JPH0267383A - 熱硬化性の塗料組成物およびその用途 - Google Patents

熱硬化性の塗料組成物およびその用途

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JPH0267383A
JPH0267383A JP1178205A JP17820589A JPH0267383A JP H0267383 A JPH0267383 A JP H0267383A JP 1178205 A JP1178205 A JP 1178205A JP 17820589 A JP17820589 A JP 17820589A JP H0267383 A JPH0267383 A JP H0267383A
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binder
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binders
coating
liquid
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JP1178205A
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Roland Gruetter
ローラント・グリユツター
Reiner Bohmert
ライナー・ベーメルト
Rolf Reinecke
ロルフ・ライネケ
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Axalta Coating Systems Germany GmbH and Co KG
Original Assignee
Herberts GmbH
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/44Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications
    • C09D5/4473Mixture of polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D163/00Coating compositions based on epoxy resins; Coating compositions based on derivatives of epoxy resins

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は貯蔵および施用温度で不相溶であり異なる電荷
のイオンを含有するが熱硬化条件下で相互拡散しうる少
なくとも2種の結合剤からなる熱硬化性塗料に関する。
該塗料は、例えば引き続く焼付けによる硬化を伴うスプ
レッドコーティング、スプレーコーティング、デイツプ
コーティングおよび電着コーティングを包含する各種の
施用方法に適している。
アニオン性およびカチオン性イオノマーの製造が知られ
ている。カチオン性イオノマー溶液と、アニオン性イオ
ノマー溶液との混合物から不溶性の塊りが沈澱すること
もまた文献より知うレテイル(“RECENT ADV
ANCES IN l0NCONTAIN−ING P
OLYMER5”M、F、 HooverおよびG、B
、 ButlerのJ、 Polymer Sci、、
Symposion No、 45+  16頁)。
しかしながらこのようなイオノマーは今までに塗料技術
における施用は考慮されていなかった。
アニオン性およびカチオン性ポリマーの相互の中和によ
る沈澱で得られるコポリマーがFR特許1493043
.1493044、l 493045および14930
46で開示されている。このようにして製造されたコポ
リマーはフィルムの形成、繊維の製造および被覆物の調
製のような異なる目的のために使用することができる。
製造工業に8いては製造品は主に塗料で塗装し、塗料施
用後、焼付は用オーブン中、80〜200℃の温度まで
加熱して硬化される。化学の用語でいえば硬化工程は一
般に結合剤系の架橋を包含する。
化学反応によって硬化される自己架橋性のそして外部架
橋性の結合剤系が知られている。架橋の間反応する官能
基はヒドロキシル基、メチロール基、アミノ基、エポキ
シ基、封鎖されたインシアネート基およびアセタール基
である。
生理学的に有害な開裂生成物が、しばしばこのような化
学的硬化工程の間に生成する。その上、重金属化合物を
しばしば触媒として使用する必要がある。製造品の表面
上における焼付けによるラッカー結合剤の化学的架橋は
、有機反応をコントロールし、修正するための、所定の
条件下、利用できる範囲が非常に狭いため、基本的に困
難であり、そして複雑である。
本発明の課題は焼付けによって硬化することができ、そ
してその架橋化が開裂生成物の生成することなしにおよ
び硬化触媒特に重金属触媒を必要とすることなしに容易
にコントロールされる結合剤系または塗料を提供するこ
とにある。
本発明によれば上記した問題点は、 (A)少なくとも硬化温度で液状形態に変えられ、酸性
、塩基性またはイオン性基を含有する少なくとも1種の
結合剤および (B)少なくとも硬化温度で液体形態に変えられ塩基性
、酸性または(A)のイオン性基とは反対の電荷のイオ
ン性基を含有し、そして硬化温度で結合剤(A)とのみ
相互拡散しうる、少なくとも1種の結合剤、ただしくB
)は(A)が酸性基を含有する場合は塩基性基を、そし
て(A)が塩基性基を含有する場合は酸性基を含有する
(ここで結合剤(A)および(B)の少なくとも1つが
施用および貯蔵条件下で固体の粒子形態で存在する)か
らなる結合剤を含有する熱硬化性塗料の提供によって達
成されることが見い出された。
