JPH02524B2 - - Google Patents

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JPH02524B2
JPH02524B2 JP59006235A JP623584A JPH02524B2 JP H02524 B2 JPH02524 B2 JP H02524B2 JP 59006235 A JP59006235 A JP 59006235A JP 623584 A JP623584 A JP 623584A JP H02524 B2 JPH02524 B2 JP H02524B2
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JP
Japan
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piston
valve
working chamber
duct
cylinder
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JP59006235A
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English (en)
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JPS59192813A (ja
Inventor
Finn Quordrup Jensen
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MAN B&W Diesel AS
Original Assignee
MAN B&W Diesel AS
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Publication date
Application filed by MAN B&W Diesel AS filed Critical MAN B&W Diesel AS
Publication of JPS59192813A publication Critical patent/JPS59192813A/ja
Publication of JPH02524B2 publication Critical patent/JPH02524B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K9/00Plants characterised by condensers arranged or modified to co-operate with the engines
    • F01K9/02Arrangements or modifications of condensate or air pumps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関のガス交換弁用の油圧作動機
構に関する。
この油圧作動機構は可変容積の二つの作動室お
よびこれら作動室から油圧液体を流入および流出
させるための入口ポート手段を備えている。上記
作動室は上記シリンダと該シリンダ内で往復動可
能でありかつガス交換弁を開くためにこの弁に作
動的に連結されたピストンによつて形成される。
この機構はさらに制御弁を備え、この制御弁は入
口ポート手段を高圧油圧液体流入用の供給ダクト
と液体戻りダクトとに交互に連結するようになつ
ている。この作動機構は、制限するものではない
が、特に内燃機関の排気弁に適用できる。
従来、米国特許明細書第3209737号から、この
種の作動機構が公知である。この作動機構におい
て、作動室はそれぞれ排気弁を開閉するために設
けられている。制御弁は、その端位置の各々にお
いて、一方の作動室と関連した入口ポートを供給
ダクトに、そして他方の作動室と関連した他の入
口ポートを戻りダクトに連結する。高圧液体が弁
の開放を行なう作動室には、弁スピンドルにしつ
かりと連結された中央ピストンと、中央ピストン
と相対的に可動でありかつ排気弁の上昇高さより
低い最大ストロークを有する環状ピストンとが設
けられている。上昇移動の初期段階の間、油圧力
は両ピストンの合同領域に作用し、そして環状ピ
ストンの動きが当接表面によつて停止されると、
圧力は中央ピストンにのみ作用する。
本発明によれば、以下の点を特徴とする当初に
述べた種類の作動機構が提供される。すなわち、
第一に、制御弁に連通した入口ポートは一つのみ
設けられている。第二に、作動室はピストンおよ
び/またはシリンダを通つて延びかつ選択的に開
閉可能である通路によつて相互に連結される。第
