JPH0259920A - タッチスクリーン入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明はＣＲＴまたは液晶パネル等を用いた表示装置に
対するタッチスクリーン入力装置に関する。

（従来の技術） 従来、タッチスクリーンを、ＣＲＴまたは液晶パネル等
を用いた表示装置の表示画面の前面に取り付け、スイッ
チやキーボードを操作する代わりに表示画面にスイッチ
等の絵を表示し、これに直接触れて（以下タッチと言う
）データの入力操作を行なうタッチスクリーン入力装置
として、第３図に示すようなものが知られている。

この第３図は赤外線方式のタッチスクリーンを用いたも
ので、表示画面１の前面に取り付けられるタッチスクリ
ーン２のフレーム３の内部には発光素子群４ａ、４ａ、
・・・と受光素子群４ｂ、４ｂ。

・・・とが左右と上下に対向配置されており、赤外線ビ
ーム５を縦横に格子状に走らせている。

そこで、表示画面１に指等でタッチすると赤外線ビーム
５が遮断され、この遮断されたビームが横方向、縦方向
でそれぞれ何番目（以下、座標として表す）かをタッチ
スクリーン２により検出する。表示画面１上の位置とタ
ッチスクリーン２上の位置とは予めそれらの相対関係が
求められており、前記検出した座標から表示画面１上の
どの位置がタッチされたかを相対関係により知ることが
できる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このような従来のタッチスクリーン入力
装置では、第２図で示すように表示画面１とタッチスク
リーン２の赤外線ビーム５が走るところの間には空間ｄ
があり、これにより表示画面１上とその手前のタッチス
クリーン２上とで視差が生じ、画面１に表示されている
タッチ画像に向かって操作員がタッチしても画像に対し
てずれた位置の赤外線ビームが遮断されることになり、
誤操作が生じることがあるという問題点があった。

また、表示装置の経年変化、設置状態および製品のばら
つき等により表示画面１上の位置とタッチスクリーン２
上の位置の相対関係にずれが生じることもあり、これも
操作性を悪くする要因となる。

本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
検出位置と表示位置とが離れることに伴う操作性の悪さ
を解消し、また表示画面上の位置とタッチスクリーン上
の位置の相対関係を修正することにより正確な入力操作
を可能にするタッチスクリーン入力装置を提供すること
を目的とする。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明のタッチスクリーン入力装置は、ＣＲＴまたは液
晶パネル等を用いた表示装置と、この表示装置の表示画
面にタッチした時にその位置に対応する信号を発生する
タッチスクリーンと、基準位置合わせモード時に、表示
画面上にタッチする複数の位置を指示する基準位置合せ
指示部と、表示画面上の位置とタッチスクリーン上の位
置との対応を入力する基準位置入力部と、この基準位置
の入力結果を平均化して表示画面上の位置とタッチスク
リーン上の位置の相対関係を決定する変換係数演算部と
、基準位置合わせモード以外の時に、タッチスクリーン
上にタッチされた位置を前記相対関係により表示画面上
の位置に変換する位置変換部とを備えたものである。

（作用） 本発明のタッチスクリーン入力装置では、基準位置合わ
せモードを選択することによ、表示画面上の基準となる
位置にタッチ画像を表示して操作員にタッチを促し、タ
ッチされることにより表示画面上の位置とタッチスクリ
ーン上の位置の対応を入力し、変換係数演算部において
この基準位置の入力結果を平均化して表示画面上の位置
とタッチスクリーン上の位置との相対関係を決定する。

そして、基準位置合わせモード以外に於いて、位置変換
部がタッチスクリーン上にタッチされた位置を前記相対
関係により表示画面上の位置に変換する。

そこで、表示画面上の位置タッチスクリーン上の位置の
相対関係にずれが生じた場合などには、基準位置合わせ
モードを選択することにより表示画面上の位置とタッチ
スクリーン上の位置の適正な相対関係を随時決定するこ
とができ、その操作以降は極めて正確にタッチスクリー
ン入力操作ができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図に基いて詳説する。

第１図は本発明のタッチスクリーン入力装置の一実施例
の構成を示し、第２図は表示画面上の位置とタッチスク
リーン上の位置の相対関係を表わす説明図である。

第１図に示すようにタッチスクリーン入力装置は、第３
図の従来例と同様の構成を有するタッチスクリーン２と
、ＣＲＴや液晶パネル等の表示装置１１（この表示装置
１１が表示画面１を備えている）と、基準位置合わせモ
ードを指示するための基準位置合わせ指示部１２と、予
めマイクロプロセッサに組込まれ、所定の演算処理を行
なう基準位置入力部１３と、変換係数演算部１４と、位
置変換部１５と、ホストコンピュータ側のタッチデータ
処理装置１６とから構成されている。

そして、このタッチスクリーン入力装置では、まず、表
示画面１上の位置とタッチスクリーン２上の位置の相対
関係にずれが生じた場合などに基準位置合わせ指示部１
２により基準位置合わせモードが選択されると、基準位
置合わせ指示部１２により、表示装置１１の表示画面１
上の基準となる位置ＡおよびＢにタッチ画像を表示し、
操作員に適正なタッチ位置を示す。

これにより、操作員は表示装置１１に向かって入力操作
をする時の通常の視点Ｃを決め、表示画面１上の基準と
なる位置ＡおよびＢのタッチ画像にタッチすることによ
り、その時のタッチスクリーン２上の赤外線ビームが遮
断された位置（座標）データがタッチスクリーン２によ
り検出され、基準位置入力部１３へ渡される。