焼付けによる硬化の間、結合剤成分(A)およびCB)
は溶解し互に拡散する。これにより、例えば(A)およ
び(B)の反対の電荷のイオン性基の官能基の結合を通
して架橋が起こり、かくして、2つの結合剤成分の純粋
に物理的な架橋が起こる。コントロールの困難な化学反
応は必要でなくまた触媒を使用する必要もなくそして慣
用の共有結合的架橋において生成する望ましくない反応
生成物もない。
従って本発明は、少なくとも2種の酸性、塩基性または
イオン性の結合剤(A)および(B)からなり、結合剤
(A)は、塩基性、酸性または結合剤(B)と比較して
反対の電荷のイオン性基を含有し、そして貯蔵および施
用条件下、結合剤(B)とは相互拡散することのない全
く新しい種類の熱硬化性塗料に関する。結合剤は加熱時
に融解するだけである。
結合剤成分(A)および(B)は結合剤(A)が結合剤
(B)と室温で不相溶であるという事実から混合後、相
互拡散することがない。
各種結合剤の相溶性(compatibility)は
通常、結合剤の完全に均一な混合が可能であることを意
味していると理解される。従って、不相溶性(inco
mpatibNity)は、完全に均一な混合物を得る
ことはできないことを意味している。
この不相溶性は、各種方法、例えば、結合剤中の分子構
造によって、封入によって、そして、結合剤の異なるガ
ラス転移温度によって達成されうる。本発明によれば、
例えば、結合剤(A)および(B)の一方は固形状の形
態で、他方は液状または溶解された形態で存在しうる。
結合剤(A)および(B)の相互溶解は避けなければな
らない。
別の可能性は、結合剤成分(A)および(B)の両方が
固形状形態で存在することである。
上記の両方の場合とも、固形状結合剤は好ましくは粒子
形態で存在し、好ましくは0.05〜15μ屑の粒径を
有する。
貯蔵および施用条件下での結合剤(A)および(B)の
相互拡散は、示差走査熱量計(DSC)によって測定さ
れる結合剤(A)または(B)の少なくとも1種のガラ
ス転移温度(Tg)が40〜250℃、好ましくは50
〜150℃、そしてより好ましくは50〜130℃の範
囲であるという事実により、有利に妨げられる。もう一
方の結合剤(B)または(A)のガラス転移温度はこれ
らの値より低いかまたは同じ値と想定しうる。その値が
同じである場合、相互拡散は起こらない。その値が低い
場合、使用する溶媒および/または可塑剤中、2つの成
分の相互溶解または溶解は起こらないであろう。
2種またはそれ以上の結合剤を結合剤(A)および/ま
たは結合剤(B)として使用することは当然可能である
し、また、有利となるかもしれない。ただしそれらは結
合剤(A)または(B)の定義に従うものとする。結合
剤成分(A)および(B)は2つの成分の有効的な結合
または架橋で相互の中和が生じる程度に反対の電荷のイ
オン性基を含有する。一方、それらは、相当する量(重
量)で混合される。
すなわち、結合剤(B)は例えば、それが塩基性の結合
剤(A)と混合される場合、酸性基を含有し、または、
酸性の結合剤(B)と混合される場合、塩基性基を含有
する。結合剤(B)は、結合剤(A)との相互拡散を避
けるように処方されなければならない。結合剤(A)ま
たは(B)は合成樹脂、天然樹脂または、塩基性または
酸性基を含有する変性樹脂、例えば変性エポキシ樹脂、
アクリル性化合物またはアクリル性化合物およびスチレ
ンおよび/またはスチレン誘導体のポリマー ポリゲタ
ジエン樹脂、マレイン化油、ポリエステル、アルキド樹
脂、ポリウレタン、ポリアミノアミド樹脂、変性エポキ
シド/カルボン酸/アミン反応生成物、ビスフェノール
Aの変性Mann ich塩基でありうるが、ただしこ
れらは、十分な数のイオン性基を含有する。アクリル性
化合物はまた例えばメタクリル酸系、ブタアクリル酸系
および2−エチルへキサアクリル酸系化合物のようなl
−アルキルアクリレートを包含するものと理解される。
結合剤(A)および(B)は、塩基性またはカチオン性
基として脂肪族、環式脂肪族および/または芳香族基を
含有する第11第2および/または第37ミノ基、スル
ホニウムおよび/またはピリジニウムおよび/またはピ
リジン基、ホスホニウム基を、そして酸性またはイオン
性基としてカルボキシル基、スルホン酸基、ホスホン酸
基および/またはフェノール性ヒドロキシル基を含有し
てもよい。
カルボキシル基、スルホン酸基、ホスホン酸基、フェノ
ール性ヒドロキシル基、アミノ基、ピリジニウム基およ
びピリジン基を含有する結合剤が好ましく使用される。
本発明において、使用するのに好適なカチオン性または
アニオン性の結合剤の例を下記に示す。カチオン性また
はアニオン性基は、一般に、カチオンまたはアニオンに
変化しうる塩基性または酸性基を含有すると理解されて
いる。
明確な関連性においてこれらの例は、 (A)結合剤系または塗料中、液状、溶解されたまたは
固形状の形態(例えば粒子形態)で存在しうるカチオン
性(または塩基性)またはアニオン性(または酸性)の
結合剤、および(B)例えば、(A)の例とともに反対
の電荷の結合剤として使用することができ、好ましくは
、結合剤系または塗料中、固形状の形態(例えば粒子形
態)で存在するカチオン性(または塩基性)またはアニ
オン性(または酸性)の結合剤 に分けられる。
(A)に関して使用できる結合剤の例は次のものである
。すなわち、300−1O,0OOy/moQ、 好ま
しくは300〜5.000g/ moQの数平均分子量
を有する重付加、重縮合および/または重合生成物。
これらは官能基としてアニオン性またはカチオン性基を
含有する。これらは、カチオン性基として例えば、脂肪
族、環式脂肪族および/または芳香族基を含有する第1
、第2および/または第3アミノ基および/または第4
