JPH025615Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH025615Y2 JPH025615Y2 JP15354984U JP15354984U JPH025615Y2 JP H025615 Y2 JPH025615 Y2 JP H025615Y2 JP 15354984 U JP15354984 U JP 15354984U JP 15354984 U JP15354984 U JP 15354984U JP H025615 Y2 JPH025615 Y2 JP H025615Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- test
- switching element
- trip coil
- current transformer
- Prior art date
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- Expired
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000009429 electrical wiring Methods 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は漏電しや断器に関するものであり、
特にそのテスト回路の保護に関するものである。
特にそのテスト回路の保護に関するものである。
第2図は従来の漏電しや断器を示す電気結線図
である。第2図において、テストスイツチ12を
閉成すると、負荷側の端子U→抵抗13→テスト
スイツチ12→テスト巻線11→負荷側の端子W
の閉回路が形成され、零相変流器3はその二次巻
線4に所定値以上の出力を生じる。この出力は増
幅器5で増幅され、例えばサイリスタであるスイ
ツチング素子6を導通させる。このスイツチング
素子6が導通すると、負荷側のU端子→トリツプ
コイル8→整流器9→スイツチング素子6→整流
器9→負荷側のW端子の閉回路が形成され、トリ
ツプコイル8を励磁して主接点1を開放し、漏電
しや断器を引外す。このようにして主接点1が開
放すると、負荷側端子U,Wが無電圧となるた
め、テスト巻線11とテストスイツチ12と抵抗
13との直列回路からなるテスト回路10は自動
的に無電圧となる。
である。第2図において、テストスイツチ12を
閉成すると、負荷側の端子U→抵抗13→テスト
スイツチ12→テスト巻線11→負荷側の端子W
の閉回路が形成され、零相変流器3はその二次巻
線4に所定値以上の出力を生じる。この出力は増
幅器5で増幅され、例えばサイリスタであるスイ
ツチング素子6を導通させる。このスイツチング
素子6が導通すると、負荷側のU端子→トリツプ
コイル8→整流器9→スイツチング素子6→整流
器9→負荷側のW端子の閉回路が形成され、トリ
ツプコイル8を励磁して主接点1を開放し、漏電
しや断器を引外す。このようにして主接点1が開
放すると、負荷側端子U,Wが無電圧となるた
め、テスト巻線11とテストスイツチ12と抵抗
13との直列回路からなるテスト回路10は自動
的に無電圧となる。
このように、テスト回路10は、テストスイツ
チ12を閉成して漏電しや断器が引外されると、
自動的に無電圧となるので、テスト回路10を含
めた漏電しや断器の消費電力は、漏電しや断器の
動作時間(0.1秒以内)に必要な消費電力で計算
され、連続定格となつておらず、短時間定格とな
つている。
チ12を閉成して漏電しや断器が引外されると、
自動的に無電圧となるので、テスト回路10を含
めた漏電しや断器の消費電力は、漏電しや断器の
動作時間(0.1秒以内)に必要な消費電力で計算
され、連続定格となつておらず、短時間定格とな
つている。
上記のように、漏電しや断器の消費電力は、漏
電しや断器の動作時間(0.1秒以内)を考慮して
設定されているため、次のような問題点があつ
た。(イ)故障等によつて漏電しや断器が不動作の場
合、テストスイツチ12を閉成し続けると、抵抗
13は過熱し断線に至ることがある。(ロ)例えば需
要家において主接点1を誤接続して、第2図にお
いてテスト回路10の主回路2への接続位置より
負荷側に挿入すると、テストスイツチ12を閉成
して主接点1が開放しても、テスト回路10は無
電圧とならない。このためテストスイツチ12を
閉成している時間だけ、漏電しや断器の動作時間
(0.1秒以内)以上にテスト回路10に電流が流
れ、定格動作時間以上に通電するため抵抗13を
劣化させ、かつテストスイツチ12の操作頻度等
によつて断線に至ることがある。
電しや断器の動作時間(0.1秒以内)を考慮して
