JPH0268220A - 自動車のキャンバストップ - Google Patents

自動車のキャンバストップ

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JPH0268220A
JPH0268220A JP63218969A JP21896988A JPH0268220A JP H0268220 A JPH0268220 A JP H0268220A JP 63218969 A JP63218969 A JP 63218969A JP 21896988 A JP21896988 A JP 21896988A JP H0268220 A JPH0268220 A JP H0268220A
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JP
Japan
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guide
rail
hood
locking
opening
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JP63218969A
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Kouzou Oodoi
耕三 大土井
Takahito Yokouchi
横打 敬人
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Priority to EP89114128A priority patent/EP0353695B1/en
Priority to US07/386,734 priority patent/US5018784A/en
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は自動車のキャンバストップに関するしのであ
る。
(従来の技術) 近年、自動車においてはユーザのニーズの多様化に対処
する一環として、例えば実開昭61−30525号公報
に開示される如く車体のルーフパネルに形成した開口部
を幌によって開閉自在に覆2覆しらってより一層の開放
感が得られるようにしたキャンバストップ車が提案され
ている。
ところで、この種のキャンバストップ車においては上掲
公知例にも開示されるように、幌の開放時にはこれをル
ーフ開口部の後端側に折り畳み状態で格納保持する構成
であるため、ルーフ開口部の後端部がこの格納状態にあ
る幌によって覆われ、その結果ルーフ開口部の大きさの
割りには解放感が十分に得られないという問題があった
このような問題に対処するひとつの方法として、ルーフ
開口部の後端部にボード部材を移動可能に取付け、幌の
格納時には該幌をこのボード部材に載置しこれを該ボー
ド部材と一体的に該ルーフ開口部近傍から車体の他の部
分に移動させて固定することにより、幌格納状態下にお
いてルーフ開口部を全開させその解放感の向上を図るよ
うにした技術が既に本出願人によって提案されている。
(発明が解決しようとする課題) このように、幌をその格納時にはこれをボード部材に載
置して移動させるようにする場合には、幌をボード部材
近傍まで移動ガイドする第1ガイド部材と該幌をさらに
ボード部材上に載置ガイドする第2ガイド部材とが必要
となる。
ところが、この場合、第2ガイド部材は第1ガイド部材
に対して相対移動するものであるため、例えばボード部
材を移動位置からルーフ開口部後端部の所定位置に移動
させた時、この第1ガイド部材と第2ガイド部材との合
せ部にズレが生じ易い。
そこで本願発明は、必要に応じて相対移動される二つの
ガイド部材を備えたものにおいて、該二つのガイド部材
の芯合せを確実ならしめもって幌の円滑な移動を確保す
ることを目的としてなされたらのである。
(課題を解決するための手段) 本願発明ではこのような課題を解決するための手段とし
て、 (1)  請求項1の発明では、車体のルーフパネルに
形成した開口部を幌によって開閉自在に覆うようにした
自動車のキャンバストップにおいて、上記幌を上記開口
部を閉鎖する閉鎖位置と該開口部の一端側に位置して上
記開口部を開放する開放位置の二位置間において移動可
能にガイドする第1ガイド手段と、上記開放位置にある
幌の下方側に配置され且っ該幌を載置させた状態で上記
幌の開放位置に対応する格納位置と該格納位置から離間
した移動位置の間で移動可能とされたボード部材と、該
ボード部材に設けられ該ボード部(オが格納位置にある
時に上記第1ガイド部材の端部に連続し得る如くされた
第2ガイド部材と、上記ボード部材がその移動位置から
格納位置に移動した時に上記第1ガイド手段と第2ガイ
ド手段との合U“部を略同芯状に合致させる如く該第1
ガイド手段と第2ガイド手段の相対位置を規制する位置
規制手段とを備えたことを特徴とし、 2、請求項2の発明では、請求項1の発明における位置
規制手段を、上記ボード部材をその移動位置から格納位
置に移動させた時に該ボード部材を車体側部材に対して
固定保涛するロック機構で構成したことを特徴とし、 3、さらに請求項3の発明では、請求項Iの発明におけ
る位置規制手段を、視測部(オに設けられる作動片と、
係合部を有し且つ車体側部材に取付けられる係合部材と
、該係合部材の係合部に係止する係止部を有し且つボー
ド部材に取付けられる係止部材と、上記係止部材に設け
られ上記幌の閉鎖動作時に上記作動片と係合して上記係
+h部を上記係合部材の係合部に係合させ且つ係合状態
を保持するいツク片と、」二足係止部材に設けられ上記
幌の開放動作時に上記係合部材の係合部に対する係合状
態を解除するロック解除片とで構成したことを特徴とし
