JPH0256197A - 車載用ビデオカメラ付スピーカ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、車載用スピーカボックスに自動車の後方を監
視するためのビデオカメラを取付けたスピーカ装置に関
するものである。

（ロ）従来の技術 自動車の運転時に後方の状況を確認するには通常バック
ミラーが使用されているが、このバックミラーによる場
合には運転者にとって死角になる部分があり、このため
後退時に事故をひき起す場合も少なくない。このため大
型バスや大型トラツクなどではビデオカメラを１１方に
備え、カメラによる像を運転席付近のブラウン管に映し
出して後方確認を行なっていた。しかしながらこれらの
ビデオカメラは車体の外に突出しているので、樹木等に
接触して破損するおそれがあった。

また特開昭６０−２１４６９１号公報（Ｈ０４Ｎ　　７
／１８）に示されるように、車両側部のバックミラーケ
ースに監視カメラを内設したものも知られているが、バ
ックミラーのデザイン上、自由度に制約を受け、目まぐ
るしく変化する車種への対応が困難であると共に、左右
２個のカメラを取付けなければならないので、コスト的
に不利となるという問題があった。

さらに特開昭５９−１３１２８２号公報（ＨＯ４Ｎ　　
７／１８）に示されるように自動車の後部トランク部内
にビデオカメラを載置した後方監視装置も知られている
が、このビデオカメラのための装置を後部トランク部内
に設置しなければならずトランク部内のスペースを制限
すると共に、前述したように変化する車種への対応が困
難であるという問題があった。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は、上記問題点、即ちビデオカメラを車体の外に
突出させて設けると樹木等に接触して破損するおそれが
ある点、監視カメラをミラーケースに内設するとバック
ミラーのデザイン上、自由度に制約を受け、目まぐるし
く変化する車種への対応が困難であると共に、コスト的
に不利となる点およびビデオカメラを自動車の後部トラ
ンク部内に設ければトランク部内のスペースを制限する
と共に、変化する車種への対応が困難である点を解決す
るものである。

（：）課題を解決するための手段 本発明は、車載用スピーカボックス（１０）とスピーカ
ボックス（ｌＯ）の外面（６ｂ）に設けられた支持部（
４）と、支持部（４）に支持されたカメラ（３）を収納
したカメラ収納部（２）とから構成される車載用ビデオ
カメラ付スピーカ装置（１）である。

そして、このスピーカボックス（１０）は、スピーカ（
８）が取付けられた蓋体（６）と、カメラ（３）の周辺
回路（１りが収納された収納体（７）とを一体止して構
成されるものである。

又、前記スピーカボックス（１０）は指向性の小さい低
音用のスピーカ（８）を内蔵している。

又、前記収納体（７）には電源端子（１４）及び映像信
号出力端子（１３）が一体モールド化されている。

又、車載用スピーカボックス（１０）内に、前記カメラ
の周辺回路（１１）と、スピーカ用のパワーアンプ回路
（１２）とを収納した。

又、前記カメラ収納部（２）の背面に高音用スピーカ（
３０）を装着した。

又、前記カメラ収納部（２）に振動吸収機構（３３）を
設けて前記カメラの振動を吸収した。

（ネ）作　用 車載用スピーカボックスには、外面に支持部が設けられ
ているので、カメラを収納したカメラ収納部を支持する
ことが出来、ビデオカメラとスピーカボックスとを一体
化することが出来る。

