JPH0264355A

JPH0264355A - 縦型の温度分布を有する熱源システム

Info

Publication number: JPH0264355A
Application number: JP21484888A
Authority: JP
Inventors: Kenju Miyama; 深山　健樹
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-08-31
Filing date: 1988-08-31
Publication date: 1990-03-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】見凱（７）ＩＩ煎（産業上の利用分野）本発明は、特に各種の給湯装置に使用される縦型の温度
分布を有する熱源システムに関するものである。

（従来の技術とその課題）通常、給湯システムの熱源として、種々の型式のボイラ
ーが用いられていることは衆知のところであるが、これ
らのボイラーは、通常、縦型の温度分布を有する構造と
なっているので、水はボイラー内を循環しながら熱交換
する過程で、この縦型温度分布に従って徐々に加熱され
ることとなる。

従って、従来の給湯装置にあって、例えば高温湯・中温
部・低温湯を個々に得ようとする場合には、上記縦型温
度分布に応じて低・中・高と徐々に加熱される湯を、供
給ラインの対応する部位から蛇口等を介して得ることと
なる。

然し乍ら、従来にあっては、給湯装置の送水側と給湯側
が同一のパイプラインで構成されている関係で、高温湯
を得る場合には、それ程問題とはならないが、中温部又
は低温湯を対応する供給ラインの部位から得ようとする
と、これにより、熱量を相当損失することとなるので、
パイプラインの高温部位においては所望温度の高温湯が
、中温部位においては所望温度の中温部が得られなくな
ると言う熱損失上の大きな問題点を有していた。

而して１本発明は、他の温度分布部位の給湯温度に全く
影響を与えることなく、所望温度の湯を適宜提供するこ
とのできる縦型の温度分布を有する熱源システムを提供
せんとするものである。

見匪段豊双（課題を解決するための手段）斯る目的を達成するために、本発明は、熱源の縦型温度
分布を個々に独立して利用する加熱部と、該加熱部から
熱が伝達される独立の吸熱部とを備えるユニット体を複
数個成形して、該複数個のユニット体を熱源の縦型の温
度分布に応じて上下方向に連設する構成の縦型の温度分
布を有する熱源システムを提供せんとするものである。

更に、本発明は、この構成に加えて、複数個のユニット
体を着脱可能に連設した縦型の温度分布を有する熱源シ
ステムをも提供せんとするものである。

（作用）依って、本発明にあっては、従来の熱源システムの如く
、送水ラインと給湯ラインとを同一パイブラインで構成
せずに、熱源の縦型温度分布を個々に独立して利用する
加熱部と、該加熱部からのみ熱が伝達される独立の吸熱
部とより構成される複数個のユニット体を、熱源の縦型
の温度分布に応じて上下方向に連設すれば、各ユニット
体がら温度分布に対応した所望温度の湯が容易に得られ
ることとなる。

しかも、各ユニット体は夫々が独立している関係で、他
の温度分布部位の給湯温度に全く影響を与えることなく
１例えば高温部位においては所望温度の高温湯を、中温
部位においては所望温度の中温部が確実に提供できるこ
ととなる。

（実施例）以下１本発明を図示する各実施例に基づいて詳述すれば
、第一実施例に係る熱源システムは、第１図に示す如く
、熱源たるボイラー１の縦型温度分布を個々に独立して
利用する加熱部２Ａ・５Ａと、該加熱部２Ａ・５Ａから
のみ熱が伝達される吸熱部２Ｂ・５Ｂとを備える２個の
第１ユニット体Ｕ１と第２ユニット体Ｕ２を成形して、
該２個のユニット体Ｕ１・Ｕ２をボイラー１の縦型の温
度分布に応じて上下方向に連設する構成を採用している
。

そして、第１ユニット体Ｕ１は、自身の加熱部２Ａにボ
イラー１の燃焼室そのものを利用する一方、該加熱部２
Ａたる燃焼室内に、送水口３と給湯口４を有する吸熱パ
イプを螺旋状に配設することにより、加熱部２Ａからの
み熱が伝達される吸熱部２Ｂを構成して、該吸熱部２Ｂ
の給湯口３から低温湯を供給する構成となしている。

又、第２ユニット体Ｕ２は、自身の加熱部５Ａにボイラ
ー１の煙突部を利用する一方、加熱部５Ａたる煙突部の
周囲に、同じく送水口６と給湯ロアを有する吸熱パイプ
を螺旋状に配設することにより、該加熱部５Ａからのみ
熱が伝達される吸熱部５Ｂを構成して、該吸熱部５Ｂの
給湯ロアから高温湯を供給する構成となっている。尚、
第２ユニット体Ｕ２に関しては、放熱を防止するために
、上記加熱部５Ａと自身の内壁間は蓄熱室構造となって
いる。

