JPH0250765B2 - - Google Patents

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JPH0250765B2
JPH0250765B2 JP58103478A JP10347883A JPH0250765B2 JP H0250765 B2 JPH0250765 B2 JP H0250765B2 JP 58103478 A JP58103478 A JP 58103478A JP 10347883 A JP10347883 A JP 10347883A JP H0250765 B2 JPH0250765 B2 JP H0250765B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stock solution
pressure
filter
supply
diaphragm
Prior art date
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Expired
Application number
JP58103478A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59228907A (ja
Inventor
Yoshinari Iijima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tsukishima Kikai Co Ltd filed Critical Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority to JP58103478A priority Critical patent/JPS59228907A/ja
Publication of JPS59228907A publication Critical patent/JPS59228907A/ja
Publication of JPH0250765B2 publication Critical patent/JPH0250765B2/ja
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ダイヤフラム内蔵型のフイルタープ
レスの運転方法に関する。
近年、脱水ケーキの有効利用方法が多く研究さ
れている。これと共に脱水ケーキの有効利用可能
な設備が建設されるようになつてきている。この
ような有効利用可能な設備での多くの脱水ケーキ
は、有効利用時の取扱を考慮し、一定の寸法に加
工される。そのためフイルタープレスでの濾過工
程でも、常に一定の厚さの脱水ケーキを作るため
の運転が求められている。
そこで従来の運転方法は、原液の供給量を一定
とし、これによつて脱水ケーキの厚さを一定とす
るようにしている。このような原液の定量供給
は、例えば原液の圧入時間を操作者の経験によつ
て適当に設定するか、あるいは原液の供給量を計
測し、一定量となつた時点で、原液の供給を終了
させるなどの手段によつて行われている。
しかし上記の運転方法は、原液の特性を考慮し
ておらず、したがつて汚泥性状の変化に追従しな
い。このため、例えば汚泥の濃度が高いときに
は、脱水ケーキは、定量供給にもかかわらず、厚
く形成され、また逆に汚泥濃度が低いときには、
脱水ケーキは、当然薄くなる。このように脱水ケ
ーキの生成厚さに汚泥の濃度変化などに対応して
ばらつきが生じるので、この点の改善が強く望ま
れている。
したがつて本発明の目的は、原液の特性すなわ
ち汚泥性状に変化があつても、脱水ケーキの生成
厚さにばらつきの生じない運転方法を提供し、脱
水ケーキの厚さをほぼ一定化することである。
上記目的のもとに、本発明は、濾室内の濾布の
表面に、ある量のケーキが付着すると、原液の圧
入圧力が濾室全面にそのままの圧力値として伝播
されなくなり、特にケーキが生成するにつれて、
濾室の外周部で漸増する圧力損失分だけ濾過圧力
が低下するので、濾過工程中に外周部では、濾過
圧力より低い圧搾圧力を加えておいても、その外
周部では、濾室内のケーキが圧縮されるという現
象に着目し、濾室内での濾過工程中にこの濾過圧
力よりも低い値の圧力で圧搾用の流体を供給して
おき、濾室の一部で圧搾が開始されたことを圧搾
流体の流量で検知し、所定の供給量となつた時点
で濾過を終了させるようにしている。この運転方
法では、圧搾の開始が原液の汚泥性状の変化と対
応しているから、例えば汚泥の濃度が変化した場
合においても、常に所定の厚みの脱水ケーキの形
成が可能となる、 以下、本発明の実施例を図に基づいて具体的に
説明する。
まず、第1図は、濾過工程の系統を示してい
る。供給槽1は、原液10を収容しているが、こ
の原液10は、供給ポンプ2によつて供給弁3を
経て、ダイヤフラム内蔵型のフイルタープレス4
の内部に圧入される。
一方、圧搾用の流体11は、供給タンク5の内
部に収容されており、供給弁6を経て、フイルタ
ープレス4の内部に導かれている。上記供給タン
ク5の内部は、圧力設定弁8およびコンプレーサ
ー9によつて圧搾に必要な圧力に設定されてい
る。なお、供給タンク5の内部の流体11のレベ
ルは、液面計7によつて外部から読み取れるよう
になつている。
つぎに第2図は、ダイヤフラム内蔵型のフイル
タープレス4の一例を示している。このフイルタ
ープレス4は、主要部として、積層状態の多数の
濾板41と、この濾板41ごとに設けられた濾布
42とで構成されている。上記濾板41は、ほぼ
中央位置に原液10の供給孔43を有しており、
また両側面でそれぞれダイヤフラム44を一体的
に形成している。このダイヤフラム44の供給口
45には、上記流体11がそれぞれ導かれるよう
になつている。また上記濾布42は、ダイヤフラ
ム44の濾面46にそつて設けられており、濾板
41の外周にそつて密閉状態となり、またダイヤ
フラム44の窪みに対応する部分で供給孔43に
通じる濾室47をそれぞれ形成している。
つぎに本発明の運転方法を上記フイルタープレ
ス4の作用とともに説明する。
まず、供給ポンプ2は、供給槽1の内部の原液
10を吸い込み、これを開放状態の供給弁3を通
じて所定の圧入圧力例えば2〜10Kg/cm2のもとに
