JPH025509B2 - - Google Patents

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JPH025509B2
JPH025509B2 JP60162179A JP16217985A JPH025509B2 JP H025509 B2 JPH025509 B2 JP H025509B2 JP 60162179 A JP60162179 A JP 60162179A JP 16217985 A JP16217985 A JP 16217985A JP H025509 B2 JPH025509 B2 JP H025509B2
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JP
Japan
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tube
brazing
sleeve
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heat
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JP60162179A
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JPS6137366A (ja
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Emu Doritsugaazu Jon
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Westinghouse Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH025509B2 publication Critical patent/JPH025509B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K1/00Soldering, e.g. brazing, or unsoldering
    • B23K1/14Soldering, e.g. brazing, or unsoldering specially adapted for soldering seams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K1/00Soldering, e.g. brazing, or unsoldering
    • B23K1/0008Soldering, e.g. brazing, or unsoldering specially adapted for particular articles or work
    • B23K1/0012Brazing heat exchangers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K1/00Soldering, e.g. brazing, or unsoldering
    • B23K1/14Soldering, e.g. brazing, or unsoldering specially adapted for soldering seams
    • B23K1/18Soldering, e.g. brazing, or unsoldering specially adapted for soldering seams circumferential seams, e.g. of shells

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ろう付け継目に望ましくない間隙が
形成されるのを回避しつつ、熱交換管内にスリー
ブをろう付けするための二段階ろう付け方法に関
するものである。
原子力蒸気発生器の熱交換管内にスリーブをろ
う付けするための方法は当該技術分野において知
られている。このような方法によれば、一端もし
くは両端部をろう付け合金のリングにより囲まれ
たスリーブを、腐蝕や窪みが原因で修理する必要
がある壁を有する熱交換管の部分に摺動挿入す
る。次いで、ろう付け合金のリングを有するスリ
ーブの端部を、典型的には油圧により、膨張し、
その結果該スリーブを管の内壁にぴつたりと係合
する。スリーブと管の内壁との間に水漏れのな
い、即ち水密のシールを完成するために、スリー
ブの膨張もしくは拡張された端部を横切つてろう
付け溶接するために熱を加える。ろう付け合金は
熔融し、スリーブと管の内壁との間にろう付け継
目を形成する。このようなスリーブ取付け作業
