JPH0268190A

JPH0268190A - 水殺菌浄化装置

Info

Publication number: JPH0268190A
Application number: JP63219025A
Authority: JP
Inventors: Ikuo Kobayashi; 郁夫小林; Kunihiro Tsuruta; 邦弘鶴田
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-09-01
Filing date: 1988-09-01
Publication date: 1990-03-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、風呂水やプール用水などの水を浄化する業務
用もしくは家庭用の水殺菌浄化装置に関するものである
。

従来の技術例えば、家庭用の風呂の場合、従来の家庭用の風呂は単
に湯をわかすだけであり、入浴のたびに汚れ、湯垢の浮
遊や菌の繁殖があった。特に、最近開発された家庭用の
気泡発生装置付泡風呂は、一般の風呂に比較して菌の繁
殖や湯垢の浮遊が多いため、不快なにおいやぬめりが発
生し、不衛生きわまる状況である。

発明が解決しようとする課題一方、従来の水の殺菌技術としては、オゾン。

塩素、紫外線などを用いる手段があるが、これらの手段
を家庭用の風呂に用いれば、風呂水の殺菌はできるが、
湯垢などが除去できない。この湯垢除去手段として、フ
ィルターで濾過する手段があをるが、風呂水九だ単にフィルターで濾過しても、浄化用
フィルタ一部で湯垢に付着していた菌が繁殖し、菌の巣
になってしまい、新鮮な水が流入した場合に、この繁殖
した菌によって水が汚染される課題が発生していた。そ
こで、上記の殺菌技術とフィルターによる濾過技術を組
み合わせて風呂水を浄化する手段が考えられるが、オゾ
ンは人体に対して有害であり、風呂環境で使用すること
は、さけなければならない。塩素は、効果に持続性があ
り、塩素の補給が続いている間は風呂水が殺菌でき、さ
らにフィルタ一部にも菌の繁殖はないが、塩素の補給が
なくなると菌やカビが繁殖しメンテナンスに問題があり
家庭用には不向きであった。

一方、紫外線ランプはメンテナンスフリーで、いつまで
も殺菌できるので家庭用風呂水の殺菌には適しているが
、組み合わせて使用する従来のフィルターが湯垢ですぐ
目づまシをおこしてしまうので、常に取シ換えなければ
ならないわずられしさがあるので、湯垢などで目づまり
をおこさないメンテナンスフリーのフィルターが必要で
あった。

本発明は上記従来技術の課題を解決するものであり、炉
材の目づまり解消と水の殺菌をはかることを目的とする
。

課題を解決するための手段上記課題を解決するため、本発明の水殺菌浄化装置は、
水を殺菌する紫外線ランプと光触媒を付着した浄化用フ
ィルターを水流路に配置する構成とした。

作　　　用この構成にすることによって、風呂水に繁殖した菌は紫
外線によって滅菌され、フィルターにたまった湯垢など
の汚れは、紫外線ランプの光によって励起された光触媒
によって分解される。その結果、有機物汚濁や菌汚染の
ないきれいな水がメンテナンスフリーで得うレル。

実施例第１図は、本発明の水殺菌浄化装置を泡風呂に応用した
実施例である。水殺菌浄化装置１は、風呂２の循環流路
３ａ、３ｂに配置した。風呂２の水は、流入口４よシ水
流路（往路）３ａを経由し、ポンプ６により光触媒を担
持した濾過材ｅで湯垢などの汚れが除去される。つぎに
湯垢などが除去された水は、紫外線ランプ７で殺菌され
、水流路（復路）ｓｂを経由して流出口８から風呂２へ
戻る。

一方、流出口８には、噴流装置９が設置されており、流
通管１ｏを経由して空気がエゼクタ−効果により吸い込
まれ気泡が発生する。この噴流装置９によシ、風呂２の
水の循環効率が高まり、殺菌浄化が効率よく行なわれる
。

なお、本発明の水殺菌浄化装置は、光触媒を担持した濾
過材を前流に配置し、紫外線ランプを後流に配置した。

これは、紫外線ランプを前流に配置すると、紫外線は、
一過性で殺菌効果に持続性がないため、後流の濾過材部
の殺菌効果がないため、もし後流の濾過材部に菌が繁殖
すると、その菌が風呂に流入する恐れがあるためである
。

