JPH0251670A - 立型三方ボールバルブ - Google Patents

立型三方ボールバルブ

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JPH0251670A
JPH0251670A JP19803788A JP19803788A JPH0251670A JP H0251670 A JPH0251670 A JP H0251670A JP 19803788 A JP19803788 A JP 19803788A JP 19803788 A JP19803788 A JP 19803788A JP H0251670 A JPH0251670 A JP H0251670A
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Chikashi Gomi
知佳士 五味
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Kitz Corp
Kitazawa Valve Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 見乳叫l眞 (産業上の利用分野) 本発明は、冷水、御水、燃料油などの流体の流れの開閉
、切替えと共に、供給量すなわちバルブを流過する流体
の流量を調整するのに用いる立型三方ボールバルブ及び
流れの開閉と流量調整を行うアングル型ボールバルブに
関するものである。
(従来の技術) ボールバルブは、ボールに接続したステムを回転させて
流路を開閉する構造であって、構造が簡単であって、操
作性に優れ、シール性に優れるなどの特性を有している
。特に、三方ボールバルブは、切替用バルブとして、構
造が簡単で操作性に優れている。ボールバルブのこのよ
うな特性を生かし、単に開閉操作や切替操作に用いるだ
けでなく、流量調整にも用いる試みがなされた。しかし
通常のボールバルブは流量がボールの回転角度に対して
リニアに変化せず、しかもボールの回転角度の僅かな変
化によって流量が著しく変化し開度50%程度ですでに
最大流量に達するので、希望するような精度の流量調整
を行えなかった。
このようなボールバルブを流量調整にも適するよう改造
した特公昭46−36786号公報、特開昭62−17
7373号公報及び実開昭62−183173号公報な
どに記載のボールバルブがあるが、いずれも流入口と流
出口を直線上に配置したストレート型のボールバルブで
あり、切替え用の三方ボールバルブや、流量調整バルブ
として知られるアングル型グローブバルブと同様なアン
グル型ボールバルブにおいて流量調整用になるものは未
だ提案されていない。
(発明が解決しようとする課題) 上記特公昭46−36786号公報に記載されたボール
バルブは、ボールの中心部に形成した円筒形の貫通孔の
一方の開口部をV字形に加工することが極めて困難であ
り、更に、流量がボールの回転角度に対して未だリニア
に変化せず、回転角度の微少な変化によって流量特性が
大きく変化するという課題も、同公報の第6図にみられ
るように余り改善されていない。
次に、特開昭62−177373号公報に記載されたボ
ールバルブは、上例より流量特性が優れているが、ボー
ルの貫通孔を加工するのに一方からのドリル加工と他方
からのフライスカッター加工とが必要で、加工に多くの
労力と費用が掛かる欠点を有している。
また、実開昭62−183173号公報記載のボールバ
ルブでは、流量特性が一層改善されているものの、貫通
孔の少なくとも一部に形成したスリット部の加工に、上
例より更に一層の労力と費用を要するという欠点がある
本発明は、上述した各ボールバルブが有する欠点を解消
し、コントローラからの信号に応じてバルブの開度を変
えて流量を調整するバルブとして、流量特性に優れ、簡
易な構造で経済性、信頼性に優れた立型三方ボールバル
ブ及びアングル型ボールバルブを提供することを目的と
する。
i胛皮(處 (課題を解決するための手段) 本発明は、上述の課題を解決するため、次のように構成