フイルタープレス4の供給孔43を通じて濾室4
7の内部に送り込み、濾過を開始させる。ある時
間の後に、濾室47の圧力は、所定の圧力値まで
高められる。この状態で供給タンク5内の圧搾用
の流体11が所定の圧搾圧力のもとに供給弁6を
経て、ダイヤフラム44の内部に送り込まれ、圧
搾が開始される。この圧搾圧力の値は原液10の
圧入時の最大圧力の値よりも小さく例えば1〜2
Kg/cm2程度低い値に設定されている。
このような圧力条件下において、濾室47の内
部の原液10中の固体粒子がケーキ状となつて濾
布42の表面に付着し、順次堆積して行く。この
結果、濾室47の内部において、原液流動路が狭
まり、流動抵抗が順次大きくなつて行く。しかも
ケーキ12は、濾室47の外周部分で早く付着生
成するため、その抵抗値は、供給孔43、すなわ
ちA部よりも離れた位置、すなわち外周側のB部
において次第に大きくなつてくる。このようにし
て濾室47の内部でA部とB部とで圧力差が生
じ、やがてB部の圧力は、ダイヤフラム44の対
応部分の圧搾圧力すなわち流体11の圧力値より
も低下する。この時点で、その部分でのダイヤフ
ラム44は、対応位置の濾布42を押し付け、圧
入濾過と並行して圧搾動作を開始する。このよう
にして、圧搾動作は、濾室47の内部でB部から
A部にかけてケーキ12の生成とともに順次移行
して行くことになる。圧搾が開始されると、その
部分での濾室47には、もはや原液10が流入し
なくなるため、その部分でのケーキ12の厚み
は、圧力並衡と関連してほぼ一定となる。
このようにして、ダイヤフラム44は、圧力バ
ランスの変化に対応して圧搾用の流体11を取り
入れ、それによつて濾室47のケーキ12を一定
の厚みのもとに圧搾して行くから、これに対応し
て流体11の消費量は、ケーキ12の生成に比例
して増加して行くことになる。この流体11の所
定の量の消費は、液面計7で容易に検知できる。
流体11が所定の量だけ供給された時点で、供給
弁3を閉じ、供給ポンプ2の運転を停止して、原
液10の供給を終了させる。既に明らかのよう
に、圧搾用の流体11の消費量は、濾室47の内
部のケーキ12の容量すなわち厚みと、比例的に
対応しているから、上記の運転方法での原液10
の供給終了時点は、所定の厚みのケーキ12の生
成と直接対応していることになる。
なお、上記実施例は、一例として凹板型のフイ
ルタープレスを示しているが、このフイルタープ
レス4の形式は、ダイヤフラム圧搾式のものであ
れば、凹板型に当然限定されない。
本発明では、濾室の内部で所定量のケーキが生
成された部分から圧力バランスの変化によつて順
次圧搾が開始されて行くから、一定の厚みのケー
キの生成が原液中の汚泥濃度の変化に追従しなが
ら形成される。また濾過工程と圧搾工程が並行し
て行われるから、原液の圧入工程から圧搾工程へ
の切換時間が不要となり、しかも単位時間当たり
の原液の処理能力が高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフイルタープレスの運転方法
を実施する場合の系統図、第2図はフイルタープ
レスの一例を示す要部の断面図である。 1……供給槽、2……供給ポンプ、3……供給
弁、4……ダイヤフラム内蔵型のフイルタープレ
ス、5……供給タンク、6……供給弁、7……液
面計、8……圧力設定弁、9……コンプレーサ
ー、10……原液、11……圧搾用の流体、12
……ケーキ、41……濾板、42……濾布、44
……ダイヤフラム、45……供給口、46……濾
面、47……濾室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 積層状態の多数の濾板間に配設した濾布内に
    原液を圧入し、ダイヤフラムの膨張作用により原
    液を圧搾するようにしたダイヤフラム内蔵型のフ
    イルタープレスにおいて、原液の供給圧力が所定
    の圧力値に達したら原液の供給圧力以下の圧力
    で、ダイヤフラムを膨張させる圧搾用の流体を供
    給し、この流体の供給量が一定量以上となつたこ
    とを検知して、原液の圧入を終了させるようにし
    たことを特徴とするフイルタープレスの運転方
    法。
JP58103478A 1983-06-09 1983-06-09 フイルタ−プレスの運転方法 Granted JPS59228907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58103478A JPS59228907A (ja) 1983-06-09 1983-06-09 フイルタ−プレスの運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58103478A JPS59228907A (ja) 1983-06-09 1983-06-09 フイルタ−プレスの運転方法

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Publication Number Publication Date
JPS59228907A JPS59228907A (ja) 1984-12-22
JPH0250765B2 true JPH0250765B2 (ja) 1990-11-05

Family

ID=14355114

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58103478A Granted JPS59228907A (ja) 1983-06-09 1983-06-09 フイルタ−プレスの運転方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10219563B4 (de) * 2002-05-01 2006-06-14 Filippo Pizzo Membrankammerfilterpresse

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JPS59228907A (ja) 1984-12-22

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