JPH02503631A - 小形魚缶詰の製造ライン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 小形魚缶詰の製造ライン 発明の分野 本発明は負加工業に関するものであり、さらに詳しくは、長方形缶の中に小形の 魚を２層に配置し第１層と第２層において魚が頭部−尾部逆方向に配置される「 油付はニシン」または「油付はサケ」などの缶詰の製造用製造ラインに関するも のである。

発明の背景 近年、食用魚供給源が枯渇してきたため、缶詰の製造に使用される魚の種類とサ イズの割合が著しく変化してきた。捕獲量の大部分が／ＪＸ’形魚と煮魚、その 結果このような小形魚の処理作業が緊急となフてきた０缶詰の製造のために小形 魚を処理する場合の重要な問題点は、手作業による小形魚の詰め込み配列が大煮 魚の詰め込み作業と比較して時間がかかり能率が低い事である０世界的需要のあ る型の缶詰は「油付はニシン」または「油付はサケ」型の急告であり、このよう な缶詰を製造するための特殊な！！１造ラビライン用されている。

処理段階の順序に従って一連のユニット、すなわち魚で詰め込むテーブル、油充 填機１缶密封機および缶洗浄機を含む「油付はニシン」型の缶詰製造ラインが業 界公知である（「魚加工装置ハンドブックＪ、　　Ａ、　　Ａ−ロマノフほか、 １９７９、第１巷、Ｐ、２５３）　、　　この製造ラインにおいては、串ざしさ れた魚が燻製炉の中で燻製さ九、つぎに手作業で缶の中に詰め込まれ、つぎの処 理を受ける。

このような製造ラインにおける手作業による詰め込み段階は比較的時間を要する 段階であって、製造ラインの生産力を低下させる。さらに魚は燻製炉の中で熱処 理された後に缶の中に詰め込まれるので、燻製された魚の機械的強さが低下し、 詰め込み作業中に魚が硼損するので、この詰め込み操作の自動化は困難と思われ る。

魚が熱処理される前に缶の中に詰め込まれるように成された小形魚の「油付け゛ サケ」型缶詰の製造ラインが業界公知である。

作動コンベアおよびこのコンベア上に配置された魚カセット、秤量手段、熱処理 ユニットすなわちプランチャー、昏辛料分与機、油充填機１缶密封機、および缶 洗浄機を処理段階に従って直列に配置さ九ている（「魚加工装置ハンドブック」 、Ａ、　　Ａ、　　ロマノフほか、１９７９．Ｐ、２５１）　。

このラインの操作に際して、選別機から各サイズ用の下ごしらえ−詰め込み機に 達するコンベアの上に供給された魚はコンベアのカセットの中に手作業で２層に 配置されてつぎの処理を受ける。魚がカセットから缶の中に移された後に熱処理 が実施される。

前記の場合と同様に、カセットの中への魚の手作業詰め込みの製缶工程に時間が かかり、ラインの能率が低い。

発明の開示 本発明の主たる目的は、　ｒ油付け゛ニシンＪまたは「油付はサケ」などのＪＪ Ｘ形魚煮魚詰を製造する製造ラインにおいて、選別機と、それぞれの下ごしらえ −詰め込み機の魚カセットを備えた作動コンベアとの間において、各カセットの 中に魚を２層に自動的に連続的に詰め込み、これによって詰め込み時間を節約し 、作業労力を低下させ、製造ラインを能率的にするような手段が相互にまた前記 作動コンベアに対して接続される型の製造ラインを提供するにある。

前記の主たる目的を達成するため、本発明によれば直列に処理流の方向に選別機 と、各サイズの魚の下ごしら量手段と、焦熱処理手段と、番辛料分与手段と、油 充填機と、缶密封機と、缶洗浄機とを含む「油漬はニシン」器は前記配向手段に 対して送りコンベアによって接続され、この送りコンベアの出口部分は前記作動 コンベアの軸線から片寄らされ、各配向手段は一対の傾斜トラフによって作動コ ンベアに接続されて魚を前記カセットの中に供給し、各配向手段のディスクの外 周に沿って前記送との間隔の０．９乃至１．１の範囲内にあり、前記トラフのそ れぞれの出口部分、は作動コンベアの両側からこの作動コンベアに近接し、その 軸線に対して直角方向に延在し、一方のトラフの入口部分と出口部分は他方のト ラフの対応部分に対して、前記作動コンベアの軸線七ヤ方向番ｑ片寄らされ、ま た前記送りコンベアの速度を制御する手段がライン中に配備される製造ラインが 提供されディスク配向手段とは、基本的要素として捻り振動を受ける水平ディス クを備えた公知の一般に使用される装置であって、魚をその頭部を先に配向し、 これらの配向された魚を前記ディスクに沿って２流を成して案内する装置を意味 する。