三に、いずれかの作動室内の油圧力を受けるピス
トンの有効領域は弁が開く方向と反対の同一方向
に向いている。第四に、シリンダは低い油圧力の
領域に永久的に連結された出口ポートを有し、こ
のポートは弁がその閉鎖位置にあるときはピスト
ンによつて閉鎖される。第五に、ピストンは、閉
鎖位置からのピストンの所定の走行後に上記作動
室のうちの第一作動室を出口ポートと連結する第
一カツト・オフ縁と、実質的に同時に入口ポート
から上記第一作動室への通路を閉じる第二カツ
ト・オフ縁とを有している。
本発明による機構において、ピストンに設けら
れた第二カツト・オフ縁が第一作動室への油圧液
体の流通用の通路を閉じ、ほぼこれと同時に、こ
の第一作動室が出口ポートを介して低圧領域に連
結されるとき、弁の上昇移動の初期段階が終了す
る。この結果、弁の上昇の引き続く最終段階の間
には作動的であるピストンの有効面積が減少す
る。この減少は、環状ピストンが高い加速を受け
るときに停止すると、前述の公知な機構において
生じる衝撃荷重と同様な衝撃荷重いずれも本機構
の諸構成要素に与えることなしに得られることは
明らかである。このような衝撃荷重の結果、当接
表面の材料の「アツプ・セツテイング」が生じ、
これは長い走行においてピストン部分の摺動表面
が動かなくなる原因となる。本発明のさらに利点
としては次の点がある。すなわち、外部の制御弁
はより簡単であり、従つて、より信頼性がある。
何故なら、この制御弁は各作動室に別の入口ポー
トを設けた公知の機構におけるように二つの別々
のダクトを通る流量よりはむしろ一つのダクトの
みを通る流量を制御しさえすればよいからであ
る。
本発明の第一態様において、作動室を連結する
通路はシリンダに形成されかつ第二作動室の壁の
溝内に開口し、この溝はピストンの第二カツト・
オフ縁と協働し、そしてピストンを通つて延びる
通路が入口ポートを上記第二作動室と連結してい
る。
この態様において、ピストンを通つて延びる通
路は第二作動室に向いて開放した非復帰弁を備え
るのがよい。ピストンは、その初期の短い走行
後、入口ポートを連結する直接の流路を開放する
第三カツト・オフ縁を有して形成されるのがよ
い。弁の閉鎖移動(この間、入口ポートは復帰ダ
クトに連結される)の間、弁が着座する少し前に
ピストンの第三カツト・オフ縁が第二作動室から
入口ポートまでの直接流路を閉じると、ピストン
を通る通路が非復帰弁によつて閉鎖され続けるた
め、所定量の流体が作動室内に閉じ込められる。
その結果、閉鎖移動は弁かその弁座に激しく当た
らないように減速される。
以下の点を特徴とする本発明の他の実施例にお
いても同じ効果が得られる。すなわち、この実施
例では、入口ポートは第二作動室と永久的に連通
している。ピストンを通つて延びかつ第一作動室
に向いて開いた非復帰弁を備えた通路が両作動室
を相互に連結する。さらに、ピストンには両作動
室を直接に相互連結する通路をその初期の短い走
行後に開ける第三カツト・オフ縁が形成されてい
る。
ガス交換弁のスピンドルは弁閉鎖用の作動ピス
トンとしつかり連結されるのがよい。このピスト
ンは、高圧油圧液体供給用のダクトに永久的に連
結されたポートとシリンダを通つて延びたダクト
を介して連通する作動室内で往復動可能である。
ガス交換弁は、外部の制御弁のいずれかの位置
で、閉鎖位置に向つて付勢する小さい一定の油圧
力を永久的に受ける。
上記のダクトは作動室の壁の溝内に開口してい
るのがよい。その一方、第二ダクトはこれに向い
て開放した非復帰弁を介して第一ダクトに連結さ
れており、第一溝の下方の作動室の壁に形成され
た第二溝内に開口している。弁の開放移動の間、
ピストンの下縁が第一溝の下縁を通り越して動く
と、所定量の液体がピストンの下方に閉じ込めら
れ、この液体は弁の開放移動を徐々に減速する油
圧緩衝体として作用し、それにより、弁スピンド
ルにおける望ましくない引つ張り応力が回避され
る。これは、弁ヘツドに隣接した弁スピンドルの
下部が高温にさらされてスピンドル材の張力の減
少を引き起こす排気弁には非常に有利である。
以下、図面を参照して本発明をより詳細に説明
する。
第1図は船舶用ジーゼルエンジンなどの内燃機
関におけるシリンダ(図示せず)の排気弁1を示
している。排気弁1は円錐形着座表面を有するマ
ツシユルーム状の弁ヘツド2を備え、この円錐形
着座表面はエンジンのシリンダのカバー(図示せ
ず)に固着された弁ハウジング3上の対向着座表
面と協働する。さらに、弁1は弁ハウジング3内
で往復動自在に案内されるスピンドル4を備え、
このスピンドルは作動機構のシリンダ5内まで上
方に延びている。弁ハウジング3の上方表面に
は、シリンダ5が中間部材6を介して固着されて
