JPH0248444Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0248444Y2 JPH0248444Y2 JP1983164580U JP16458083U JPH0248444Y2 JP H0248444 Y2 JPH0248444 Y2 JP H0248444Y2 JP 1983164580 U JP1983164580 U JP 1983164580U JP 16458083 U JP16458083 U JP 16458083U JP H0248444 Y2 JPH0248444 Y2 JP H0248444Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- black
- spun yarn
- dyed
- discontinuous fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、結束紡績糸に関する。
（従来技術）
従来より、一部の工業用途を除いて、殆んどの
繊維は、染色等の着色加工をして使用される。な
かでも、衣料用に用いられるものは、着色も多彩
であり、特に、色相に深みを持たせたり、色相の
変化を簡易につける意味で、構成繊維の一部を黒
色に染色し、残りの繊維（白のままの繊維）を染
色して、色相の深みや、バラエテイを付与してい
る。
繊維は、染色等の着色加工をして使用される。な
かでも、衣料用に用いられるものは、着色も多彩
であり、特に、色相に深みを持たせたり、色相の
変化を簡易につける意味で、構成繊維の一部を黒
色に染色し、残りの繊維（白のままの繊維）を染
色して、色相の深みや、バラエテイを付与してい
る。
しかしながら、繊維を黒に染めることは、染色
コスト（直接コストのみならず、公害防止対策等
の間接コスト）が大巾アツプするだけでなく、強
度低下に起因する加工性が低下し、黒色繊維とし
た後の高次加工コストも大巾にアツプし、問題で
あつた。
コスト（直接コストのみならず、公害防止対策等
の間接コスト）が大巾アツプするだけでなく、強
度低下に起因する加工性が低下し、黒色繊維とし
た後の高次加工コストも大巾にアツプし、問題で
あつた。
このため、黒色に染色された繊維を使用する代
りに、原着繊維を用いることが行われている。
りに、原着繊維を用いることが行われている。
しかしながら、黒色の原着繊維を用いても、黒
色繊維の加工は、工程操作上、種々の問題を有し
ている。即ち、従来の紡績工程では、原綿の投入
から、糸の出来上りまで数工程を要し、黒色繊維
の他系列の加工工程に飛び込みを防止するための
清掃、間仕切等が必要になり、操作上は極めて繁
雑になるのである。
色繊維の加工は、工程操作上、種々の問題を有し
ている。即ち、従来の紡績工程では、原綿の投入
から、糸の出来上りまで数工程を要し、黒色繊維
の他系列の加工工程に飛び込みを防止するための
清掃、間仕切等が必要になり、操作上は極めて繁
雑になるのである。
（考案の目的）
本考案は、従来のかかる問題点を解決し、黒色
繊維を一部の構成繊維とする紡績糸を簡易に提案
することにある。
繊維を一部の構成繊維とする紡績糸を簡易に提案
することにある。
（考案の構成）
本考案は、延伸トウを牽切し、繊維長が70〜
400mmの不連続繊維とした後、該不連続繊維を流
体処理して得られる結束紡績糸において、該結束
紡績糸を構成する不連続繊維が２種以上からな
り、該２種以上の不連続繊維のうち、少なくとも
１種がカーボン顔料を0.1重量％以上含む黒色原
着繊維であり、該黒色原着繊維と他の不連続繊維
とは重ね合わされて牽切されたことにより該黒色
原着繊維が該結束紡績糸中に均一に分布している
ことを特徴とする結束紡績糸である。
400mmの不連続繊維とした後、該不連続繊維を流
体処理して得られる結束紡績糸において、該結束
紡績糸を構成する不連続繊維が２種以上からな
り、該２種以上の不連続繊維のうち、少なくとも
１種がカーボン顔料を0.1重量％以上含む黒色原
着繊維であり、該黒色原着繊維と他の不連続繊維
とは重ね合わされて牽切されたことにより該黒色
原着繊維が該結束紡績糸中に均一に分布している
ことを特徴とする結束紡績糸である。
第１図は、本考案の結束紡績糸を製造する工程
例を示す工程図である。本考案の結束紡績糸は、
２種以上の延伸トウ１，１′を供給ローラ２に同
時に供給し、該供給ローラ２と牽切ローラ３との
間で該トウ１，１′を牽切し、引き続いて流体ノ
ズル４で処理し、引取りローラ５からパツケージ
６に捲取ることにより製造される。
例を示す工程図である。本考案の結束紡績糸は、
２種以上の延伸トウ１，１′を供給ローラ２に同
時に供給し、該供給ローラ２と牽切ローラ３との
間で該トウ１，１′を牽切し、引き続いて流体ノ
ズル４で処理し、引取りローラ５からパツケージ
６に捲取ることにより製造される。
本考案で重要なことは、前記の２種以上の延伸
トウのうち、１種がカーボン顔料を1.1重量％以
上含有している黒色原着繊維を用いることであ
る。
トウのうち、１種がカーボン顔料を1.1重量％以
上含有している黒色原着繊維を用いることであ
る。
延伸トウの種類としては、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリアクリル、レーヨン、アセテートの
各種繊維からなるものが有効に使用されるが、こ
のうちの１種がカーボン顔料を含有する黒色原着
繊維トウであることである。
アミド、ポリアクリル、レーヨン、アセテートの
各種繊維からなるものが有効に使用されるが、こ
のうちの１種がカーボン顔料を含有する黒色原着
繊維トウであることである。
又、該２種以上の延伸トウは、供給ローラ２と
牽切ローラ３とで形成される牽切域で、重ね合せ
状態で牽切されることが好ましく、これにより、
カーボン顔料含有繊維を均一に混合させることが
出来るものである。
牽切ローラ３とで形成される牽切域で、重ね合せ
状態で牽切されることが好ましく、これにより、
カーボン顔料含有繊維を均一に混合させることが
出来るものである。
又、カーボン顔料含有の延伸トウはカーボン顔
料の他に、色相調節剤を含むものであつてもよ
い。
料の他に、色相調節剤を含むものであつてもよ
い。
次に、牽切された不連続繊維と引き続いて流体
処理して集束せしめた結束紡績糸とするものであ
る。
処理して集束せしめた結束紡績糸とするものであ
る。
該流体処理の方法としては、繊維束導入路内に
旋回流を生ぜしめる旋回流体ノズルや、繊維束導
入路内に乱流を生ぜしめる乱流流体ノズル等を使
用して行うものが、好適に例示される。