は、往々にして、原子力蒸気発生器の管板と支持
板とに形成されている開口を貫通する熱交換管の
縦方向部分で行われる。と言うのは、この領域で
管の壁が腐蝕したり窪んだりする傾向が大きいか
らである。
上述の一段階ろう付け方法でも、多くの場合、
水密なろう付け継目が得られるが、管が貫通する
管板および支持板内の孔もしくは開口と管の壁と
の間の環状空間内にスラツジ堆積物が楔状にしつ
かりと挟着されると、問題が起る。このような状
況下では、スラツジ堆積物が、管板の孔壁に対し
て管の外壁をしつかりと結合してしまい、その結
果、管は、管およびスリーブにろう付け加熱を行
つても、縦軸方向に膨張しない。したがつて、管
はろう付け加熱を行う領域において、縦軸方向で
はなく半径方向に膨張してしまう。ろう付け領域
にこのような半径方向の膨張が生ずると、溶接継
目に不所望な間隙が生じ、ろう付けで達成しよう
と企図する水密なシールもしくは封止の健全性が
由々しく損われ得る。勿論、ろう付け加熱で膨張
する際に生ずるこのような望ましくない間隙の程
度は、管を取巻くスラツジ堆積物が及ぼす結合力
の大きさが管間で異なるために、スリーブが設け
られる管間で大きく変動する。しかしながら、管
の縦方向膨張に対して相当大きな抵抗をスラツジ
堆積物が示す管においては、発生する間隙の大き
さは、少なく見積つても、企図せる水密なシール
を形成するろう付けの能力を相当に阻害する。
したがつて、シールを阻害する間隙を伴うこと
なく、熱交換器の管とスリーブとの間に水密なろ
う付け継目を高い信頼性で実現することができる
ろう付け方法に対する必要性が存在する。さら
に、ろう付け加熱を行う際に管の縦方向膨張に抵
抗するスラツジ堆積物の抵抗力の大きさにばらつ
きがあつても、それにも拘らず、スリーブと蒸気
発生器の管との間に水密なろう付け継目を均質に
形成することができる方法があれば、これも望ま
しいことである。さらに、この方法を、現在のろ
う付け工具を用いて容易に実現できるのが望まし
い。
本発明は、広い概念において、選択された縦方
向部分を横切つて熱を加えることができる熱源を
使用し、導管内で、ろう付け領域を有するスリー
ブをろう付けする、ろう材を用いる二段階ろう付
け方法において、最初に、上記導管に半径方向の
膨張部を形成するために、上記ろう付け領域を含
まない上記導管の第1の縦方向部分を横切つて上
記熱源を当て、次に、上記スリーブを上記導管に
ろう付けするために、上記スリーブの上記ろう付
け領域を少なくとも部分的に含む第2の縦方向部
分を横切り上記導管内に上記熱源を当てる逐次的
段階を含む二段階ろう付け方法にある。
本発明の好ましい実施例によれば、ろう付け領
域を有するスリーブと、縦方向部分を横切つてろ
う付け熱を加えた場合に半径方向に膨張し得る管
との間に、間隙の減少されたろう付け継目を形成
する二段階ろう付け方法が提案される。この方法
の第1番目の段階においては、スリーブのろう付
け領域を囲繞しない管の縦方向部分に熱が加えら
れて、管のこの第1の部分に半径方向の膨張を熱
的に生ぜしめる。次に、少なくとも部分的にスリ
ーブのろう付け領域を囲繞する管の第2の部分
に、ろう付け熱を加えて、スリーブを管にろう付
けする。第1の加熱段階で管内に発生する引張応
力は、ろう付け箇所で管が受ける半径方向膨張を
相殺し、それによりろう付け継目におけるスリー
ブと管との間の間隙は除去される。この方法は、
特に、蒸気発生器の管板または支持板間で結合さ
れてしまつて、ろう付け熱を加えても縦方向に殆
んどまたは全く膨張することができないような管
の部分内にスリーブをろう付け嵌着する際に往々
にして生ずる間隙を除去するのに良く適してい
る。
好ましい実施例においては、本発明方法の2つ
の段階を実施するのに、管の選択された縦方向部
分を横切つてろう付け熱を加えることができる熱
源が用いられる。第1の方法段階においては、こ
の熱源は、その特定の熱出力で達成可能な最大半
径方向膨張が達成されるまで、管の上記第1の部
分に配置される。管が、インコネル(Inconel:
登録商標)のようなニツケル基合金から形成され
ている場合には、熱源は、約980℃またはそれよ
り高い温度に達するまで管の上記第1の部分に当
てられる。
スリーブも同様にインコネル合金から形成する
ことができ、その場合には熱源は、スリーブのろ
う付け部分が980℃またはそれより高い温度に達
するまで、少なくともスリーブのろう付け部分を
部分的に取巻く管の第2の部分に当てられる。ま
た、管の第1の部分が加熱された直後に管の上記
第2の部分に熱を加えることができる。所望なら
ば、最終ろう付け段階を実施する前に管の上記の
ような1つ以上の部分を予備加熱しておき、それ
により、ろう付け継目に生じ得る間隙の大きさを