、 4 また請求項4の発明では、請求項1の発明におけろ
位置規制手段を、第1ガイドレールの後端部に設けられ
た係市部と、第2ガイドレールの前端部に設けられボー
ド部材を移動位置から格納位置に設定した時に上記係止
部と係合する係合部とで構成したことを特徴としている
(作 用) 本願各発明では、このような手段とすることにより、ボ
ード部材をその移動位置から格納位置に移動させた時、
位置規制手段により第1ガイド手段とボード部材側の第
2ガイド手段との合せ部が略同芯状に合致せしめられ、
該ガイド手段の一体化が可及的に促進されることになる
(発明の効果) 本願発明の自動1jのキャンバストップは、軟土のよう
に構成されているため次に記載するような効果を奏する
請求項1記載の構成を有する自動車キャンバストップに
おいては、ボード部材をその移動位置から格納位置に移
動させると位置規制手段により第1ガイド手段と第2ガ
イド手段との合せ部が略同芯状に合致せしめられ該両ガ
イド部材の一体化が可及的に促進されろところから、ガ
イド手段が二分割式で且つ相対移動する構成であるに乙
かかわらず、幌の移動が可及的にスムーズに行なえるこ
とになる。
また、請求項2記載のように位置規制手段を構成すると
、上記請求項1の発明におけると同様の効果が得られる
外に、第1のガイド手段と第2ガイド手段との芯合Uが
ボード部材と車体側部材とのロック操作によって実現さ
れることから位置規制手段の配置上の自由度が向上する
ことになる。
さらに請求項3記載のように位置規制手段を構成すると
、上記請求項1及び請求項2の各発明におけると同様の
効果が得られる外に、ロック機構のロック操作及びロッ
ク解除操作が幌側部材に設けられる作動片によって直接
行なわれるところから、幌の動作との連動が確実ならし
められることになる。
また請求項4記載のように位置規制手段を構成ずろと、
上記請求項1の発明におけると同様の効果が得られる外
に、芯合せを必要とする第1、第2ガイド手段相互間で
直接芯合せが行なわれるところから、例えばこれを他の
部材を介して間接的に行なう場合に比してその芯合せ精
度が向上することになる。
(実施例) 以下、図面を参照して本願発明の好適な実施例を説明す
る。
第28図ないし第30図には、幌30を備えた本願各発
明の実施例に係るキャンバストップ車が示されている。
そして、このキャンバストップ車は、必要に応じて三つ
の態様、即ち第28図及び第8図、第11図に示すよう
に後述する幌30によって車体1のルーフ2に形成した
開L]部10(特許請求の範囲中の開口部に該当する)
を閉鎖する第1の態様と、第29図及び第9図に示す如
く幌30をルーフ2の後端部に折畳んで上記開口部10
をその後端部の一部を残して開放する第2の態様と、第
30図及び第1O図に示す如く折り畳んだ幌30をトラ
ンクリッド8上に移動させて上記開口部lOを全て開放
した第3の態様を選択できるようになっており、特に第
3の態様時にはより広い開放面積が確保されより高水学
の開放感が得られるようになっている。
このキャンバストップ車は、基本的には第31図に示す
ように、車体lのルーフ2部分に、フロントヘッダー3
と左右一対のルーフサイトレール5と該ルーフサイトレ
ール5.5間に跨がるリヤヘッダ4とて囲繞されたルー
フ側聞口LOaと、該リヤヘッダ4と左右一対のりャピ
ラー66とりャデッキ7とで囲繞されたリヤウィンド側
聞口10bとからなる縦長の開口部10を形成し、この
開口部IOに対して後述するキャンバストップアセンブ
リZを組付けるようになっている。
キャンバストップアセンブリZは、第31図及び第32
図にそれぞれ示すように、後述するベースフレーム40
とボード部材20と幌30とを有している。
ベースフレーム ベースフレーム40は、第12図ないし第24図に示す
ように上記車体lの開口部lOの周縁に沿って配置され
るものであって、第32図に示すように、車体1のフロ
ントヘッダー3に対応するフロントヘッダ部41と、リ
ヤヘッダ4に対応するりャヘッダ部45と、ルーフサイ
トレール5に対応するサイトレール部43と、リヤピラ
ー6に対応するピラ一部44と、リヤデツキ7に対応す
るりャデッキ部42とを有する略矩形フレーム体で一体
構成されており、またそのサイトレール部43.43に
は第2レール52(特許請求の範囲中の第1ガイド手段
に該当する)が取付けられている(第9図ないし第1t
図及び第13図並びに第31図、32図参照)。
このように構成されたベースフレーム40は、第13図
に示すようにブラケット14.14・・を介して車体l
の開口部10の周縁部にボルト締着されるが、その場合
、この開口部lOの周縁部とベースフレーム40との間
は両者間に配置したシール材15によってその全周にお
いてシールされている。この場合、車体lのフロントヘ
ッダー3とルーフサイトレール5とリヤピラー6とりャ
デッキ7においてはそれぞれその閉断面を構成するアウ
タパネルとインナパネルの開口部lO側の接合フランジ
部3 a、 5 a、 6 a、 7 a(第12図な
いし第22図参照)をそれぞれシール材15のシールフ
ランジ面として利用している。このため、例えばルーフ
サイトレール5とリヤヘッダ4の端部との接合部におい
てこれらを同一高さに設定した場合には、該接続部にお
いては上記ルーフサイトレール5の接合フランジ部5a
がこの接続部において不連続となり(即ち、シールフラ
ンジ面が不連続となり)シール材15を連続的に設ける
ことができずそのシール性が損なわれるとともに、この
リヤヘッダ4の上側にさらにベースフレーム4゜を取付
けろと該ベースフレーム4oがルーフサイトレール5よ
り上方に突出し、空力特性及び外観性を損ねろことにな
る。このため、この実施例のものにおいては、第16図
