたフルオロアルキル系化合物の
赤外吸収スペクトルの図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼……( I ) (ただし、Rは炭素数1〜15のアルキル基、Aは▲数
    式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表
    等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼
    、 mは1又は2、nは1〜15の整数を示す)で表わされ
    るフルオロアルキル系化合物。 2、前記式( I )で表わされるフルオロアルキル系化
    合物の少なくとも1種を含有してなる液晶組成物。
JP22083588A 1988-09-02 1988-09-02 フルオロアルキル系化合物及び液晶組成物 Granted JPH0269443A (ja)

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