JPH0257337A - マイクロ波エネルギー感受性相似被覆性積層包装材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明はメイクロ波料理において使用するだめの包装材
料及び構造物、及び特に調理の間に表面をきつね色にし
且つ／又はかりかりにすることを必要とする食品の、マ
イクロ波加熱できる包装に関するものである。

最近、電子オーブン中の食品をきつね色にし且つかりか
りにすることを助ける包装材料に大きな関心が持たれて
いる。プラスタラドの米国特許第４．２６７．４２０号
は、きわめて薄い被覆を有するプラスチックフィルムで
包んだ食品を開示している。グラスチックの付加的な薄
板又はフィルムは、場合によっては、摩耗の保護のため
の被覆に積層しである。たとえば厚紙などのような、よ
り硬質の誘電材料によるだの外面支持体もまた開示され
ている。被覆はマイクロ波エネルギーの一部を熱に転換
させ、それが直接に食品の表面部分に譲渡されることに
より、食品表面をきつね色にし且つ／又はかりかりにす
ることを達成することができる。

セイファースの米国特許第４．６４１．００５号は、マ
イクロ波調理において使用するだめの使い捨て食品容器
を開示している。導電性材料の薄層が容器の食品接触面
上で陽気に加入させてあり、それによって導電性の層が
マイクロ波放射線により加熱を受け、一方、容器中の食
品の外面をきつね色にする。この容器は保護層としての
滑らかな表面をもつプラスチックフィルム、および製紙
原料材料から成る支持手段を包含している。

クイックらの米国特許第４．７１３．５１０号は、マイ
クロ波エネルギーの一部を熱に転換する材料の層及びエ
ネルギー転換層と食品の間に介在させる厚紙の層を包含
する電子オーブン中で使える包装を開示している。エネ
ルギー転換層はプラスチックフィルム上に載せることが
でき、且つ付加的な厚紙の層を用いてこれらの厚紙の居
間にエネルギー転換層とプラスチックフィルムをはさむ
ことができる。−層強い加熱効果を提供するために、厚
紙の層間に一緒にはさんだ、それぞれ誘電性気質上の、
二層のエネルギー転換層が開示されている。

真空蒸着した金層の厚い層とのプラスチックフィルムの
積層物もまた、包装材料として公知である。たとえば、
ミササらの米国特許第４，５５９゜２６６号は（Ａ）主
としてポリオレフィンから成る層、（Ｂ）主として、た
とえば、ポリエステル樹脂から成る層、（ｃ）真空蒸着
した金層の層、及び（Ｄ）主として透明な熱可塑性樹脂
から成る層を包含する積層材料を開示している。この積
層材料は、そのすぐれた気体バリヤー性ど光遮蔽性など
に基づいて使用される。この積層材料は、包装としての
利用のための著しい気体バリヤー性を与えるために、１
．０よりも大きく、一般には少くとも０．４の光学密度
を与えるために十分な量の金属（一般にはアルミニウム
）の蒸着を必要とする。このような材料は実質的に不透
明であり且つ光遮蔽性を有しているが、きわめて低い光
学密度を必要とするマイクロ波加熱への応用に対して使
用するためには適していない。

形状が不規則であるか又は平面的でない表面を有する食
品を適切にきつね色とするか又はかりかりにするために
は、食品に容易に相似させることができる包装材料を用
いることが望ましい。内部を料理し過ぎとすることなし
に短時期で表面を適当にきつね色とし又はかりかりにす
ることができるように、包装材料は食品の表面に十分な
熱エネルギーを供給すると共に、食品の内部に対するあ
る程度のマイクロ波遮蔽を提供することが望ましい。本
発明は料理の間に食品の形状にぴったりと相似し、食品
の表面に高度の熱を提供【７、且つ内側の部分に対する
遮蔽を与える積層フィルムを提供する。

発明の要約 本発明は： マイクロ波による調理のだめの食品の包装に対して有用
な相似被覆性の多Ｎ積層構造物であって、（ａ）　　少
くとも一層の柔軟な、耐熱性のマイクロ波に透明なプラ
スチックフィルム；（ｂ）　　少くとも一層の柔軟な、
耐熱性、熱安定性のマイクロ波に透明なプラスチックフ
ィルム：及び （ｃ）　　積層品のフィルムの一表面上に位置させた少
くとも一層の実質的に連続的なマイクロ波感受性材料の
層、核層は一方でフィルム（ａ）と他方でフィルム（ｂ
）の間に位置し、且つ該多層構造物に隣接させて置いた
食品をマイクロ波調理条件下にきつね色とするか又はか
りかりにするために適当な温度まで加熱させるために十
分な厚さで存在する、 から成る構造物を提供する。

本発明はさらに、このようなフィルムから製造した、食
品を包み且つ電子オーブン中で食品の表面をきつね色に
し又はかりかりにするために適する包装を提供する。

光−叫−ｐｐ−縄な一睨−Ｊ１ 本発明は、少くとの二層の耐熱性マイクロ波透明プラス
チックフィルム、及び少くとも一層の実質的に連続的な
マイクロ波感受性材料の層を有する多層構造物から成っ
ている。このマイクロ波感受性材料は、積層品のプラス
チックフィルム間に形成されている内側表面、すなわち
界面、の少くとも一つに被覆しである。