そこで、本発明は、前流の浄化用濾過材６の内部空間部
の後流に紫外線ランプ７を配置し、常に浄化用濾過材６
を照射して菌の繁殖を防止するとともに、濾過材に担持
した光触媒で濾過材に付着した湯垢を酸化分解させるも
のである。したがって、この光触媒を担持した浄化用濾
過材６と光触媒を働かし、かつ殺菌もする紫外線ランプ
７は、同一容器に格納した。さらに、この紫外線ランプ
は、水遮断体１１の内部空間部に格納され、水を接触し
ないようになっている。

水殺菌浄化部の詳細な断面図を第２図のＡ　−Ａ’線断
面図を第３図に示す。

水殺菌浄化部は、金属製容器１２で形成した水槽内に円
筒状の光触媒を担持させた浄化用濾過材６と円筒状の浄
化用濾過材６の内部空間部に配置した石英管からなる水
遮断体１１と、水遮断体１１の内部空間部に配置した紫
外線ランプ７を格納した構成である。

水遮断体１１は、金属製容器１２とオーリング１３を介
して接触し、その内部空間部への水の浸入を防止してい
る。このオーリング１３は、紫外線ランプ７からの光が
直接あたらない部分に配置し、光による劣化が生じない
構成にしている。

水は、入口１４より流°入し、光触媒を担持した浄化用
−過材６を通過して紫外線ランプ７で殺菌された後、出
口１５よシ流出する。

紫外線ランプ７は、２５３．７μｍを中心波長とする防
水型であり、この波長をよく透過させる石英もしくは紫
外線透過ガラス（低Ｆ　ｅ　２０　ｓのケイ酸塩ガラス
、ホウケイ酸ガラス、低アルカリ、リン酸塩ガラス）で
照射部が構成されている。紫外線ランプ７は、その送電
をするための電気リード線１６が設けられているが、こ
の電気リード線１６は、紫外線ランプ７を水遮断体１１
の中に固定する下部および上部蓋１７の中央にあけられ
た穴１７ａから導きだすものや、紫外線ランプ７の片端
から導きだすものなどの構成が可能である。水遮断体１
１の材質は石英、フッ素樹脂、紫外線透過ガラスの群よ
り選択した１種以上であるが、好ましくは石英もしくは
フッ素樹脂をコートした石英である、石英もしくは、フ
ッ素樹脂は紫外線の透過が特に優れているため殺菌と光
触媒を効果的に働かすことができる。なお、水殺菌浄化
部は、金属製容器１２のなかに光触媒を担持した濾過材
６を配置し、その内部空間部に水遮断体１１を配置し、
水がこの濾過材６および遮断体１１の周囲３６０度を移
動するようにした。このため、紫外線ランプ７の光は、
３６０度利用され、効率よく水の殺菌と光触媒を働かす
ことができる。

また、光触媒を担持した浄化用−過材６は、ポリプロピ
レン繊維に光触媒としてＴｌＯ２を担持させたものであ
る。この浄化用濾過材の孔径は、１〜１００μｍ、好ま
しくは２〜２０μｍが最適である。これは、この孔径が
最もよく湯垢を付着させて、光触媒で分解するからであ
る。一方、気孔率は、多いほどよく水が流通するが、材
料構成のかねあいより２０〜６０％とした。また、浄化
用濾過材６は、セラミックの多孔材などを用いてもよい
。

つぎに、第１図〜第３図記載の水殺菌浄化装置を試作し
、本発明の効果を判定した。

水殺菌浄化部は、１．６１の内容積をもつステンレス製
金属容器の内部に、６μｍの孔を有する気孔率４０％の
ＴｌＯ２を担持させたポリプロピレン製の円筒形洲過材
（′ｇ５過面積５ｅｏｃＪ）を配置し、さらに−過材の
中心部に紫外線ランプを配置して水および濾過材の殺菌
と濾過材に付着した湯垢を光触媒で分解する構成である
。なお、この紫外線ランプは、石英管からなる水遮断体
１１の内部空間部に防水型１３Ｗ出力ランプ（紫外線放
射照度６６μＷ／ｃａ　）を配置して水と遮断した構成
である。

