JPH0255282A - 家畜生糞乾燥処理機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家畜の生糞を乾燥して粉末状とすることによ
り肥料に供する家畜の生糞乾燥処理機に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

従来から、家畜業者が飼育している家畜の排出する糞尿
は、周囲に悪臭を放ち、その近在に居住する人達は異常
なまでの臭気に悩まされている。

そのため、家畜業者は早期に糞尿を除去してこれを捨て
ようとしても、捨てたその場所で悪臭を放つので、捨て
場所がないのが現状である。

そこで、関係業者や関係機関では、その処理方法の開発
に努力をしてきたが、現在まではこれと言った適切な解
決手段は見当たっていない。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、このような現況に鑑み開発されたもので、家
畜の生糞を無臭化するばがってなく、これを肥料として
も利用できる家畜生糞乾燥処理機を提供することを目的
とし、また、家畜生糞を乾燥するさいの前段の乾燥炉で
、供給と乾燥で固まった家畜生糞を粉砕すると共に、未
だ水分が残留している時は、これを絞り出して、次段で
の乾燥が効率よく行われるようにすることをも目的とす
るものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前述の目的を達成するための家畜生糞乾燥処
理機に関するもので、家畜の生糞を受け入れ、次段の乾
燥炉へ送り出すべく移送スクリューを備えた複数段の乾
燥炉と、少なくとも最終段の乾燥炉と、その前段の乾燥
炉との間に設けられ、前段の乾燥炉から送り出された生
糞を粉砕するため、小孔の穿設或いは金網等により無数
の小間隙を形成した２木のロールを相対向して回転させ
るようにした粉砕装置と、最終段の乾燥炉の出口に設け
られ、乾燥されたものを送り出す送出装置と、最終段の
乾燥炉の下面に設けられたバーナーと、該バーナーの火
炎を中間段の乾燥炉の外壁面を通過して初段の乾燥炉の
外壁面に導く導炎壁と、初段の導炎壁を通過した炎の熱
気を初段の乾燥炉内に導入する導入装置と、各乾燥炉に
設けられた排気筒上を備えたものである。

〔作用〕

本発明の家畜生糞乾燥処理機においては、乾燥効果を高
めるため、予め家畜の生糞とオガ屑や籾殻とが混合され
た混合物、或いはホンパー内に直に投入された家畜の生
糞を初段の乾燥炉内に送りこまれる。

この初段の乾燥炉は、その外壁面がバーナーからの火炎
によって加熱されると共に、バーナーの燃焼した熱気が
その中に送り込まれ、移送スクリューの通気孔を通って
排気筒から排出される間に、この巾に送り込まれた混合
物を高温で加熱し、その蒸気と熱気が排気筒から排出さ
れる。

そして、中間段の乾燥炉においては、バーナーの火炎に
よる外壁面の加熱によって混合物は移送スクリューで移
送されるｍｌに、その乾燥は継続して行われ、その乾燥
に伴う蒸気は排気筒から排出される。

このような乾燥のうちに、混合物が塊り状となることが
あるが、最終段の乾燥炉に送り込まれる前に粉砕装置に
よって粉状に粉砕され、最終段の乾燥炉内を移送スクリ
ューによって移送される間にバーナーの火炎による壁面
の加熱によって完全に乾燥される。

この様にして乾燥された混合物は送出装置で送り出され
、醗酵場へ移送されるか、直ちに袋詰めされるものであ
る。

また、各段の乾燥炉間に設けた小間隙を有するロールを
相対向させて回転させる粉砕装置が、次段の乾燥炉に生
糞が送り込まれるさい、これを圧縮して水分が残留して
いる時はこれを絞り出し、且つ小間隙間の部分が生糞内
に食い込み、これを小塊状に粉砕し、次段の乾燥炉内で
の移送と乾燥が円滑にして効率良く行われる様に考慮さ
れている。