いる。
油圧作動機構は、貯槽7、例えば、作動弁1用
の高圧液体源としての空気式/油圧式圧力アキユ
ムレータと、タンク9から貯槽に液体を供給する
ポンプ8とを備えている。高圧ダクト10は貯槽
7を三方二位置弁11の一方のポートに連結して
いる。この弁11はダクト12を通して油圧液を
シリンダ5へ供給する流量およびシリンダ5から
戻す流量を制御する。ダクト12は弁11の第二
ポートをシリンダ5のポート13(第2図乃至第
4図を参照せよ)に連結している。弁11の第三
ポートは戻りダクト14を介してタンク9に連結
されている。
永久的に開放したダクト15は戻りダクト14
をシリンダ5の第二ポート16に連結しており、
永久的に開放したダクト17は高圧ダクト10を
シリンダ5の第三ポート18と連結している。
貯槽7、ポンプ8およびタンク9は、通常、多
シリンダエンジンのすべての排気弁に共通してい
るが、各排気弁は別の制御弁11を備えている。
この制御弁は機械的、電気的または電子的などの
どの好適な形式のものでもよく、パルスによつて
第1図に示されたその端位置間で切換えられる。
弁11の切換えを行なうことにより、関連したエ
ンジンシリンダの作動サイクル中の適切な時に弁
1の開放および閉鎖がそれぞれ開始される。
第2図により詳細に示された第一実施例におい
て、作動機構は弁1を開放させる作動ピストン1
9を備えている。ピストン19はシリンダ5の上
方部と密封接触をなして往復動する上方ピストン
部20と、上方ピストン部20より直径の大きい
下方ピストン部21とを備えている。下方ピスト
ン部21はシリンダ5の下方部と密封接触をなし
て往復動する。両ピストン部20,21を連結し
ているステム22はピスイン部20の直径より小
さい直径を有し、かつシリンダ5の内壁とともに
環状の作動室23を形成する。ピストン20,2
1の対向して向い合う面積が等しくないので、作
動室23の容積はピストン19の運動中には変化
する。
ピストン部20の上方表面とシリンダ5の頂部
カバー25との間には、作動室24がさらに形成
される。ピストン19およびピストンの下面に当
接する弁スピンドル4が第1図に示された弁1の
閉鎖位置に相当する第2図に示された位置にある
と、作動室23,24はダクト26を介して互い
に連通している。ダクト26はシリンダの軸と平
行にシリンダ5の壁を通つて延び、かつカバー2
5の下方のポケツト27をピストン部20の下方
のシリンダ壁の円周溝28と連結している。この
位置において、ピストン部21の上面を形成して
いる円周の制御すなわちカツト・オフ縁29はシ
リンダ壁に形成された環状溝30のわずかに上方
に位置し、ポート13がこの溝まで開口してい
る。
シリンダ5の円筒形内表面では、ポート16が
環状溝31まで開口し、図示のピストン位置にお
いて、溝31の上縁からピストン部20上の最上
部の制御すなわちカツト・オフ縁32までの距離
はピストン部20上の最下部の制御すなわちカツ
ト・オフ縁23と溝28の下縁との間の距離に等
しい。本機構の機能の後の説明から明らかなよう
に、これら2種の距離はわずかに異なつてもよ
い。
ピストン19には、中央のめくら穴34と、ピ
ストン部21の円筒形表面にかつピストン部20
の直下に開口した穴34から延びている2組の横
穴35,36とが設けられている。非復帰弁37
は、穴35に向う液体流を防止するようにスプリ
ング付勢されており、2組の横穴間の中央穴34
に設けられている。
弁1を閉鎖するための管状作動ピストン38は
リング39によつて弁スピンドル4の上方端に連
結されており、リング39は円錐形の内表面を有
しかつ外面的に円錐形のセグメント40と協働す
る。ピストン38はシリンダ5と密封接触をなし
て可動な上部41と、部材6内に固着されたスリ
ーブ43と密封接触をなして可動な直径のより小
さい下部42とよりなる。ピストン38およびシ
リンダ5は環状の作動室44を形成し、この作動
室の容積は弁1が動く間は変化する。作動室44
の下部にある環状溝45はダクト46を介してポ
ート18と永久的に連通しており、作動室44の
底部に設けられた高さのより低い環状溝47はシ
リンダ5の壁を通つて延びかつ外端で閉じられて
いるダクト48と連通している。ダクト46,4
8は横断穴を介して相互に連結されており、この
横断穴には流路46に向つて閉鎖するようにスプ
リング付勢された非復帰弁49が設けられてい
る。
上記の作動機構は次のようにして作動する。す
なわち、第2図に示されたその構成要素の位置に
おいて、高い油圧力がダクト17およびポート1
8を介してピストン部41の小さい環状の下表面
に作用する。その結果生じた弁1に及ぼす上向き
の力はエンジンシリンダ(図示せず)内のガス圧
