JPH0262355A - 鋼板の振動抑制および位置制御装置 - Google Patents

鋼板の振動抑制および位置制御装置

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JPH0262355A
JPH0262355A JP21203488A JP21203488A JPH0262355A JP H0262355 A JPH0262355 A JP H0262355A JP 21203488 A JP21203488 A JP 21203488A JP 21203488 A JP21203488 A JP 21203488A JP H0262355 A JPH0262355 A JP H0262355A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行している帯状の鋼板の振動抑制および位
置制御装置に関し、更に詳しくは鋼板面のいずれか一方
側に設けられている位置検出器によって鋼板の位置を検
出し、その検出信号に基づいて、鋼板を間に対を成して
配設された二つの電磁石の吸引力を自動的に制御するこ
とによって鋼板の振動抑制および位置制御を行うための
装置に関するものである。
[従来の技術〕 例えば溶融亜鉛メツキラインにおいて加圧空気もしくは
加圧ガスをスリット状の噴出口を有するノズルから噴出
させ、この噴出流を溶融亜鉛槽を通過して引上げられて
くる被メツキ鋼板面に噴射させることによって過剰な溶
融亜鉛を吹き落とし。
所要のメツキ厚みにすることが一般的に行われている。
この様な場合に、鋼板がこれを走行させるべき走路面に
対して振動したり、逸脱したりしながら走行することが
しばしば起こり、このためにノズルと鋼板面との距離が
変動し、結果的には噴射力が変動し、メツキ厚みが不均
一となって品質劣化を招くことが少なくない。
鋼板が走路面を安定して走行しない原因として。
主に鋼板の歪みや搬送用ロールの芯振れ等が挙げられる
が、これらの原因を完全に排除することは極めて困難で
、かつ限度があり、かといってノズルの近傍でロール等
で接触的に支持することはメツキ面の仕上がり状態を劣
悪化させるために不適当である。
こうした点に鑑み創案されたもので、電磁石の吸引力を
利用して鋼板の位置を制御する従来技術の一つとして、
昭和51年3月18日に出願された特開昭52−111
838号がある。
この技術は、ノズルの中に吸引力可変のマグネットを装
着し、このマグネットの吸引力を調節することによって
被メツキ鋼帯の位置を制御しようとするものであり、制
御のやり方として反り等を検出しながら行う自動制御に
よらないでも9作業員の手動操作で十分であるとされて
いる。この技術においては、一方のマグネットに対して
、銅帯が走行させるべき走路面よりも遠くにあるときに
そのマグネットをONすると共に、対向する他のマグネ
ットをOFFする方法で制御している。
しかし、この様な制御方法は、特公昭62−12144
号でも述べられているように鋼帯が板面方向に振動しな
い場合には目的が達成できるとしても、実際には銅帯は
振動しながら走行するために、WA帯が振動によってマ
グネットに近付くと、さらにマグネットに吸引されよう
とし、このために銅帯の振動が助長され、はなはだしい
場合には鋼帯がマグネットに衝突してしまい傷付けられ
るばかりでなく、極めて危険な状態に陥る恐れがある欠
点を有している。
又、従来技術の他の例として、その後に出願された特公
昭60−21238号がある。
この技術は、電磁気力の応用をも含めたアクチュエータ
の離゛反力を利用したものと理解されるものであり1本
発明とは直接的には関係ないが、電磁気力によってメツ
キ鋼板との間に十分な大きさの反発力を発生させること
が実際上困難であり。
また例えこの技術において電磁気力の反発力を吸引力に
おきかえたとしても、前記した特開昭52−11183
8号と同一技術となり、これと同様な欠点を有すること
になる。
又、前記した特公昭62−12144号は、鋼帯を幅方
向に磁石の吸引力を利用して引っ張ることによって鋼帯
の横振れやC反りを防止する技術であり。
これも本発明と直接的には関係ないが、この技術におい