した。
すなわち、バルブ本体の下端の流入口から流入しバルブ
本体の両側に対向する一対の流出口のいずれかから流出
する流体の流量を、バルブ本体のほぼ中央部に装着した
ボールをバルブ本体の上方に突出させたステムによって
回転させ該ボールの回転角度にほぼ比例させて調整する
立型三方ボールバルブであって、該流入口はバルブ本体
とボールとの間の空間に通じており、該バルブ本体の一
対の流出口側に装着しボールに接して該ボールを支承す
る一対のボールシートはバルブ本体とボールとの間を密
封する構造であり、該ボールは幅及び深さが比例的に増
大する溝をボールの赤道に沿って経度でほぼ90度乃至
180度の長さに設けたものである。
また、バルブ本体の下端の流入口から流入し該バルブ本
体の一側の流出口から流出する流体の流量を、バルブ本
体のほぼ中央部に装着したボールをバルブ本体の上方に
突出させたステムによって回転させ該ボールの回転角度
にほぼ比例させて調整するアングル型ボールバルブであ
って、該流入口はバルブ本体とボールとの間の空間に通
じており、該バルブ本体の一対の流出口側に装着しボー
ルに接して該ボールを支承する一対のボールシートはバ
ルブ本体とボールとの間を密封する構造であり、該ボー
ルは幅及び深さが比例的に増大する溝をボールの赤道に
沿って経度でほぼ90度乃至270度の長さに設けたも
のである。
(作用) 本発明の立型三方ボールバルブで、溝の長さが経度でほ
ぼ90度の長さである場合について説明すると、一対の
流出口のいずれも閉弁状態であるのは、溝がバルブ本体
とボールとの間の空間に面しており、いずれの流出口に
も面していない時である。この閉弁状態からボールを開
弁方向に僅か回転操作すると、ボールの表面に設けた溝
がいずれか一方の流出口流路に覗くようになり、バルブ
本体とボールとの間の空間と一方の流出口側流路とが連
通し、流体が流入口側から一方の流出口側へ流れる。但
し、この場合の一方の流出口側流路に覗いた溝の幅及び
深さは小さいので、流量は極く少ない。
続いて、ボールを開弁方向に更に回転操作すると、一方
の流出口側流路に覗く溝の幅及び深さが比例的に増大す
るので、流量は比例的に増大する。
そして、このように一方の流出口側流路に覗く溝の幅及
び深さが最大になるまでほぼ90度ボールを操作すると
、一方の流出口へ流れる流量は最大になる。
この状態から更にほぼ90度、従って最初の閉弁状態か
らほぼ180度回転操作すると、一対の流出口のいずれ
もが閉弁状態になる。
この状態から同方向に回転操作すると、溝は他方の流出
口側流路に覗き1回転角度にほぼ比例して他方の流出口
へ流れる流量が増大し、最初の開弁状態からほぼ270
度回転操作した時に、他方の流出口へ流れる流量が最大
になる。更にほぼ90度回転操作すると、最初の閉弁状
態の位置になり、一対の流出口又は他方の流出口のいず
れかから流出しているときには、溝はそれらに対向して
いる流出口には面していないので、その流出口へ流出す
ることがない。
以上のように、この三方ボールバルブは、切替用である
と共に、流量調整もできる。
次に、溝の長さをほぼ90度を超えてほぼ180度まで
にすると、溝が一方の流出口側流路に覗いていない状態
において、溝は他方の流出口側流路に覗いている。この
状態から溝が一方の流出口側流路に覗くように回転操作
すると、一方の流出出口側流路に覗く溝の幅及び深さが
比例的に増大し、流量もリニアに比例的に増大する。こ
の間。
他方の流出口側流路に覗いた溝は、次第に小さくなり、
90度以内の回転で、溝は他方の流出口側流路に覗かな
くなり、流出口側流路とバルブ本体とボールとの間の空
間とは隔絶される。
更に回転操作すると、一方の流出口側流路に覗く溝の幅
と深さが比例的に増大し、終に最大流量に至る。このと
き、溝の長さは経度で180度まであるので、他方の流
出口側流路への流出はない。
この状態から更に回転操作すると、上述の一方の流出口
側を他方の流出口側とし、他方の流出口側を一方の流出
口側とした状態で、同様に作用し。