との組合せで弁1をその閉鎖位置に維持する。外
部の制御弁11は第1図に示された位置をとる。
弁1の開放移動を開始するために、弁11を他
のその端位置に切換え、それによりポート13を
高圧貯槽7に連結する。高圧の液体はポート13
から穴35,34内に流入し、非復帰弁37をそ
の弁座から上昇させた後、作動室23内に流入す
る。次いで、この高圧液体は溝28およびダクト
26を通つて室24内に流入する。ピストン19
は油圧力によつて及ぼされた下向きの力を受け
る。この油圧力は、ピストン部20の面積にピス
トン部21,20の上向きおよび下向きの環状面
積同志の差をプラスしたものに等しい合計面積に
作用する。換言すると、合計面積は大きい方のピ
ストン部21の横断面面積に等しい。
上記の下向きの力がピストン38に及ぼす上記
の上向きの力とエンジンシリンダ内のガス圧との
合計を越えると、ピストン19および弁1は下方
に動き始める。ピストン19の短い初期の走行
後、カツト・オフ縁29は溝30の上縁を通り越
して動き、次いで高圧液体は非復帰弁37を迂回
してポート13から直接に室23内に流入する。
ピストン19および弁1がさらに所定の走行を
した後、カツト・オフ縁32は溝31の上縁を通
りすぎて動き、それにより、室24はポート16
に連結されかつこのポートを介して戻りダクト1
5,14に連結される。同時に、ピストン部20
の下縁33は溝28の下縁を通りすぎて動き、そ
れにより、室23,24に連結した流路は遮断さ
れる。かくして、室24内の圧力は減少され、タ
ンク9内の比較的に低い圧力まで降下し、その
後、高圧がピストン部21,20の上記の小さい
示差面積にのみ作用する。
相応的に低下した力の影響を受けかつ初期段階
の間に得られる運動エネルギーに因り、弁1は下
方のその開放移動を続け、この移動の間、タンク
9からの液体はポート16を通つて室24内に流
入してこの室を液体を満たした状態に保つ。ピス
トン部41の下縁50が溝50の下縁を通りすぎ
て動くと、この弁の動きは停止する。このとき、
室44の底部に存在する液体量は、非復帰弁49
が閉じられるので、閉じ込められ、そして弁1の
動きを減速する緩衝体として機能する。動きが停
止すると、高い油圧力がピストン19に作用する
かぎり、すなわち、弁11が第1図に示された位
置まで切換え戻されるまで、弁1は開放のままで
ある。
弁1を切換え戻すことにより、ポート13はタ
ンク9内の低圧につながり、それにより、ピスト
ン19に及ぼす下向きの力は相応して減少する。
このとき、ポート18内に一定に存在する高圧は
非復帰弁49を開放させ、次いで、高圧液体がダ
クト48を経て溝47に、それからピストン部4
1の環状の下表面に供給される。これにより、弁
1が上方移動すなわち閉鎖移動し始め、そして縁
50が再び溝45のおおいを取ると、高圧液体は
ポート18からダクト46を通つて直接に表44
内に流入することができる。
弁1の上方移動中には、油圧液体は室23,2
4から最初は両ポート16および13を通つて、
そして最終的に、縁32が溝31の上縁を通り越
して動いたときには、ポート13のみを通つてタ
ンク9に追い出される。ピストン19の縁29が
溝30の上縁を通り越して動くと、室23,24
と戻りダクト14との連通は完全に遮断される。
次いで、両室内に閉じ込められたままの液体量は
緩衝体として作用して弁1の閉鎖移動を減速し、
かつ弁ヘツド2上の着座表面が弁ハウジング3の
固定座部に着く速度を定める。
縁33によるポート13から室24への通路の
遮断よりわずかに遅く縁32が室24をポート1
6に連結するように、本機構の寸法が選択される
ならば、短い介在間隔の間に徐々に圧力降下が室
24に生じる。これは室がタンク9に連結される
ときに急な圧力変化を回避する。他方、短い期間
の間、室24が両ポート13,16と連通するよ
うに適切な寸法を選ぶことによつて、ピストン1
9の下方移動の間にこの室に真空が生じないこと
を確実にすることができる。
第3図および第4図において、機能に関するか
ぎり第2図に示された構成要素に相当する各構成
要素はそれぞれ100および200を加算した同じ参照
番号で示されている。
第3図において、ガス交換弁の開放を作動する
ためのピストン119は下方ピストン部120
と、直径のより小さい上方ピストン部121と直
径のさらに小さい中間ステム122とより構成さ
れている。シリンダ105とピストン部120と
は密封嵌合しており、ピストン部120の環状上
面はシリンダ105と協働して第一作動室124
を形成している。ピストン部121は半径方向の
隙間をもつて第二作動室123内で可動である一
方、室123と124とをつないでいる円筒形ダ