〔実施例〕

次に、本発明の一実施例を図面にノＮづき以下に説明す
る。

■はホッパーで、その内部にはスクリュー２と撹拌翼３
を設けた軸４が縦方向に回転自在に軸承され、この軸４
はモータ減速機５によって駆動される。ホッパー１の底
部には、遮断扉６が設けられ、これを閉じておくとホッ
パー１内の収容物はその落下が阻止される。

このホッパー１内には、家畜の生糞の水分含有量によっ
て多少の相違は有るが、生糞７に対しオガ屑又は籾殻３
０割合で投入され、遮断扉６を閉じた状態で軸４を回転
し、これ等を充分に撹拌して混合物とする。

遮断扉６の下方は二股７ａ、７ｂからなる筒体７を構成
し、内部においてはローラ９．１１で円筒形のまま回転
できる様に支承されている孔開きウレタンゴム製のベル
トＩＯが送り出しロール８と接触し、ローラ９と送り出
しロール８とが図示していないモータで回転されると、
ベルト１０はそのままの形で回転する。

前記遮断扉６が開かれると、ホッパー１内の混合物は、
筒体７の上部のガイド板１２によって案内され、ベルト
１０の上に落下する。そして、−方の二股７ａから吸い
込まれた空気と共に、他方の二股７ｂに、ベルト１０と
送り出しロール８を通って落下するもので、この二股７
ｂは初段の乾燥炉１３の一側に連通している。

送す出しロール８とローラ９は、その回転速度が制御可
能であり、これによりベルト１００回転速度を変えるこ
とが出来るもので、乾燥炉１３内に落下する混合物の壇
を調節することができる。

前記した初段の乾燥炉１３と後述の中間段の乾燥炉１４
及び最終段の乾燥炉１５は、熱伝導と耐蝕性のために、
ステンレスによって円筒形に形成され、その内部には前
後部で軸承されている移送スクリュー１６の軸１７が回
転可能に収容されている。

この移送スクリュー１６は第４図に示す様に、中心部に
孔を形成した螺旋状に形成され、中心に向かって前記し
た孔内に放射状の腕１６ａが形成され、この腕１６ａが
軸１７に固着されているものである。

そして、初段の乾燥炉１３と最終段の乾燥炉１５の移送
スクリュー１６、中間段の乾燥炉１４の移送スクリュー
１６とでは、螺旋状の方向が反対であり、各移送スクリ
ュー１６は、モータ１８からベルト１９によって駆動さ
れ、同一方向に回転している。

したがって、初段の乾燥炉１３と最終段の乾燥炉１５と
では、混合物は第１図の右方から左方に移送スクリｘ　
　１６によって送られるが、中間段の乾燥炉１４におい
ては、左方から右方へ送られる。

このようにして、初段の乾燥炉１３において、混合物は
右方から左方に送られる間にも生糞とオガ屑の混合は行
われ、初段の乾燥炉１３の左端に到達すると、その位置
に設けられた連結口２０によって中間段の乾燥炉１４内
に落下する。

さらに、中間段の乾燥炉１４においても、移送スクリュ
ー１６で撹拌されながら左方から右方へ送られ、その右
端近くに設けられた連結口２１がら最終段の乾燥炉１５
に落下する。

このように混合物が移送スクリュー１６によって移送さ
れる間に、後述のようにして混合物は加熱さｎｌ、その
水分が区発して塊り状となるものが出来る。この塊り状
となった混合物は、案内板２２を経て連結口２０及び２
１を通過する際に、粉砕機５０によって再び粉状に粉砕
される。

そして、最終段の乾燥炉１５内を移送スクリュー１６に
よって右方から左方に移行される間に撹拌され続けて、
後述のようにして僅かの水分を残して大部分の水分は藩
発され、乾燥状態となって排出口４１から下方に排出さ
れるものである。