及び第23図ないし第25図に示すように、リヤヘッダ
4の両端部4aをルーフサイトレール5の接合フランジ
部5aよりら下方側に接合させ、これにより該接合フラ
ンジ部5aを連続させるとともに、ベースフレーム40
の装着状態において該ベースフレーム40の上面、即ち
サイトレール部43の上面とルーフサイトレール5の上
面とが可及的にフラットになるようにし、もってルーフ
サイトレール5とベースフレーム40との間のシール性
の確保と車体lの空力特性及び外観性を維持するように
している。
ボード部材 ボード部材20は、後述するように幌30を折り畳み状
態で載置してこれを上記ベースフレーム40の開口部4
8の後端部と車体1のトランクリッド8との間で移動可
能とするものであって(第8図ないし第1O図参照)、
第32図に示すように略平板体で構成されるとともに、
その両側部20a、20aには上記第1レール51と同
一断面形状を有する第2レール52.52が上記第ル−
ル51.51の離間寸法と同一間隔をもって取付けられ
ている(第14図及び第15図参照)。
そして、このボード部材20は、第8図ないし第11図
及び第17図にそれぞれ示すように、その後端部20b
に後述する幌30の第3パネル33が固定的に取付けら
れるとともに、左右両側部に配置した後述する揺動機構
Sによって上記開口部48の後端部と上記トランクリッ
ド8との間で揺動移動せしめられるようになっている。
即ち、揺動機構Sは、第11図及び第26図にそれぞれ
示すように、前後一対のリンク、即ち前方側に位置する
メインリンク141と後方側に位置するサブリンク14
2とを有している。そして、このメインリンク141は
、その基端部141aを後述するドライブギヤユニット
144の出力軸155に固定し、また先端部141bを
」二記ボード部材20に枢着せしめている。また、サブ
リンク142は、その基端部142aをベース140に
、先端部142bをボード部材20にそれぞれ枢着せし
められている。さらに、ドライブギヤユニット+44は
、第27図に示すように6枚の減速ギヤ148〜153
とケーブル駆動ギヤ154とからなり、モータユニット
143(第26図)により押引駆動されるケーブル+4
5の変位力を出力軸155の回転力に変換して上記メイ
ンリンク+41に伝達するようになっている。従って、
モータユニット143によりケーブル145を押引操作
することにより、メインリンクl 41が曲後方向に揺
回動し、ボード部材20が上記開口部48の後端部に位
置する格納位置(第8図、第9図及び第11図に示す位
置)と、上記トランクリッド8上に位置する移動位置(
第1O図に示す位置)との間で移動可能とされている。
尚、ボード部材20が移動位置に設定された状態では、
第1O図に示すように、該ボード部材20はトランクリ
ッド8上に設けたキャンパス支持台13上に載置固定さ
れる。また、第20図ないし第22図において符号12
で示す部材は上記揺動機構Sが外部へ露出するのを防止
するためのリンクカバーである。さらに、上記揺動機構
Sは上記ヘースフレート40のピラ一部44部分に配置
され(第11図、第16図及び第20図ないし第22図
参照)、またモータユニット+43はベースフレーム4
0のリヤデツキ部42部分に配置される(第8図ないし
第11図及び第18図参照)。
尚、このボード部ヰ420がその格納位置に設定された
状態では、その上面に取付けた上記第2レール52が上
記ベースフレーム40のザ(トレール部43部分に取付
けた第ル−ル51と同軸状に連続し開口部48の前端部
から後端部に跨がる一連のガイドレール50を構成する
が、その場合、両レール51.52の合せ部を合致させ
ろ必要があり、このためこの実施例においては本発明を
適用してこの合せ部分に後述する位置規制装置Pを設け
ている。
位置規制装置 (び置規制装置Pは、上述のようにボード部材20をそ
の移動位置から揺回動させてその格納位置に設定する時
にベースフレーム40側に設けられた第ル−ル51とボ
ード部材20側に設けられた第2レール52とを正確に
芯合せしてその合せ部における一体化を図るためのらの
であって、特許請求の範囲における請求項1中の位置規
制手段に該当し、第1図に示すように後述するロック機
構60(同請求項2.3における位置規制手段に該当す
る)と、後述する嵌合機構80(同請求項4における位
置規制手段に該当する)とを備えている。
(ロック機構) ロック機構60は、ボード部材20がその移動位置から
格納位置に揺動移動された時に、主として、第1レール
51と第2レール52のレール軸方向と上下方向の二方
向における相対的な位置決めを行なうものであって、第
1図に示すように、第1レール51側には後述するスト
ライカ62(請求項3中の係合部に該当する)を、第2
レール52側には後述する第ルバー66と第2レバー6
7(この両者は請求項3中の係止部材に該当する)をそ
れぞれ設けている。このストライカ62(請求項3中の
係合部材に該当する)は、第ル−ル51の後端部51a
に取付けられたストライカブラケント61を介して設け
られ、該第ル−ル51と第2レール52との接合状聾に
おいては第2図及び第3図に示すように第2レール52
側に大きくはね出ししかもほぼ該第2レール52の下面
高さに位置するようにその取付は位置が設定されている
一方、第1レバー66と第2レバー67は、ともに第2
レール52の前端部に取付けた〔1ツクブラケツト63
に対して、レール軸方向に離間配置された第1ビン64
及び第2ビン65を介してそれぞれ揺動自在に枢支され
ている。そして、第ルバー66は、上記ストライカ62
に係合する第1凸部72と、後述する第2レバー67の
第1凸部75と係合して上記第1凸部72の係合解除方