アンモニウム基、ピリジニウムおよび/またはピリジン
基を含有してもよい。これらはまたEP−A 5989
5に記載のようにスルホニウムおよび/またはホスホニ
ウム基を含有してもよい。これらはア二オン性基として
、例えば、カルボキシル基、スルホン酸基、ホスホン酸
基および/またはフェノール性ヒドロキシル基を含有し
てもよい。アミノ基、第4アンモニウム基および/また
はピリジン基および/またはピリジニウム基またはカル
ボキシル基、スルホン酸基、ホスホン酸基および/また
はフェノール性ヒドロキシル基の何れかを含有する結合
剤(A)を使用するのが好ましい。これらの結合剤の樹
脂成分は、例えば、エポキシ樹脂、アクリレートまたは
ポリアミノアミドであってよい。
カチオン性基を含有する結合剤の例は、例えばEP−A
 82291の5頁21行〜7頁15行およびEP−A
 66859の5頁1行〜7頁7行に記載されているタ
イプの、アミノ基含有の変性エポキシ樹脂として知られ
ている。これらは、エポキシ樹脂と第1または第2アミ
ンとの反応により製造される。ジエチレントリアミンの
ジケチミンは、第2アミンとして、有利にエポキシ樹脂
と反応しうる。これらの結合剤はまた、逐次結合剤の生
成のための中間体生成物を経て、幾つかの段階で製造で
きることが知られている(EP−A2B 859.20
頁、実施例A6)。この明細書においてエポキシ樹脂は
反応性エポキシド基を有する重縮合物、ポリマーおよび
重付加物の何れか、例えハホリフェノール、例えばビス
フェノールAおよびノボラックとエビクロロヒドリンと
の反応生成物および、エポキシド基を含有する七ツマ−
1例えばグリシジル(メタ)アクリレートを用いて製造
されたコポリマーまたはホモポリマーであると理解され
る。
結合剤(A)にアミノ基を導入するために、樹脂、例え
ばDE−A 2707405に記載のエポキシ樹脂のヒ
ドロキシル基と反応しうるアミノイソシアネートを用い
ることが可能である。
第4アンモニウム基は、知られた方法、例えば、エポキ
シ基と第3アミンの塩との反応により導入することがで
きる。
結合剤(A)として使用するのに適当なアミノ基を含有
する他の結合剤は例えば、ポリアミノアミドとして知ら
れている二量体および/または二量体の脂肪族とジエチ
レントリアミンおよび/またはエチレンジアミンとの反
応生成物である。
アミノ基を含有する結合剤はまた、不飽和アミン、例え
ばジメチルアミノアクリレートのホモポリマー化または
コポリマー化によって得られる。
本発明において使用するのに好適なアニオン性基を含有
する結合剤は、例えばカルボキシル基含有脂肪油、合成
油脂肪酸または油−変性アルキド樹脂、ポリエステル、
変性天然樹脂、アクリレート樹脂および変性エポキシ樹
脂として知られている。カルボキシル基を含有する脂肪
油は、例えば亜麻仁油、脱水ひまし油、桐油(wood
 oil)および/または大豆油からマレイン酸または
マレイン酸無水物との反応により製造され、そしてマレ
イン化油として知られている。
カルボキシル基を含有する合成油は、ポリブタジェン油
およびマレイン酸またはマレイン酸無水物から製造する
ことができる。本発明において、変性天然樹脂、例えば
ロジンとマレイン酸無水物の反応生成物(マレエート樹
脂として知られている)を使用することもできる。カル
ボキシル基を含有する好適な変性エポキシ樹脂は例えば
DE−A 1520210およびDE−A 15202
19に記載のように、ビスフェノールのエポキシ樹脂を
エビクロロヒドリンと、水、モノカルボン酸、アンモニ
アまたはアミンを伴って反応させてエポキシド基を含ま
ない生成物とし、次いでポリ塩基性有機酸の無水物と反
応させることにより得られる。
特に好ましい結合剤(A)の例を下記に示す。
特に好ましい結合剤の成分(A)は300〜s、oo。
/molの数平均分子量を有し、そして、分子内に平均
で少なくとも4個の官能基を含有する。
それらは、例えば下記の一般式 (式中、Rは であり、 基R′は同一かまたは異なっており、 R′は、同一かまたは異なっており、そしてR′は、水
素または一〇nH111+1であり、R#は、−(CR
’z)n−であり(ここでR′は上に定義されたものと
する)、 R#は、水素、−cnLn++、またはハロゲン、好ま
しくは水素であり、 m=o〜6であり、 n=1〜3である) に相当するポレグリシジルエーテルである。
特に好ましい結合剤(A)はエビクロロヒドリンとジヒ
ドロキシジフェニルメタン(ビスフェノールF)または
ジヒドロキシジフェニルプロパン(ビスフェノールA)
の反応生成物である。
好適な分子量のポリエポキシドは、ビスフェノールとエ
ピクロロヒドリンの反応における反応条件の適当な選択
または好適な塩基または酸触媒の存在下、低分子量のジ
グリシジル化合物と、それ以上のビスフェノールおよび
/またはモノフェノールおよび/またはポリアルコール
、例えばヘキサン−1,6−ジオール、ポリテトラヒド
ロフランジオール、ポリカプロラクトンジオール、ポリ
カプロラクタムジオールまたはポリブタジェンジオール
またはモノアルコールの反応により得られる。特に好ま
しい結合剤(A)へのアミノ基の導入は、例えば、NH
−反応性化合物のエポキシド基への付加により、または
、塩基性樹脂のヒドロキシル基と、芳香族および/また
は脂肪族および/または環式脂肪族のジーまたはポリイ
ソンアネートとジアルキルアミノアルコールの反応(D
E−A 2707405)により生成した塩基性モノイ
ソシアネートとの反応により達成される。使用されるN
H−反応性化合物は、第1モノアルキルアミン例えばジ
アルキルアミノアルキルアミンおよび/または好ましく
は、第2モノアミン例えばジアルキルアミン、モノアル
キルヒドロキシアルキルアミンまたはジヒドロキシアル
キルアミンである。好適な化合物の例はジエチルアミン