ては調帯が薄いと吸引面の減少と共に吸引力が弱くなり
9反対に鋼帯が厚いとこれの剛性が強くなって十分に鋼
帯を平坦化できず、調帯の中央部を目標とする走路面に
精度良(合致させることには限度があるし、更に磁極の
大きさや磁束の広がりの関係で鋼帯の両縁部を目標とす
る走路面に精度良く合致させられない欠点を有する。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の特開昭52−111838号の技術において、走
行する帯状鋼板の振動抑制や位置制御が安定して行えな
い理由を第5図で詳しく説明する。
第5図は、下から上に向かって垂直に走行している鋼板
を側面から見た図であり、鋼板1がこれを走行させるべ
き正常な走路面2から外れた位置を走行している状態を
示す。3および4は、走路面2を間にして対向して配設
された一対の電磁石を示す。
この状態の時に、鋼板1を走路面2に合致させるために
、鋼板1より走路面2を越えて向こう側に配設されてい
る電磁石3に吸引力を発生させると共に1反対側に配設
された電磁石4の吸引力を消去する操作を行ったとする
この場合に、鋼板1が自ら図に示す様に走路面2から外
れた位置を保持しようとしているならば。
すなわちこの状態で安定に静止していて走路面2に戻ろ
うとしていないならば、電磁石3に適当な吸引力を発生
させることにより鋼板lを走路面2まで動かすことがで
きる。
しかし、実際の場合には調板1が振動しながら走行した
り、−様でない変形を有しているために鋼板1は必ずし
も図に示す様な位置で安定に静止しようとしているわけ
ではなく、自らこの位置から正常な走路面2の方向もし
くは反対方向に向かって動こうとすることがある。
ところが、鋼板1が自らこの位置から正常な走路面2の
方向に戻ろうとしている力を有している時に、鋼板1が
走路面2より向こう側に外れているからといってこれを
引き戻そうとして電磁石3に吸引力を発生させると、鋼
板1自らの復帰運動を電磁石3の吸引力が加勢すること
になり、結果的には鋼板1が走路面2を通り越して反対
側に行き過ぎてしまい、鋼板1の振動は助長され、目的
と逆の結果となってしまう。
すなわち、必ずしも鋼板がずれている側と反対側に配設
されている電磁石で吸引すれば鋼板の振動抑制や位置制
御ができるわけではなく、場合によってはこのようにす
ることによって鋼板が吸引側の電磁石に衝突してしまう
危険性さえある。
又、第5図に示す状態で、鋼板1の張力や剛性等が変化
した場合には綱板lの走路面2からのずれ量だけに応じ
た吸引力を電磁石4に発生させたのでは、鋼板1は自ら
が有する位置の保持力と電磁石3の吸引力とがバランス
するような位置にしか動かず、これを走路面2の位置に
完全に合わせることはできない。
これらの不都合をなくすためには鋼板が走路面から外れ
ているときに、常に鋼板が位置する側に対して走路面を
越えて反対側に配設されている電磁石の吸引力を発生さ
せるような制御方法や、走路面から外れた距離に比例し
た大きさの吸引力によってのみ走路面に引き戻そうとす
るような単純な制御方法に代わる新たな制御方法が必要
とされる。
本発明は、こうした問題に鑑み創案されたもので、鋼板
を、振動することなく走行ラインに沿って安定した走行
を達成させることのできる装置を提供することを、その
技術的課題とする。
[課題を解決するための手段〕 そのため、少なくとも一対の電磁石7,8と。
鋼板位置検出器9と、制御器10とから構成した。
電磁石7,8は、帯状の鋼板を走行させるべき面を対称
面として、その面から所要の間隔を開けかつ互いに対向
して配設したものである。鋼板位置検出器9は、この各
対を成すいずれか一方側の電磁石の近傍に、鋼板5を走
行させるべき面との間に所要の間隔を開けて設けた非接
触型のものである。そして、制御器10は、鋼板位置検
出器9の検知信号に基づいて比例、積分、微分等の信号
処理を行うと共に、前記各対を成す電磁石7.8の吸引
力を相互に切替えながら作動させるための機能を備えて
いる。
〔作用および実施例〕
本発明の作用を、実施例と共に説明する。
第1図乃至第4図は9本発明装置の一実施例を示す図で