最小に抑止することができる。
本発明の方法は、スラツジ堆積物または窪みが
管板または支持板の孔に管を結合している結合力
の大きさに関係なく、殆んどまたは全く間隙を生
ぜずに、スリーブと管との間にろう付け継目を形
成することができる点に注目され度い。また本発
明の方法は、上述のように結合されていない管内
にろう付け継目を形成するのにも良く適してお
り、これらの管には、均質性が改善された継目も
しくは接合が実現される。
本発明は、添付図面を参照して、単なる例とし
て示した好ましい実施例に関する以下の説明から
一層明確に理解されるであろう。
図面中同じ参照数字は同様もしくは均等な部分
を指す。第1図および第2図は、従来のろう付け
方法で、原子力蒸気発生器内の熱交換管1と補強
スリーブ6との間のろう付け継目に、どのように
して不所望な間隙が発生し得るかを図解する図で
ある。従来のろう付け方法でこのような間隙が生
ずる理由を十分に理解するためには、原子力蒸気
発生器と関連する補修上の問題ならびに構造に関
する背景について或る程度説明しておく必要があ
ろう。
原子力蒸気発生器は、一般に、原子炉の炉心か
らの高温の放射性の水を、U字形または直管形と
することができる複数個の熱交換管1内に流入す
ることを可能にする一次側を備えている。この種
の蒸気発生器はさらに、管1を離間して収容し、
管と管の間で非放射性の水の流れを循環させ、そ
れにより炉心の熱出力から非放射性の蒸気を発生
させるための二次側を備えている。蒸気発生器の
一次側は、管板2によつて二次側から分離されて
いる。第1図を参照するに、管板2の下側表面2
aは蒸気発生器の一次側に面しており、上側表面
2bは二次側に面している。管板2は孔4aの配
列を備えており、これらの孔を貫通して熱交換管
1が延びている。これらの管1の口部は、蒸気発
生器の一次側に面する管板2の下側表面2aと実
質的に同面関係にある。さらに、管1の口部の
各々の外壁は拡開されており、図示のように各孔
の口部と係合している。管1の各々の口部はま
た、管1を管板2内に固定するため、並びに管1
と管板2の各孔4aとの間に水密なシールを形成
するために、それぞれの孔4aに溶接されてい
る。しかしながら、拡開された口部を過ぎると、
管1は、管1の外表面と孔4aの表面との間に或
る大きさの環状空間を残して管板の孔4aの残部
を貫通する場合が往々にして生ずる。管1が管板
2の上側表面2bから出た後に、該管は幾くかの
支持板3の1つに形成されている孔4bを通る。
支持板3の孔4bは、管1の外形よりも惹干大き
く、したがつて管1と孔4bとの間にも環状の空
間が存在する。
或る期間を経ると、管1の外表面と、管板2お
よび支持板3の孔4a,4bとの間の環状の空間
に腐蝕性のスラツジ堆積物5が堆積し始める。こ
れら堆積物は、終極的には、管1の外壁に或る腐
蝕を生ぜしめ、それにより管1の外部表面をこれ
ら領域において粗面化し弱体化する。このような
腐蝕は、蒸気発生器の一次側に存在する水の流れ
が原因で、管1が支持板3内の孔4bの壁に対し
て振動する場合にはさらに助長され得る。孔4a
および4bにおけるスラツジ堆積物5により生ぜ
しめられる腐蝕劣化ならびに支持板3内での管の
振動が原因で管1の壁が弱体化すると、漏洩が惹
起される可能性があり、そしてこのような漏洩が
生ずると、蒸気発生器の二次側で管1の外表面を
取巻いて流れる非放射性の水が放射能で汚染され
てしまう。このような漏洩を阻止する目的で、管
1内には、管1の弱体化された領域を横切つてス
リーブ6が設置される。管板2に隣接する管1の
領域の修復に用いられるスリーブ6は、典型的
に、液圧拡張装置により管1の内壁と接触するよ
うに液圧で拡張される末端部7と、図示のように
管1の拡開された口部と水密態様で係合するよう
に圧延された圧延基端部8とを有している。この
種のスリーブ6はさらに、その周りにろう付け合
金9bの環状リングが座着されるろう材受け部9
aを備えている。スリーブ嵌着過程は、スリーブ
6の拡張端部7を、その外壁と管1の内壁との間
でろう付け合金9bを熔融する熱源により管1の
内壁に対してろう付けすることで完了する。第1
図には示されていないが、支持板3により囲繞さ
れる管1の領域も、スリーブ嵌着により補修する
ことができる。しかしながら、支持板3により取
巻かれている管1の領域を補修するのに用いられ
るスリーブは両端部にろう材受け部を備えてお
り、両端でろう付けされて、スリーブと管1との
間に所望の水密のシールを形成する。このような
管一スリーブ嵌着方法の詳細に関しては、本出願
人に譲渡されている1983年12月30日付の米国特許
願Ser.No.567107号明細書を参照されたい。なお、
この特許願の明細書の記述は全て本明細書におい