、ジメチルアミノプロピルアミン、N−メチルアミノエ
タノール、ジェタノールアミンまたはジエチレントリア
ミンのジケチミンである。第1アミンまたは第2ジアミ
ンが使用される場合、連鎖の延長が生じる。
他の好適な第2ジアミンは、アルキルジアミノアルカン
または飽和グリシジルエーテルと第1ジアミノアルカン
の反応生成物である。結合剤(A)は好ましくは、1分
子あたり平均して少なくとも2個の好ましくは少なくと
も3個のそしてより好ましくは少なくとも4個のカチオ
ン性またはアニオン性基を含有する。
上述したように、好ましくは本発明の塗料または結合剤
組み合わせ(A)および(B)中国形状の形態、例えば
粒子形態で上記で示したような反対の電荷を有する(A
)の例とともに使用されるアニオン性またはカチオン性
の結合剤(B)の例を下記に示す。
40〜250℃、好ましくは50〜150℃そしてより
好ましくは50〜130℃の範囲内のガラス転移温度を
有する結合剤は一般に結合剤(B)として使用される。
結合剤(A)は同じ範囲のガラス転移温度を有するか、
または液状のまたは溶解された形態で存在し、貯蔵およ
び施用条件下で結合剤(B)を溶解または膨潤しない。
粒子形態の結合剤(B)の好ましい製造方法は、アクリ
ル系化合物および/またはビニル化合物またはアクリル
系化合物および/またはビニル化合物とスチレンおよび
/またはスチレン誘導体の乳化重合である。例えば15
μ肩以下の粒径まで粉砕された樹脂および塗料粉末は結
合剤(B)に好適である。次のものは(B)に使用でき
る結合剤の例である。少なくとも2,000g/110
12、好ましくは少なくとも5.000g/moff、
より好ましくは少なくとも50.0009/ moQそ
して最も好ましくは少なくとも100.0009/ll
l0(2の数平均分子量を有する重縮合、重付加および
/または重合生成物。例えば10’ 97monなどの
上限に制限はない(重縮合、重付加および重合の用語は
、Winnacker−Kuch Ierの“Chem
ische Technologie”6巻、313−
323頁、Organische Technolog
ielI、Carl Hanser Verlag M
tlnchen、1982年において定義されている)
結合剤(B)はWinnacker−Ktichler
の“ChemischeTechnologie”、6
巻775〜787頁、OrganischeTechn
ologie If、Carl Hanser Ver
lag Mtlnchen−11ien (1982年
)に記載のように乳化重合、懸濁重合、塊状重合および
溶液重合により、ホモポリマーまたはコポリマーとして
有利に製造できる。結合剤(B)の製造には乳化重合お
よび懸濁重合が特に好ましい。
結合剤(B)は官能基としてアニオン性またはカチオン
性基を含有する。結合剤(B)は例えばアニオン性基と
して、カルボキシル基、スルホン酸基、ホスホン酸基お
よびフェノール性ヒドロキシル基を含有してもよい。
例えば、ホモポリマーまたはコポリマーへの重合により
、モして/または例えば(アルク)アクリル酸、クロト
ン酸、イタコン酸、マレイン酸、マレイン酸無水物、7
マル酸、フタル酸無水物またはその水素添加生成物、ス
ルホエチル(メタ)アクリレート、アミドメチルプロパ
ンスルホン酸(AMPS)およびビニルホスホン酸のよ
うな不飽和酸による適当なポリマーでのポリマー類似反
応によって酸性基が結合剤(B)に導入される。
アニオン性基を結合剤に導入できる他の好適な七ツマ−
は例えば芳香環上に不飽和鋼を有するフェノールのよう
な不飽和化合物、例えばビニルフェノールまたは重合中
、またはその後に酸性基を生成することができる七ツマ
ー1例工ば4−ヒドロキシスチレンアセテートである。
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを用いてのコ
ポリマーまたはホモポリマーの生成およびヒドロキシル
基、のジーまたはポリカルボン酸の酸無水物、例えばマ
レイン酸無水物、フタル酸無水物またはその水素添加生
成物との完全または部分反応により得られた生成物を使
用することもまた可能である。好適なカチオン性基は例
えば第11第2、第37ミノ基、第4アンモニウム基、
ピリジン基、ピリジニウム基、スルホニウム基およびホ
スホニウム基である。
塩基性基は例えば不飽和アミン例えばジメチルアミノア
クリレート、アリルアミン、ビニルピリジンおよびその
誘導体のホモポリマー化またはコポリマー化により、モ
して/または好適なポリマーでのポリマー類似反応によ
って結合剤に導入してもよい。
グリシジル(メタ)アクリレートを用いてコポリマーま
たはホモポリマーを製造し、エポキシド基をジエチレン
トリアミンのジケチミンを包含する第2アミンおよび/
または第3アミンの塩、例えばジメチルアミンラクテー
トと完全にまたは部分的に反応させることもまた有利で
ある。
分子内の官能基の平均数はその反応物に依存する。しか
しながら、共有結合的架橋により架橋が行われ、その場
合、反応成分の一方の分子が平均して少なくとも2個の
官能基を含有し、反応成分の他方の分子が平均して少な
くとも3個の官能基を含有しているが、イオン対結合に
よる架橋には、1分子あたり、より多い官能基が必要と
される。結合剤(B)は、1分子あたり、平均して少な
くとも5個、好ましくは少なくとも15個、そして、よ
り好ましくは少なくとも30個の官能基を含有すべきで
ある。
結合剤(B)は、好ましく、そして最良に、例えばその
製造中に得られた水性または非水性分散液または例えば
分散液のスプレー乾燥後の粉末または粉砕された合成樹
脂または塗料粉末の形態で使用される。施用前の結合剤
(A)または(B)、より詳しくは(B)の粒径は0.