あり、第1図は側断面図、第2図は第1図のA−A線上
で見た正面図、第3図は制御器10のブロックダイヤグ
ラム、第4図は動作状況を示す側断面図である。
第1図において5は、垂直方向に緊張されつつ移動され
ている帯状の鋼板を、また6は本発明による鋼板の振動
抑制および位置制御装置を示す。
この鋼板の振動抑制および位置制御装置6は。
対をなす電磁石7および8.鋼板位置検出器9制御器1
0などの主要部から構成されている。
電磁石7および8は、鋼板5を移動させるべき正常な走
路面11を間にして、かつ走路画工1から所要の間隔を
開けて、互いに対向する位置に配置されている。これら
電磁石7および8は、吸引力の応答性を良くすることが
必要であり、このために極力コイルの巻数を少なく、印
加電流を大きくして、インダクタンスを減らし、かつ積
層電磁鋼板を用いて損失を少なくするような配慮がなさ
れている。
鋼板位置検出器9は、電磁石7の近傍で、かつ走路面1
1から所要の間隔を開けた位置に配置されている。この
鋼板位置検出器9には、渦電流式赤外光式、レーザー式
、超音波式等の非接触型のものが鋼板5の性質に応じて
使い分けられる。
制御器10は、その入力端子が鋼板位置検出器9に、ま
た出力端子が電磁石7および8にそれぞれ接続されてい
る。この制御器10は、第3図で示すブロックダイヤグ
ラムのように、基準位置設定回路12.比例回路13.
微分回路14.加算回路15.積分回路16.加算回路
171反転回路1日、半波整流回路19.半波整流回路
20.電力増幅回路21.電力増幅回路22等の主要部
から構成されている。
基準位置設定回路12は、鋼板位置検出器9から入力さ
れる鋼板5の位置に対応した信号値と、鋼板5を走行さ
せるべき位置に対応した信号値すなわち設定値とを比較
し、その差の信号値を出力する。
比例回路13は、前段の基準位置設定回路12の出力を
受けて、これを比例増幅するための回路であり、制御ル
ープのゲインを調節する。
微分回路14は、比例回路13の出力を微分し、これの
増加もしくは減少の割合に応じた大きさの信号値を得る
ためのものであり、鋼板位置検出器9から鋼板5が離れ
て行こうとしている時には正極性、その反対の時は負極
性の信号を、鋼板5の動く速さに比例した大きさの信号
として出力する。
加算回路15は、比例回路13の出力と微分回路14の
出力を加算するもので、これの出力は鋼板5の走路面1
1からの変位量、および鋼板5の変位速度に比例した大
きさの信号値となる。
積分回路16は、加算回路15の出力を積分し、これの
入力値を時間に比例した大きさの信号値として出力する
ものであり、鋼板5が走路面11から゛はんの僅かにず
れたオフセット状態、すなわち加算回路15からの入力
値がほんの僅かであったとしても、これを時間をかけて
大きくして出力し、鋼板5を走路面に完全に合致させる
まで動かす働きをする。
加算回路17は、積分回路16と加算回路15との二つ
の出力を加算するためのもので、これから出力される信
号は比例回路13.微分回路14.積分回路16等で処
理された信号の全てが合成されたものとなっている。
反転回路18は、加算回路17の出力信号を逆極性にな
るように反転するもので1次段で正負の極性の信号に分
離するための前処理を行っている。
半波整流回路19および20は、交流信号から正極性の
部分のみを取り出すもので、半波整流回路19には加算
回路17の出力の正極性部分のみが、また半波整流器r
a20にはそれの負極性部分のみが出力される。
反転回路18.半波整流回路19および半波整流回路2
0等は、加算回路17の出力信号の極性によって電磁石
7または電磁石8のいずれか一方のみが作動するように
切り替える働きをする。
電力増幅回路21および22は、それぞれ半波整流回路
19および20の出力信号を電磁石7および8を駆動す
るために必要な電力を増幅するためのマツチング用のも
のである。
本発明装置の作用を、この一実施例を基にし。
第4図を主に用いて以下に説明する。
今、綱板5が正常な走路面11より左側にずれて鋼板位
置検出器9との間の距離がLxになったとすると、at
板位置検出器9は距離Lxに対応した■8の信号を出力
する。この信号■8は基準位置設定回路12において走