クト126内では密封的に嵌合する。ステム12
2には、中央穴134と、穴134から延びかつ
ステム122内におよび変化ピストン部151内
に開口している横穴135および136とが設け
られており、変化ピストン部151はダクト12
6内に密封的に嵌合する。非復帰弁137は穴1
34内に設けられかつ穴135に向つて閉鎖する
ためにスプリング付勢されている。
外部制御弁(第3図には図示せず)を切換えて
室123内に開口するポート113を高い油圧力
につなぐと、油圧液体は室123からダクト12
6および穴135を通つて穴134内に流入し、
それによつて液体が室124内に流入するように
非復帰弁137を開放する。ピストン119およ
びピストンの下面に当接する弁スピンドル104
は下方に動き始める。短い走行後、ピストン15
1の上縁129はダクト126の下縁を通り越し
て動き、液体は弁137を迂回してダクト126
から室124内に流入し得るようになる。ガス交
換弁の開放移動の後、ピストン部121の下縁1
33はダクト126の上縁を通り越して動き、同
時にまたはわずかに早く、ピストン部120の上
縁132はシリンダ壁に形成された凹部131
(戻りダクト116はこの凹部内に開口している)
の上縁を通り越して動く。
そのとき、両室123,124間の連通は遮断
され、室124内の圧力はポート116を介して
除かれる。開放移動の初期段階の間、油圧力はピ
ストン部120の横断面面積に等しい面積に作用
したが、このときはピストン部121の上面の実
質的により小さい面積にのみ作用する。しかしな
がら、ガス交換弁に作用する減圧力は、エンジン
シリンダ内の相応的に減少したガス弁と、弁を閉
鎖するのに効果的であるピストン138に作用す
る反対向きの力とに対向して、弁の運動エネルギ
ーとの組合せで連続した開放移動を確実にするの
に十分である。
ピストン138およびシリンダ105の関連部
分は第2図に示されたものと同一である。従つ
て、ピストン部141の下縁150が溝145
(これには入口ポート118から延びるダクト1
46がつながつている)の下縁を通り越して動く
とき、開放移動は同様にして生じる。また、ガス
交換弁の閉鎖移動も外部の制御弁によりポート1
13をシステム内の低い油圧力につなぐときに同
様にして生じる。最終的に、閉鎖移動は縁129
がダクト126の下縁を通り越して動くときに減
速され、それにより、室124内に閉じ込められ
た液体量は緩衝体として作用する。何故なら、非
復帰弁137が室124およびダクト126内の
低い油圧力に対向して作用する関連スプリングに
よつて閉鎖され続けるからである。
第4図に示された実施例において、シリンダ2
05、作動室223,224、連結用ダクト22
6およびポート213,216は第3図に示され
た相応部分と同一である。しかしながら、ガス交
換弁の開放を行なうピストン219はわずかな程
度まで互いに対して軸方向に可動である分離した
二部分220,250よりなる点において異な
る。ピストン部252は上方部分221とステム
222とを備え、これらの各々はそれぞれピスト
ン119の部分121およびステム122に相当
する。また、ピストン部252は下方部分253
を備え、この下方部分はピストン119の部分1
51と同様にダクト226内に密封的に嵌合す
る。また、この下方部分は下方ピストン部220
の中央穴内に密封嵌合して案内されかつスプリン
グ254によつて上方に付勢されている。ピスト
ン部220に対してのピストン部252の上方移
動は停止手段(図示せず)によつて制限されても
よい。
第4図に示された作動機構の機能は第3図に示
された機構の機能と実質的に同じである。主な相
違点は比較的に可動なピストン部252が非復帰
弁137の機能を行なう点である。すなわち、高
圧液体がポート213を通つて室223に入る
と、ピストン部252は下方に動き始め、そして
スプリング254を押圧する。この際、ピストン
部220は動かない。ピストン部分253の上方
縁229が室224の上縁を通り越して動くと、
高圧液体はダクト226を通つて室224内に流
入することができ、次いで残りの開放移動が第3
図について説明したものと同様にして生じる。ま
た、これは最終的な開放移動の減速および次の弁
の開放位置に固定にも当てはまる。何故なら、ピ
ストン238および関連構成要素が第2図および
第3図に示されたものと同一であるからである。
排気弁の閉鎖移動が開始されると、すなわち、
ポート213が油圧系内の低い圧力につながり、
それにより、室223内の圧力が除去されると、
ピストン部252はまずスプリング254の影響
下で第4図に示されるようにその相対的上端位置
まで上方に動く。その後、作動ピストン219の