この排出口４１にも粉砕機２３が設けられているため、
再び混合物中に塊り状の部分が出来ていると、これが粉
砕されて排出ベルトコンベヤー２４上に落下し、これで
運ばれて醗酵場で醗酵を行なったり、直に袋詰め等が行
われる。

最終段の乾燥炉１５の下方には、３個の石油バーナー２
５．２６．２７が設置され、各石油バーナー２５．２６
．２７には、それぞれ独立した燃焼室２日、２９．３０
が設けられている。

この燃焼室２８．２９．３０は、それぞれ最終段の乾燥
炉１５の外周、中間段の乾燥炉１４の外周及び初段の乾
燥炉１３の外周と連通して、これ等の外壁を加熱するよ
うになっており、この加熱によって各乾燥炉Ｉ３．１４
．１５内を移送される混合物を加熱する。

前記３つの燃焼室２８．２９．３０の内の１つの燃焼室
２８の熱気は、バイブ３１によって送風機３２の吸い込
み側に導かれ、送風機３２によって吸気室３３内に送り
込まれる。

この吸気室３３は、送風機３２で送られた燃焼室２８か
らの熱気の移動速度を早めるべく絞り口３４が形成され
、この絞り口３４の背部には、燃焼室２９．３０に通ず
るバイブ３５．３６が開口している。

したがって、絞り口３４を通る燃焼室２８からの熱気に
よって、燃焼室２９．３０内の熱気は吸い出され、吸気
室３３内で混合される。

この混合された熱気は、パイプ３７で初段の乾燥炉１３
内に送り込まれ、その内部を通って排気筒３日からその
一部が外部に排出されると共に、残りは連結口２０を通
って中間段の乾燥炉１４内に入る。

このようにして、初段の乾燥炉１３は燃焼室２日、２９
．３０による加熱と、パイプ３７からの熱気が移送スク
リュー１６の中心部の孔を通過する熱気とによって内部
の移送中の混合物を加熱し、その水分を蒸発させ、蒸発
した水分は排気筒３８から排出される。

また、同様にして中間段の乾燥炉１４、最終段の乾燥炉
１５でも混合物の乾燥が行われ、その水分は排気筒３９
．４０から排出されるが、特に、最終段の乾燥炉１５に
おいては、石油バーナー２５．２６．２７の燃焼の高熱
が加えられるため、８００度はど迄に達し、その乾燥の
進行は極めて著しい。

そして、燃焼室２８．２９．３０を通過し終わった時の
熱気は約４５度となるが、これが初段の乾燥炉１３、次
いで中間段の乾燥炉１４及び最終段の乾燥炉１５を通過
するので、この高温の熱気に混合物が晒され、その臭気
は殆どなくなる。

しかも、本発明においては第５図〜第１０図に示した如
く粉砕機の設置箇所を初段の乾燥炉１３と中間段の乾燥
炉１４及び中間段の乾燥炉１４と最終段の乾燥炉１５と
の各間に設けたもので、その粉砕機５０は、２本のロー
ル５１を小間隙をもって相対向させ、歯車５２の噛合に
よって、その近接面が下方に移行するように、互いに逆
方向に回転され、その一方のスプロケット５３に駆動力
が伝わることで両者は回転される。

このロール５１は、例えばステンレススチール板で構成
され、その表面には無数の小孔５４が穿設されている。

なお、他の実施例としては、ステンレス針金を以て構成
した金網であってもよい。

したがって、初段の乾燥炉１３から１１１間段の乾燥炉
１４及び中間段の乾燥炉１４から最終段の乾燥炉１５に
移行するさい、この粉砕機５０に生糞が・落下すると、
ロール５１間で圧縮されるが、その一部は小孔５４内に
入り込み、小孔５４以外の部分では細かく粉砕されるこ
とになる。

そのため、中間段の乾燥炉１４及び最終段の乾燥炉１５
内に落下して移送スクリュー１６で移送される際に、更
に細かく粉砕されると共に、この細かく粉砕された小さ
な塊の内部にまで熱が伝達され易くなるため、乾燥の効
率が向上する。

