JPH026083Y2 - - Google Patents

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JPH026083Y2
JPH026083Y2 JP14159784U JP14159784U JPH026083Y2 JP H026083 Y2 JPH026083 Y2 JP H026083Y2 JP 14159784 U JP14159784 U JP 14159784U JP 14159784 U JP14159784 U JP 14159784U JP H026083 Y2 JPH026083 Y2 JP H026083Y2
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road surface
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paved
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば道路工事で生ずる高路面と
低路面との段差を解消して道路運行を円滑にする
ことのできる段差解消パツトに関する。
(従来の技術) 本出願人は、実願昭59−105152号(実開昭61−
23302号公報を参照)において、高路面から低路
面に至る傾斜面を有すると共に、高路面と低路面
とで生ずる段差に当接して低路面に着脱可能に配
置され、段差の長さ方向に沿つて長く延びた断面
三角形状の段差解消パツトを提案した。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記した段差解消パツトでは段差解消
のための仮舗装作業を不要とし、道路改装作業の
能率化を図ることができたが、段差の大きさが異
なる場合には、段差の大きさに合せて種々の段差
解消パツトを用意しなければならない。
即ち、道路の改装工事は上下線の片側車線ずつ
行なわれ、片側車線のアスフアルトやコンクリー
トの舗装部分を剥して改装工事を行なう。
このため、舗装部分を剥された部分は低路面と
なり、他方の車線の舗装部分の上面との間に段差
が生じる。
この段差の大きさは舗装部分の肉厚により決定
されるが、舗装部分の肉厚としては一般的に二種
類のものがある。例えば、舗装部分の肉厚の厚い
ものでは約50mm、薄いものでは約30mmとなつてい
る。
従つて、上記した従来のものでは、傾斜上端の
高さを舗装部分の肉厚の厚いものと薄いものに合
せて二種類のものを製造しておき、工事現場には
二種類のパツトを運搬しなければならず、舗装部
分の肉厚に応じて二種類のパツトを択一的に使用
しなければならなかつた。
このため、少なくとも二種類のパツトを製造し
なければならないので、パツトの価額が高価とな
つてしまい、また、パツトの運搬に手数が掛ると
共に、保管場所に広いスペースを必要としてい
た。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案のものは、上面が下り傾斜した断
面三角形状の第1パツトと、前記第1パツトの傾
斜上端に連続して上向きに延びる傾斜面を備えた
第2パツトとから成り、 前記第1パツトの傾斜上端の背面及び前記第2
パツトの傾斜下端の前面の内の一方に外向きに突
出する鈎状の係止突起部を、他方に該係止突起部
に嵌入する内向きに窪んだ嵌合部を形成し、第1
パツトと第2パツトとを互いに連結及び分離可能
としたことを特徴とする。
(作用) 従つて、段差の小さいものであれば、第1パツ
トを単独で使用し、段差の大きいものであれば、
第1パツトと第2パツトを連結して使用する。
即ち、舗装部分を剥した低路面上に第1パツト
の底面を載置し、高路面との段差面に第1パツト
の傾斜上端の背面を当接させて、第1パツトの傾
斜上面から釘を低路面に打込んで第1パツトを低
路面に固定する。
又、両パツトを連結して使用するには、第2パ
ツトの底面を低路面上に載置し、高路面との段差
面に第2パツトの傾斜上端の背面を当接させる。
次いで、第2パツトの傾斜下端の前面に突出した
係止突起部と第1パツトの傾斜上端の背面に形成
した嵌合部を嵌め合せて、第2パツトの傾斜下端
の前面と第1パツトの傾斜上端の背面を当接さ
せ、第2パツトの傾斜面と第1パツトの傾斜面と
を連続させる。そして、第1パツトと第2パツト
の傾斜上面から釘を低路面に打込んで両パツトを
低路面に固定する。
尚、各パツトを低路面から除去するには、釘を
低路面から引き抜いて除去すればよい。
(実施例) 以下、本考案を図面に示した一実施例に基づい
て説明する。
1は段差解消パツトを示し、該段差解消パツト
1は上面が下り傾斜した断面が略直角三角形状の
第1パツト2と、第2パツト4の傾斜上端に連続
して上向きに延びる傾斜面3を備え、第1パツト
2に連結されたときに大きな直角三角形の一部を
成す断面形状を有する第2パツト4とから成る。
各第1,2パツト2,4は上面の傾斜面に車両が