そして、スピーカボックスは、スピーカが取付けられた
蓋体とカメラの周辺回路が収納された収納体とを一体化
して構成される。

（へ）実施例 第１図乃至第４図を参照しつつ本発明の第１実施例を説
明する。

第１図は本発明の車載用ビデオカメラ付スピーカ装置の
車内における配置状態を示す略図である。

第１図において、（１）は車載用ビデオカメラ付スピー
カ装置で自動車（２０）のリアトレイ（２１）の中央に
配置されている。（２２）、（２３）は左右のスピーカ
ボックスでリアトレイ（２］）上に配置され、ビデオカ
メラ付スビ、−力装置（１）に内蔵されるスーパーウー
ハ−（２００Ｈｚ以下の低域専用スピーカ）と共に、い
わゆる３Ｄスピーカシステムを構成する。（２）は後述
するカメラを収納したカメラ収納部で、自動車（２０）
の後方に向けてビデオカメラ用のカメラを対向位置させ
ており、カメラからの撮像信号は後述する映像信号処理
回路等を経由して、映像信号が運転席（２４）付近に配
置した例えば液晶素子のデイスプレィ（２５）により、
自動車（２０）の後方を監視しながら運転をすることが
できる。尚、カメラの向きを上下、左右に変えるための
駆動装置をスピーカボックスに設け、運転席でコントロ
ールボックスを操作しコントロールケーブルを介してカ
メラの向きを自由にコントロールするようにしてもよい
。

第２図は本発明一実施例の車載用ビデオカメラ付スピー
カ装置（１）の正面断面図、第３図は同側面図、第４図
はスピーカボックス内の状態を示す斜視図である。第２
図、第３図において、ビデオカメラ用のカメラ（例えば
°ＣＣＤカメラ）（３）は前述したカメラ収納部（２）
に収納される。カメラ収納部（２）は内部に空間を有す
る柱状の支持部（４）に支持されている。なお、（４ａ
）は支持部（４）に設けられ、カメラ収納部（２）の向
きを矢印入方向に首振り調整するための調整ネジである
。

カメラ（３）にはカメラ（３）にバッテリから１２Ｖの
電源を供給するリード線（５）およびカメラ（３）から
の撮像信号を映像信号処理回路に送出するリード線（５
）が接続され、これら複数のリード線（５）は支持部（
４）の空間内に導入されている。

（６）は蓋体で、スーパーウーハ−（低域専用スピーカ
）（８）が内面（６ａ）に取付けられ、外面（６ｂ）に
前述した支持部（４）を有する。（７）は収納体で、蓋
体（６）と嵌合、接着またはネジ止め等の手段によって
一体化されてスピーカボックス（１０）を構成する。収
納体（７）には、基板支持台（９）が載置、固定され、
基板支持台（９）の溝部（９ａ）には２枚の基板（１１
）、（１２）が嵌挿され支持されている。これら２枚の
基板（１１）、（１２）は、それぞれ映像（ビデオ）信
号処理基板と、電源及びアンプ基板である。この基板支
持台（９）により基板（１１）と（１２）は一体に収納
されている。

映像信号処理基板（１１）には映像信号処理回路が設け
られ、カメラ収納部（２）に収納されたカメラ（３）か
らの撮像信号を映像信号に変換する。さらにこの映像信
号はリード線（１５）を通り映像信号端子（ビデオ信号
端子）（１３）を経由し、前述のデイスプレィ（２５）
に伝送される。

一方、電源（カメラの周辺回路）及びアンプ基板（１２
）には、カメラ収納部（２）内のカメラ（３）に自動車
用バッテリ（図示せず）から１２Ｖを供給するリード線
が配設されている。さらに基板（１２）にはスーパーウ
ーハ−（８）を駆動するべく低音域の音声信号を供給す
るための、ミキサー（図示せず）、ローパスフィルター
（図示せず）およびパワーアンプ（図示せず）等が設け
られている。

なお収納体（７）の基板（１１）、（１２）が収納され
る空間、即ち基板収納部（７ａ）はスピーカ（８）が収
納される空間、即ちスピーカ収納部（７ｂ）をせばめる
ことがないように、これと適当な距謳をおいて設けられ
る。従って第２図に見られるように、スピーカ（８）と
基板（１１）、（１２）は接触することがなく、基板（
１２）とスピーカ（８）はリード線（１６）によって接
続される。