切替用と電流出口の流量調整用とに使用できる。
このように、本発明の立型三方ボールバルブは、幅及び
深さが比例的に増大する溝をボールの表面に設けて流量
調整を行うので、ボールの回転角度と流量との関係がリ
ニアであり、流量特性が優れている。
更に、溝の長さをほぼ90度を超えてほぼ180度まで
にすると、従来のボールバルブと異なり回転角度が大き
いため、回転角度の僅かな誤差によって流量が大きく変
わることがない。
次に1本発明のアングル型ボールバルブの作用について
説明する。
このバルブでは、流出口側に装着したボールシートがボ
ールに接してボールを支承すると共にバルブ本体とボー
ルとの間を密封し、又、流入口はバルブ本体とボールと
の間の空間に通じている。
ボール表面に設けられた溝は、閉弁状態においてバルブ
本体とボールとの間の空間に面しており。
流出口側流路に面していない、このため、ボールシート
によって、流入口側流路と流出口側流路とは隔絶されて
いる。この閉弁状態からボールを開弁方向に僅か回転操
作すると、ボール表面に設けた溝が、ボールシートを通
過して流出口側流路に覗くようになり、バルブ本体とボ
ールとの間の空間が流出口側流路と連通し、流体が流入
口側から流出口側へと流れる。但し、この場合の流出口
側流路に覗いた溝の幅及び深さは小さいので、流量は極
く少ない。
続いて、ボールを開弁方向に回転操作すると。
ボールシートを通過して流出口側流路に覗く溝の幅及び
深さがリニアに比例的に増大するので、流量は比例的に
増大する。そして、このように流出口側流路に覗く溝の
幅及び深さが最大になるまでボールを回転操作すると、
流量は最大になる。
このように本発明のアングル型ボールバルブは。
ボール表面に設けた溝によって流量の調整を行うので、
大きな労力と費用は必要なく、ボールの回転角度と流量
との関係がリニアである。又、溝の長さを経度でほぼ9
0度乃至はぼ270度の長さに設けたので、回転角度の
僅かな誤差によって流量が大きく変わることがない、な
お、溝の長さはなるべく長いのが望ましい。
従って、上記アングル型ボールバルブは、流量調整バル
ブとして最も広く用いられているアングル型グローブバ
ルブに代えて用いることができる。
(実施例) 本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図は本発明の立型三方ボールバルブの一実施例を示
す半裁斜視図であり、第2図は本発明のアングル型ボー
ルバルブの一実施例を示す半裁斜視図である。
先ず、第1図において、■は立型三方ボールバルブ、2
はバルブ本体で、このバルブ本体2は2つの部分2a及
び2bで構成されている。3はバルブ本体2の下端に設
けた流入口であり、4及び5は各々バルブ本体2の両側
に対向させて設けた一対の流出口である。流体は矢で示
したように流入口側3から流出口側4又は5へ流れる。
6はボールであり、7及び8はバルブ本体2の流出口4
及び5側に装着しボール6を支承する一対のボールシー
トであって、このボールシート7及び8は、バルブ本体
2とボール6との間を密封する構造である。9はボール
6に接続され、バルブ本体2の上方に突出させたステム
であって、このステムの上端はハンドル又は駆動装置(
いずれも図示せず)に連結しである。
上記ボール6の表面には、溝6aがボール6の赤道に沿
って経度でほぼ90度乃至はぼ180度の長さに設けで
ある。
第3図及び第4図はいずれもボール6の断面図で、第3
図は溝6aの長さ6dが経度でほぼ90度の場合、第4
図は溝6aの長さ6dが経度でほぼ180度の場合を示
している。また、第3図及び第4図において、(a)は
ボール6の横断面図であり、(b)、(c)及び(d)
は、それぞれ(a)のB、C及びD断面における部分縦
断面図である。
これらの図かられかるように、溝6aは幅6b及び深さ
6cが、ボール6の表面に赤道に沿って比例的に増大す
るように設けである。
なお、第1図において、10はバルブ本体2とボール6
との間の空間である。
次に、上記した立型三方ボールバルブの作用を図面に基
