JPH02500829A - エアブリツジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 エアブリッジ 本発明は通常エアブリッジと呼ばれている、空港に駐機している航空機と空港タ ーミナルビルとの間における乗客の移動を容易にするカバ一式通路になる航空機 用昇降ブリッジに関する。このようなブリッジは繰り込み収納できるが、航空機 が適当な場所に駐機して、乗客を昇降させる場合には、航空機まで繰り出して、 これに接続できる多数の伸縮部分から構成されている。エアブリッジは航空機の ドア開口部に係合するドアを備えたキャビンまで繰り出し、従ってエアブリッジ と航空機との間を連絡できる。

なお、エアブリッジは地上からのドアの高さが異なる各種の航空機に適合するだ けでなく、延長して航空機に接続でき、しかも限られた範囲角度を変更できなけ ればならない。このために、エアブリッジは通常エアブリフジを昇降させる昇降 手段を備えた、車輪式支持体に設置している。

このような支持体においては、通常、昇降手段は伸縮式通路の端部を支持する一 対の昇降脚からなり、これを該端部のほぼ中間に設けている。このような構成の 欠点は、支持体がキャビンから若干離れると、昇降脚の動作がキャビン端部にお いて複雑になることであり、従って、特に、必要な修正量がそれぞれ特定の状態 に応じてエアブリッジを繰り出さなければならない距離に左右される場合に、制 御システムが複雑になる。

加えて、昇降脚を調節して、エアブリッジを昇降させる場合に、結果として、地 面に対するエアブリッジの角度が変るため、垂直線から程度の差はあれ、脚を傾 斜させなければならないが、これが望ましくないを応力を脚に加える。

本発明の目的は、これら欠点が実質的に認められないエアブリッジを提供するこ とにある。

即ち、本発明によるエアブリッジでは、・昇降支持体をキャビンに接続すると共 に、通路の傾斜角度を変ることによりキャビンの床と昇降手段の軸線をそれぞれ 実質的に水平かつ実質的に垂直に維持する手段を設ける。

なお、キャビンから適当な距離をおいて設ける代りに支持体をキャビンの位置に 設けると、エアブリッジを昇降させる制御システムを相当簡単にできる。という のは、キャビンの動作が昇降手段の動作に正確に対応するからである。

本発明の好ましい態様では、軸線が実質的に通路部分の長手軸線上でキャビンを 通るひとつの昇降脚を設けると共に、キャビンを通路の一方の側部に部分的に変 位させる。

一つの昇降脚を使用する利点は、２つの昇降脚を用いる場合に必須である同期の 必要性がなくなり、かつキャビンを変位させであるため、乗客が支障なくキャビ ンを通過できる十分なスペースを確保できる点にある。好ましくは、乗客の通路 を横断する昇降脚とキャビン壁との間の間隔は、乗客がエアブリッジの他の部分 にそって進まなければならない最小幅以上である。

好ましくは、キャビンに隣接するエアブリッジの通路部分から前方に突出するビ ームに昇降脚をピボット結合して、昇降脚により通路部分を直接支持するだけで なく、キャビンも支持する。このようにすると、キャビンを通路部分に接続する ヒンジに過剰な応力が加わることがな（なる。

好ましくは、キャビンが水平からずれた場合に作動して、キャビンと隣接通路部 分との間に作用するジヤツキなどの手段を付勢し、キャビンを水平位置に戻す高 さ検出スイッチをキャビンに設ける。これにより、昇降脚のほぼ垂直な維持も確 実になる。

添付図面の第１〜４図について本発明の一つの実施態様を例示のみを目的として 説明する。

第１図及び第２図ははそれぞれ繰り込み及び繰り出し位置にある、本発明に従っ て構成したエアブリッジの側面図であり、第３図はエアブリッジのキャビン端部 を示す断面斜視図であり、そして 第４図はエアブリッジのキャビン端部を示す概略平面図である。

エアブリッジは断面が矩形の閉鎖通路１からなり、この通路の固定端部は空港タ ーミナルビルと可動接続端部３を結合するロトンダ２に接続する。このエアブリ ッジは、第１図に示す繰り込み位置から第２図に示す繰り出し接続位置まで延長 できる。この接続位置では、接続端部３におけるキャビン４は航空機のドア開口 部に係合する。

即ち、通路１は３つの伸縮式部分５．６及び７（第２図）で構成し、これら部分 のうち外側部分７は、後述するように、車輪式支持体８で支持するのが好適であ る。

地上からの高さが異なる航空機のドアにエアブリッジを接続するため、支持体を 昇降脚９で構成する。この脚はキャビン４内部の制御点から制御する電動トロリ ー１１から上方に延長している。

昇降脚９は２つの伸縮式部分１２．１３からなり、その内側部分１２の下端部を トロリー１１に固定すると共に、外側部分１３をキャビン４の主要部１４を介し て保護管１４内部上方に延長する。キャビンの主要部の床１６はフレーム構造体 １７によって支持するが、このフレーム構造体は昇降脚の外側部分１３の下端部 に固定すると共に、フレーム構造体の両側において外側通路部分７の下面から前 方に突出するようにこの下面に強固に固定した一対の平行ビーム１８にピボット 結合する。