向(矢印す方向)への回動を規制する第2凸部73と、
後述する前側移動装置Qに設けられるロック操作用係合
ピン98(請求項3中の作動片に該当する。第4図参照
)と係合して第ルバー66を矢印a方向に回動させる第
3凸部74とを有しており、スプリング69により常時
矢印す方向に回動付勢されている。また、第2レバー6
7は、上記第1凸部75の外に、上記ロック操作用係合
ピン98と係合して該第2レバー67を矢印d方向に回
動させる第2凸部76(請求項3中のロック解除片に該
当する)とを有し、常時スプリング70により矢印C方
向に回動付勢されている。尚、この第ルバー66の第3
凸部74で請求項3のロック片が構成されている。また
、このロックブラケット63には上記ロック操作用係合
ピン98を係入せしめるためのガイド溝68が設けられ
ている。そして、このロックブラケット63は上記スト
ライカブラケット61の内側に嵌入するようにその寸法
形状が設定されている。さらに、上記第ルバー66と第
2レバー67のうち、該第ルバー66は、第2図に示す
ようにその第1凸部72が上記ストライカ62と係合し
た状態(以下、この時の第ルバー66の位置を係合位置
という)においてその第3凸部74の先端部がほぼ上記
ガイド溝68の下面に位置し、また第3図に示すように
スプリング69により矢印す方向に回動しその第1凸部
72とストライカ62との係合が解除された状態(以下
、この時の第ルバー66の位置を係合解除位置という)
ではその第3凸部74が上記ガイド溝68の上面よりし
上方に突出するようにその第3凸部74の寸法形状をガ
イド溝68に対して相対的に設定している。これに対し
て、第2レバー67は、第2図に示すようにスプリング
70により矢印C方向に回動し係合位置にある第ルバー
66の第2凸部73とその第1凸部75が係合した状態
(以下、この時の第2レバー67の位置を係合位置とい
う)においてはその第2凸部76がガイド溝68内に突
出し、また第3図に示すようにその第2凸部76がガイ
ド溝68の溝端部に位置した状態(この時の第2レバー
67の位置を係合解除位置という)においてはその第1
凸部75と上記第ルバー66の第2凸部73との係合が
解除されるようにその寸法形状が第ルバー66及びガイ
ド溝68に対して相対的に設定されている。
また、上記ロック操作用係合ピン98は、後述するよう
に@、30の前端部に位置して後述するモータユニット
160により駆動され、該幌30を開閉するものであり
、その駆動特性は次のように設定されている。即ち、こ
のロック操作用係合ピン98は、後述する幌30が第8
図に示すように開口部48を閉鎖する閉鎖位置にあると
きには同図に図示するように開口部48の前端部に位置
しくこの時のロック操作用係合ピン98の位置を前端位
置という)、また該幌30が第9図に示すように開口部
48を開放する開放位置にある時には同図及び第2図に
示すように第ル−ル51の前端付近に位置する(この時
のロック操作用係合ピン98の位置を中間位置という)
ようになっている。従って、幌30がその開放位置と閉
鎖位置の間で移動する時には、このロック操作用係合ピ
ン98は上記中間位置と前端位置の間を移動し、特に該
幌30が開放位置にある時には第2図に示すように該ロ
ック操作用係合ピン98は上記ロック機構60のガイド
溝68の溝口部にあって係合位置にある上記第ルバー6
6の第3凸部74に対応している。さらに、このロック
操作用係合ピン98は、ボード部材20をその格納位置
から移動位置に移動させる場合には、その中間位置(第
2図の位R)からさらに後方側に移動して第3図に示す
ように上記ガイド溝68の溝端部に位置する(この時の
ロック操作用係合ピン98の位置を後端位置という)よ
うにされている。即ち、ロック操作用係合ピン98はこ
れら三つの位置間を選択的に移動するようにその作動特
性が設定されている。
次に、このロック機構60の作動を説明すると、先ず幌
30が開放位置にある時には、第2図に示すようにロッ
ク操作用係合ピン98が中間位置に設定されており、該
ロック操作用係合ピン98により第ルバー66が矢印a
方向に回動されその係合位置に位置決めされている。ま
た、この場合、第ルバー66の第2凸部73か第2レバ
ー?67の第1凸部75と係合することにより、該第1
レバー66の矢印す方向、即ち、第1凸部72とストラ
イカ62との係合解除方向への回動が規制されている。
従って、この状態では、幌30の閉動作に伴ってロック
操作用係合ビン98がその中間位置から前端位置に移動
しても第1凸部72とストライカ62との係合状態は保
持される。
一方、この第2図に示す状態、即ち幌30を格納位置に
あるボード部材20上に折り畳んで載置した状態(第9
図に示す状態)から第10図に示す移動位置に移動させ
る場合には、上記ロック操作用係合ピン98をその中間
位置からざらに後端位置まで後退させる。すると、第3
図に示すように、該ロック操作用係合ピン98が第2レ
バー67の第2凸部76と当接してこれを矢印d方向に
回動させてその係合解除位置に位置決めする。これによ
り、該第2レバー67の第1凸部75と第ルバー66の
第2凸部73との係合が解除され、該第ルバー66がそ
の係合位置から係合解除位置に移動する。従って、第ル
−ル51と第2レール52との係合が解除され、ボード
部材20はこれを上記揺動機構Sによって揺動移動(矢
印m方向)させることが可能となる。
一方、ボード部材20をその移動位置から格納位置に移
動させる場合であるが、該ボード部十第20がその格納
位置に位置された状態では上記各部材はそれぞれ第3図
に示す位置関係にある。この状態からロック操作用係合
ピン98が中間位置に移動し幌30をその開放位置に設
定すると、該ロック操作用係合ピン98が再び第ルバー