感受性材料は、マイクロ波による料理条件下に、多層構
造物に隣接させて置いた食品をきつね色に焼くか又はか
りかり５こするために適する温度まで該構造物を加熱さ
せるため６３十分であるが食品の内部へのマイクロ波エ
ネルギーの透過を完全に妨げるほど厚くはない厚さで存
在する。好適な感受性材料は真空蒸着したアルミニウム
であって、それはフィルムに対して約０．ｌＯ乃至約０
．３５、好ましくは０．１６乃至約０．２２の光学密度
を付与するために十分な量で存在していることが好まし
い。いうまでもなく、金、訳、ミューメタル、ニッケル
、アンチモン、銅、モリブデン、青銅、鉄、すず及び亜
鉛を含む、他の金属を用いることもできる。光学密度は
使用する金属によっ°Ｃ変化するが、被覆が食品を・適
当な温度に加熱し且゛つきつね色とするか又はかりかり
にするために十分な熱の流量を提供するための適切な被
覆の量を決定する試験を行なうことができる。必要な温
度は使用する特定の商品に依存するが、多くの用途に対
して少くとも約１８０℃である。感受性材料の薄層は積
層前に真空蒸着によってフィルムに付与することが望ま
しい。望ましい厚さの実質的に連続的な層を提供するも
のであるならば、その他の方法をも使用することができ
る。

感受性材料の層は耐熱性のマイクロ波透明プラスチック
フィルムの少くとも一表面上に被覆する。

このフィルムは耐熱性とマイクロ波透明性に一ついての
望ましい性質を有している任意の適当なプラスチックフ
ィルムから成ることができる。″耐熱性″とは７００ワ
ツトの電子オーブン中で料理中に発生ずる熱に対して溶
融又は劣化することなく耐えるためのフィルムの能力を
意味する。フィルムから本発明の積層品を形成させると
きには後記のように、マイクロ波料理条件下に約２２０
°Ｃ以下に至るまでの温度に遭遇する可能性があるから
、イルムは、そのような温度において完全性を保たねば
ならない。たとえば、約２６０°Ｃの融点を有する、ポ
リエチレンテレ７タレー１−（ＰＥＴ）のような、ある
種のポリエステルは、この目的に対して特に適している
。その他の適当な材料どしては、いくつかの種類のポリ
上ステル、ポリアミド、セロファン、セルローストリア
セテート＞−’１０ロトリフルオロエチレン共ｆｆｉ合
体，　フっ素化ポリエチレン、ポリイミド、ポイリスル
ホン、ポリビニルアルコール、ポリエーテルエーテルケ
“トン、ポリテトラフルオロエチレンなどがある。

マイクロ波感受性材料の薄層で被覆すべきフィルムの層
は、加熱による変形又は収縮に対して少くともかなりの
程度の抵抗性を有していなければならない。通常のＰＥ
Ｔ７（ルムは（収縮フィルムとは異なって）、１５０’
ｃで３０分間に約１、５〜３％の収縮を示すにすぎない
から、この層として使用するために適している。しかし
ながら、通常のＰＥＴは、マイクロ波感受性材料でフィ
ルムを被覆するときには、電子オーブン中で遭遇する強
い加熱下に上記の量よりも大きく収縮する傾向がある。

このような条Ｐ１下に認められる、６０％に至るまでの
過大な収縮は、たとえばパンのような、多くの食品がこ
のようなフィルムの作用によってくずれるおそれがある
から、望ましくない。その上、過度の収縮は感受性材料
の層の連続性をやふり、それによって加熱性を低下させ
る傾向がある。

制御した量の収縮を与えるために、本発明によって提供
する積層品中の少くとも一層のフィルムは、熱安定性の
フィルムでなければならない。

“熱安定性′°の用語は、フィルムが高い温度において
最低限の量の収縮を示すにすぎないことを意味する。た
とえば、熱安定化したＰＥＴは一般に１５０℃において
３０分間に０．６％未満の収縮を示すにすぎない。熱安
定化ＰＥＴは標準品種のＰＥＴから一連の熱処理及び緩
和工程からなる安定化プロセスによって製造するもので
あり、この分野の専門家には公知のものである。ＰＥＴ
のための熱安定化方法は、Ｅ、１．デュポン　ド　ニー
モアズ　アンド　カンパニーからのブチレンＥ−５０５
４２、“マイラーの熱安定化”中に一層詳細に記されい
ている。いうまでもなく、熱安定性のフィルムは、マイ
クロ波調理条件下に最低限の収縮という望ましい性質を
有するものである限りは、前記のもの含む、を熱安定化
ＰＥＴ以外のフィルムを包含することができる。

もっとも簡単な形態に才ｉいて、本発明は、−層の通常
の耐熱性フィルムと組合わせた一層の熱安定性フィルム
の使用を意図している。これらの層は感受性層のだめの
支持体又は気体となるばかりでな（、感受性の層を保護
すると共に、フィルムの加熱を防ぐためのヒートシンク
としての役割をも果す。以下に記すように、この積層は
向上した寸法安定性と改善された熱特性を有する積層品
を与える。−層以上°の熱安定性フィルムの厚さは精密
に限定する必要はない。しかしながら、熱安定性フィル
ムの厚さは積層品に対しである程度の寸法安定性を付与
するために十分なものでなければならない。先に記した
理由によって、積層品の収縮は、いずれの方向において
も、電子オーブンのエネルギーへの暴露において、好ま
しくは約２０％未満に限定し且つ抑制することが望まし
い。