設定されているため、次のような問題点があつ
た。(イ)故障等によつて漏電しや断器が不動作の場
合、テストスイツチ12を閉成し続けると、抵抗
13は過熱し断線に至ることがある。(ロ)例えば需
要家において主接点1を誤接続して、第2図にお
いてテスト回路10の主回路2への接続位置より
負荷側に挿入すると、テストスイツチ12を閉成
して主接点1が開放しても、テスト回路10は無
電圧とならない。このためテストスイツチ12を
閉成している時間だけ、漏電しや断器の動作時間
(0.1秒以内)以上にテスト回路10に電流が流
れ、定格動作時間以上に通電するため抵抗13を
劣化させ、かつテストスイツチ12の操作頻度等
によつて断線に至ることがある。
この考案はかかる問題点を解決するためになさ
れたもので、テストスイツチを閉成し続けても、
抵抗の劣化やテスト回路の断線が生じないように
して、テスト回路の保護を目的とした漏電しや断
器を提供するものである。
れたもので、テストスイツチを閉成し続けても、
抵抗の劣化やテスト回路の断線が生じないように
して、テスト回路の保護を目的とした漏電しや断
器を提供するものである。
この考案に係る漏電しや断器は、導通時にトリ
ツプコイルを励磁するスイツチング素子とテスト
回路とを並列に、かつこの並列回路をトリツプコ
イルに直列に接続したものである。
ツプコイルを励磁するスイツチング素子とテスト
回路とを並列に、かつこの並列回路をトリツプコ
イルに直列に接続したものである。
この考案においては、スイツチング素子とテス
ト回路とを並列接続し、この並列回路をトリツプ
コイルに直列接続することにより、スイツチング
素子の不導通時にはトリツプコイルとテスト回路
とを直列に接続し、スイツチング素子の導通時に
はテスト回路への電流の流入を防止する。
ト回路とを並列接続し、この並列回路をトリツプ
コイルに直列接続することにより、スイツチング
素子の不導通時にはトリツプコイルとテスト回路
とを直列に接続し、スイツチング素子の導通時に
はテスト回路への電流の流入を防止する。
第1図はこの考案に係る漏電しや断器の一実施
例を示す電気結線図である。第1図において、主
接点1は主回路2に挿入されており、主回路2は
零相変流器3の中空部に一次巻線として貫通挿入
されている。零相変流器3の二次巻線4は主回路
2の漏電発生時に出力を生じ、増幅器5において
増幅される。スイツチング素子6は例えばサイリ
スタであり、増幅器5の出力が所定値以上のとき
に導通状態となり、コンデンサ7の充電電荷によ
り導通状態が保持される。トリツプコイル8は、
スイツチング素子6の導通時に形成される、負荷
側のU端子→トリツプコイル8→整流器9→スイ
ツチング素子6→整流器9→負荷側のW端子の閉
回路を流れる電流によつて励磁され、主接点1を
開放し、漏電しや断器を引外す。テスト回路10
は零相変流器3に施されたテスト巻線11とテス
トスイツチ12と抵抗13との直列回路で構成さ
れ、その一端はトリツプコイル8と整流器9との
間に、その他端は負荷側のW端子に接続されてい
る。
例を示す電気結線図である。第1図において、主
接点1は主回路2に挿入されており、主回路2は
零相変流器3の中空部に一次巻線として貫通挿入
されている。零相変流器3の二次巻線4は主回路
2の漏電発生時に出力を生じ、増幅器5において
増幅される。スイツチング素子6は例えばサイリ
スタであり、増幅器5の出力が所定値以上のとき
に導通状態となり、コンデンサ7の充電電荷によ
り導通状態が保持される。トリツプコイル8は、
スイツチング素子6の導通時に形成される、負荷
側のU端子→トリツプコイル8→整流器9→スイ
ツチング素子6→整流器9→負荷側のW端子の閉
回路を流れる電流によつて励磁され、主接点1を
開放し、漏電しや断器を引外す。テスト回路10
は零相変流器3に施されたテスト巻線11とテス
トスイツチ12と抵抗13との直列回路で構成さ
れ、その一端はトリツプコイル8と整流器9との
間に、その他端は負荷側のW端子に接続されてい
る。
即ち、スイツチング素子6の不導通時には、テ
スト回路10はトリツプコイル8に直列に負荷側
端子U,W間に接続され、テストスイツチ12の
閉成により、負荷側のU端子→トリツプコイル8
→テスト巻線11→テストスイツチ12→抵抗1
3→負荷側のW端子の閉回路が形成される。この
場合、トリツプコイル8の抵抗値(約100Ω)に
比較して、抵抗13の抵抗値(約2.7ΚΩ)は十分
に大きいため、電圧は殆んど抵抗13に加わり、
テストスイツチ12を閉成した瞬時の突入電流に
よつてもトリツプコイル8は動作しない。この状
態でテストスイツチ12を閉成し続けると、やが
て二次巻線4の誘起出力が所定値以上となり、ス
イツチング素子6が導通する。スイツチング素子