（１７）は収納体（７）に設けられた台状の端子支持部
で基板（１１）、（１２）からのリード線（１５）、（
１９）に接続された端子（１３）、（１４）が端子支持
部（１７）の開口（１７ａ）、（１７ｂ）に嵌挿、支持
されている。端子（１３）、（１４）は端子支持部（１
７）から収納体（７）の外部に露出し、バッテリ（図示
せず）からのリード線（図示せず）や前述したデイスプ
レィ（２５）へのリード線がそれぞれ接続されている。

なおスピーカ（８）は前述したように蓋体（６）の内面
（６ａ）に取付けられ、かつ図示したように蓋体（６）
の上部に設けた放音部（６Ｃ）に対向配置されている。

従って・スピーカ（８）の振動によって生じた音は、パ
ンチングネット（６ｂ）からスピーカボックス（１０１
の外部に放音される。もし、この放音された音が指向性
の鋭い音であれば、放音部（６ｃ）の上方に位置するカ
メラ収納部（２）によって音の伝播に問題が生じるが、
スピーカ（８）は低音域専用スピーカであるから放音さ
れる音に指向性はなく、上記問題は生じることがない。

第５図を参照しつつ、本発明の第２実施例を説明する。

第５図に於て、（３０）は高音再生用の小型スピーカで
ある。このスピーカ（３０）は指向性の高い高音を再生
する。（３１）はスピーカ駆動用の信号線である。（３
２）は信号処理回路であり映像信号処理回路と電源およ
びアンプ基板を内蔵している。

この信号処理回路（３２）は音声信号の低域の信号でス
ピーカ（８）を駆動し、高域の信号でスピーカ第６図乃
至第８図を参照しつつ、本軸の第３実施例を説明する。

第６図はショックアブソーバ（振動吸収機ｍ）　（３３
１を示す図であり、（３４）はスプリング、（３５）は
ゴムクツション、（３６）は固定用金具、（３５ａ）は
ゴムクツションの一端である。

第７図及び第８図に於いて、（４０）はカメラ（３）Ｎ
を収納保持する収納ケース、（４１）はカメラ収納部（
２）内に挿入固定された固定板である。この固定ｆ（４
１）にはショックアブソーバ（３３）　（３３）　（３
３）（３３）の固定用金具（３６１（３６）　（３６）
　（３６）が収り付けられている。そして、このショッ
クアブソーバ（３３）（３３１（３３＋　（３３１の一
端（３６］　（３６１（３６）　（３６＋は、カメラ（
３）を保持するカメラ収納部（２）に第８図に示すビス
（３７）　（３７）で固定される。また、この収納ゲー
ス（４０）は他のショックアブソーバ（３３）によって
も、支持されている。°このショックアブソーバ（３３
）は、カメラ収納部（２）にビス（３８）にて固定され
る。

（３９）はカメラ収納部用の前蓋であり、この前蓋（３
９）は固定板（４１）が全面に飛び出すのを防止してい
る。

上記のショックアブソーバ（３３）　（３３）　（３３
）　（３３）（３３）により、外部か°らの振動が吸収
さｈて、カメラ収納部（２）内のカメラ（３）は安定す
る。

尚、上記実施例では基板（１２）へ電源と音声信号を供
給する端子（１４）と、基板（１１）からの映像信号を
導出する端子（１３）を別々に収り付けず、まずモール
ドして一体化して、コネクタ（４２）を形成し、も良い
。

以上のように、本発明はビデオカメラをスピーカボック
スと一体化し、しかもビデオカメラを構成する映像信号
処理回路等の周辺回路をスピーカボックスの空間を利用
して収納したので、スピーカボックス外部に設けたカメ
ラ収納部、支持部を極めてコンパクトに構成することが
できる。従って装置全体として小型化することができ、
扱いやすく多種の自動車に対応できると共に、目まぐろ
しく変化する車種へも十分に対応できる。さらに絖 カメラとスピーカボックス内の基板とを接触するリード
線を、カメラ収納部を支持する支持部内に導入してスピ
ーカボックスの外部に出さないので、全体にコンパクト
で且っずっきすした印象を与え、意匠的にもすぐれたも
のである。