通過しても容易に破壊されない程度の強度を有す
る合成樹脂、硬質ゴム、木材等で一体的に形成さ
れた長尺な部材より成る。
第1パツト2は、アスフアルトやコンクリート
の舗装部分を剥した未舗装部分である低路面上に
載置される平坦な底面5と、底面5から垂直に立
ち上つて、低路面と舗装部分である高路面との間
の垂直な段差面に当接する背面6と、高路面から
低路面に至る下り傾斜した傾斜面7とから成る。
そして、背面6の下端には内向きに窪んで第1パ
ツト2の長手方向に長く延びた嵌合部8を形成す
る。この嵌合部8は背面6から内部に横向きに延
びて底面5に開放する横溝8aと、横溝8aに連
続して上向きに延びる縦溝8bとから成り、断面
が略横向きL字状を成している。
又、第1パツト2の傾斜面7は、傾斜上端7a
の高さがアスフアルトやコンクリートの舗装部分
の肉厚に等しく、こゝでは薄肉な舗装部分の幅に
合せて、例えば30mm程度とする。
一方、前記した第2パツト4は低路面に載置さ
れる平担な底面9と、底面9の両端から立ち上る
垂直な前面10と背面11とを有し、前面10は
第1パツト2の背面6に当接し、下端には第1パ
ツト2の嵌合部8に嵌入する連結用の係止突起部
12を有しており、背面11は高路面との垂直な
段差面に当接する。そして、前記係止突起部12
は第2パツト4の長手方向に長く延び、第2パツ
ト4の前面10の下端から横向きに突出した水平
部12aと、水平部12aの先端から上向きに延
び、第1パツト2の嵌合部8の縦溝8b内に嵌入
する垂直部12bとから成り、断面がL字で鈎状
を成している。
又、第2パツト4の上面は、高路面から第1パ
ツト2の傾斜面7の傾斜上端7aに至るよう下り
傾斜した傾斜面3となつており、傾斜面3は第1
パツト2の傾斜面7と連続して同一傾斜面を成す
様に構成されている。そして、第2パツト4の傾
斜上端3aの高さは舗装部分の肉厚に等しく、
こゝでは厚肉な舗装部分の幅に合せて、例えば約
50mm程度とし、傾斜下端3bの高さは第1パツト
2の傾斜上端7aの高さに等しく、こゝでは約30
mm程度とする。図面の実施例では、第1パツト2
の傾斜上端の背面6の下端に嵌合部8を形成し、
第2パツト4の傾斜下端の前面10に係止突起部
12を形成し、嵌合部8に係止突起部12を嵌入
させることにより第1パツト2と第2パツト4と
を連結したり、離脱することにより分離可能にし
ている。しかし、第1パツト2の傾斜上端の背面
に係止突起部を形成するとともに、第2パツトの
傾斜下端の前面に嵌合部を形成することもでき
る。
そして、前記した第1パツト2と第2パツト4
との各傾斜面3,7には各底面5,9に貫通する
釘を打込むための鋲穴13を所要間隔で多数穿設
する。各鋲穴13は、各底面5,9から直立して
延び、開口上縁には釘の頭部を受入れるように傾
斜面3,7から一段凹んだ幅広な凹陥部14を形
成し、凹陥部14の底部は底面5,9に水平で釘
の頭部の食い込みを防止するように凹陥部14の
開口面積よりも大きなワツシヤ15を埋設する。
又、各傾斜面3,7の表面には傾斜面3,7上
を運行する車輪がスリツプするのを防止するため
溝16を所要時隔で複数形成し、溝16は斜めに
交わつて、溝16により囲まれた部分が略菱形を
成すように配列されている。
上記した様に構成した段差解消パツト1は、次
のようにして使用する。
例えば、上下2車線の道路の片側車線の改装工
事をするとき、その片側車線のアスフアルトやコ
ンクリートなどの舗装部分17を剥してコンクリ
ート基礎面を露出させると、第4図で示すように
その工事車線が低路面aとなり、他方の舗装車線
が高路面bとなるので、低路面aと高路面bとの
間に垂直な段差面cが生ずる。
そこで、段差面cの高さに合せて、段差が小さ
いものであれば、第1パツト2を単独で使用す
る。
即ち、低路面aの上に第1パツト2の底面5を
載置し、第1パツト2の背面6を段差面cに当接
させ、第1パツト2の傾斜面7の上方から鋲穴1
3を介して低路面aに釘18を打込んで、第1パ
ツト2を低路面aに固定する(第5図)。尚、釘
18は鋲穴13の全てのものに打込む必要はな
く、第1パツト2を固定するのに必要な数でよ
い。
この様にして段差面cに沿つて低路面aに第1
パツト2を長さ方向に連ねて順次固定すればよ
い。
又、段差が大きいものであれば、第1パツト2
と第2パツト4とを連結して使用する。
即ち、低路面a上に第2パツト4の底面9を載
置し、第2パツト4の背面11を段差面c′に当接
させ、第2パツト4の係止突起12に第1パツト
2の嵌合部8を上方から嵌め合せて、第2パツト
4の前面10に第1パツト2の背面6を連結させ
る。次いで、第1,2パツト2,4の傾斜面3,
7の上方から鋲穴13を介して低路面aに釘18
を打込んで、第1,2パツト2,4を連結した状
態で低路面aに固定する(第6図)。尚、釘18
は第1,2パツト2,4を連続してから打込んで
もよいし、まず、第2パツト4を釘18で固定し
ておき、第1パツト2は連結後、別個に釘18で