生じる収縮は約１５％以下であることが一層好ましく、
約ｌＯ％の収縮がもっとも望ましい。単一層の０．０１
３ｍｍの厚さのＰＥＴ、単一層の約０．０１３ｍｍの厚
さの熱安定化ＰＥＴから成る積層品が、この限定した程
度の収縮度を与えるために適当であることが認められて
いる。しかしながら、マイクロ波感受性材料の薄層の両
側に一層づつの、少くとも二層の熱安定フィルムの層を
用いることが好ましい。

熱安定化ＰＥＴを用いて製造した積層品は、外側の層が
紙又は厚紙である公知の積層品と比較して、すぐれた結
果を提供する。厚紙を伴なう積層品は一般に本発明にお
いて認められる向上した熱的性質を示すことはなく、形
状相似性、透明性でもなく、また特に柔軟性でもない。

特定の目的に対しては積層品中にその他の層を存在させ
ることができる。たとえば、感受性層を一層の通常のＰ
ＥＴフィルム上に蒸着させることができ、一方、その通
常の（耐熱性）ＰＥＴの層の両側上に一層づつとしての
二層の熱安定化したＰＥＴの間にそれを積層する。加う
るに、積層品の層を相互に結合するためノこ一層以上の
接着剤層を用いることができる。接着剤は、このような
目的に対して適当であることがこの分野の専門家には公
知の何れのものとすることができる。その−ヒ、熱安定
性プラスチック層の上に載せる表面積として一層以上の
ヒートシールできる熱可塑性樹脂の層を用いることもで
きる。このような層は、フィルムを包装用としてそれ自
体に、又は他の商品に、シールするために用いることが
できる。適当なヒートシールできる熱可塑性樹脂はこの
分野で公知であるが、特に適当な樹脂は、エチレングリ
コール、テレフタル酸、及びアゼライン酸の共重合体：
エチレングリコール、テレフタル酸及びイソフタル酸の
共重合体：及びこれらの共重合体の混合物から成るグル
ープから選択したポリエステルである。

第１図は本発明の積層品の簡単な一実施形態である。二
層の柔軟な、耐熱性の、マイクロ波に透明なフィルム、
ｌＯ及び１２、が存在し、その中の少くとも一層は熱安
定性フィルムである。たとえば真空蒸着したアルミニウ
ムのような、感受性材料の層１４が、フィルム■２の内
側表面上に位置している。積層品中にフィルムの各層を
結合するために接着剤層、１６、をも使用している。

第２図は本発明のｆｆ１１の実施形態を示す、最上層、
１８、はヒートシールできる樹脂の層であり、それは柔
軟な耐熱性のマイクロ波に透明なプラスチックフィルム
２０の層上にある。層２２と２４は接着剤樹脂である。

プラスチックフィルム２０の第一の層下には感受性材料
の被覆２８を有する中心層のフィルム２６がある。中心
フィルムの他の表面にはプラスチックフィルムの別の外
側層３０が積層しである。層２０又は３０のいずれかの
フィルム、あるいは好ましくは両方のフィルムが熱安定
性である。中心層２６もまた、望むならば、熱安定性の
ものとすることできるが、それは必須ではない。

第３図は、別の実施形態を示しているが、この場合には
二層の隣接するプラスチックフィルム、３６及び３８、
上に位置させた二層の内部的な感受性層、３２及び３４
、が存在する。感受性材料を伴っているプラスチックフ
ィルムの両層は、感受性材料の両層がプラスチックフィ
ルムの一層の厚さだけ離れているように、一方の上面を
他方の下面に向けて積層しである。感受性材料の上方の
層は、その上に載せであるプラスチックフィルム４０の
外層で保護しである。フィルムの各層は接着剤層４２に
よって結合させである。その上、上層のフィルム上には
ヒートシールできる樹脂４６の層がかぶせである。３６
．３８又は４０の中の少くとも一層は熱安定性フィルム
であり、少くとも外側の二層３８及び４０が熱安定性フ
ィルムであることが好ましい。この図で示した実施形態
は、府下的な感受性材料の層の存在のために、第２図の
ものと比較して、付加的な加熱能力、且つまた付加的な
マイクロ波遮蔽を提供する。多層の感受性材料の存在は
、感受性材料が、たとえば、アルミニウムであるときは
、増大した光学密度をもたらす。このような多層ヒータ
ーの加熱能力は、感受性材料の層が図示のように相互に
離れている場合に、すなわち、感受性材料の層を伴って
いるフィルムが相互に向かい合わせに結合していない場
合に、いくらか増大する。それ故、多層の感受性材料を
用いる場合には、その一つの層を中心のプラスチックフ
ィルムの層の二表面のそれぞれの上に位置させることも
また可能である。別法として、感受性材料が外側層のフ
ィルムに内側表面上にあってもよい。このような配置に
おいては、感受性材料の両層は外側層のフィルムによっ
ておおわれており、中心層のフィルムの厚さだけ相互に
離れている。フィルムと感受性材料の層についての多く
の類似の配置が本発明の範囲内で可能であることは明白
である。