（ト）発明の効果 請求項１の車載用ビデオカメラ付スピーカ装置において
は、スピーカボックス外部に設けたカメラ収納部、支持
部を極めてコンパクトに構成することかでき、扱いやす
く多種の自動車に対応すると共に、目まぐるしく変化す
る車種へも十分に対応できる。

請求項２の車載用ビデオカメラ付スピーカ装置において
は、ビデオカメラを構成する映像信号処理回路等の周辺
回路をスピーカボックスの空間を利用して収納したので
、車載用ビデオカメラ付スピーカ装置を小型化し扱いや
すく構成したので、汎用性が高く美的外観にすぐれたカ
ー用品として提供することができる。

請求項３の車載用ビデオカメラ付スピーカ装置において
は、カメラの位置がスピーカと対向していても、スピー
カからの音をあまり遮ることはない 請求項４の車載用ビデオカメラ付スピーカ装置において
は、端子が近接配置されて接続が容易となる。

請求項５の車載用ビデオカメラ付スピーカ装置において
は、スピーカ装置のコンパクト化が図れる。

請求項６の車載用ビデオカメラ付スピーカ装置において
は、高音用スピーカの位置が運転者の耳幅位置に近づき
、指向性の大きい高音を再生するのに良好となる。

請求項７の車載用ビデオカメラ付スピーカ装置に於いて
は、カメラの振動を防止することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の第１実施例に関し、第１図
は、本発明車載用ビデオカメラ付スピーヵ装置の車内に
おける配置状態を示す略図、第２図は本発明一実施例の
車載用ビデオカメラ付スピーカ装置の正面断面図、第３
図は同じく側面図、第４図は同じくスピーカボックス内
の状態を示す斜視図である。 第５図は本発明の第２図実施例を示す図である。 第６図乃至第８図は本発明の第３Ｍ実施例を示す図であ
り、第６図はショックアブソーバの図、第７図は正面断
面図、第８図は側断面図である。 （１）−・車載用ビデオカメラ付スピーカ装置、（２）
・・・カメラ収納部、（３）・・・カメラ、（４）・・
・支持部、（５）・・・リード線、（６）−・蓋体、（
６ｂ）・・・外面、（７）・・−収納体、（８）・・・
スーパーウーハ−（スピーカ）　、（１０１・・・スピ
ーカボックス、（１１）・・映像信号処理基板、（１２
）・・・電源およびアンプ基板、（３０）・・ツイータ
（スピーカ）　、（３３）・・・ショックアブソーバ（
振動吸収機構）　、（１４１・・・電源端子、（１３）
・・・映像出力端子。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）車載用スピーカボックスと、該スピーカボックス
   の外面に設けられた支持部と、該支持部に支持されカメ
   ラを収納したカメラ収納部とから構成される車載用ビデ
   オカメラ付スピーカ装置（２）前記車載用スピーカボッ
   クスは、スピーカが取付けられた蓋体と、前記カメラの
   周辺回路が収納された収納体とを、一体化して構成され
   ることを特徴とする請求項１記載の車載用ビデオカメラ
   付スピーカ装置。 （３）前記スピーカボックスは、指向性の小さい低音用
   のスピーカを内蔵した請求項１記載の車載用ビデオカメ
   ラ付スピーカ装置。 （４）前記収納体には電源端子及び映像信号出力端子が
   一体モールド化されている請求項２記載の車載用ビデオ
   カメラ付スピーカ装置。 （５）車載用スピーカボックス内に、前記カメラの周辺
   回路と、スピーカ用のパワーアンプ回路とを収納した請
   求項１記載の車載用ビデオカメラ付スピーカ装置。 （６）前記カメラ収納部の背面に高音用スピーカを装着
   した請求項１記載の車載用ビデオカメラ付スピーカ装置
   。 （７）前記カメラ収納部に振動吸収機構を設けて前記カ
   メラの振動を吸収する請求項１記載の車載用ビデオカメ
   ラ付スピーカ装置。