05〜15gm、好ましくは0.05〜2μm1そして
より好ましくは0.1〜2μ肩である。
粒子の単分散および多分散分布は共に好適である。好ま
しい粒子形態の他の好適な結合剤(B)の製造は原則と
して、結合剤(A)についての記載と同様にして達成す
ることができる。ただし、このようにして得られた結合
剤は微粉状固形物形態で使用することができる。
上記記載の結合剤(A)および(B)は、90−10%
結合剤(A)対10〜90%結合剤(B)、好ましくは
75〜25%結合剤(A)対25〜75%結合剤(B)
、そしてより好ましくは60〜40%結合剤(A)対4
0〜60%結合剤(B)の重量比で、塗料中に存在する
本発明の結合剤組み合わせまたは塗料は標準添加剤を含
有してもよいが、それらは焼付は前に、成分(A)およ
び(B)の相互拡散を生じさせてはならない。
例えば、結合剤(A)および(B)の他に、硬化性塗料
は、場合によっては、イオン性となる必要のない他の塗
料素材、例えば結合剤、可塑剤、顔料、充填剤、塗料粉
末、樹脂粉末、添加剤(消泡剤、クレータ−防止剤、定
着剤、流れ調整剤、触媒など)および有機溶媒を含有し
てもよい。
好適な有機溶媒は、貯蔵および施用条件下、成分のうち
1種類のみを溶解または膨潤する溶媒である。電着コー
テイング槽、特にカチオン性電着コーテイング槽におい
て使用するのに好ましい補助溶媒は、例えばヘキシルグ
リコール、ブチルグリコール、2.2.4−トリメチル
ペンタン−1,3−ジオールモノイソブチレートまたは
その混合物である。
必要とは限らないが、例えば硬化触媒として重金属化合
物の添加が原則として可能である。
標準的な架橋剤はどれも使用する必要がない。
しかしながら他の架橋剤例えば尿素樹脂、トリアジン樹
脂、フェノール性樹脂、ブロックトイソシアネート、エ
ステル交換性およびアミド交換性の架橋剤、アセタール
官能性架橋剤および尿素縮合物(例えばDE−A 33
25061に記載のもの)を場合によっては加えてもよ
い。
従来より、反応性を変える各種架橋剤の組み合わせが塗
料において、数多くの改良をすることができることが知
られていた。本発明の塗料を水希釈性塗料として使用す
る場合、標準中和剤が用いられ、例えば結合剤(A)に
ついては、結合剤(A)が塩基性基を含有する場合は無
機および有機酸が、または結合剤(A)が酸性基を含有
する場合はアルカリヒドロキシド、アミン、アルカノー
ルアミンおよびアンモニアが用いられる。ギ酸、酢酸、
プロピオン酸、乳酸、没食子酸、リン酸、アルキルリン
酸およびカルポン酸が好ましく用いられる。
フェノールのように、化学的に直接は、酸に属さない他
の酸性化合物、例えばピロガロールもまた用いてもよい
。好ましい塩基性中和剤は、2009/ moQまでの
より好ましくは1509/ gaffまでの分子量を有
するアミンおよびアルカノールアミンである。
本発明の結合剤の組み合わせまたは塗料組成物は各種の
施用方法に好適である。例えばそれらは知られた塗装方
法例えばスプレーコーティング、ローラーコーティング
、スプレッドコーティング、デイツプコーティング、ロ
ールコーティングおよび電着コーティングにより、適当
な加工物の表面に施用してもよい。
コーテイング物質の膜は80〜250℃で焼付けを行う
ことにより硬化される。
好ましい施用方法は電着である。電着は、水性分散液中
で行われる。樹脂成分(A)または(B)の一方は粒子
である必要がある。もう一方の成分は好ましくは水中で
分散性である。液状成分の分散性を達成するため、酸ま
たは塩基を加える必要がありうる。例えば、もし分散性
成分がアミノ基を含有するならば、酸を加える必要があ
るであろう。水性分散液中、成分(A)および(B)の
均一な分布を達成することが望ましい。
下記の理論に縛られることなく、粒子状成分は、液状分
散成分によってコーティングされ、水性分散液からの電
着を可能とする表面的に均一な電荷を有するコーティン
グ粒子を与える。例えば通常の粉砕装置を用いて、水性
媒体中、成分(A)およびCB)の両方を粉砕すること
により、樹脂(A)および樹脂(B)の均一な分布を達
成することができる。
このような粉砕装置の例は、ボールミル、撹拌装置を備
えたボールミル様装置、ビードミルなどである。液状樹
脂(A)および(B)の一部は、過剰に用いることがで
きる。分散された結合剤は通常の添加剤および/または
一般に電着コーティングにおいて使用される顔料によっ
て変えることができる。このような槽から、コーティン
グは高い電気伝導性を有する支持体例えばスチールまた
はアルミニウムに通常の電着法により付着しうる。基体
は次いで加熱され、そして常法に従って処理される。
このようにして得られた硬化膜は、次のコーティングの
ために支持体として使用することができる。次のコーテ
ィングは、湿ったまたは予備乾燥された状態でまたは電
着されたコーティングの硬化後ウェットーインーウェッ
ト法により施用することができる。
本発明の塗料を用いる利点は、理論的に開裂生成物が生
成しないこと、そして殆どイソシアネート化合物および
重金属化合物を使用する必要がない。車体の塗装に関し
ての特別な利点は本発明のコーティングで得られた顕著
な耐チップ性である。焼付けの施されたコーティングの
室温での架橋は、共有結合的架橋のすべての利点を与え
るが可逆性である。生成した架橋構造の個々のポイント
はイオン濃度および支持体ポリマーに応じて高温、例え
ば約100°Cで再び開鎖することができる。この特性
により、熱的に架橋される下記の層の付着性が明確に改
良されるという利点が得られる。
加熱による硬化後でさえ、互いに相溶性でない結合剤を
用いることができることにより、さらに、利点が得られ
る。本発明によれば、このような結合剤に異なる電荷の
イオン性基を導入し、そして熱硬化による均一な澄んだ
コーティングを形成することができる。
従って、例えばポリスチレンおよびポリブタジェン油の