本発明の多層積層品は単層めっきフィルムと比較して多
くの有利性を有している。第一の利点は単一層の感受性
材料被覆フィルムよりも著しく高い熱流量を提供すると
いうことである。熱流量は、積層品がそれと接触してい
る食品の表面を迅速に加熱する能力の尺度であるから、
重要である。この改善に対する理由は明白にはわかって
いない。

しかしながら、付加的なフィルム層は加熱の間に感受性
フィルムに対して付２Ｉｎ的な支持と保護を提供するも
のと思われる。この支持は、次いで、マイクロ波放射へ
の暴露に際して感受性材料層が“転装”すること、すな
わち、小さな島状に***することを防止する。このよう
な感受性層の亀裂は加熱の効率を低下させるものと思わ
れる。加熱効率のこのような改善を以下の実施例で例証
する。

別の利点は本発明のフィルムを食品の加熱に対して使用
するときに認められる。食品を本発明のフィルムで包む
ときには、単一層フィルムの場合と比較して、いくらか
襲い速度で食品の内部を加熱するということが認められ
ている。このように、フィルムは食品の内部に対する付
加的な遮蔽の手段を提供して、食品の表面をきつね色に
し且つかりかりにさせながら食品の内部の過剰な調理を
防止することによって、−層料理を手助けする。

感受性の層が他のフィルム層の間に埋まっていることの
さらに他の利点は、被覆層が空気による酸化又は腐食か
らフィルムを保護することである。ＰＥＴフィルム上の
アルミニウムの薄層を７ケ月間にわたって空気に露出さ
せるときには、０．２３の初期値から０．１８への光学
密度の定価が認められる。別の例として、９０％の相対
湿度で３８°Ｃにおいて１４日間保った試料は光学密度
が０．１７から１５に低下すると共に縞を生じるのみ対
して、ＰＥＴのフィルムに対して積層した匹敵するフィ
ルムは変化しないままであった。

本発明のもっとも顕著な有利性の一つは、たとえば熱安
定化ＰＥＴのような熱安定性フィルムの少くとも一層の
存在は、抑制した収縮を示す積層品を与えるということ
である。使用するＰＥＴは収縮フィルムではないけれど
も、マイクロ波条件下の単一のマイクロ波感受性層は、
収縮し且つ劣化するか又は穴を形成する。多層構造物す
ら、少くとも一層の熱安定フィルム層を用いない限りは
、マイクロ波条件下に、約６０％に至るまでの、過度の
収縮を示す可能性がある。しかしながら、少くとも一層
として、好ましくは外側の二層として、熱安定化したＰ
ＥＴを用いる場合には、収縮は約ｌＯ％に抑制される。

収縮のこの水準は、調理すべき食品の回りにフィルムか
きもんと輪郭を維持することを可能とするために、多く
の用途に対して必要なことである。かくして、本発明の
積層品から成る包装は、食品をつぶすことなしに、その
回りへの相似を達成又は維持するためにちょうど十分な
程度に収縮する。このような挙動は、パンのようなこわ
れやずい食品の包装のために特に望ましい。食品表面と
の相似性は、食品を十分にきつね色にし且つかりかりに
させるために十分な、フィルムから食品表面への熱上不
ルギーの移動を可能とする。

そ゛の上、制御した収縮は、電子−オーブン中の加熱に
おいて生じる、たとえば穴のような、大規模な不均一な
劣化を示すことがない構造物を与える。

このような劣化またはその他の欠陥は、マイクロ波調理
のための食品の包装に対して熱安定性でない単一層の感
受性材料被覆フィルムを用いる際に認められる。この」
：うな劣化はフィルムが食品の形態に相似することを妨
げ、それによ−、）”（均一な調理をも妨げる。

熱安定化したＰＥＴを用いて製造した積層品の限定され
た収縮の有利性は異なる方式においても達成することが
可能である。第４図は、フィルムの厚さを突き抜けてい
る切れ口５０を有するかかるフィルム４８のシートを示
している。これらの切れ目は、調理前に取り除く、感圧
接着剤で固着させたラベル（図中には示していない）に
よっておおうこともできる。マイクロ波処理において、
これらの切れ目は開いて、第５図に示す穴５２を形成す
る。一つ以上のこのような穴を有する積層品は調理の間
の食品からの蒸気の排出のために有用である。

比較実施例Ｃｌ−Ｃ５ 第１表中に示した比較例Ｃｌ−Ｃ５は熱安定化した、ア
ルミニウムでめっきしたＰＥＴの単一層のいくつかの性
質を示している。フィルムＢ１Ｃ及びＤは、表中に示し
た光学密度にアルミニウムを真空蒸着させである、厚さ
０．０１３ｍｍ（０，５ミル、５０ゲージ）のポリエチ
レンテレフタレートのフィルムである。