この水殺菌浄化装置を２００１の浴槽にとりつけ、浴槽
に成人男子４人が入浴し、１日放置後に循環ポンプ６を
可動（流量２２／／＋＋ｏ＋＋）させて濁度および生菌
数を測定した結果を第４図と第５図に示す。濁度および
生菌数が、時間とともに減少しており、清潔なお湯にな
ってゆくことがわかる。

つぎに、炉材部における菌の繁殖度合いと、湯垢の分解
量を評価するため、前記の実験終了後（２０ｏｌの風呂
水を２時間循環した後）濾過を取りはずし、まず、あら
かじめ滅菌した純水（菌数０個／ｇ／）に１０分間浸漬
し、菌数を測定した。

本発明のように、炉材を紫外線ランプで殺菌した構成の
ものは、３０個／ｍｌであったが、炉材を紫外線ランプ
を別々の容器に入れて炉材を紫外線ランプで殺菌しない
構成のものは、２Ｘ１０６個／ｍｅと菌の繁殖がみられ
た。さらに、付着した湯垢の分解量を炉材に担持した光
触媒の種類と量を変えて評価した結果を表１に示す。表
１から光触媒としてＴｉＯ□が炉材に付着した湯垢を１
００％分解させることが判明した。

表Ｉ　　Ｔ　１０２−　Ｓ　ｉ　０２複合酸化物上での
湯垢の分解量発明の効果以上のように本発明の水殺菌浄化装置は、光触媒を担持
した浄化用濾過材と、前記浄化用濾過材の後流に位置し
、水および前記浄化用濾過材の殺菌と光触媒を効果的に
働かす紫外線ランプと、出口部に位置する噴流装置とを
、ポンプ、駆動の水流路に配置した構成なので、以下の
効果を有する。

（１）浴槽内の湯垢や細菌が、炉材のフィルター効果お
よび紫外線ランプの殺菌効果により除去されるので、濁
りや臭いのないきれいな水が得られる。

（２）光触媒を担持した浄化用濾過材に付着した湯垢が
紫外線ランプの光による光触媒で分解するので、濾過材
に目づまりが起らず長期間使用できる。

（３）−過材が、紫外線ランプで殺菌されるので炉材部
における菌の繁殖がなく清潔である。

（４）噴流装置によって水が勢いよく流れるので、水の
循環効率がよくなり、殺菌、浄化９戸材に付着した湯垢
の分解が効果的におこなわれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の水殺菌浄化装置を風呂に応
用した断面図、第２図は水殺菌浄化装置の要部拡大断面
図、第３図は第２図のＡ　−Ａ／線断面図、第４図は同
装置の特性図、第５図は同装置の特性図である。１・・・・・・水殺菌浄化装置、３ａ、３ｂ・・・・・
・水流路、６・・・・・・ポンプ、６・・・・・・光触
媒を担持した濾過材、７・・・・・・紫外線ランプ、１
０・・・・・・噴流装置。代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名第４
図１図１−・・％Ｊｉｆ蛤１５争イヒ１号茜、１３α５３ｂ−
・７’Ｋ　Ｓ光烙Ｃ−・・炉瞠貸ＲｆＡ　　ｔｌ：’ｊ　　ｒ、ｈ　　ｒ２）第５図３山Ｍ転詩間（９）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）水流路に、紫外線ランプと１〜２００μｍの孔径
を有する濾過フィルターに光触媒を担接させた浄化材を
配置した水殺菌浄化装置。
（２）浄化材を前流に配置し、紫外線ランプを後流に配
置した特許請求の範囲第１項記載の水殺菌浄化装置。
（３）水流路に設けられた内部に空間部を有する水遮断
体と、この水遮断体内の空間部に配置され前記水流路の
水を殺菌する紫外線ランプとを配置した特許請求の範囲
第１項記載の水殺菌浄化装置。
（４）水遮断体の材質が、石英、フッ素樹脂、紫外線透
過ガラスの群より選択した少なくとも１種である特許請
求の範囲第３項記載の水殺菌浄化装置。
（５）光触媒は、酸化チタンを主成分とする特許請求の
範囲第１項記載の水殺菌浄化装置。