旋回流を生ぜしめる旋回流体ノズルや、繊維束導
入路内に乱流を生ぜしめる乱流流体ノズル等を使
用して行うものが、好適に例示される。
尚、本考案の結束紡績糸を構成する不連続繊維
の繊維長は、70〜400mmが好適に例示される。
の繊維長は、70〜400mmが好適に例示される。
（考案の作用・効果）
本考案の結束紡績糸は、以上のように簡易に、
且つ、低コストで使用出来るものであるが、カー
ボン顔料を含有する不連続繊維が、その一部の構
成繊維であるため、黒色原着繊維を用いることに
より、得たい色相の深み、バラエテイに豊んだ糸
を可能にするものである。特に、該カーボン顔料
含有の不連続繊維に加えて、白残しの繊維を含む
繊維からも構成されている場合は、該白残し繊維
を種々の色相に染色することにより、色相の変化
を享受することが出来る。
且つ、低コストで使用出来るものであるが、カー
ボン顔料を含有する不連続繊維が、その一部の構
成繊維であるため、黒色原着繊維を用いることに
より、得たい色相の深み、バラエテイに豊んだ糸
を可能にするものである。特に、該カーボン顔料
含有の不連続繊維に加えて、白残しの繊維を含む
繊維からも構成されている場合は、該白残し繊維
を種々の色相に染色することにより、色相の変化
を享受することが出来る。
又、重ね合せ牽切を実施することにより、該カ
ーボン顔料含有の黒色原着繊維からなる不連続繊
維を、結束紡績中に均一に分布させることが出来
る。これにより優れた霜降調の糸を得ることがで
きるものである。
ーボン顔料含有の黒色原着繊維からなる不連続繊
維を、結束紡績中に均一に分布させることが出来
る。これにより優れた霜降調の糸を得ることがで
きるものである。
実施例 １
単糸デニール1.2、全デニール9000のポリエス
テルトウ及び単糸デニール1.5、全デニール6000
でカーボン顔料を2.5重量％含むポリエステルト
ウを同時に重ね合せ牽切し、流体処理により綿番
手15sの均一な霜降り調結束紡績糸を得た。
テルトウ及び単糸デニール1.5、全デニール6000
でカーボン顔料を2.5重量％含むポリエステルト
ウを同時に重ね合せ牽切し、流体処理により綿番
手15sの均一な霜降り調結束紡績糸を得た。
この紡績糸は糸強力1160ｇ、糸斑14.5％で糸欠
点もなく、従来のリング紡で生産されているモケ
ツト基布用のポリエステル／レーヨン片方黒染め
混紡糸と比べて遜色ないものであつた。
点もなく、従来のリング紡で生産されているモケ
ツト基布用のポリエステル／レーヨン片方黒染め
混紡糸と比べて遜色ないものであつた。
第１図は、本考案の結束、紡績糸を製造する工
程の例を示す工程図である。 １，１′……トウ、４……流体ノズル、６……
パツケージ。
程の例を示す工程図である。 １，１′……トウ、４……流体ノズル、６……
パツケージ。
Claims (1)
- 延伸トウを牽切し、繊維長が70〜400mmの不連
続繊維とした後、該不連続繊維を流体処理して得
られる結束紡績糸において、該結束紡績糸を構成
する不連続繊維が２種以上からなり、該２種以上
の不連続繊維のうち、少なくとも１種がカーボン
顔料を0.1重量％以上含む黒色原着繊維であり、
該黒色原着繊維と他の不連続繊維とは重ね合わさ
れて牽切されたことにより該黒色原着繊維が該結
束紡績糸中に均一に分布していることを特徴とす
る結束紡績糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16458083U JPS6075474U (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | 結束紡績糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16458083U JPS6075474U (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | 結束紡績糸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6075474U JPS6075474U (ja) | 1985-05-27 |
| JPH0248444Y2 true JPH0248444Y2 (ja) | 1990-12-19 |
Family
ID=30360786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16458083U Granted JPS6075474U (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | 結束紡績糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6075474U (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5434470A (en) * | 1977-08-19 | 1979-03-13 | Toray Industries | Dyed antistatic cloth |
| JPS56134227A (en) * | 1980-03-24 | 1981-10-20 | Teijin Ltd | Production of fancy yarn |
| JPS5823930A (ja) * | 1981-08-03 | 1983-02-12 | 東レ株式会社 | 混紡結束紡績糸およびその製造方法 |
-
1983
- 1983-10-26 JP JP16458083U patent/JPS6075474U/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5434470A (en) * | 1977-08-19 | 1979-03-13 | Toray Industries | Dyed antistatic cloth |
| JPS56134227A (en) * | 1980-03-24 | 1981-10-20 | Teijin Ltd | Production of fancy yarn |
| JPS5823930A (ja) * | 1981-08-03 | 1983-02-12 | 東レ株式会社 | 混紡結束紡績糸およびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6075474U (ja) | 1985-05-27 |
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