７００Ｗのマイクロ波の場に対する１０秒間の暴露にお
けるこれらのフィルムの収縮をも第１表中に示す。その
測定のために、１２７ｍｍｘ２５ｍｍの帯状のフィルム
をポリテトラフルオロエチレンから成るつかみ装置中に
留める。フィルムの端をつかみ装置の基部上に強固に取
り付けたクランプに付ける。フィルムの他端を基部上に
取り付けであるクランプに付ける。フィルｌ、を加熱す
るとき、フィルムの収縮は、滑ることができるように取
り付けたクランプをスゲールに沿って移動させ、それに
よって加熱の萌後におけるクランプの位置に比較により
相対的な収縮の量を測定することができる。長いほうの
次元が機械加工方向（ＭＤ）横方向（ＴＤ）の両方にし
た試料についての試験を報告する。このような試験の間
に、これらの単一層フィルムは穴の形成によって機械的
に破壊する。この機械的な破壊は、第１表中に示すよう
に、これらの単一層フィルムに対する異常に低い収縮測
定値に由来する。（この穴の形成は、フィルムが、付加
的なフィルムの層の存在又はヒートシンクとして働くべ
き食品の表面との接触無くしては、この試験中でフィル
ムを、約２５０〜２６０°ＣであるＰＥＴの融点よりも
高温まで加熱する可能性がある。） フィルムに対する加熱パラメータを第１表中に示す。最
高温度及び熱流量は油の試料の温度上昇の測定によって
求める。油、すなわちマイクロ波に透明な５ｇの油（ダ
ウーユーニング２１０Ｈ伝熱シリコーン油）を長さ１２
５ｍｍ、外形１５ｍｍパイレックスはうけい酸ガラス管
中に入れる。

試験すべきフィルムの試料を、フィルムの長いほうの寸
法を管の長さに沿うようにし且つフィルムの上縁を油の
表面の水準に位置させるようにして、管の回りに巻く。

フィルム試料よりも約６ｍｍ長い、ポリテトラフルオロ
エチレンから調製したマイク１ｊ波に透明なテープの使
用によってフィルム試料を固定する。電子オーブン中で
この組立物を加熱するときの油の温度上昇を油試料中に
置き適当な記録装置に接続した“ラフストロン“温度プ
ローブな用いて１５秒間隔で測定１７だ。油の温度と時
間の関係のプロットから最大熱量を求め、時間−０分で
始まり最高の傾斜を与える時間、通常は約１分、で終る
直線の傾斜として報告する。このようにして得た値は時
間の関数としての油温度の最大瞬間的上昇の約２八であ
ることが多い。

実施例１〜５及び比較例Ｃ４〜Ｃ１３ 第１表中の実施例１〜５及び比較例０４〜Ｃ１３は種々
の多層積層フィルｌ、構造物の性質を示す。これらのフ
ィルムの構造を概念的に示す。

層（Ｂ、Ｃ又はＤ）は比較例Ｃ１−Ｃ５におけると同様
に、アルミニウムでめっきしたポリエチレンテレフタレ
ートの層である。めっきしたフィルムを接着剤、゛アト
コート”５０６−４０　（モートンチオコールからの架
橋しうるコポリエステル）の層を用いて、少くとも一層
の他のフィルムの層に積層する。積層後に、接着剤の完
全な効果を確実とするために、積層１品を紙芯上に巻い
て室温で少くとも３日間、通常は７〜１４日間貯蔵する
。

基板は紙（パーチメント、０．１３ｍｍ、５ミル）又は
ポリエチレンテレフタレートフィルムである。ＰＥＴフ
ィルムは、表中で熱安定化したフィルムに対しては°′
夏（”の文字によって、熱安定化してない、ＰＥＴフィ
ルムに対しては“Ｐ”の文字によって示す。ＰＥＴ７（
ルムの基板の厚さは約０．０１２ｍｍ又は約０．０２３
ｍｍであり、それを、それぞれ、数字“４８”（４８ゲ
ージ）又は”９２”（！Ｊ２ゲージ）で示す。一部の場
合は、Ｐ　ＩＥ　Ｔフィルムを、外表面」二に位置させ
た、ヒートシール可能なポリエステル樹脂の層で被覆す
る。

このヒートシールできる層は、少量のエルカアミドとけ
い酸マグネシウムをも含有する、１．０モルのエチレン
ゲルコールの０．５３モルのテレフタル酸と０．４７モ
ルのアゼライン酸との縮合物である。この層を表中でプ
ラス（＋）記号によって示す。比較例Ｃ４、Ｃ５，９、
Ｃ１ｌ及びＣＸ２から、フィルムが熱安定性でない場合
の積層品は、過度のＭ　＋）又はＴＤ収縮によって明ら
かなように、加熱において過度の収縮を示す傾向があり
且つ試料間で著しい変動性を示す。積層品の少くとも一
層のフィルムが熱安定化したＰＥＴであるときは、収縮
は遥かに小さく且つ遥かに均一であって、予測可能であ
る。

その−］二、本発明の積層品は、感受（１：の層を積層
品の内部に位置させるときは、単一層フィルムと比較し
て向上した温度及び熱流量特性を示す（実施例１と比較
例Ｃ２参照）。しかしながら、感受性層を積層品の外表
面上に配置するときは、熱流量の向トは認められない（
比較例Ｃ６、Ｃ７及びＣ８）。フィルムではなく紙を用
いて積層品を製造する場合（比較例Ｃ［０及びＣ１３）
には、単一フィルムと比較して加熱の顕著な向上は認め
られない。比較的大きい熱流量を示す積層品は、比較的
高い温度の発生のために、フィルム層の組成とは無関係
に、比較的低い熱流ｌを示す構造物よりも大きく収縮す
る傾向がある。収縮値を比較するときには、この要因を
考慮に入れなければならない。実施例６及び比較例ＣＩ
４〜Ｃ２０これらの実施例は、表中に示すように、アル
ミニウムめっきしたフィルムの二層の積層によって製造
する。比較例Ｃ１４とＣ１６においては、接着剤の層に
よってのみ離して金属の層が隣接している。実施例６と
比較例Ｃ１５及びＣ１７においては、金属の層はＰＥＴ
の厚さだけ離れている。