一方、基準位置入力部１３は前記表示画面１上の基準と
なる位置ＡおよびＢに対応するタッチスクリーン２上の
座標データを入力して記憶する。

ここで記憶する座標データは、基準となる位置Ａおよび
Ｂに対してタッチすることにより、それぞれ複数個の座
標データを記憶することができる。

上記基準位置に対するタッチ入力操作は、基準位置合わ
せモードを解除することにより完了する。

この時、基準位置合わせモードを解除するタイミングで
変換係数演算部１４により、上記基準位置入力部１３で
記憶した座標データが平均化され、表示画面１上の位置
とタッチスクリーン２上の位置の相対関係が決定される
。

尚、ここで言う座標データの平均化とは、記憶した複数
個の座標データのうち最大値と最小値のデータは破棄し
、残りのデータの平均を求めて基準となる位置Ａおよび
Ｂに対する最適なタッチスクリーン２上の座標データを
求めるものである。

また、表示画面１上の位置とタッチスクリーン２上の位
置の相対関係は以下により決定される。

まず、上記で求められた表示画面１上の基準となる位置
ＡおよびＢに対する最適なタッチスクリーン２上の座標
データをそれぞれ（Ｘ、、Ｙ、）、（ｘｂ　、　Ｙｂ　
）とし、タッチスクリーン２上の原点をＨ（０，０＞と
すると、原点Ｈからの距離はた表示画面１上の基準とな
る位置Ａ、Ｂに対応するタッチスクリーン２上の位置の
視差率は、となる。ここで、Ｌ−、Ｌア、はタッチスク
リーン２の横方向、縦方向の長さで、ＣえＭＩ　Ｃ７ｍ
はタッチスクリーン２上の総座標数である。

また上記（１）式より、相対関係の一つである表示画面
１上の基準となる位置Ａ、Ｂに対応するタッチスクリー
ン２上の位置Ｘａ、Ｘｂの中点から原点Ｈまでの距離は
、 となり、もう一つの相対関係である操作員から見となる
。ここでＬえ、Ｌアは表示画面上の横方向、縦方向の長
さである。

以上の（１）、（２）、（３）式を演算することにより
表示画面１上の位置とタッチスクリーン２上の位置との
相対関係が決定され、これらのデータが位置変換部１５
に記憶される。

以後、タッチスクリーン２上にタッチすることにより、
タッチスクリーン２からの座標データは位置変換部１５
へ渡され、これにより位置変換部１５では、前記変換係
数演算部１４で決定された相対関係を用いて表示画面１
上の位置に変換される。

つまり、タッチスクリーン２からの座標データを（Ｘ、
、Ｙ、）とすると、表示画面上の座標（Ｘ、　Ｙ）は、 となる。ここで、Ｃ，、Ｃ，は表示画面１上の総座標数
である。

上記で求められた表示画面１上の座標データ（Ｘ、Ｙ）
は正規の位置のタッチデータとしてタッチデータ処理装
置１６に渡され、さまざまなデータ処理および演算処理
が行なわれる。

以上のように、表示画面上の位置とタッチスクリーン上
の位置の相対関係は操作員の視点の相違による視差の違
いをも相対関係の中に組入れた形にしているため、操作
員の癖をも吸収して相関関係を決定することができ、こ
れに基づいてタッチスクリーン２からの座標データを表
示画面１上の座標データに変換するので極めて正確なタ
ッチスクリーン入力操作ができることになる。

尚、上記の実施例は赤外線方式のタッチスクリーンにつ
いてのものであるが、用いるタッチスクリーンは感圧方
式その他の原理のものであっても同様に利用することが
できる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、基準位置合わせモ
ードを選択することにより表示画面上の基準となる複数
の位置にタッチ画像を表示して操作員にタッチを促し、
これにより表示画面上の位置とタッチスクリーン上の位
置の適正な相対関係を視差補正をも含めて決定し、この
相対関係を用いてタッチスクリーン上にタッチされた位
置を表示画面上の位置に変換するので、従来のように検
出位置と表示位置とが離れることに伴う操作性の悪さが
解消され、極めて正確なタッチスクリーン入力操作がで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のタッチスクリーン入力装置の一実施例
の構成を示すブロック図、第２図は上記実施例における
表示画面上の位置とタッチスクリーン上の位置の関係を
表わす説明図、第３図は一般的な赤外線方式のタッチス
クリーン装置の原理説明図である。 １・・・表示画面 ２・・・タッチスクリーン １１・・・表示装置 １２・・・基準位置合わせ指示部 １３・・・基準位置入力部 １４・・・変換係数演算部 １５・・・位置変換部 １６・・・タッチデータ処理部 、い弁理士三好保男 ′１４３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＣＲＴまたは液晶パネル等を用いた表示装置と、この表
   示装置の表示画面にタッチした時にその位置に対応する
   信号を発生するタッチスクリーンと、基準位置合わせモ
   ード時に、表示画面上にタッチする複数の位置を指示す
   る基準位置合せ指示部と、表示画面上の位置とタッチス
   クリーン上の位置との対応を入力する基準位置入力部と
   、この基準位置の入力結果を平均化して表示画面上の位
   置とタッチスクリーン上の位置の相対関係を決定する変
   換係数演算部と、基準位置合わせモード以外の時に、タ
   ッチスクリーン上にタッチされた位置を前記相対関係に
   より表示画面上の位置に変換する位置変換部とを備えて
   成ることを特徴とするタッチスクリーン入力装置。