路面11と鋼板位置検出回路9との間の距離り、に対応
した設定信号V、と比較され、(vxvs)の減算が行
われる。(■XVS)の信号は、比例回路13によって
ゲイン調節された後に加算回路15.加算回路17.半
波整流回路19.電力増幅回路21を通って電磁石7に
印加される。この結果、電磁石7は(V、−VS )の
値に比例した大きさの吸引力を発生し鋼板5を走路面l
l側に引き寄せる動作をする。
ところが、このような比例動作だけでは鋼板5自らが走
路面11から外れた第4図で示す様な位置を保持しよう
としている場合には、この保持しようとする力と電磁石
7の(VX−V、)の値に比例した大きさの吸引力とが
バランスするような途中の位置までしか鋼板5を引き戻
せない。
すなわち(VX  V!1)=Oにならなくても鋼板5
は途中の位置に止まることができ、そのためにオフセッ
トした状態になり、鋼板5を完全に走路面11に合致さ
せることはできない。
このような不都合に対してこの制御器10においては積
分回路16が効果的な役割を果たしている。
積分回路I6では(Vx  Vs)の信号値を経過時間
に比例して増大させる働きをする。したがって例え(V
)l −VS )<< 1であったとしても時間が経つ
とともに、この積分回路16の出力信号値は大きくなっ
ていく。この出力信号は、加算回路17によって、加算
回路15を通して送られてくる比例回路13からの比例
動作信号と合成され、そしてこの合成信号によって電磁
石7は(VX  Vs)=0になるまで、すなわち鋼板
5を走路画工1に一致させるまで限りなく吸引する作動
をさせられる。
このように鋼板5自らが走路面11から外れた位置を保
持しようとしている場合には比例動作と積分動作によっ
て鋼板5を走路面11に一致させることができるが、実
際には綱板5の形状の不均一性や振動のために鋼板5自
らが常に特定の位置を保持しようとしているわけではな
く、第4図の矢印23で示す様に走路面11から外れた
位置にある鋼板5が自ら走路面11側に向かって動こう
とする場合や、動いている場合が頻繁にあり、比例動作
と積分動作だけでは制御しきれない。
すなわち、電磁石7に対して走路面11よりも遠い側に
位置しているからといって電磁石7で吸引すると、鋼板
5の復元力による走路面11に向かう動きを吸引力が加
勢することになり、結果的には鋼板5は走路面11を越
えて反対側に太き(行き過ぎて、これの振動を助長して
しまうか、はなはだしい時には鋼板5が電磁石7に衝突
してしまい。
制御不能に陥る場合がある。
本発明による制御器10においては、上述のような不都
合を微分回路14を設けることによって無くしている。
微分回路14は、鋼板5が鋼板位置検出器9から遠ざか
って行く時、すなわち鋼板位置検出器9の信号値が増加
して行く時には、その増加していく割合に応じた大きさ
の正極性の信号を出力し、また鋼板5が鋼板位置検出器
9に近付いて行く時。
すなわち鋼板位置検出器9の信号値が減少していく時に
は、その減少していく割合に応じた大きさの負極性の信
号を出力する。
したがって、第4図に示すように鋼板5が自らの力によ
って矢印23の方向に速い速度で動いている時には微分
回路14の出力は比例回路工3で出力される正極性の信
号よりも大きな負極性の信号となり、その結果、加算回
路15および加算回路17の出力は負となり、そして半
波整流回路19の働きによって電磁石7の吸引力は消滅
し、それに代わって反転回路18および半波整流回路2
0の働きによって電磁石8に吸引力が発生する。電磁石
8の吸引力は、鋼板5が矢印23の方向に動こうとする
力に抗し、鋼板5の動きに制動をかけ、このため鋼板5
の振動は減衰され抑制される。
また鋼板5が自らの力によって矢印23で示す方向と反
対方向に動いている時には微分回路14の出力信号は正
極性となり、比例回路13の正極性の信号に加算され、
電磁石7の吸引力をより大きくして鋼板5の動きを制す
ると共に鋼板5の振動は減衰され抑制される。
これまでの説明においては鋼板5が走路面11よりも左
側にある場合について述べているが、これと反対に鋼板
5が走路面11よりも右側にあっても基準位置設定回路