6が導通すると、負荷側のU端子→トリツプコイ
ル8→整流器9→スイツチング素子6→整流器9
→負荷側のW端子の閉回路が形成されて、トリツ
プコイル8は励磁されて主接点1を開放する。こ
の場合、テスト回路10は整流器9を介してスイ
ツチング素子6に並列接続され、テストスイツチ
12を閉成し続けてもテスト回路10には電流は
流れない。
スト回路10はトリツプコイル8に直列に負荷側
端子U,W間に接続され、テストスイツチ12の
閉成により、負荷側のU端子→トリツプコイル8
→テスト巻線11→テストスイツチ12→抵抗1
3→負荷側のW端子の閉回路が形成される。この
場合、トリツプコイル8の抵抗値(約100Ω)に
比較して、抵抗13の抵抗値(約2.7ΚΩ)は十分
に大きいため、電圧は殆んど抵抗13に加わり、
テストスイツチ12を閉成した瞬時の突入電流に
よつてもトリツプコイル8は動作しない。この状
態でテストスイツチ12を閉成し続けると、やが
て二次巻線4の誘起出力が所定値以上となり、ス
イツチング素子6が導通する。スイツチング素子
6が導通すると、負荷側のU端子→トリツプコイ
ル8→整流器9→スイツチング素子6→整流器9
→負荷側のW端子の閉回路が形成されて、トリツ
プコイル8は励磁されて主接点1を開放する。こ
の場合、テスト回路10は整流器9を介してスイ
ツチング素子6に並列接続され、テストスイツチ
12を閉成し続けてもテスト回路10には電流は
流れない。
この考案は以上説明したとおり、スイツチング
素子の導通時に、テスト回路はスイツチング素子
に並列接続されるため、テストスイツチを閉成し
続けてもテスト回路が劣化、焼損しない効果があ
る。
素子の導通時に、テスト回路はスイツチング素子
に並列接続されるため、テストスイツチを閉成し
続けてもテスト回路が劣化、焼損しない効果があ
る。
第1図はこの考案に係る漏電しや断器の一実施
例を示す電気結線図、第2図は従来の漏電しや断
器を示す電気結線図である。 図において、3は零相変流器、6はスイツチン
グ素子、8はトリツプコイル、10はテスト回
路、11はテスト巻線、12はテストスイツチ、
13は抵抗である。なお、各図中同一符号は同一
または相当部分を示す。
例を示す電気結線図、第2図は従来の漏電しや断
器を示す電気結線図である。 図において、3は零相変流器、6はスイツチン
グ素子、8はトリツプコイル、10はテスト回
路、11はテスト巻線、12はテストスイツチ、
13は抵抗である。なお、各図中同一符号は同一
または相当部分を示す。
Claims (1)
- 漏電電流を検出する零相変流器、前記零相変流
器の出力が所定値以上になると導通するスイツチ
ング素子、前記スイツチング素子の導通時に励磁
されしや断器を引外すトリツプコイル、及び前記
零相変流器に施されたテスト巻線とテストボタン
と抵抗との直列回路を具えた回路に前記テストス
イツチの閉成時に前記零相変流器に前記所定値以
上の出力を生じさせるテスト回路を備え、前記テ
スト回路を前記スイツチング素子に並列に、かつ
前記スイツチング素子と前記テスト回路との並列
回路が前記トリツプコイルに直列になるよう接続
したことを特徴とする漏電しや断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15354984U JPH025615Y2 (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15354984U JPH025615Y2 (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6168638U JPS6168638U (ja) | 1986-05-10 |
JPH025615Y2 true JPH025615Y2 (ja) | 1990-02-09 |
Family
ID=30711561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15354984U Expired JPH025615Y2 (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH025615Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-10-09 JP JP15354984U patent/JPH025615Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6168638U (ja) | 1986-05-10 |
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