づいて説明する。
本実施例では一対の流出口4及び5側に装着した一対の
ボールシート7及び8は、バルブ本体2とボール6との
間を密封し、流入口3は、バルブ本体2とボール6との
間の空間に通じている。
先ず、溝6aが、第1図で実線で示したように、また第
3図で断面を示したように、溝の長さ6dが経度でほぼ
90度の長さである場合について説明すると、一対の流
出口4及び5のいずれも閉弁状態にあるのは、溝6aが
バルブ本体2とボール6との間の空間10に面しており
、いずれの流出口4及び5にも面していない時である。
この閉弁状態からボール6を開弁方向に、第1図では時
計回り方向に僅か回転操作すると、ボール6の表面に設
けた溝6aは一方の流出口4側の流路に覗くようになり
、空間1oと流出口4側の流路は連通し、流体が流入口
3側から一方の流出口4側へ流れる。但し、この場合の
一方の流出口4側の流路に覗いた溝6aの幅6b及び深
さ6cは小さいので、流量は極く少ない。
続いて、ボール6を時計回り方向の開弁方向に更に回転
操作すると、流出口4側の流路に覗く溝6aの帽6b及
び深さ6cが比例的に増大するので、流量は比例的に増
大する。そして、このように一方の流出口4側の流路に
覗く溝6aの幅6b及び深さ6cが最大になるまでほぼ
90度ボール6を操作すると、流出口4へ流れる流量は
最大になる。
この状態から更にほぼ90度時計回り方向に、従って最
初の閉弁状態からほぼ180度回転操作すると、一対の
流出口4及び5のいずれもが閉弁状態になる。
この状態から同時計回り方向に回転操作すると。
溝6aは他方の流出口5側の流路に覗き、回転角度にほ
ぼ比例して流出口5へ流れる流量が増大し。
最初の開弁状態からほぼ270度回転操作した時に、該
流出口5へ流れる流量が最大になる。更にほぼ90度回
転操作すると、最初の閉弁状態の位置になり、一対の流
出口4及び5のいずれもが閉弁状態になる。
そして、上記の操作の間、一方の流出口4又は5から流
出しているときには、溝6aは他方の流出口5又は4側
の流路に面しておらず、そこからは流出することはない
従って、この三方ボールバルブ・は、切替用であると共
に、流量調整もできる。
次に、溝6aの長さ6dをほぼ90度を超えてほぼ18
0度までにした場合を、第4図に示したように180度
にした場合を例にして説明する。
溝6aは、第1図に破線で示したように、一方の流出口
4側流路に覗いていない状態において。
他方の流出口5側流路に覗いている。この状態から溝6
aを時計回り方向に回転操作すると、一方の流出口4側
の流路に覗く溝6aの幅6b及び深さ6cが比例的に増
大し、流量もリニアに比例的に増大する。この間、流出
口5側の流路を覗いていた溝6aは1次第に小さくなり
、90度以内の回転で、流出口5側の流路を覗かなくな
り、流出側の流路と空間10とは隔絶される。
更に回転操作すると、流出口4側の流路に覗く溝6aの
幅6bと深さ6cが比例的に増大し、終に最大流量に至
る。このとき、溝6aの長さ6dは経度で180度まで
あるので、流出口5側の流路への流出はない。
この状態から更に時計回り方向に回転操作すると、上述
の一方の流出口4側を他方の流出口5側とし、他方の流
出口側を一方の流出口側とした状態で、同様に作用し、
切替用と両流出口4及び5の流量調整用とに使用できる
次に、第2図に示した本発明のアングル型ボールバルブ
の一実施例について説明する。
第2図において、11はアングル型ボールバルブ、12
はバルブ本体、13は該バルブ本体12に取付けたキャ
ップ、14はバルブ本体12の下端に設けた流入口、1
5はバルブ本体12の一側に設けた流出口、16はボー
ルで、このボール16はバルブ本体12のほぼ中央部に
装着しである。
また、17はボールシートで、ボールシート17はバル
ブ本体12の流出口15側に装着され、ボール16に接
してボール16を支承し、バルブ本体12とボール16
との間を密封する。なお、18もボールシートであって
、ボール16に接してボール16を支承しているが、バ