混合物は150°Cまで加熱した後でさえ不均一な無光
沢の膜を形成する。もし、カルホキシル基を十分に含有
するポリブタジェン油(液状結合剤として)およびアミ
ノ基を十分に含有するポリスチレン(樹脂粉末として)
が支持体に適用され150°Cまで加熱される場合、均
一な澄んだ膜が形成する。
ポリブタジェン油へのカルボキシル基の導入は例えば水
性ラッカー、例えば陽極付着性電着コーティングにおい
て用いられる結合剤について慣用の該油とマレイン酸無
水物との反応と水またはメタノールを用いてのその無水
物環の開裂により可能である。
ポリスチレンへのアミノ基の導入は、スチレンとビニル
ピリジンのコポリマー化により達成することができる。
2つの結合剤の片方のみ、例えばポリブタジェン油のみ
への導入は、両方の融解された結合剤の相溶性をもたら
さない。
両方の結合剤におけるカルボキシル基およびアミノ基の
、各々の必要量は相当する試験により容易に見出される
本発明の塗料組成物は、無溶剤のおよび少ない溶剤(高
い固形化度)の塗料、非水性分散液(有機液体中の分散
液)、水希釈性塗料および電着塗料として使用すること
ができる。電着塗料での使用は、特に陰極電着用のもの
が好ましい。さらに好ましい実施態様は粉末コーティン
グである。結合剤(A)は塩基性または酸性基を含有す
る合成樹脂、天然樹脂または変性天然樹脂である。電着
塗料を包含する水希釈性塗料としての使用のためにそれ
は、中和または部分中和後知られた方法で、水に溶解ま
たは分散してもよい。
下記の実施例において、特に記載がない限りすべての%
は重量で表す。
製造例 アミン基を含有する結合剤AI EP−A 8229L 11頁の成分A2に従って、1
909のビスフェノールジグリシジルエーテル(lエポ
キシド当量)および14259のビスフェノールグリシ
ジルエーテル(3エポキシド当量)を597gの2−エ
トキシエタノール中に、100℃で溶解させる。溶液を
60°Cまで冷却し、そして1269のジェタノールア
ミンをそれに加える。温度を2時間にわたって、ゆっく
りと、80℃まで上げる。
次いで169gのN、N−ジエチルプロパン−1,3−
ジアミンを加え、温度を、2時間にわたって、120°
Cまで上げる。カルボキシル基が第3炭素原子に結合さ
れているC9〜C1+モノカルボン酸のジグリシジルエ
ステル478gをその温度で加え、次いで130℃で5
時間撹拌する。反応混合物を2−エトキシエタノールで
希釈して、樹脂含量を60%とする。固形状樹脂は91
 (mgKOH/ 9)のアミン値および265 (1
119KOH/ g)のヒドロキシル値を有する。
アミン基を含有する結合剤A2 EP−812463に従って、301gのジェタノール
アミン、189gの3−(N、N−ジメチルアミノ)−
プロピルアミンおよび1147gの2モルのヘキサン−
1,6−ジアミンと4モルのバーサチック酸のグリシジ
ルエステルとの付加物を3000gのエトキシプロパノ
ール中、5273gのビスフェノールAエポキシ樹脂(
エポキシド等重量約475)に加える。反応混合物を、
85〜90℃で4時間、次いで120℃で1時間撹拌す
る。次にエポキシプロパノールで希釈して固形物含量を
60%とする。
カルボキシル基を含有する結合剤Bl 乳化重合はHulscherのDispersione
n 5ynthe−tischer Hochpoly
merer、 Part l、 SpringerVe
rlag 1969. Chapter 2−1.6に
記載の何れかの標準方法によって達成される。
875gの完全脱イオン水(FDW)中、259の30
%アルカンスルホネート溶液からなる反応混合物を反応
器に入れる。予備乳濁液を788gの完全脱イオン水、
108gの30%アルカンスルホネート溶液、1277
gのスチレン、6399のアセトキシスチレンおよび1
4’4gのアクリル酸から製造される。重合は50°C
で行われる。開始系(レドックス系)は、70gの完全
脱イオン水中の4gの過酸化水素および70gの完全脱
イオン水中の4gのアスコルビン厳からなる。759の
予備乳濁液を溶液に加え、lへの開始剤溶液を窒素下、
50℃で添加することにより重合が開始される。残りは
3時間にわたって加えられる。
開始剤溶液を加えた後、前述と同じ構成成分のレドック
ス系を1時間にわたって加える。固形物含量が50%で
ある微粉状の凝固物を含まない分散液が得られる。
カルボキシル基を含有する結合剤B2 下記の七ツマ−の量を除いては、結合剤Blと同様にし
て乳化重合が達成される。1200gのスチレン、80
0gのアセトキシスチレンおよび609のアクリル酸。
結合剤B3 乳化重合は、結合剤B1の例において記載された標準方
法の何れかによって達成される。
975gの完全脱イオン水中、15gのアルキルトリメ
チルアンモニウムクロライドからなる反応混合物を反応
器に入れる。七ツマー溶液は、543gのスチレンおよ
び17gのアクリル酸から製造される。開始剤溶液は5
0gの完全脱イオン水中、1gの水溶性アゾ化合物から
なる。重合は50gの七ツマー溶液および20gの開始
剤を添加することにより80°Cで開始される。残りの
量は3時間にわたって同時に加える。重合は80°Cで
さらに2時間行われる。
結合剤B4 アクリル酸の代わりにメタクリル酸を用いる以外は例B
3と同様に乳化重合が達成される。
結合剤BS 七ツマ−として326gのスチレン、217gのアセト
キシスチレンおよび179のアクリル酸を用いる以外は
結合剤B3と同様のもの。
結合剤B6 アクリル酸の代わりにメタクリル酸を用いる以外は結合
剤B5と同様のもの。
結合剤B7 七ツマ−として543gのアセトキシスチレンおよび1
79のアクリル酸を用いる以外は結合剤B3と同様のも
の。
結合剤B8 アクリル酸の代わりにメタクリル酸を用いる以外は結合
剤B7と同様のもの。
結合剤B9 504gのアセトキシスチレンおよび56gのアクリル
酸を用いる以外は結合剤B3と同様のもの。