66の第3凸部74と当接し該第ルバー66は再び係合
位置に位置決めされる(第2図に示す状@)。従って、
ボード部材20をその移動位置から格納位置に復帰させ
た時点においては例えガイドレール50の第ル−ル51
と第2レール52との芯合せかうまくできていなかった
としても、二のロック機構60が作動することにより該
第ル−ル51と第2レール52間における上下方向及び
レール軸方向の相対位置が確実に所定位置に設定され、
該第ル−ル51と第2レール52間の芯合せが高精度に
行なわれる。
尚、この実施例においては、上記ロックブラケット63
の前端部に当接片71を設け、ボード部材20がその移
動位置から格納位置に揺動移動する際、該当接片71を
ストライカブラケット61の内面に当接させることによ
りレール幅方向の位置決めを予備的に行なわせるように
している。
嵌合機す 嵌合機構80は、第ル−ル51の後端面51bに凹設し
た円錐状の嵌合凹部82(請求項4の係止部に該当する
)と第2レール52の前端面52bに形成した円錐状の
突起81(請求項4中の係合部に該当する)とで構成さ
れている。そして、この嵌合機構80は、ボード部材2
0がその移動位置から格納位置に移動する場合、その嵌
合凹部82に対して突起81が嵌合することにより第ル
−ル51と第2し・−ル52の合せ部における三軸方向
の位置決めを行なう。即ち、この嵌合機構80は、上記
ロック機構60とともに第ル−ル51と第2レール52
の芯合仕を行なうものであるが、この嵌合機構80の場
合にはその突起81と嵌合凹部82がともに直接レール
51.52に取付けられているところから、上記ロック
機構60よりもより高精度の芯合せを行なうことができ
る。
このように、ロック機構60と嵌合機構80とからなる
位置規制袋HPによってガイドレール50の第ル−ル5
1と第2レール52の芯合せが行なわれることにより、
該ガイドレールの一体化が促進され幌30のスムーズな
移動が確保されるものである。
尚、上記ロック機構60は、上述のようにボード部材2
0を車体側部材(即ち、第ル−ル51)に連結固定する
ものであるが、この外に例えばボード部材をその移動位
置に位置せしめた時に該ロック機構60の第2レバー6
7の第1凸部72をトランクリッド8に設けたキャンパ
ス支持台13側の係合ビン(図示省略)に係合させるよ
うに構成することにより該ロック機構60をキャンパス
固定機構としても利用できるものである。
幌30は、ルーフ2上の開口部48を開閉自在に覆うも
のであって、第8図ないし第11図並びに第32図に示
すように、ハード部材とソフト部(オの組合わせ、具体
的には、三枚のパネル31゜32.33と二枚のキャン
パス34.35を交互に連続させて構成されており、そ
の三つのパネル31〜33のうち、最大面積ををもつ第
1パネル31を車体前方側に、最小面積をもつ第3パネ
ル33を車体後方側に位置せしめた状態で使用される。
そして、この幌30は、その第3パネル33が上記ボー
ド部材20の後端部20bに固定(第17図参照)され
る一方、その第1パネル31と第2パネル32とは後述
する前側移動装置Qと後側移動装置R(第4図、第6図
及び第7図参照)を介して上記ガイドレール50に対し
て移動可能に連結されており、該前側移動装置Qと後側
移動装置Rの作動により第8図及び第11図に示すよう
に展伸して上記開口部48を閉鎖する閉鎖位置と、第9
図に示すように折り畳み状態で上記ボード部材20上に
載置され上記開口部48を開放する開放位置とに選択設
定可能とされている。
尚、幌30の閉鎖状態においては、各パネル31〜33
の両側縁部は、第12図ないし第16図に示すようにベ
ースフレーム40の開口部48の周縁部に設けたシール
材16に当接することによりシールされる。また各パネ
ル31〜33の側端部にはこれら相互間を前後方向に継
ぐようにしてワイヤ17が設けられているが、このワイ
ヤ17ハ各キャンパス34.35の側縁部にも連結され
ており(図示省略)、各キャンパス34.35の両側縁
部はこのワイヤ17を介して伝達される各パネル31〜
33の押付は力によって上記シール材16に当接され、
これによりシール性が確保されるようになっている。
前側移動装置及び後側移動装置 前側移動装置Qと後側移動装置Rは、第4図に示すよう
にその基本構成をほぼ同一とするものであって、該前側
移動装置Qは第1パネル31に、後側移動装置Rは第2
パネル32にそれぞれ設けられて該第1パネル31と第
2パネル32をガイドレール50に沿って移動させると
同時に、移動開始時にこれらパネル31.31を浮上さ
せて上記ノール材16との当接状態を解除する機能も有
している。以下、この前側移動装置Qと後側移動装置R
とを第4図ないし第7図及び第13図を参照して説明す
る。
(前側移動装置) 前側移動装置Qは、第4図に示すように、ガイドピン1
06.107を介してガイドレール50(第2レール5
2及び第2レール52)に移動可能に取付けられたスラ
イド体91を有している。このスライド体91は、第1
1図及び第13図に示すように、上記ボード部材20の
車幅方向略中央部に設けられたモータユニット160(
構造は上記モータユニット143と同じである)により
押引操作されるケーブル161の先端部に連結されてお
り、該ケーブル161の変位力を受は上記ガイドレール
50上を車体前後方向に移動せしめられる。
このスライド体91は、その外側側面91aに前後方向
に延びる第1ガイド溝99と三つの係合ピン、即ち前述
の位置規制装置Pの作動を制御するためのロック操作用
係合ピン98と、リンク作動用の第1係合ピン95と第
2係合ピン96とを有している。また、スライド体91
の後端部91bには、後述する後側移動装置Rのスライ