ルブ本体12の一部であってもよい。
19はボール16に接続され、バルブ本体12の上方に
突出させたステムで、ステム19の上端は、ハンドル又
は駆動装置(いずれも図示せず)に連結しである。また
、20はバルブ本体12とボール16との間の空間で、
この空間20と流入口15側の流路とは常に連通してい
る。
ボール16の表面には、溝16aがボール16の赤道に
沿って経度でほぼ90度乃至はぼ270度の長さに設け
である。
第5図及び第6図は、いずれもボール16の断面図で、
第5図は溝L6aの長さL6dが経度でほぼ90度の場
合、第6図は溝1.6 aの長さ16dが経度でほぼ2
70度の場合を示している。また、第5図及び第6図に
おいて、(a)はボール16の横断面図であり、(b)
、(c)及び(d)は、それぞれ同図(a)のB、C及
びD断面にお番プる部分縦断面図である。これらの図か
られかるように、溝16aは幅16b及び深さ16cが
、ボール16の表面に赤道に沿って比例的に増大する比
測的に増大するように設けである。
なお、第2図において、20はバルブ本体12とボール
16との間の空間である。
次に、上記第2図で示した実施例のアングル型ボールバ
ルブの作用について説明する。
このバルブでは、流出口15側のバルブ本体12に装着
したボールシート17がボール16に接してボール16
を支承すると共にバルブ本体12とボール16との間を
密封し、又、流入口14はバルブ本体12とボール16
との間の空間20に通じている。
ボール16表面に設けられた溝16aは、閉弁状態にお
いてバルブ本体12とボール16との間の空間20に面
しており、流出口15側の流路に面していない、このた
め、ボールシート17によって、流入口14側流路と流
出口15側流路とは隔絶されている。この閉弁状態から
ボール16を開弁方向、第2図においては反時計回り方
向に僅か回転操作すると、ボール16表面に設けた溝1
6aが、ボールシート17を通過して流出口15側流路
に覗くようになり、バルブ本体12とボール16との間
の空間20が流出口15側流路と連通し、流体が流出口
15側へと流れる。但し、この場合の流出口15側に覗
いた溝16aの幅16b及び深さ16cが小さいので、
流量は極く少ない。
続いて、ボール16を開方向、すなわち反時計回り方向
に操作すると、ボールシート17を通過して流出口15
側流路に覗く溝16aの幅16b及び深さ16cがリニ
アに比例的に増大するので。
流量は比例的に増大する。そして、このように流出口1
5側流路に覗く溝16aの幅16b及び深さ16cが最
大になるまでボール16を回転操作すると、流量は最大
になる。
このように本実施例のアングル型ボールバルブ11は、
ボール16表面に設けた溝16aによって流量の調整を
行うので、大きな労力と費用は必要なく、ボール16の
回転角度と流量との関係がリニアである。又、溝16a
の長さ16bを経度でほぼ90度乃至はぼ270度の長
さに設けたので1回転角度の僅かな誤差によって流量が
大きく変わることがない、なお、溝16aの長さ16d
はなるべく長いのが望ましい。
従って、上記アングル型ボールバルブ11は、流量調整
バルブとして最も広く用いられているアングル型グロー
ブバルブに代えて用いることができる。
x息!蔓側i 本発明の立型三方ボールバルブ及びアングル型ボールバ
ルブは、ボールの表面に設けた溝によって流量の調整を
行う構造であるので、ボールに貫通孔を設けこの貫通孔
の開口部をV字形にしたり、貫通孔の少なくとも一部に
スリットを設けるなど多大な労力と費用を要する複雑な
加工を必要とせず、比較的に容易に溝加工ができるので
、経済的な流量調整ボールバルブである。
また、溝の幅及び深さが比例的に増大するように設けで
あるので、ボールの回転角度と流量との関係がリニアで
あり、流量特性に優れている。
更に、溝の長さを経度で、立型三方ボールバルブにおい
てはほぼ90度乃至はぼ180度の長さに、アングル型
ボールバルブにおいてはほぼ90度乃至はぼ270度の
長さに設けたので1回転角度の僅かな誤差によって流量