感受性被覆の両層が一層のフィルムによって離されてい
る実施例においては、加熱効率の一層の向上が認められ
る。この結果は、実施例６のようなフィルム構造物を、
高い表面加熱を必要とするが、食品の内部は過度の調理
を防ぐためのある程度の遮蔽を必要とする、たとえばピ
ザ又はパンのような、ある種の食品のマイクロ波調理に
対して使用することを可能とする。

■−の Ｃリ　　　ｅＮ　　　　Ｃ４ Ｕ）　　αフ　　の　　ｑコ　　０１／）　　　αフト
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デ　　　＼？　　　寸 ！ｒ　　　ばつ　　　ｑコ Ｏ○　　Ｑ Ｃ力 ＣＮ ｏ＋−１へ （、）００　　０　　寸 −□　Ｌｊ”）■Ｏロー１．ｌ＋Ｉマωトド寸−■■の
へ■−−− ＋−１＋−１−、−１、−Ｉ　Ｃ％ｌへ一代へＮトマ■
Ｑト （１）■■■■ ０　、ｍ　−＋　Ｉｎ　ＣＩ＞　ｌｊ’）■トωのの０
■Ｃｅ）■■−−■−−− （Ｓ３、−ａ　−−−Ｃ％３ヘーヘヘヘＵつ　　　（ｆ
’３”Ｒデ Ｑ〕　　　（”’）ＣＩ’） ａつ　　　！ ０ト 画一［Ｆ］ Ｑ　　○ 実施例　７ 白い紙袋中に入れた一塊のイタリヤパン（４５４ｇ）を
地方のスーパーマーケットから購入した。

それ等の一部を、当初の袋中で、また他の一部を実施例
４のものと類似の複合フィルムから成る小袋中に封じた
。小袋は理想的に透明で、内部のパンをよく見ることが
できた。２日間保持したのちに、包装してない試料は硬
く且つかび臭くなった（第２表参照）。包装してないも
のと包装しであるものの両試料を７００ワツトの電子オ
ーブン中で２分間加熱しＪこ。感受性小袋中に封じたパ
ンのみが適切にもとに戻った（適切にもとに戻ったパン
は、かりかりした、乾いた皮を有していたが、その内部
は乾いていずに僅かに湿っており、硬くなかった）。マ
イクロ波加熱プロセスの間に、小袋はパンの回りの“微
細なしわより″によって、いくらか収縮してぴったりし
た相似を与えた。

（パンの塊りはターンテーブルを使用するには長すぎた
ので、きつね色のこげとかりかり化は、完全に均一では
なかった）。パンの内部温度を“ラフストロン”グロー
ブを用いて測定し、第３表中に示すように、調理時間の
関数として記録した。

第２表 １日 ２日 マイクロ波加熱後 ６　　はとんどなし １１　　　０．２ １５　　　１．７ 第３表 ２　ｌ　、５ ３０．５ ４０．５ ５２．５ ＊ 加熱した二つのパン塊の平均。平均温度からの偏差は±
７°Ｃを超えなかった。

適性という遮蔽効果に基づくものと思われる。

実施例　８ 約１２０ｇの重さ、約１２７ｍｍの長さ及び約３８　ｍ
　ｍの直径、３個の凍らした春巻（ライチョイ■　“ア
ーモンドチキンパ充填）を、実施例７中と同様にして、
電子オーブン中で４分間調理した。試料Ａは感受性Ｈ料
の包装なしで調理した。

試料Ｂは０．１６の光学密度を有する単一層めっきＰＥ
Ｔ　（比較例Ｃ２中のフィルムＣ）中で包装した。包装
をテープに基づくポリイミドでシールした。試料Ｃは実
施例４のものと同様なフィルムで包装し且つシールした
。結果を第４表第６表に示す。

包装した試料中の内部温度が急速に沸点まで上昇するこ
とがなかったという事実は、パンを効果的にもとに戻す
ために重要であるものと思われる。

この相違は使用したフィルムの低いマイクロ波透第６表 温度、°Ｃ ｏ、ｏｏ　　　　　　　Ｏｏ　　　　　　　。

１．００　　　　　　５　　　　　　　０　　　　　　
０１．２５　　　　　９８　　　　　　　０　　　　　
．５１．５０　　　　ｔｏｏ　　　　　　　　５　　　
　　１０２．００　　　１００　　　　　　３５　　　
　　２８３．００　　　１００　　　　　９０　　　　
　６８３．５０　　　１００　　　　１００　　　　　
８５４．００　　　　１００　　　　１００　　　１ｏ
。

もっとも高温の食品に対する望ましい供試温度は７０℃
である。凍った春巻に対する望ましい調理時間は最良の
こげ色を得るためには、約３分である、本発明の包装（
ｃ）のみが、これらの要件に合致する。他の二つの春巻
は調理過剰であり、特に無包装のもの（Ａ）はそうであ
った。その上、無包装の春巻は外側が軟らかく且つ生焼
けであった。包装Ｃによる良好な結果は、大部分は、単
層フィルムと比較して、積層品によってもたらされる食
品の内部へのマイクロ波の低下した透過と増大した遮蔽
に由来するものと思われる。