て参考のために援用する。
しかしながら、不都合な事には、スリーブ6の
拡張端部7と管1の内壁との間における均質な漏
洩の無いろう付け継目の形成に上述のスラツジ堆
積物5が干渉する。この点についてさらに詳しく
述べると、管1の外壁と孔4aおよび4bとの間
に堆積するスラツジ5は、これら管をしつかりと
ロツクし固定する傾向があり、そのために、スリ
ーブ6の拡張端部7に形成されているろう材受け
部9aを横切つてろう付け加熱を行つた場合に、
スリーブ6のろう付け領域を取囲む第1の縦方向
部分(第1図に点描円で示してある)の縦軸方向
における膨張が阻止されてしまうのである。その
結果として、ろう付け熱は、管1のこの縦軸方向
の部分を、第2図に明瞭に示してあるように半径
方向に膨張させてしまう。この半径方向の膨張
で、スリーブ6の拡張端部7の壁と管1の内壁と
の間に図示のように間隙が形成されるのである。
一方この間隙は、ろう付け合金9bを、ろう材受
け部から流し出して、スリーブ6と管1との間に
不均等な厚さのろう付け継目を形成してしまう。
間隙が十分に大きい場合には、ろう付け合金9b
はスリーブ6の拡張端部7と管1の内壁との間の
環状空間を経て完全に流れ出てしまい、そのため
にスリーブ6と管1との間にあけるろう付け継目
の形成が完全に失敗に終ることがある。
追つて詳述するように、本発明の方法によれ
ば、スリーブ6のろう材受け部9aを横切つてろ
う付け熱を加える前に、スリーブ6を介して熱交
換管(導管)1の別の縦軸方向部分を熱的に膨張
することにより、スリーブ6の拡張端部7と管1
の内壁との間の間隙を減少もしくは除去すること
ができる。好ましい実施例においては、管1の第
1の縦方向部分およびスリーブ6のろう材受け部
9aの加熱は、熱源10に連続的に電力を供給し
ながら、該熱源を管1の縦軸線に沿い1つの特定
位置から他の位置に移動することにより実施され
る。管1に熱的に誘起される半径方向の膨張によ
つて生ずる残留引張応力は、スリーブ6のろう付
け領域において爾後的に熱誘起される圧縮応力お
よびそれによる半径方向の膨張を相殺する傾向と
なる。しかしながら、本発明の方法を詳細に記述
する前に、本方法を実施するのに好ましい熱源1
0について説明しておく。
第3図および第4図を参照するに、好ましい熱
源10はほぼ円筒状のマンドレルを備えた電気抵
抗型のヒータ(加熱器)である。このマンドレル
は、中央部分12と、1対の大径端部14,16
とを有している。大径端部14,16は本発明の
方法を実施する上に特に望ましい熱源10となる
ことに留意されたい。と言うのは、これら端部
は、電気抵抗型熱源10の加熱パターンを、ほぼ
マンドレルの中央部分12に対応する比較的良く
限られた領域に閉じ込める傾向を有するからであ
る。また、この特徴により、熱源10の使用者
は、管1の所望の縦方向部分を横切る方向におい
て選択的に熔融熱を加えることができる。端部1
4,16は、それらの外縁部を斜切し熱源10の
熱交換管1の口部内への挿入を容易にするのが好
ましい。最後に、熱源10のマンドレルは、両端
が開いている軸方向に延びる孔18を備えてい
る。
熱源10の円筒状部分12の外側表面には、そ
の全長に渡り複数の螺線状の溝20が設けられて
おり、これら溝は、直列に接続された加熱コイル
30,30a等の巻線を受ける。これらの溝20
は、熱源を構成するマンドレルの中央部分12全
体に渡り加熱コイルの個々の巻線を均等に離間す
ることにより、さもなければ発生し得る「高温点
(ホツトスポツト)」を最小限度に抑止する。さら
に、これら螺線状の溝20によつて与えられる隣
接の巻線間の間隔で短絡が阻止され、加熱コイル
30,30a等における高電力密度が許容され
る。さらに、上述のようなホツトスポツトがマン
ドレルの中央部分12に発生する可能性を減少す
るために、加熱コイル自体も図示のように離間さ
れている。
マンドレルの大径端部14,16の各々には、
長手方向に延びる孔22,24が設けられてい
る。端部14の孔22は、(頂面図で見て)端部
16の孔24から180゜角度的に離間するのが好ま
しい。軸方向に延びる孔18ならびに大径端部1
4,16の長手方向に延びる孔22,24は、加
熱コイル30,30a等の配線を収容する。
さらに具体的に述べると、軸方向の孔18は、
直列に接続された加熱コイル群の一側に接続され
ている電気抵抗ワイヤ25の部分を収容する。こ
のワイヤ部分25は鋼製の捲縮コネクタ34に接
続されているリード線26を備えている。ワイヤ
部分25およびそのリード線26は、補強ならび
に所望の熱特性を得るために撚るか編み合せるの
が好ましい。しかしながら、ワイヤ部分25がマ
ンドレルの孔18の他端から出る箇所において
は、撚りは最早や必要とされずこの箇所で止める