固定するようにしてもよい。
この様にして段差c′に沿つて低路面aに第1,
2パツト2,4を長さ方向に連ねて順次固定すれ
ばよい。
上記した様に第1,2パツト2,4を連結して
固定すると、各傾斜面3,7が連続した同一平面
を成し、第1パツト2の傾斜面7と第2パツト4
の傾斜面3が継ぎ目なく連結される。
尚、前記のようにして固定された各パツト2,
4は、工事作業の再開時に釘18を鋲穴13から
引き抜いて除去してもよいし、釘18ごとパツト
を低路面aから強制的に引き剥すようにして除去
してもよい。
以上のようにして低路面aに固定された第1パ
ツト2及び第2パツト4は、その傾斜面3,7が
高路面bから低路面aに向つて配設されることに
なるので、低路面aと高路面bとの間の段差がな
くなり、工事作業中断時に工事車線上を車両等が
通行しても、段差に車輪が取られて事故を起すこ
とがなくなる。
又、前記第1,2パツト2,4の傾斜面3,7
にはスリツプ防止用溝16を設けているので、傾
斜面上を車輪がスリツプすることも防止でき、車
両運行上の安全をさらに確保することができる。
一方、各パツト2,4には各パツト2,4を低
路面aに固定するのに必要な数より多くの釘用の
鋲穴13を開設しているのは、鋲穴13の破損を
考慮したものである。というのは、もし前記鋲穴
13を各パツト2,4を路面に固定するのに必要
な数だけしか開設しないとすると、この各パツト
2,4は、工事の開始毎に低路面aから除去さ
れ、工事の終了毎に低路面aに固定するのである
から、同じ鋲穴13ばかりに釘18を打込むこと
となり、連日の使用により鋲穴13が拡径して釘
18を確実に保持することができなくなる。ま
た、各パツト2,4上を通過する車両等による激
しい振動により鋲穴13が破損し、釘18が抜け
出たりしてパツト2,4が路面上に散乱する恐れ
がある。そこで、実施例のものでは、各パツト
2,4に多数の鋲穴13を開設しておき、工事再
開時に未使用の鋲穴13を選んで、釘18を打ち
込めるようにしたものである。
尚、前記したスリツプ防止用溝16は、各パツ
ト2,4上を通過する車輪のスリツプを有効に防
止することができるものであればよく、その形
状、数は実施例のものに限定されない。
(効果) 以上本考案によれば、段差の大きさの違いによ
り、複数の大きさの段差解消パツトを固々に用意
する必要がなく、段差の大きさに合せて、第1パ
ツトを単独で使用したり、第2パツトと組合せて
使用でき、道路工事現場等で生ずる低路面と高路
面とによる段差を確実に解消して、工事作業の中
断時にこの工事中の道路を通過する車両の安全を
確保できる。
また、各パツトには係止突起部と嵌合部との組
合せからなる係止手段を設けているので、両パツ
トを確実に連結できて、両パツトの傾斜面を連続
した同一平面とできるばかりでなく、特に、第1
パツト側には傾斜上端の背面に内向きに窪んだ嵌
合部を形成しているので、第1パツトを単独で使
用したときに、第1パツトの背面と段差面とを隙
間なく当接させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
一部を断面にした分解斜視図、第2図は同上を連
結した状態の斜視図、第3図は同上の一部を断面
にした拡大斜視図、第4図は道路に取付けた状態
の一部斜視図、第5図は第1パツトの単独使用時
の縦断面図、第6図は第1パツトと第2パツトと
を連結して使用した時の縦断面図である。 1……段差解消パツト、2……第1パツト、3
……第2パツトの傾斜面、4……第2パツト、6
……第1パツトの背面、7……第1パツトの傾斜
面、8……嵌合部、10……前面、12……係止
突起部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面が下り傾斜した断面三角形状の第1パツト
    と、前記第1パツトの傾斜上端に連続して上向き
    に延びる傾斜面を備えた第2パツトとから成り、 前記第1パツトの傾斜上端の背面及び前記第2
    パツトの傾斜下端の前面の内の一方に外向きに突
    出する鈎状の係止突起部を、他方に該係止突起部
    に嵌入する内向きに窪んだ嵌合部を形成し、第1
    パツトと第2パツトとを互いに連結及び分離可能
    としたことを特徴とする段差解消パツト。
JP14159784U 1984-09-20 1984-09-20 Expired JPH026083Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5555075B2 (ja) * 2010-06-30 2014-07-23 未来工業株式会社 配線・配管材収容用保護材の段差部乗越え用スペーサ、配線・配管材収容用保護材設置構造、配線・配管材の付設装置、及び、段差部を乗越えて配線・配管材収容用保護材を取付面に設置する方法

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