実施例　９ 春巻の代りに、新しい“ステーキ″ロールを用いて、実
施例８を繰返した。その結果を第５表と第７図中に示す
。実施例７におけるど同様に、無包装のロールは表面の
きつね色のこげが得られず、内部的に調理過剰となった
。この結果もまた本発明の積層品（ｃ）が単層構造物（
Ｂ）におけるよりも大きな食品の内部の遮蔽を提供する
ことを示している。

第５表 ５　　　　　　　２８　　　　　　２ｇ　　　　　　　
２３実施例　ＩＯ 長さ１５０　ｍ　ｍ　ｘ直径６４ｍｍの２個のディナー
ロールを、７００ワツト電子オーブン中で、別々に調理
した。第一のものは、比較として、貯蔵包装から取り出
したままの、無包装で調理した。

第二のものは実施例７におけると同様なフィルムの小袋
中に封じた。６０秒の加熱後に、無包装の試料は外側が
柔らかく且つ内側は湯気がでていた（約９３°Ｃ）。包
装した試料は、約６５秒の加熱後に、外側はかりかりに
なり且つきつね色で内側は適当に熱かった（約７０°Ｃ
）。

実施例１１ この実施例は小袋以外の包装形態を示す。丸い深皿状の
ピザを本発明の積層品から成る包装中に包んで調理した
。第８図に示す組立型の使用によってピザの皮の底と側
に実施例４におけるような感受性フィルムの１８５ｍｔ
ｎ平方の片を相似させた。組立型５４は、直径的１３４
　ｍｍ、深さ３３ｍｍのピザを入れるために適当な寸法
の円いキャビティー５６を有していた。フィルムをキャ
ビティー上に置き、ラム５８によってキャビティー中に
押し付け、それによってフィルムをキャビティーに相似
させ、且つしわをその場に押し付けた。

ラムを除いて、重さ１８４ｇ、直径１２７ｍｍ。

高さ２５ｍｍの凍ったピザを、上記のフィルム中に置い
た。組立型の縁と平らになるように余分のフィルムを切
り取った。０．１３ｍｍ（５ミル）のパーチメント紙に
積層した９ミクロメートル（３５ゲージ）のアルミニウ
ム箔から成るカバーシートをフィルムに対してヒートシ
ール（ヒートシールできる層によって）することによっ
て、ピザの上部上の遮蔽として用いた。包装したピザの
図を第９図に示す。皮をもつピザ６０と詰め物６２を積
層フィルム６４内に保った。カバーシート６６を下方の
積層したフィルム６４に対して封じて周囲のリム縁６８
を形成させた。包装したピザを型のキャビティーから取
り出してターンテーブルを有する７００ワツトのオーブ
ン中で３分４５秒間調理した。皮の底と側は、かりかり
に且つきつね色になり、詰め物は熱いが調理過剰ではな
かった。かりかりの硬い皮はピザに対して良好な形態と
完全性を提供した。

比較実施例Ｃ２１ 実施例１１と同様な条件下に同様なピザを、始めは末端
が開いていたプラスチック袋中で調理した。皮は明らか
にきつね色又はかりかりにならなかった。皮はむしろ湿
り、生焼けで且つ上部はきたなかった。ピザ自体は締ま
りがなく、貧弱な形態の一体性を有するにすぎなかった
。

実施例　１２及び１３ 実施例１に対して記した手順によって、多層の熱安定化
したＰＥＴを有する積層したフィルムの試料を製造した
。これらのフィルムに対する試験からの加熱及び収縮の
結果を第６表に示すが、その中で各層の名称は第１表中
で用いたものと同様である。付加的な熱安定化ＰＥＴの
存在は、付加的な構造安定性を提供し、単層のかかるフ
ィルムを用いる場合（実施例１参照）に場合によっては
遭遇する破壊の問題を回避する。

本発明の主な特徴および態様を記すと次のとおりである
。

１、（ａ）少くとも一層の柔軟な、耐熱性の、マイクロ
波に透明なプラスチックフィルム；（ｂ）少くとも一層
の柔軟な、耐熱性、熱安定性のマイクロ波に透明なプラ
スチックフィルム；及び （ｃ）積層品のフィルムの一表面上に位置させた少くと
も一層の実質的に連続的なマイクロ波感受性材料の層、
核層は一方でフィルム（ａ）と他方でフィルム（ｂ）の
間に位置し、且つ該多層構造物に隣接させておいた食品
をマイクロ波調理条件下にきつね色とするか又はかりか
りにするために適当な温度まで加熱させるために十分な
厚さで存在する、 から成ることを特徴とする。マイクロ波による調理のた
めの食品の包装に対して有用な相似被覆性多層積層構造
物。

２、フィルム（ｂ）の厚さは少くとも約０．０１３ｍｍ
である、上記ｌに記載の多層構造物。

３、フィルム（ｂ）の厚さは少くとも約０，０２５ｍｍ
である、上記２に記載の多層構造物。

４、フィルム（ａ）及び（ｂ）はポリエステル、ポリア
ミド、セロファン、セルローストリアセテート、エチレ
ン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、ふっ素化ポ
リエチレン、ポリイミド、ポリスルホン、ポリビニルア
ルコール重合体、ポリエーテルエーテルケトン及びポリ
テトラフルオロエチレンから成るグループから選択した
重合体から製造する、上記ｌに記載の多層構造物。