ことができる。次いでワイヤ部分25を曲げ重ね
てほぼU字形の部分28を形成し、大径端部14
の孔22に挿入する。次いで、熱源10の中心部
分12の回りに巻付け、ワイヤの個々の巻線を、
上述のように螺線溝20内に座着する。
マンドレルの大径端部16に隣接して、加熱コ
イル30,30a等のうちの最後のコイルを形成
する電気抵抗ワイヤをマンドレルの大径端部16
の孔24内に挿通して、他のリード線26と同じ
側でリード線32を介してマンドレルから引出
し、別の銅製捲縮コネクタ36に接続する。熱源
10を製作する上に用いられる構造および材料の
より詳細な説明は、米国特許願Ser.No.571214およ
び571215号明細書に開示されている。なおこれら
両米国特許願は1984年1月16日付で出願されたも
ので、ウエスチングハウス・エレクトリツク・コ
ーポレーシヨン社に譲渡されている。
第5図は、熱源10の動作を図解する図であ
る。スリーブ6の末端部7を管1内で拡張して管
1の内壁にぴつたりと係合させた後に、熱源10
をスリーブ6内に上向きに滑り入れて、中央部分
12に巻装されている加熱コイル30,30a等
がろう材受け部9a内のろう付け合金9bのリン
グの回りに等間隔で離間して位置するようにす
る。そこで加熱コイルを付勢すると、スリーブ6
の拡張端部7は、約980℃もしくはそれより高い
ろう付け温度に加熱されて、ろう付け合金9bは
熔融し、拡張端部7の外部と管1の内壁との間に
ろう付け継目を形成する。
第3図ないし第5図に示した熱源10は、大径
端部14および16がコイルの加熱パターンを管
1の特定の長手方向の部分に制限する機能となす
という事実からして本発明の方法を実施する上に
好ましい手段ではあるが、しかしながら、本発明
は、管1の選択された縦方向もしくは長手方向部
分にろう付け熱を加えることができる任意の加熱
手段を用いて実施し得るものであることは理解さ
れたい。
第6図は、熱源10を用いて本発明の方法をど
のように実施するかを図解する図である。本発明
の好ましい実施例による方法の第1の段階もしく
はステツプにおいては、熱源10の中心線は破線
で示すように、スリーブ6のろう材受け部9aの
中心線より約3.80cmないし6.35cmだけ下方に位置
付けられる。熱源10のリード線34,36を電
源(図示せず)に接続して、熱源10の円筒状の
中央部分12に設けられている加熱コイル30,
30a等で福射熱を発生するためにリード線3
4,36を介して十分に大きな電流を通し、管1
の縦方向部分S1ならびに熱源10を取囲むスリ
ーブ6を、約980℃と1150℃の間の温度に加熱す
る。このような所望の温度は、ヒータの容量にも
依るが、1分ないし4分以内に達成すべきであ
る。管1は、管1の外壁と管板ならびに支持板3
それぞれの孔4a,4bの壁との間に楔状に侵入
しているスラツジ堆積物5により縦軸線方向にロ
ツク固定されているので、管1は、熱源10を取
巻く部分内で縦方向ではなく半径方向に膨張する
ことになる。管1の部分S1のこの半径方向の膨
張は第7図に明瞭に示されている。
熱源10が、第6図および第7図に示すよう
に、管1に熱的に半径方向膨張を誘起した後に、
熱源10を次いで、第6図に点描円で示してある
スリーブ6のろう付け領域を含む管1の縦方向部
分S2を横切るように変位する。本発明の好まし
い実施例による方法においては、熱源10は、該
熱源のコイルに電力を連続的に供給しつつ、スリ
ーブ6のろう付け領域に変位される。しかしなが
ら、別法として、熱源を減勢し、熱源10をろう
付け領域に変位する前に管の部分S1を冷却する
ようにしてもよい。何れの場合にも、熱源10
は、部分S2における管1およびスリーブ6の温
度を約980℃と1150℃との間のろう付け温度にま
で上昇する。なおこの温度は、この場合にも、熱
源10の出力にもよるが、1分ないし4分以内に
生ずるようにすべきである。ろう付け領域におけ
る管1の縦方向の部分S2も半径方向に膨張する
傾向を或る程度有してはいるが、この半径方向の
膨張の大部分は、管1の縦方向部分S1において
生ずる半径方向の膨張によつて吸収される。この
ような管1の部分S1における膨張による管1の
部分S2の半径方向膨張の吸収は、初期加熱ステ
ツプ後に管1に発生する残留引張応力によるもの
と考えられる。
第7図は、本発明の方法の最終結果を図解する
図である。管1は、部分S1に熱的に誘起された
半径方向膨張を有しているが縦方向部分S2には
ほとんど或いは全く半径方向膨張は生じていな
い。したがつて、ろう付け合金9bは、スリーブ
6の拡張端部7と管1の内壁との間の小さいギヤ
ツプ内で熔融せしめられる。このようにして、ス
リーブ6と管1との間には適切な水密のろう付け