ドピン126と係脱自在に係合する二つの係止面104
゜105よりなる係止部103が設けられている。
そして、このスライド体91は、三本のリンク、即ちそ
の内部に略「<」字形の第2ガイドiM 100を形成
した第1リンク92と帯状の第2リンク93とその内部
に略「へ」字形の第3ガイド溝101を形成した第3リ
ンク94とを介して、上記第1パネル31の側縁部31
aに取付けられたブラケット88にリンク係合されてい
る。尚、第1リンク92は、その第2ガイド溝100内
に上記第1係合ピン95を係入せしめた状態において、
その−端92aを連結ピン108(第5図参照)を介し
てブラケット88の前端部に揺動自在に枢支せしめる一
方、その他端92bを第3係合ピン97を介して上記第
3リンク94の一端94aとともに上記第1ガイドil
i¥99に係合せしめている。また、第2リンク93は
、その一端93aを連結ピン109(第5図参照)を介
して上記ブラケット88の中間部に揺動自在に枢支せし
める一方、その他端931)を連結ビン110(第5図
参照)を介して上記第3リンク94の他端94bに相対
回動可能に連結している。尚、この連結ビン110には
ガイドローラ102が取付けられる。さらに、第3リン
ク94の第3リンク94には上記第2係合ピン96が係
入されている。従って、この三つのリンク92〜94と
土足ブラケット88とで4節リンクが構成されている。
そして、この前側移動装置Qは、上記ケーブル181に
よりスライド体91がガイドレール5゜の最先端部(即
ち、第ル−ル51の先端部51b)に位置せしめられた
状態(即ち、幌3oの閉鎖位置)においては、第5図に
示すように、上記ガイドローラ102が第ル−ル51に
形成した第1切欠部53内に係太しこれによりその前後
方向移動が規制された状態となっている。そして、この
状態においては、上記第3係合ピン97が第1ガイド溝
99の後端側に位置し、上記第1係合ビン95が第2ガ
イド溝100の前端側に位iW L、また上記第2係合
ピン96が第3ガイドil l Olの前端側に位置し
ている。また、上記第2ガイド溝100と第3ガイド溝
101のうち、該第2ガイド溝+00はこの第1状態に
おいて上下方向に延びる如くその形成方向が設定され、
また第3ガイド溝101はその前半部が略水平方向に延
び後半部が斜下方に延びる如くその形成位置及び方向が
それぞれ設定されている。
(後側移動装置) 後側移動装置Rは、上記前側移動装置Qとほぼ同一構成
を有するものであって、第4図ないし第7図に示すよう
にガイドピン12Bを介してガイドレール50上を移動
・可能に取付けられたスライド体111を有している。
このスライド体111は、その外側面111aに第1ガ
イド溝118をj[構成するとともに、第2ガイド溝1
19を有する第1リンク112と第2リンク113′F
Jcび第3ガイド溝+20を有する第3リンク114を
介して第2パネル32に取付けられたブラケット89に
揺動可能に連結されている。そして、第1リンク112
の第2ガイド溝119内にスライド体III側に設けた
第1係合ピン!15が、また第3リンク114の第3ガ
イド溝120にスライド体Ill側に設けた第2係合ピ
ン116が係入していることは上記前側移動装置Qの場
合と同様である。そして、この後側移動装置Rに特有の
構造としては、第3リツク114の傾斜部が前側移動装
置1Qの第3ガイド溝lotのそれに比して短いこと、
第3リンク114と第2リンク+13とを連結する係止
ピン+21が@30の閉鎖位置において第6図に示すよ
うに第ル−ル51の上側フランツ51aに形成した第3
切欠部55内に係入していること、及びスライド体11
1の先端部Iflbに支点ピン124を介して係止ピン
125とスライドピン126を備えたアーム123を取
りつけた点である。尚、このアーム123の係止ピン1
25とスライドピン126のうち、係止ビン125は第
5図に示すように幌30が閉鎖位置にある時には第ル−
ル51の下側フランジ51cに形成した第2切欠部54
に係入し、該閉鎖位;野以外においては第7図に示すよ
うに第ル−ル51の凹溝51f内に係入する。また、ス
ライドピン126は常に上記第ル−ル51の上面51c
上で該第1レール51をその幅方向に跨いだ状態で配置
される。そして、上記係止ピン125が第ル−ル51の
凹溝51r内にある時には1記前側移動装置Qの係止部
103内に係入し得るようになっている。尚、この後側
移動装置Rは、幌30が閉鎖位置にある時にはその係止
ピン12+が第ル−ル51の第3切欠部55内に、係止
ピン+25が第2切欠部54内にそれぞれ係入すること
によりその前後方向移動が規制される。また、この後側
移動装置Rは、上記前側移動装置Qと異ってそれ事態に
は駆動手段を有しない。
(作動) このように構成された前側移動装置Qと後側移動装置R
とを介してガイドレール50に連結された幌30は次の
ようにして開閉駆動される。即ち、先ず!30が閉鎖位
置にある時(第8図及び第11図参照)には、前側移動
装置Qは第5図に示すように第ル−ル51の前端部51
cにあり、第1パネル31は該第ル−ル51と略平行で
且つ近接した状態に配置され、その外周部においてはベ
ースフレーム40とのシールが行なわれている。
また、後側移動装置Rは第6図及び第11図に示すよう
に第ル−ル51の後端部51a近傍にあって、上記第2
パネル32は上記第1パネル31と同様に第ル−ル51
と略平行で且つ近接した状態に配置されている。尚、こ
の幌30の閉鎖位置においては、前側移動装置Q及び後
側移動装置Rがともにガイドレール50に対して上下方
向に係合しているため、例え走行時に幌30に吸出し作
用が働いてもそのバタツキが効果的に抑えられ、それだ
け幌30の耐久性が向上することになる。