両部分220,252はエンジンシリンダ内のガ
ス圧により補充された室244内の高い圧力の影
響下で同調して上方に動く。縁229がダクト2
26の下縁を通り越して動いて油圧液体量を室2
24を閉じ込めるときに閉鎖移動の最終段階の減
速が始まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による作動機構とともに排気弁
の一般的な構成の略図;第2図は第1図に概略的
に示された作動機構の第一実施例の長さ方向の断
面図;第3図は本作動機構の第二実施例の長さ方
向の断面図;および第4図は本作動機構の第三実
施例の長さ方向の断面図である。 1……排気弁、2……弁ヘツド、3……弁ハウ
ジング、4……スピンドル、5……シリンダ、7
……貯槽、8……ポンプ、9……タンク、10…
…高圧ダクト、11……3方2位置弁、12,1
5,17……ダクト、13……ポート、14……
戻りダクト、16……第二ポート、18……第三
ポート、19……作動ピストン、20……上方ピ
ストン部、21……下方ピストン部、22……ス
テム、23,24……作動室、25……カバー、
26……ダクト、28,30,31……溝、2
9,32,33……カツト・オフ縁、34,3
5,36……穴、38……ピストン、44……作
動室、45,47……溝、46,48……ダク
ト、49……非復帰弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可変容積の二つの作動室23,24およびこ
    れら作動室から油圧液体を流入および流出させる
    ための入口ポート手段13を有するシリンダ5を
    備え、上記作動室は上記シリンダと該シリンダ内
    で往復動可能でありかつ弁1を開くためにこの弁
    に作動的に連結されたピストン19とによつて形
    成され;さらに制御弁11を備え、この制御弁が
    上記入口ポート手段13を高圧の油圧液体の流入
    用の供給ダクト10と液体戻りダクト14とに交
    互に連結するようにした内燃機関のガス交換弁1
    用の油圧作動機構において、 作動室23,24がピストン19およびシリン
    ダ5を通つて延びかつ選択的に開閉可能である通
    路26によつて相互に連結されていること; 作動室内の油圧力を受ける有効領域が弁1が開
    放する方向と反対の同一方向に向いていること; シリンダ5が低い油圧力の領域9に永久的に連
    結された出口ポート16を有し、このポートは弁
    1がその閉鎖位置にあるときにピストン19によ
    つて閉鎖されること;および ピストン19が、閉鎖位置からの所定の走行後
    に第一作動室24を出口ポート16に連結する第
    一カツト・オフ縁32と、実質的に同時に入口ポ
    ート13から上記第一作動室24への通路を閉鎖
    する第二カツト・オフ縁33を有していること、
    を特徴とする油圧作動機構。 2 両作動室を連結する通路26がシリンダ5の
    壁に形成されかつ第二作動室23の壁の溝28内
    に開口し、この溝がピストンの第二カツト・オフ
    縁33と協働すること、およびピストン19を通
    つて延びた通路35,34,36が入口ポート1
    3を上記第二作動室と連結していることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の作動機構。 3 ピストンを通つて延びた通路35,34,3
    6が第二作動室23に向つて開く非復帰弁37を
    備えており、ピストン19が第三カツト・オフ縁
    29を有して形成され、この第三カツト・オフ縁
    がピストン19の初期の短い走行後に入口ポート
    13から第二作動室23への直接流路を開くこと
    を特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の機
    構。 4 入口ポート113が第二作動室123と永久
    的に連通していること; ピストン119を通つて延びかつ第一作動室1
    24に向つて開放する非復帰弁137を備える通
    路135,134,136が作動室123,12
    4を相互に連結すること;および ピストン119が第三カツト・オフ縁129を
    有して形成され、この第三カツト・オフ縁129
    がピストンの初期の短い走行後に作動室123,
    124を直接に相互連結するさらにこの通路12
    6を開くこと、を特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の機構。 5 入口ポート213が第二作動室223と永久