が大きく変わることがないので微妙な流量調整が可能で
ある。この効果は溝が長い程大きい。
しかも、本発明の立型三方ボールバルブは、切替と流量
調整とを1つのバルブで行うことができ、又1本発明の
アングル型ボールバルブはアングル型であるので、流量
調整バルブとして最も広く用いられているアングル型グ
ローブバルブに代えて用いることができる、等の効果を
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の立型三方ボールバルブの一実施例を示
す半裁斜視図、第2図は本発明のアングル型ボールバル
ブの一実施例を示す半裁斜視図、第3図及び第4図はい
ずれも第1図に示したボールの断面図であり、第3図は
溝の長さが経度でほぼ90度の場合、第4図は溝の長さ
が経度でほぼ180度の場合であり、両図において(a
)はボ−ルの横断面図、(b)、(C)及び(d)は、
横断面図(a)のB、C及びD断面における部分縦断面
図。 第5図及び第6図はいずれも第2図に示したボールの断
面図で、第5図は溝の長さが経度でほぼ90度の場合、
第6図は溝の長さが経度でほぼ270殿場合であり、両
図において、(a)はボールの横断面図、(b) 、(
c)及び(d)は横断面図(a)のB、C及びD断面に
おける部分縦断面図である。 17・・・・ボールシート 20・・・・空間 19ステム 株式会社北沢パルブ ト・・・立型三方ボールバルブ 2・・・・バルブ本体
3・・・・流入口        4,5・・・・流出
口6・・・・ボール        6a・・・・ボー
ル6a・・・・溝         6b・・・・幅6
c・・・・深さ         6d・・・・長さ7
.8・・・・ボールシート   9・・・・ステム10
・・・・空間 11・・・・アングル型ボールバルブ1
2・・・・バルブ本体     14・・・・流入口1
5・・・・流出口       16・・・・ボール1
6a・・・・溝        16b・・・・幅16
c・・・・深さ        16d・・・・長さ第 ! 図 第3 第2図 第4図 第5図 (a) (b) (C) (d) 6c 6c 第6図 (σ] (b) (C) (d)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バルブ本体の下端の流入口から流入しバルブ本体
    の両側に対向する一対の流出口のいずれかから流出する
    流体の流量を、バルブ本体のほぼ中央部に装着したボー
    ルをバルブ本体の上方に突出させたステムによって回転
    させ該ボールの回転角度にほぼ比例させて調整する立型
    三方ボールバルブであって、該流入口はバルブ本体とボ
    ールとの間の空間に通じており、該バルブ本体の一対の
    流出口側に装着しボールに接して該ボールを支承する一
    対のボールシートはバルブ本体とボールとの間を密封す
    る構造であり、該ボールは幅及び深さが比例的に増大す
    る溝をボールの赤道に沿って経度でほぼ90度乃至18
    0度の長さに設けたことを特徴とするボールバルブ。
  2. (2)バルブ本体の下端の流入口から流入し該バルブ本
    体の一側の流出口から流出する流体の流量を、バルブ本
    体のほぼ中央部に装着したボールをバルブ本体の上方に
    突出させたステムによって回転させ該ボールの回転角度
    にほぼ比例させて調整するアングル型ボールバルブであ
    って、該流入口はバルブ本体とボールとの間の空間に通
    じており、該バルブ本体の一対の流出口側に装着しボー
    ルに接して該ボールを支承する一対のボールシートはバ
    ルブ本体とボールとの間を密封する構造であり、該ボー
    ルは幅及び深さが比例的に増大する溝をボールの赤道に
    沿って経度でほぼ90度乃至270度の長さに設けたこ
    とを特徴とするボールバルブ。
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