この状態から幌30の開放操作即ち、モータユニット1
60によりケーブルtetが引張操作されると、前側移
動装置1Qにおいてはスライド体91がブラケット88
に対して車体後方側に相対移動し、第3係合ピン97が
第1ガイド溝99内を前端側から後端側に向って移動す
る。そして、その移動の前半期においては、先ず第1係
合ビン95が第2ガイド溝100内をその後端側に移動
することにより第1リンク92が起立方向に回動し、後
半期においては第2係合ピン96が第3ガイド溝101
の傾斜部をその後端側に向って移動することにより第3
リンク94が第3係合ピン97を中心として上方に回動
しガイドローラ102が第ル−ル51の第1切欠部53
から外れてその上面51c上に移動せしめられる。これ
が第6図に示した状態である。この状態においては第1
パネル31が全体的に浮上しベースフレーム4oの周縁
部との当接状態が解除されている。また、この実施例に
おいては上記第1リンク92の第2ガイド溝100の回
動前後における高低差よりも第3リンク94の第3ガイ
ド溝101のそれを大きく設定することによりブラケッ
ト88を前倒れ状態に傾斜させるようにしている。
さらにケーブル161が引かれると、前側移動装置Qは
第6図に示す姿勢のまま第1キヤンパス34を折り畳み
ながら車体後方側に移動する。そして、後側移動装置R
の前方位置に達すると、先ず、該後側移動装置Rのアー
ム123に設けたスライドピン126が前側移動装置Q
の係止部103内に係入し該アーム123は前側移動装
置Qの移動とともにその第1係止面104に案内されて
上方に回動せしめられる。その結果、係止ピン125が
第ル−ル51の第2切欠部54から離脱してその凹溝5
1d内に移動し、これにより前側移動装置Qと後側移動
装置Rとが一体的に連結される。
この状態からさらに前側移動装置Qが後方に移動すると
、後側移動装置Rにおいてはスライド体111がブラケ
ット89に対して後方側に移動し、上記前側移動装置Q
の場合と同様にして第2パネル32がベースフレーム4
0のシール面から離間される(この状態が第7図に示す
状態である)。この時、この前側移動装置のものにおい
ては、第1リンク112の第1係合ピン115の回動前
後における高低差と第3リンク114の第3ガイド溝1
20のそれとの相対関係を適切に設定することにより第
2パネル32がほぼ第ル−ル51と平行となるようにし
ている。従って、この前側移動装置Qと後側移動装置R
との連結状態においては、第1パネル31と第2パネル
32の傾斜角度が異なるところから、該第1パネル31
と第2パネル32とが上下方向に重なり状態に格納され
、しかもこの両者間には第1キヤンパス34を収容する
に十分な隙間が確保されることになる。
さらに、ケーブル161が引かれると、この前側移動装
置Qと後側移動装置Rとは第2キヤンパス35を折り畳
みながら一体的に後方へ移動し、第ル−ル51から第2
レール52側に移って上記ボード部材20上に格納載置
される(幌3oの開放位置)。この状態が第9図に示す
状態である。
この状態においては第1パネル31と第2パネル32と
第3パネル33が順次重なり状態で折り畳まれ、第1キ
ヤンパス34は第1パネル3Iと第2パネル32の間に
、第2キヤンパス35は第2パネル32と第3パネル3
3の間にそれぞれ収納されている。従って、この幌30
の折り畳み状態においては、その前後方向におけろ幅寸
法と上下方向における高さ寸、去がともに小さく、それ
だけ車体の空力特性あるいは外観性が向上する。また、
特に折り畳み状態での宣さ寸法が小さいところから、こ
の幌30を第10図に示すようにトランクリッド8上に
載置した状態においては該幌30によって運転者の後方
視界を妨げることもない。尚、第8図ないし第1O図に
示すように第1パネル31と第2パネル32の後端部に
は第1キヤンパス34と第2キヤンパス35が急角度に
折れ曲がるのを防止するための折畳用ガイド部材36が
設けられている。
一方、幌30をその開放位置から閉鎖位置に閉操作する
場合には、前側移動装置Qと後側移動装置Rは、該後側
移動装置Rが幌30の閉鎖位置における所定位置に達す
るまで、即ち後側移動装置Rの上記係止ビン125が第
ル−ル51の上記第2切欠部54の位置に達するまでは
連結状態のまま前進移動する。そして、該係止ピン+2
5が第ル−ル51の第2切欠部54に達して該第2切欠
部54内に係入するとアーム123が下方に回動しそれ
に伴ってスライドピン126が前側移動装置Qの係止部
103から外れて該前側移動装置Qと後側移動装置Rと
の連結が解除される。従って、それ以後は該後側移動装
置Rを残した状態で前側移動装置Qのみが当初位置まで
前進し、幌30が閉鎖位置に位置決めされる。即ち、幌
30はその閉作動時には車体後方側にある部分から順番
に展伸されるものである。
さらに、この実施例のように前側移動装置Q及び後側移
動装置Rにおける浮上機構を、4節リンク機構と各リン
クに設けたガイド溝とこれに係合する係合ピンとからな
るカム機構との組合せによって構成した場合には、例え
ばこれを単なる揺動リンクで構成する場合に比して該カ
ム機構による浮上作用の分だけ浮上時間が短縮され、結
果的に幌30の開閉時間の短縮化が図れることになる。
また、この実施例の場合には幌30の浮上機構をリンク
機構とカム機構の組合せで構成しているため全必要浮上
寸法のうちカム機構が負担する浮上寸法(即ち、ガイド
溝の高低差)をリンク機構によりカバーされる部分だけ
減少させることができ、しかも幌30の閉鎖位置におい
てはリンクは倒した状態とされるため、幌30の閉鎖状
部下での前側移動装置Q及び後側移動装置Rの上下寸法
は浮上機構を単なるカム機構のみで構成する場合よりも