また、この２本のロール５１の外側面には、ブラシ５５
が接してあり、ロール５１に付着した生糞を掻き落とし
ている。

さらに、じ１−ル５１間で圧縮される際に、生糞内に水
分が残留していると、その圧縮によってロール５１内に
この水分が絞り出されるため、この１７−ル５１内から
溢れた水分は、第１０図に示すように受体５６で受けて
、これを乾燥機外に排出してもよい。しかし、これを乾
燥機外に排出しないまでも、水滴となって次段の中間段
の乾燥炉１４及び最終段の乾燥炉１５内に滴下するので
、乾燥炉内で気化し排気筒３９．４０から排出される。

〔発明の効果〕

本発明は、叙上のように、生糞は各乾燥炉での加熱によ
る乾燥と共に次段の乾燥炉への生糞の移送に当たり、小
孔の穿設或いは金網等により無数の小間隙を形成した２
本のロールを相対向してなる粉砕機で、小塊状に粉砕す
ると共にその塊の中に水分が残留していると、これを絞
り出すので、次段での移送が円滑化され、住つ、小塊状
であるため、内部にまで熱が伝達され易くなり、乾燥効
率が向上する。

また、乾燥された生糞は、肥料としての成分を失うこと
なく、混合したオガ屑や籾殻も腐敗によって肥料となる
。

更に、生糞の乾燥はバーナーの燃焼熱による乾燥炉の加
熱と、燃焼した熱気の乾燥炉内への送風によって行われ
るので、熱効率が極めて高く、短時間に多量の生糞の処
理が経済敵に行われ、製品となる乾燥糞の肥料としての
コストや処理費を廉価にすることができる。

更にまた、この加熱処理によって生糞の悪臭を４゜ 除去できるので、家畜基における生糞を短時間毎に清掃
回収することができ、悪臭公害に対する対策としても有
効となり、しかも、生糞は加熱と乾燥処理が全自動的に
行えるため、有効且つ効率的に処理できる等の効果を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側面図、第２図及び第
３図は切断位置を変えた第１図の断面図、 第４図は乾燥炉内部の断面斜視図、 第５図は粉砕機の設置箇所を示す概略側面図、第６図は
粉砕機の斜視図、 第７図は粉砕機における駆動部の側面図、第８図はロー
ルの正面図、 第９図は掻き取りブラシの平面図、 第１０図は受体部分の斜視図である。 ■はホッパー　　２はスクリュー　　３は撹拌翼　　６
は遮断扉　　１３ば初段の乾燥炉１４は中間段の乾燥炉
　　１５は最終段の乾燥炉１６は移送スクリュー　　２
０． ２４は排出ベルトコンベヤー　２ 石油バーナー　　２８．２９．３ ３１．３５．３６．３７はパイプ ３３は吸気室　　３８．３９．４ ４Ｉは排出口　　５０は粉砕機 ５４は小孔　　５６は受体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 家畜の生糞を受け入れ、次段の乾燥炉へ送り出すべく移
   送スクリューを備えた複数段の乾燥炉と、少なくとも最
   終段の乾燥炉と、その前段の乾燥炉との間に設けられ、
   前段の乾燥炉から送り出された生糞を粉砕するため、小
   孔の穿設或いは金網等により無数の小間隙を形成した２
   本のロールを相対向して回転させるようにした粉砕装置
   と、最終段の乾燥炉の出口に設けられ、乾燥されたもの
   を送り出す送出装置と、最終段の乾燥炉の下面に設けら
   れたバーナーと、該バーナーの火炎を中間段の乾燥炉の
   外壁面を通過して初段の乾燥炉の外壁面に導く導炎壁と
   、初段の導炎壁を通過した炎の熱気を初段の乾燥炉内に
   導入する半導体装置と、各乾燥炉に設けられた排気筒と
   を備えたことを特徴とする家畜生糞乾燥処理機。