前記のディスク型配向手段は下ごしらえ−詰め込み機の作動コンベアに対して２ 本の傾斜トラフによって接続され、これらのトラフの出口部分が作動コンベアの 両側から近接し作動コンベアの長手方軸線に対して直角方向に！［されているの で、作動コンベアの両側から魚な自動的に送る事ができる。配向ディスクの外周 に沿って送りコンベアの出口部分から傾斜トラフの入口までの間隔（すなわち配 向手段に沿って魚が走行する距離）の比率が０．９−Ｃ１に等しいので、これら の傾斜トラフに対して実質的に同ｋＪ、”Ｌの配向さ九た魚を送る事ができる。

して生じる魚の堆積による抵抗に打ち勝つ事ができる事を出願人は発見した。こ れらの迷走魚と魚の堆積は本流にさからって他方の傾斜゛トラフに向かって移動 できる事が発見された。

魚の堆積の可能性およびこれらの堆積と個々の魚が本流にさからって移動する可 能性は魚の走行距離と共に増大するのであるから、送りコンベアの出口部分と傾 斜トラフの入口部分との間隔を増大すれば、トラフに到達す間隔の前記の比率の 範囲内の小差は実質的に単位時間当り各トラフに送られる魚の量には影響しない 事が発見された。これはディスク型配向手股上の魚の誤った配向の原因はランダ ムなものだからである。

両側の傾斜トラフの出口部分が作動コンベアの軸線方向に相互に片寄らされてい るので、２層の魚を同時にカセットの中に詰め込む事が可能であり、また必要な らばカセットの中の各層の位置を手作業で調節する事ができる。各配向手段の傾 斜トラフの傾斜角度はその上の魚の移動速度を実質的に等しくするためにｔ目互 に十分近似していなければならないので、これらのトラフの入口はその出口部分 の片寄り方向に相互に片寄らされなければならない。作動コンベアの軸線方向に おける傾斜トラフの入口部分の片寄りを生じると共に、一方で送りコンベアの出 口部分と他方で傾斜トラフの入口部分との間の距離の比較的小差な条件を満足さ せるためには、送りコンベアの出口部分を作動コンベアのカセットの中の各層の 魚の位置を手作業で調節できる構造により、各カセット中に魚を２うに自動的に 詰め込む事が可能となり、これによって詰め込み作業の労力を低下させ、缶詰製 造時間を低減させラインの効率を島める事ができる。

送りコンベアの速度調節手段を備える事により、傾斜トラフからカセットの中に 送られる魚の愈の変動に際して、配向手段に送られる魚の量を変更する事により 、すなわち送りコンベアの速度を変更する事によりて、このような魚の量の変動 を補正する事ができる。このようなカセットの中に送られる魚の童の変動は同一 サイズグループの中の魚サイズの変動など種々の原因によるものである。このよ うにカセットの中に送られる魚の童を変動できるので、すべてのカセットの中に 必要量の魚を連続的に充填する事ができ、これは魚の確実な詰め込みにとって本 質的な事である。

送りコンベアの速度制御手段を下ごしらえ−詰め込み機の上に取り付ける事が好 ましい。

下ごしらえ−詰め込み機の上に速度調節手段を取り付１丁心事により、カセット 中の魚の位置を手作業で調節しカセットの中に送られる魚の量を観察できる作業 員が送りコンベアの速度を変更させる事が可能となる。

図面の簡単な説明 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明する。

ｇｘ図は本発明の構造ラインのブロックダイヤグラム、第２図は１層１図のＩＩ 部分の拡大図である。

発明の最も好ましい実施態様 本発明の製造ラインはコンベア２を介して選別機３に連結された解氷機１を含む （第１図）、ラインが新鮮な魚のみを処理する場合、解氷機の代わりに魚洗浄機 が使用される０選別された相異なるサイズの魚のコンベア４．５．６が選別機３ から分岐している。これらのコンベアはそれぞれ貯蔵容器７に接続され、これら の貯蔵容器はそれぞれコンベア８を介してディスク型配向手段９に接続され、こ れらの配向手段９はそれぞ九下ごしらえ−詰め込み機１１の作動コンベアｌＯに 傾斜トラフ１３．１４を介して記トラフによって魚がこれらのカセットの中に送 入される。カセットの中への魚の詰め込みを容易にするため、トラフ１３，１４ の幅はカセット１２の幅と同等に選定される。

ディスク型配向手段は発明者証第１２９４３２５号に記載のような設計を有する 。各送りコンベア８の出口部分１５が対ンベア１０の長手方軸線１７に対して片 寄らされている。