    的に連通していること; ピストン219が制限された軸方向の相対的な
    可動性を有する二部分252,220とこれらピ
    ストン部分を互いに離れるように付勢しているス
    プリング254とを備え、上記ピストン部分の
    各々がそれぞれの作動室に位置していること;お
    よび 作動室223,224を相互に連結する通路2
    26が一方のピストン部分252の中間ステム2
    22を囲んだ環状ダクトによつて形成され、上記
    ピストン部分252がガス交換弁1の閉鎖位置か
    らのその初期の短い走行後に通路226を開く第
    三カツト・オフ縁229を有して形成されている
    こと、 を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の機
    構。 6 弁スピンドル4が弁1を閉じるための作動ピ
    ストン38としつかり連結されていること、およ
    び上記ピストン38が高圧油圧液体供給用のダク
    ト17に永久的に連結されたポート18とシリン
    ダ5を通つて延びたダクト46を介して連通する
    作動室44内で往復動可能であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかの
    項に記載の機構。 7 ダクト46が作動室44の壁の溝45内に開
    口していること、および第二ダクトに向つて開放
    している非復帰弁49を介して第一ダクト46に
    接続された第二ダクト48が第一溝45の下方の
    作動室の壁に形成された第二溝47内に開口して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第6項に記
    載の機構。
JP59006235A 1983-01-20 1984-01-17 内燃機関のガス交換弁用の油圧作動機構 Granted JPS59192813A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DK224/83 1983-01-20
DK022483A DK154165C (da) 1983-01-20 1983-01-20 Hydraulisk aktiveringsmekanisme for en gasvekselventil i en forbraendingsmotor

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Publication Number Publication Date
JPS59192813A JPS59192813A (ja) 1984-11-01
JPH02524B2 true JPH02524B2 (ja) 1990-01-08

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ID=8091128

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JP59006235A Granted JPS59192813A (ja) 1983-01-20 1984-01-17 内燃機関のガス交換弁用の油圧作動機構

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JP (1) JPS59192813A (ja)
KR (1) KR910000670B1 (ja)
DK (1) DK154165C (ja)
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DK174031B1 (da) * 1997-05-29 2002-04-29 Man B & W Diesel As Hydraulisk aktiveret udstødsventil til en forbrændingsmotor
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DK22483D0 (da) 1983-01-20
DK154165C (da) 1989-04-03
DK22483A (da) 1984-07-21
IN159382B (ja) 1987-05-09
KR910000670B1 (ko) 1991-01-31
KR840007266A (ko) 1984-12-06
DK154165B (da) 1988-10-17
JPS59192813A (ja) 1984-11-01

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