更に、本実施例にあって、斯る各ユニット体Ｕ１・Ｕ２
の上下の連設に際しては、図示する如く、各ユニット体
Ｕ１・Ｕ２の連結端縁にフランジ部８を形成して、対向
するフランジ部８・８同士をネジ部材（図示せず）等を
介して着脱可能に連結することにより、ユニット体Ｕ１
・Ｕ２を連設するものとする。

従って、斯る着脱構造により、第一実施例にあっては、
独立の加熱部と吸熱部とを備えるユニット体の増減や、
該ユニット体間での組み替えが簡単に行なえることとな
る。

依って、第一実施例の熱源システムにあっては、従来の
熱源システムの如く、送水ラインと給湯ラインとを同一
パイブラインで構成せずに、熱源の縦型温度分布を個々
に独立して利用する加熱部２Ａ・５Ａと、該加熱部から
のみ熱が伝達される独立の吸熱部２Ｂ・５Ｂとより構成
される２ａｌのユニット体Ｕ１・Ｕ２を、熱源の縦型の
温度分布に応じて上下方向に連設すれば、各ユニット体
Ｕ・Ｕ２の給湯口４・７から温度分布に対応した所望温
度の湯が容易に得られることとなる。

しかも、ユニット体Ｕ１・Ｕ２は夫々が独立している関
係で、他の温度分布部位の給湯温度に全く影響を与える
ことなく、例えば高温部位においては所望温度の高温湯
を、中温部位においては所望温度の中温部が確実に提供
できることとなる。

次ぎに、第二実施例に係る熱源システムを説明すると、
該第二実施例は、第２図に示す如く、上記第一実施例の
構成をそのまま前提として、第１ユニット体Ｕ１の下部
に、下記の第３ユニット体Ｕ３を同じくフランジ部８と
ネジ部材等を介して着脱可能に連設したもので、その他
の構成・作用効果については、第一実施例と全く同一で
ある。

しかし、第３ユニット体Ｕ３には、ボイラー１の縦型温
度分布を個々に独立して利用する加熱部を一切設けずに
、具体的には図示しないが、自身の熱源をソーラやヒー
トポンプ等に求めて、ユニット体Ｕ３の内部に配される
吸熱パイプ９内を循環する水を低温度に加熱する構成を
採用している。

従って、第二実施例にあっては、ボイラー１の縦型温度
分布を利用する加熱部を有しない第３ユニット体Ｕ３を
低温湯の供給ようとなす関係で、第１ユニット体Ｕ１を
中温部用と、第２ユニット体Ｕ２を高温湯用として、各
ユニット体Ｕ１・Ｕ２・Ｕ３から個々独立に所望温度の
湯を適宜提供できることとなる。

光Ｊ１慕１泉以上の如く１本発明は、熱源の縦型温度分布を個々に独
立して利用する加熱部と、該加熱部からのみ熱が伝達さ
れる独立の吸熱部とを備えるユニット体を複数個成形し
て、該複数個のユニット体を熱源の縦型の温度分布に応
じて上下方向に連設することを特徴とするものであるか
ら、従来の熱源システムの如く、送水ラインと給湯ライ
ンとを同一パイブラインで構成せずに、熱源の縦型温度
分布を個々に独立して利用する加熱部と、該加熱部から
のみ熱が伝達される独立の吸熱部とより構成される複数
個のユニット体を、熱源の縦型の温度分布に応じて上下
方向に連設すれば、他の温度分布部位の給湯温度に全く
影響を与えることなく、各ユニット体から温度分布に対
応した所望温度の湯が容易に得られることとなる。

その上、各ユニット体を着脱可能に連設すれば、ユニッ
ト体の増減やユニット体間での組み替えが簡単に行なえ
るので、システム自体の改良・拡張も自在となる。

【図面の簡単な説明】第１図は本発明の第一実施例に係る縦型の温度分布を有
する熱源システムを示す説明図、第２図は第二実施例に
縦型の温度分布を有する熱源システムを示す説明図であ
る。１・・・ボイラー、２Ａ・５Ａ・・・加熱部、２Ｂ・５
Ｂ・・・吸熱部、８・・・フランジ部、９・・・吸熱パ
イプ、Ｕｌ・・・第１ユニット体、Ｕ２・・・第２ユニ
ット体、Ｕ３・・・第３ユニット体・

Claims

【特許請求の範囲】

（１）熱源の縦型温度分布を個々に独立して利用する加
熱部と、該加熱部からのみ熱が伝達される独立の吸熱部
とを備えるユニット体を複数個成形して、該複数個のユ
ニット体を熱源の縦型の温度分布に応じて上下方向に連
設したことを特徴とする縦型の温度分布を有する熱源シ
ステム。
（２）上記複数個のユニット体を着脱可能に連設したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の縦型の温度
分布を有する熱源システム。