配向手段９のディスク１８はその中に一対の円弧状チャンネル１９．２０を備え 、これらのチャンネルは受は区域１６をそれぞれトラフ１３の入口２°１および トラフ１４の入口２２に交互に接続するように構成される。これらのチャンネル １９と２０の長さ比は０．・９〜１．１の範囲内とする事ができる。トラフ１３ と１４は相互に近似した傾斜角度を有する。これらのトラフの傾斜角度は、カセ ット１２の正常な魚詰め込みを生じる魚走行速度を得るように選定される。すな わち、一方においては魚が過度の走行速度の故にカセットから滑落しないように 、他方においては魚がカセットを完全に充填するように選定される。

トラフ１３，１４の出口部分２３．２４は、それぞれ作動コンベア１０の対向側 面２５．２６から作動コンベア１０に近接し、このコンベア１０の軸線１７に対 して直角方向に配向されている。

トラフ１３の入口部分２１と出口部分２３はトラフ１４の対応部分２２．２４に 対して、作動コンベア１０の軸線１７に沿って下流方向に片寄らされている。ト ラフの出口２３．２４の間隔は、トラフ１４から送られる魚の位置を手で調節で きるように選定される。前記間隔の選定は作動コンベア１０の特定の平均作動速 度に基づいて実施され、高平均速度については大間隔が選定される。トラフ１３ ，１４の入口部分２１，２２の軸線１７に沿った片寄りは、これらのトラフの出 口部分２３．２４の位置の相互片寄りによる。送りコンベア８の出口部分１５の 軸線１７に対する片寄りの大きさは、チャンネル１９．２０の長さ比と、トラフ １３．１４の入口部分２１，２２の軸線１７に沿った相互的片寄りとによって決 定される。

各下ごしらえ−詰め込み機１１上に、対応の送りコンベア８の速度を調節するた めの速度制御手段２７が配置されている。この速度制御手段２７は、例えば送り コンベア８の駆動スプロケフトのアクチュエータの速度を制御するための手動ｗ Ｊ御台を含む（アクチュエータもスプロケツトも図面の簡略のため図示されず） 、この速度制御手段を別の位置に配置する事ができる１例えば直接に送りコンベ ア８上に配置する事ができる。空缶を供給するためのシュート２９が主コンベア ２８から分岐し、各下ごしらえ−詰め込み機１１の出口部分（図示されず）に終 わっている。すべての下ごしらえ−詰め込み機１１の排出コンベア３０は捕集コ ンベア３１を通して、缶排水装置３２に接続され、この缶排水装置３２はコンベ ア３３，３４，３５，３６，３７，３８．３９を介して逐次に秤量手段４０．　 魚に′＃酢酸溶液散布する装置４１、焦熱処理装置４２、香辛料分与機４３．油 充填装置４４、缶と封機４５、および缶洗浄機４６に接続されている。　Ｅニシ ン油漬け」などの燻製缶詰を製造する際に、前記の秤量手段４０と酢酸散布手段 ４１との間に、それ自体公知の魚表面乾燥手段が介＾される。

例えばライン中において下ごしらえ−詰め込み機の手前に配置された別個の容器 中の酢酸溶液によって魚が処理される場合には、ラインから酢酸散布装置を省略 する事ができる。

このラインは公知設計の解氷装置、選別装置、下ごしらえ−詰め込み機、缶排水 装置、秤量装置、酢酸散布装置、熱処理装置、油充填装置、缶密封装置および缶 洗浄装置を使用する事ができ、これらの装置はすべて急告詰工業において広く使 用されている。

この製造ラインの操作は下記である。

冷凍バルチンクニシンなどの原料ブロツクを解氷機１の中に送入する（第１図） 、解氷後に魚はコンベア２によって選別機３に転送され、そこで例えば５サイズ に選別される。長さ１０．０ｃｍ１下の規定サイズ以下の魚と１８．０ｃＩ１１ 以上の規定サイズ以上の魚は「油漬はニシン」または「油漬はサケ」型の缶詰の 製造には不適当であるから、選別機から別個の捕集容器（図示されず）中に捕集 される。残余の魚は選別機の中で３サイズグループに選別される。すなわち、長 さ１０−１４ｃｍの第１サイズ、長さ１４〜１６ｃｍの第２サイズ、長さ１６〜 １８ｃｍの第３サイズ、各サイズグループの魚がそ九ぞれコンベア４．５．６に よって貯蔵容器７の中に送られ、これらの貯蔵容器７はラインの先行部分を遮断 する事によって魚゛めあふれを防止するためレベルセンサ（図示されず）を備え ている。

１つのサイズグループが他のサイズグループより圧倒的に多ければ、このサイズ グループは選別機３から、流れデバイダ（図示されず）を通して２または２以上 の貯蔵容器中に送られる。つぎに魚は各貯蔵容器から送りコンベア８によって、 このコンベアの出口１５の直下にある対応のディスク型配向手段の受は区域１６ （第２図）上に送られる。各配向手段９の上に、頭部を先にして配置された魚の ２本の分岐流が形成される。第１流はチャンネル１９を通ってトラフ１３の入口 ２１まで案内され、第２流はチャンネル２０を通ってトラフ１４の出口２２まで 案内される。