結合剤BIO アクリル酸の代わりにメタクリル酸を用いる以外は、結
合剤B9と同様のもの。
結合剤Bll 七ツマ−として476gのアセトキシスチレンおよび8
4gのアクリル酸を用いる以外は結合剤B3と同様のも
の。
結合剤B12 アクリル酸の代わりにメタクリル酸を用いる以外は、結
合剤Bllと同様のもの。
結合剤B13 476gのアセトキシスチレン、42gのメタクリル酸
および42gのアクリル酸を用いる以外は結合剤B3と
同様のもの。
実施例 1 550gの結合剤AIを高速溶解機中、17gのギ酸、
50%の完全脱イオン水、12gのカーボンブラックお
よび333gの結合剤Blと完全に混合し、そして、得
られた混合物をビードミルを用いて粉砕する。ただし粉
砕する物質の温度は30°Cを越えてはならない。粉砕
後、生成物を完全脱イオン水で総容量が3Qとなるまで
希釈する。909の50%の2−ブトキシェタノールと
50%の2.2゜4−トリメチルペンタン−1,3−ジ
オールモノイソブチレートの混合物を次いで加える。陰
極電着塗料浴(CED浴)が得られる。−晩撹拌した後
、亜鉛−リン酸処理した鋼板を30℃の浴温度および1
50Vの電着電圧で4分間、陰極でコーティングする。
鋼板を180℃のオーブン温度で25分間焼付けを行う
。焼付けの施されたコーティングは滑らかで弾性がある
。コーティングの厚みは21〜23μmである。
実施例 2 3QのCED浴を、6729の結合剤AI、219のギ
酸、50%の水、62.59の二酸化チタン、1.59
のカーボンブラック、200gの結合剤B2および20
43gの完全脱イオン水から、実施例1に記載の方法と
同様にして製造する。459のへキシルグリコールを浴
中に加えて撹拌する。亜鉛−リン酸処理スチールプレー
トを240vの電着電圧および200Ωの抵抗で陰極で
コーティングし、そして185℃で20分間焼付けを行
なった。焼付けの施されたコーティングは滑らかで弾性
があり、そして厚みが20〜22μmである。
実施例 3 508gの結合剤AIを高速溶解機中、169のギ酸、
50%の水、46gの二酸化チタン、1gのカーボンブ
ラックおよび1529の結合剤B2と、完全に混合し、
そして得られた混合物をビードミルを用いて粉砕する。
ただし、粉砕する物質の温度は30℃を越えてはならな
い。粉砕後、277gの完全脱イオン水を加える。ラッ
カーを65μmのウェット膜厚さで亜鉛−リン酸処理し
た鋼板上にナイフ−コーティングし、180℃で25分
間焼付けを行う。焼付けの施された膜は滑らかで光沢が
あり、そして弾性がある。結合剤AIの代わりに結合剤
A 2 (5089)を用いた場合、同様の結果が得ら
れる。
実施例 4〜14 結合剤B2の代わりに、結合剤B3〜B13を用いる以
外は実施例2のようにしてCED浴を製造し鋼板をコー
ティングし、そして焼付けを行う。すべての焼付けの施
されたコーティングは硬く弾性がある。
実施例 15 操作は672gの結合剤Alを、336gの結合剤Al
および336gの結合剤A2の混合物と置き代えること
を除いて実施例2と同様である。滑らかで弾性のあるコ
ーティングが焼付けを施した後にまた得られる。
アミノ基を含有する結合剤A3 385gの結合剤A2および122gの架橋剤CIを混
合し、そして、溶媒を60℃より低い温度で真空下留去
して固形物含量を85%とする。生成物は次いで、6.
99の酢酸(100%)と完全に混合しモして5009
の完全脱イオン水(温度約35℃)を撹拌しながらゆっ
くり加える。次いで、反応混合物をさらに水で希釈して
固形物含量を33%とする。
結合剤B14 七ツマ−として、112gのメタクリル酸および448
gのメタクリル酸メチルを用いる以外は結合剤B3と同
様のもの。生成した乳濁液をスプレー乾燥して非粘着性
の粉末とする。
架橋剤C1 160gのカプロラクタムを70℃で撹拌しながら、3
モルのトリレンジイソシアネートと1モルとトリメチロ
ールプロパン(Desmodun L■)の反応生成物
溶液4319 (酢酸エチル中75%)にゆっくりと加
える。次いで反応混合物をNGO含量が実質的にOとな
るまで70℃の温度を保持する。
顔料ペーストPI EP−A 0183025の実施例5記載の顔料粉砕ベ
ヒクル220g(90%)を9.6gの酢酸(100%
)と均一に混合し、得られた混合物を17909の完全
脱イオン水で希釈する。得られた溶液に製造例B14の
乳化ポリマー600gを撹拌下加えて、次いでビードミ
ルを用いて必要な粒径まで粉砕する。
顔料ペーストは固形物含量が約31%であり、安定でそ
して低粘性である。
顔料ペーストP2 EP−A 0183025の実施例5記載の顔料粉砕ベ
ヒクル220gを、酢酸(10,89,100%)と混
合しそして得られた混合物を1790gの完全脱イオン
水で希釈する。製造例B14の乳化ポリマー5009お
よび二酸化ジブチルスズ35gを、得られた溶液に加え
、次いでビードミルを用いて、必要な粒径まで粉砕する
。顔料ペーストは固形物含量が約28%で、そして低粘
性である。
実施例 16 製造例A1の結合剤675gを9.0gの酢酸と混合し
、次いでゆっくりと、そして完全に816gの完全脱イ
オン水と混合する。
この乳濁液13339を500gの完全脱イオン水で希
釈し、次いで774gで顔料ペーストPIを徐々に加え
る。生成物を完全脱イオン水で希釈して、固形物含量を
20%とする。焼付けの施されたコーティングは、均一
で弾性のある膜を与える。
実施例 17 製造例A3の分散液1273gを、11469の完全脱
イオン水と混合し次いで581gの顔料ペーストPlを
徐々に加える。CHD浴をヘキシルグリコールで調整し
て、標準コーティング条件とした。
コーティングされた板を150℃で25分間焼付けを行
い、そして滑らかで弾性のある膜を得る。
実施例 18 製造例A3の分散液12739を、10009の完全脱
イオン水と混合し、次いで585gの顔料ペーストP2