12の出力から加算回路17の出力までのすべての信号
の極性が反対になることと。
電磁石7と8の働きが逆動作になることによって同様に
説明付けられることは言及するまでもない。
以上の説明で明らかなようにこの制御器IOにおいては
鋼板5の位置を走路面11に合致させること。
および鋼板5の振動を抑制することが同時にかつ正確に
行える。
なお、この制御器10において比例回路13.微分回路
14および積分回路16等の各定数は鋼板5の張力、厚
み、支持間隔等の状態に応じて鋼板5が最も速く安定し
て走路面11に位置するように選定されている。
こうした作用を行う本発明装置は、広い範囲に用いられ
優れた効果を発揮する。以下、その例を掲げる。
本発明による鋼板の振動抑制および位置制御装置を実際
に溶融亜鉛メツキラインに用いた結果。
鋼板の振動および位置偏差を含めた最大振幅が従来は1
0数肛であったが、これが2 mm以下と数分の一以下
に減少し、この結果メツキ厚みのバラツキも数分の一以
下に大巾に改善された。
この鋼板の振動抑制および位置制御装置は、鋼板を所要
の一定位置に保持する機能を有しているために、これを
溶融亜鉛メツキラインに用いた場合にメツキ厚みを制御
するための加圧ガス噴射力を表裏面で非対称にしても被
メツキ鋼板が噴射力の低い側に押されて移動することが
なく、そのために表面と裏面のメツキ厚みを違えた差厚
メツキ鋼板を容易に得ることができる。
また、この鋼板の振動抑制および位置制御装置を鋼板の
幅方向に互いに所要の間隔を開けて3個以上並べて配列
して用いることにより、巾方向の反りをなくしたり1反
り量を自由に制御することが可能である。
さらに、この鋼板の振動抑制および位置制御装置は化成
処理ラインのガスワイピング装置部や。
塗装ラインのコータ一部等の様な反りや振動によって悪
影響を受ける所で用いて大きな効果をあげることもでき
る。
〔発明の効果〕
このように1本発明装置は、鋼板位置検出器の検知信号
に基づいて、制御器によって比例、積分。
微分等の信号処理を行い2それに基づいて電磁石の吸引
力を調節するものとしたので、鋼板の振動を抑制してそ
の位置を制御し、常に走行ライン上を安定して走行させ
ることが出来る。
このような安定した機能を発揮する本発明装置は2 メ
ツキラインや化成処理ライン等、広い範囲において優れ
た効果を発揮する。そして、こうした本発明装置を用い
ることによって得られる利益は大きく1その工業的価値
は極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は2本発明装置の一実施例を示す図で
あり、第1図は側断面図、第2図は第1図のA−A締止
面図、第3図は制御器10のブロックダイヤグラム、第
4図は動作状況を示す側断面図。第5図は従来技術を示
す側断面図である。 符号の説明 1:鋼板、  2:走路面、  3:電磁石。 4:電磁石、  5:鋼板、  6:振動抑制および位
置制御装置、  7:電磁石、  8:電磁石。 9:位置検出器、10:制御器、  11:走路面。 12:基準位置設定回路、13:比例回路。 14:微分回路、15:加算回路、16:積分回路。 17:加算回路、18:反転回路、19:半波整流回路
、20:半波整流回路、21:電力増幅回路。 22:電力増幅回路。 」 ++−@A ブ27ω

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 帯状の鋼板を走行させるべき面を対称面として、該面か
    ら所要の間隔を開け、かつ互いに対向して配設された一
    対もしくは複数対の電磁石と、該各対を成すいずれか一
    方側の電磁石の近傍に、前記鋼板を走行させるべき面と
    の間に所要の間隔を開けて設けられた非接触型の鋼板位
    置検出器と、該鋼板位置検出器の検知信号に基づいて比
    例、積分、微分等の信号処理を行うと共に、前記各対を
    成す電磁石の吸引力を相互に切替えながら作動させるた
    めの機能が備えられた制御器とから成る鋼板の振動抑制
    および位置制御装置。
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