小さく抑えろことができる。このことは、車高を一定と
した場合には乗員上方のヘッドクリアランスを大きくと
れるということであり、単基スペースの拡大という点に
おいて好適である。
さらに、この前側移動装置Q及び後側移動装置Rの浮上
操作は上述のように全てケーブル+61の押引力によっ
て行なわれる。この場合、例えば単なるリンク機構で浮
上機構を構成した場合には倒伏状態にあるリンクを引き
起こしたために非常に大きな操作力が必要となるが、こ
の実施例のようにこれをリンク機構とカム機構との組合
せで構成した場合にはガイド溝の形状を操作力を有効に
利用できるように設定することにより容易に該操作力の
軽減が図れることになり、装置の小形化という点におい
て有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の実施例に係るキャンバストップ車の
幌に設けられた位置規制装置部分の斜視図、第2図は第
1図の側面図、第3図は第2図の状態変化図、第4図は
幌に備えられる移動装置の分解斜視図、第5図は第4図
の側面図、第6図及び第7図は第5図の状態変化図、第
8図は幌を備えた自動車の要部縦断面、第9図及び第1
O図は第8図の状態変化図、第11図は第8図のX[−
X[矢視図、第12図は第11図の■−■縦断面図、第
13図は第11図のxm−xm縦断面図、第14図は第
11図のXIV−XIV縦断面図、第15図は第11図
のxv−xv縦断面図、第16図は第11図のXV[−
XV[縦断面図、第17図は第11図のX■−X■縦断
面図、第18図は第11図のX■−X■縦断面図、第1
9図は第11図のXIX−XIX縦断面図、第20図は
第8図のxx−xx縦断面図、第21図は第8図のXX
I−XXI縦断面図、第22図は第8図のxxn−xx
n縦断面図、第23図は車体後部斜視図、第24図は車
体ルーフ部斜視図、第25図は第24図のXX■矢視図
、第26図は揺動機構の全体構成を示す斜視図、第27
図は第26図に示したドライブギヤユニットの構造説明
図、第28図は本発明の実施例に係るキャンバストップ
を備えた自動車の全体斜視図、第29図及び第30図は
第28図の状態変化図、第31図は第30図に示した自
動車の分解斜視図、第32図は第31図に示したキャン
バストップアセンブリの分解斜視図である。 l・・・・・車体 20・・・・ボード部材 30・・・・幌 31〜33・パネル 34.35 40 ・ ・ ・ 48 ・ ・ ・ 50 ・ ・ ・ 5 l ・ ・ ・ 52 ・ ・ ・ 60 ・ ・ ・ 6 l ・ ・ ・ 62 ・ ・ ・ 63 ・ ・ ・ 64.65 66.67 68 ・ ・ ・ 69.70 71 ・ ・ ・ 72〜76 80 ・ ・ ・ 8 l ・ ・ ・ 82 目 ・ ・キャンパス ・ベースフレーム ・開口部 ・ガイドレール ・第ル−ル ・第2レール ・ロック19!構 ・ストライカブラケット ・ストライカ ・ロックブラケット ・ピン ・レバー ・ガイド溝 ・スプリング ・当接片 ・凸部 ・嵌合機構 ・突起 ・嵌合凹部 第14図 第15図 1117図 一−冒 118図 116図 II!22図 129図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、車体のルーフパネルに形成した開口部を幌によって
    開閉自在に覆うようにした自動車において、上記幌を上
    記開口部を閉鎖する閉鎖位置と該開口部の一端側に位置
    して上記開口部を開放する開放位置の二位置間において
    移動可能にガイドする第1ガイド手段と、上記開放位置
    にある幌の下方側に配置され且つ該幌を載置させた状態
    で上記幌の開放位置に対応する格納位置と該格納位置か
    ら離間した移動位置の間で移動可能とされたボード部材
    と、該ボード部材に設けられ該ボード部材が格納位置に
    ある時に上記第1ガイド部材の端部に連続し得る如くさ
    れた第2ガイド部材と、上記ボード部材がその移動位置
    から格納位置に移動した時に上記第1ガイド手段と第2
    ガイド手段との合せ部を略同芯状に合致させる如く該第
    1ガイド手段と第2ガイド手段の相対位置を規制する位
    置規制手段とが備えていることを特徴とする自動車のキ
    ャンバストップ。 2、位置規制手段が、ボード部材をその移動位置から格
    納位置に移動させた時に該ボード部材を車体側部材に対
    して固定保持するロック機構で構成されている請求項1
    記載の自動車のキャンバストップ。 3、位置規制手段が、幌側部材に設けられる作動片と、
    係合部を有し且つ車体側部材に取付けられる係合部材と
    、該係合部材の係合部に係止する係止部を有し且つボー
    ド部材に取付けられる係止部材と、上記係止部材に設け
    られ上記幌の閉鎖動作時に上記作動片と係合して上記係
    止部を上記係合部材の係合部に係合させ且つその係合状
    態を保持するロック片と、上記係止部材に設けられ上記
    幌の開放動作時に上記係合部材の係合部に対する係合状
    態を解除するロック解除片とを備えている請求項1記載
    の自動車のキャンバストップ。 4、位置規制手段が、第1ガイドレールの後端部に設け
    られた係止部と、第2ガイドレールの前端部に設けられ
    ボード部材を移動位置から格納位置に設定した時に上記
    係止部と係合する係合部とから構成されている請求項1
    記載の自動車のキャンバストップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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