を徐々に加える。ラッカーをヘキシルグリコールで調整
して標準コーティング条件とした。
コーティングされた板を160℃で20分間焼付けを行
い、そして滑らかで弾性のある膜を得る。
アミノ基を含有する結合剤A4 A2に従って結合剤を製造する。但し合成の完了時溶媒
を真空下留去する。生成した生成物は冷却後、固化しそ
して約80のアミン値を有する。
結合剤B15 全処方に基づいて1モルのグリセロール、2.8モルの
プロピレングリコールおよび0.4%の酢酸亜鉛を反応
フラスコ、効率の良い撹拌器、カラム、蒸留ブリッジ、
受は皿そして混合物の温度および蒸気転移温度を調節す
るための温度計を備えた装置中で、緩やかな窒素ストリ
ーム下注意深く120℃まで加熱する。2モルのジメチ
ルテレフタレートを加え、次いで175℃まで加熱する
。混合物を次いで220℃まで加熱し、メタノールを留
去する。転移温度は65℃を越えてはならない。
温度をメタノールの理論量の90%位が除去されるまで
維持する。蒸留された液体の密度は合計0.792〜0
.7999/ m12 (20℃)であろう。高密度の
場合、相当する割合のプロピレングリコールが反応混合
物に加えられるべきである。反応混合物は、次いで16
0〜180 ’Oまで冷却される。
次いで0.37モルのアジピン酸および1モルのイソフ
タル酸を加え、次に、21O℃までゆっ(り七加熱する
。210 ’Oで反応混合物を、50〜55℃の融解範
囲(Kof Ierベンチ)となるまでエステル化する
。もし、この値が3時間後に、到達されないならば、反
応をわずかに真空にして(500ミリバール)継続する
50〜55°Cの融解範囲を越えて、反応混合物を15
0 ミリバールの真空下で濃縮する。70〜75°Cの
融解範囲に到達した後、真空を取り除き、窒素を通過さ
せ、そして、反応混合物を170〜175℃まで冷却す
る。生成したポリエステルは、5〜lOの酸価を有する
であろう。ポリエステルの酸価は、0.125モルのフ
タル酸無水物を加えることにより約100まで調整され
る。30分撹拌した後、溶融物は注ぎ出すことができる
実施例 19 製造例A4およびB15の樹脂をそれぞれ知られた方法
で<40μmの粒径まで乾燥粉砕する。生成した2種の
粉末を、A 4 : B15=53: 47の重量比で
互いに均一に混合する。得られた混合物を標準施用単位
を用いて静電塗装してもよい。
150°Cで焼付けを行うことにより、目の詰まった滑
らかな塗膜が支持体の表面上に形成される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(A)液状物に変えられるかまたは少なくとも硬化
    温度で溶解された形態であり、そして酸性基、塩基性基
    または同じ電荷のイオン性基を含有する1種またはそれ
    以上の結合剤、 (B)液体に変えられるかまたは少なくとも硬化温度で
    溶解された形態であり、そして(A)が酸性基を含有す
    る場合は塩基性基を含有するか、(A)が塩基性基を含
    有する場合は酸性基を含有するか、または(A)のイオ
    ン性基の電荷とは反対の、同じ電荷のイオン性基を含有
    する1種またはそれ以上の結合剤、ただし結合剤(B)
    は、施用および貯蔵条件下で非相互拡散性であるが、硬
    化条件下で結合剤(A)とは相互拡散性であり、結合剤
    (A)および(B)の少なくとも1種は施用および貯蔵
    条件下で固形状の粒子形態で存在するものとする、およ
    び (C)場合によっては標準溶媒、顔料および/または典
    型的な塗料助剤および/または貯蔵および施用条件下で
    結合剤(A)および(B)が相互拡散しないようにする
    ための添加剤 を含有する熱硬化性の塗料組成物。 2)90〜10重量%の結合剤(A)および10〜90
    重量%の結合剤(B)を含有する請求項1記載の塗料組
    成物。 3)貯蔵および施用条件下で結合剤(A)および(B)
    の一方が液状または溶解した形態で存在し、他方の結合
    剤が粒子形態で存在してもう一方の液状結合剤またはも
    う一方の結合剤溶液に不溶であることを特徴とする、請
    求項1または2記載の塗料組成物。 4)結合剤(A)が液状の形態でまたは有機溶媒溶液と
    して存在し、300〜10,000g/molの好まし
    くは300〜5,000g/molの数平均分子量を有
    し、そして1分子あたりそれぞれ少なくとも2個の、好
    ましくは少なくとも3個の、最も好ましくは少なくとも
    4個のカチオン性またはアニオン性の塩基性または酸性
    基を含有し、また結合剤(B)が固形状であり、貯蔵お
    よび施用条件下で結合剤(A)またはその溶液に不溶で
    あり、非膨潤性であり、少なくとも2,000g/mo
    lの数平均分子量を有し、そして1分子あたりそれぞれ
    少なくとも5個の、好ましくは少なくとも30個のアニ
    オン性またはカチオン性の酸性または塩基性基を含有す
    る、請求項1または3記載の塗料組成物。 5)結合剤(A)および(B)の両方が粒子形態で存在
    することを特徴とする、請求項1または2記載の塗料組
    成物。 6)成分(A)および(B)の一方が粒子状固形物であ
    り他方が液状で水に分散しうる水性分散液であることを
    特徴とする、請求項1〜5記載の塗料組成物。 7)請求項1〜6の何れかの項記載の塗料組成物を塗料
    として用いることを特徴とする、塗料を施用し、次いで
    熱硬化させることによるコーティングの製造方法。 8)請求項5記載の塗料を用いて行われそして施用が電
    気伝導性基体のエレクトロディップコーティングにより
    行われることを特徴とする、請求項7記載の方法。
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