継目が形成される。
本発明の好ましい実施例においては、初期加熱
段階中、熱源10は管1の縦方向部分S2の下方
に配置されるものとしたが、しかしながら、熱源
10をこの初期段階中、部分S1の上方に配置し
た場合でも本発明の方法は有効である点に留意さ
れるべきである。所望ならば、最終的なろう付け
段階を実施する前に、2ケ所以上加熱することも
できる。さらに、本発明の方法は、管1と孔4
a,4bとの間の環状の凹部におけるスラツジ堆
積物5の堆積が原因で完全に或いは極く部分的に
軸方向運動ができないように凍結されているか否
かに関係なく、スリーブ6と管1との間に適切な
ろう付け継目を形成するのに用いることができよ
う。また本発明の方法は、管1が、孔4a,4b
内で縦方向に自由に運動できる場合にも実施可能
であろう。最後に、経験の示すところによれば、
複数位置加熱で得られるろう付け継目の均質性な
らびにろう材の流れの範囲は自由に動くことがで
きる管の場合でも、単一位置加熱(一段階加熱)
から得られるろう付け継目と比較して改善される
ことが判つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のろう付け方法により原子力蒸
気発生器内の熱交換管の部分にろう付けされたス
リーブの横断面図、第2図は第1図に示したスリ
ーブと管との間のろう付け継目の詳細な横断面
図、第3図は本発明の方法を実施する上で用いら
れる熱源のマンドレルの部分横断面図、第4図は
本発明の好ましい実施例において用いられる熱源
の部分横断面図、第5図はスリーブを管にろう付
けする従来方法を実施する上で熱源が使用される
態様を図解する横断面図、第6図は本発明の方法
を実施する熱源の横断面図、第7図は本発明の方
法によつて形成されたろう付け継目の詳細な横断
面図である。 1……熱交換管(導管)、6……スリーブ、9
……ろう付け合金(ろう材)、10……熱源、2
5……ワイヤ部分、26……リード線、30……
加熱コイル、S1,S2……縦方向部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 選択された縦方向部分を横切つて熱を加える
    ことができる熱源を使用し、導管内で、ろう付け
    領域を有するスリーブをろう付けする、ろう材を
    用いる二段階ろう付け方法において、最初に、前
    記導管に半径方向の膨張部を形成するために前記
    ろう付け領域を含まない前記導管の第1の縦方向
    部分を横切つて前記熱源を当て、次に、前記スリ
    ーブを前記導管にろう付けするために、前記スリ
    ーブの前記ろう付け領域を少なくとも部分的に含
    む第2の縦方向部分を横切り前記導管内に前記熱
    源を当てる逐次的段階を含む、スリーブの二段階
    ろう付け方法。
JP16217985A 1984-07-25 1985-07-24 スリーブの二段階ろう付け方法 Granted JPS6137366A (ja)

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US634336 1984-07-25
US06/634,336 US4620662A (en) 1984-07-25 1984-07-25 Two-position sleeve brazing process

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Publication Number Publication Date
JPS6137366A JPS6137366A (ja) 1986-02-22
JPH025509B2 true JPH025509B2 (ja) 1990-02-02

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EP (1) EP0169423B1 (ja)
JP (1) JPS6137366A (ja)
KR (1) KR860000917A (ja)
CA (1) CA1245515A (ja)
DE (1) DE3573548D1 (ja)
ES (1) ES8702640A1 (ja)
ZA (1) ZA855203B (ja)

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CA1245515A (en) 1988-11-29
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ES545553A0 (es) 1986-12-16
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