昇降脚９は、その上端に設けた電動モータ１９によりねじ駆動し、キャビン４及 び通路１の隣接端部を支持した状態で、その外側部分１３が昇降する。これによ り、地面に対する通路の角度が変化するが、キャビン４が水平からずれた場合に は、キャビン４の上部に設けた高さ検出スイッチ２１が作動して、通路部分７と キャビン４との間に接続した電動モータ駆動ジヤツキ２２により、キャビンを水 平位置に戻す。

キャビン４に作用するように、エアブリッジの先端に昇降脚を設けると、昇降脚 の動作がキャビンの動作に正確に対応する。従って、複数の昇降脚をエアブリッ ジの端部から数フィート離して設けた従来エアブリッジ・システムに比較した場 合、キャビンの動作制御が極めて簡単になる。キャビンの床１６と通路部分７の 床２３の傾斜がずれた場合、一端を例えばキャビンの床１６にヒンジにより結合 し、他端を床に対して滑動自在にしたプレート２４によって修正できる。キャビ ンを水平に維持するように構成すると、昇降脚９が自動的に垂直位置に維持され るので、通路部分の角運動に対応する角度、昇降脚が垂直から傾斜した場合に生 じる過剰な応力を避けることができる。

昇降脚の軸線はエアブリッジの長手軸線を通るが、本発明の好適な実施態様では 、第４図に示すように、エアブリクジ通路の一方の側にキャビン４を部分的に変 位する。こうすると、昇降脚保護管１５とキャビン側部との間に十分なスペース を確保でき、矢印で示すように、乗客が自由にキャビンを通過できる。また、保 護管１５と保護管側のキャビン壁との間の最小間隔がエアブリッジの乗客通路の 残りの部分の最小幅未満になることはない。

エアブリッジの動作を制御する制御機器は保護管の反対側に、昇降脚に接近して 設ける。従って、昇降脚をキャビンから若干離して設けたエアブリッジの場合に 比較して、制御機器とトロリーを駆動し、かつ昇降脚を作動する電動モータを接 続するのに必要なケーブルの長さが比較的短くなる。

従来と同様に、キャビン４の接続部分２５は乗客が昇降するドア開口部３０を備 えている。この接続部分はキャビンの主要円形部分１４の周囲を横断できるので 、航空機のドアに確実に整合できる。このために、接続部分に一部図示を省略し たローラ２６を設ける。これらローラは、キャビン主要部分１４の床１６の周囲 に設けたトラック２７（第３図）上に配置する。接続部分の位置を変位及び制御 する手段を設けてもよい。

キャビンの主要部１４の周囲に伸縮式又は蛇腹式壁（図示せず）を設けているた め、キャビンの２つの部分１４．２５の間に通路を維持した状態で、接続部分２ ５が主要部１４の回りを横断できる。このような構成は標準的なものなので、こ れ以上説明しない。（第４図）２８で示すように、手動制御装置を接続部分２５ の一方の側に設けるが、この接続部分の、ドア開口部３０の周囲には、従来の方 法で変形性バッファ３１を設ける。このバッファは、エアブリッジが動作位置に あるとき、開口部３０周囲の航空機の側部に係合する。

上記の好ましい構成では、主通路部分の一方の側にキャビンを変位させであるが 、場合に応じて、これの幅をひろげて、昇降脚保護管１５の両側に乗客通路を設 けるようにしてもよい。

さらに、所望ならば、一つの昇降脚の代りに２つの昇降脚をキャビン４の両側に 設け、これらの間に乗客通路を形成してもよいが、この場合、昇降脚の動作を同 期させる必要があることはいうまでもない。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．昇降支持体（８）によって支持した通路（１）とその乗客出口端部における キャビン（４）とからなるエアブリッジにおいて、昇降支持体（８）をキャビン （４）に接続すると共に、通路の傾斜角度を変ることによりキャビンの床と昇降 手段の軸線をそれぞれ実質的に水平かつ実質的に垂直に維持する手段（２１、２ ２）を設けたこと特徴とするエアブリッジ。 ２．昇降支持体（８）が、軸線が実質的に通路部分の長手軸線上でキャビン（４ ）を通るひとつの昇降脚（８）からなり、キャビン（４）を通路の一方の側部に 部分的に変位させた請求項第１項記載のエアブリッジ。 ３．キャビン（４）に隣接する通路（１）から前方に突出し、かつ昇降脚（８） にピボット結合したビーム（１８）を設けて、昇降脚により通路（１）を直接支 持するだけでなく、キャビン（４）も支持するようにした請求項第２項記載のエ アブリッジ。 ４．該床と該軸線をそれぞれ実質的に水平かつ実質的に垂直に維持する手段が、 キャビン（４）が水平からずれた場合に作動して、キャビンと隣接通路（１）と の間に作用する手段（２２）を付勢し、キャビンを水平位置に戻す高さ検出スイ ッチからなり、このスイッチをキャビン（４）に設けた請求項第１項記載のエア ブリッジ。