５、フィルム（ａ）及び（Ｂ）をポリエチレンテレフタ
レートから製造する、上記４に記載の多層構造物。

６、マイクロ波感受性材料は真空蒸着した金属である、
上記Ｉに記載の多層構造物。

７、金属はアルミニウムである、上記６に記載の多層構
造物。

８、アルミニウムを、かかるアルミニウムの各層当りに
、約０．ｌＯ乃至約０．３５の工学的密度を構造物に付
与するために十分な量で存在させる、上記７に記載の多
層構造物。

９、アルミニウムを、かかるアルミニウムの各層当りに
、約０．１６乃至約０．２２の光学密度を構造物に付与
するために十分な量で存在させる、上記８に記載の多層
構造物。

１０、さらにヒートシールできる熱可塑性樹脂の少くと
も一層の表面積を包含する、上記ｌに記載の多層構造物
。

１１、少くとも一つの切れ目が構造物を貫通している、
上記ｌに記載の多層構造物。

１２、フィルム（ａ）は熱安定性でもある、上記ｌに記
載の多層構造物。

１３、感受性材料の層をフィルム（ａ）及び（ｂ）の間
に位置させ、第三の柔軟な、耐熱性のマイクロ波に透明
なプラスチックフィルム上に位置させる、上記ｌに記載
の多層構造物。

１４、実質的に連続的なマイクロ波感受性材料の複数の
層が存在し、核層は少くとも一層の柔軟な、耐熱性のマ
イクロ波に透明なプラスチックフィルムによって相互か
ら離れいている、上記１に記載の多層構造物。

１５１食品の回りを包装した上記ｌに記載の多層構造物
から成る、食品を包み且つオーブン中で食品の表面をき
つね色にするか又はかりかりにするために適する包装。

１６、底面及び側面をきつね色とするか又はかりかりに
することを必要とする食品を包み且つ料理するために適
する包装にして、 （ａ）　　食品の上面の水準までのびて、食品の底面及
び側面に形状相似する底部分、該底部分は特許請求の範
囲第１項記載の多層構造物から成る：及び （ｂ）　　実質的にマイクロ波反射性のふた、該ふたは
包装の底部分に対して少くとも部分的に封じてあり、そ
れによって、食品を入れるための空間を形成する、 から成ることを特徴とする該包装。

１７、底部分のフィルムは食品の上表面の水準の近くで
商品の周囲の回りの放射状の７ランジを形成し、且つふ
たを該７ランジにシールする、上記１６に記載の包装。

１ｇ、上記１５に記載の包装を電子オ゛−ブン中に入れ
且つ食品の望ましいきつね色化、がりかり化、及び調理
のために十分な時間にわたってオーブンを働かせること
から成る、食品を調理するための方法。

１９、上記１６に記載の包装を電子オーブン中に入れ且
つ食品の望ましいきつね色化、がりかり化及び調理のた
めに十分な時間にわたってオーブンを働かせることから
成る食品を調理するための方法。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の積層構造物の断面の細部を示す。 第２図は本発明の別の積層構造物の断面の細部を示す。 第３図は二層の感受性材料を包含する別の実施形態を示
す。 第４図は複数の切れ目を有する本発明に多層構造物の実
施形態を示す。 第５図はマイクロは照射後の第４図の構造物を示す。 第６図及び第７図は本発明の構造物及び比較包装によっ
て包装し多色品に対する内部加熱曲線を示す。 第８図は深皿ピザの皮に本発明の積層フィルムを相似さ
せるために適する組立型を示す。 第９図は本発明の包装を示す。 ほか１名 ８１間 又へ〜５２ （肩す ／ ［埼 朋 ９′ｒ□） 手続補正書Ｇ式） 平成１年８月２４日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、マイクロ波による調理のための食品の包装に対して
   有用な相似被覆性の多層積層構造物であって、 （ａ）少くとも一層の柔軟な、耐熱性の、マイクロ波に
   透明なプラスチックフィルム； （ｂ）少くとも一層の柔軟な、耐熱性、熱安定性のマイ
   クロ波に透明なプラスチックフィルム；及び （ｃ）積層品のフィルムの一表面上に位置させた少くと
   も一層の実質的に連続的なマイクロ波感受性材料の層、
   該層は一方でフィルム（ａ）と他方でフィルム（ｂ）の
   間に位置し、且つ該多層構造物に隣接させておいた食品
   をマイクロ波調理条件下にきつね色とするか又はかりか
   りにするために適当な温度まで加熱させるために十分な
   厚さで存在する、 から成ることを特徴とする構造物。 ２、食品の回りを包んだ特許請求の範囲第１項記載に積
   層構造物から成る電子オーブン中の食品を包み且つ食品
   をきつね色とするか又はかりかりにするために適する包
   装。 ３、底面及び側面をきつね色とするか又はかりかりにす
   ることを必要とする食品を包み且つ料理するために適す
   る包装にして、 （ａ）食品の上面の水準までのびて、食品の底面及び側
   面に形状相似する底部分、該底部分は特許請求の範囲第
   １項記載の多層構造物から成る；及び （ｂ）実質的にマイクロ波反射性のふた、該ふたは包装
   の底部分に対して少くとも部分的には封じてあり、それ
   によって、食品を入れるための空間を形成する、 から成ることを特徴とする該包装。