チャンネル１９と２０の長さ、すなわち魚が配向手段９に沿って移動する距離は 相互に近似しているので、トラフ１３．１４のそれぞれの入口２１　、２２に到 達する魚の食は本質的に同等である。

頭部を前に配置された魚が傾斜トラフ１３，１４に沿って重力によって転勤し、 作動コンベア１０上に落下する。この場合、魚はまずトラフ１４から各カセット １２の中に落下し、つぎに必要があれば手作業で魚の位置を調節する。つぎにト ラフ１３から魚が供給され、この魚の姿勢の調節は同一作業員によって手作業で 実施される。トラフ１３．１４が作動コンベア１０の画側２５．２６から供給す るので、これらのトラフから供給される魚は逆方向に配置される。

カセット１２に供給される魚の量が増減してカセットの詰め込み不足または過剰 を生じる場合、カセット中の魚の姿勢を調節する作業員は、すべてのカセットに 適当量の魚が連続的に充填されるようになるまで、制御手段２７によって送りコ ンベア８の速度をそれぞれ減少または増大させる。

魚がカセット１２の中に配置された後に、下ごしらえ−詰め込み機１１の作動コ ンベア１０に対して下記の操作を実施する。魚の頭部と尾部の切断、内蔵除去、 洗浄およびカセット１２から、シュート２９を通して供給される空缶（図示され ず）への魚の転送、魚を充填された缶（図示されず）はコンベア３０を通して集 中コンベア３１に送られて単一流を成し、この負流が排水装置３２に送られ、そ こで作動コンベア１０上において魚を水洗した後に残った水分を缶から排水する 。つぎに缶はコンベア３３によって秤量により、適当な装置４１，４２，４３， ４４，４５，４６を使用して逐次下記の処理を実施する：魚の！！ｒ１′酸散布 、魚の熱処理１缶の中への定量の香辛料の添加、油充填、缶密封１缶の洗浄。

「油漬はニシンｊなどの燻製魚缶詰の（１こ際して、散布する。

密封された缶の洗浄後に滅菌処理に送る。

工業的用途 本発明のラインは小形の魚を２層をこ詰め込んだ「油漬はニシン」または「油漬 はサケ」なとの缶詰の製造番こ最も好適である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．直列に処理流の方向に選別機（３）と、各サイズの魚の下ごしらえ−詰め込 み機（１１）と、その手前に配置された貯蔵容器（７）と、前記下ごしらえ−詰 め込み機に備えら魚カセット（１２）を運ぶための作動コンベア（１０）と、秤 量手段（４０）と、魚熱処理手段（４２）と、香辛料分与手段（４３）と、油充 填機（４４）と、缶密封機（４５）と、缶洗浄機（４６）とを含む「油漬けニシ ン」または「油漬けサケ」などの長方形缶の中に２層に小形魚を詰め込んだ小形 魚缶詰の製造ラインにおいて、各貯蔵容器（７）の後に、前記下ごしらえ−詰め 込み機（１１）の手前に、それ自体公知のデイスク型配向手段（９）が配置され 、前記貯蔵容器（７）は前記配向手段（９）に対して送りコンベア（８）によっ て接続され、この送りコンベア（８）の出口部分（１５）は前記作動コンベア（ １０）の軸線（１７）から片寄らされ、各配向手段（９）は一対の傾斜トラフ（ １３，１４）によって作動コンベア（１０）に接続されて魚を前記カセット（１ ２）の中に供給し、各配向手段（９）のディスク（１８）の外周に沿って前記送 りコンベア（８）の出口部分（１５）と一方の傾斜トラフ（１３）の入口部分（ ２１）との間隔は、前記送りコンベア（８）の同じ出口部分（１５）と他方の傾 斜トラフ（１４）の入口部分（２２）との間隔の０．９乃至１．１の範囲内にあ り、前記トラフのそれぞれの出口部分（２３，２４）は作動コンベア（１０）の 両側（２５，２６）からこの作動コンベアに近接し、その軸線（１７）に対して 直角方向に配向され、一方のトラフ（１３）の入口部分（２１）と出口部分（２ ３）は他方のトラフ（１４）の対応部分（２２，２４）に対して、前記作動コン ベア（１０）の軸線（１７）に沿って同一方向に片寄らされ、また前記送りコン ベア（８）の速度を制御する手段（２７）がライン中に配備される事を特徴とす る小形魚缶詰の製造ライン。 ２．送りコンベア（８）の速度制御手段（２７）は前記下ごしらえ−詰め込み機 （１１）上に取り付けられている事を特徴とする請求項１に記載の製造ライン。