JPH0248119A - ワイヤカット放電加工機における自動結線方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は自動結線付ワイヤカット放電加工機において
、ワイヤ電極を自動結線する自動結線方法に関でる。

（従来の技術） 従来、ワイヤカット放電加工機おける被加工物の切断加
工時に４３いて、一つの形状の加工が終了づる旬にワイ
ヤ電極を切断し、このワイヤ電極を他の加工部位の加工
開始孔及び上側のダイスへ挿通Ｊる作業が必要となる。

このため、ワイヤ電極に大きな電流を流して熱ににっ−
Ｃ切断する方法と、刃先を持ったカッタによって機械的
に切断づ−るという２つの方法が広く用いられていた。

（発明が解決しようとする課題） ところで、上述した従来のワイヤ電極の結線方法は、ワ
イヤ電極を切断した時に、その切断端部の形状が圧壊ま
たは溶融のために、ワイヤ電極の直径よりも大きくなる
傾向にある。

従って、このようにして切断されたワイヤ電極の切断端
部を、自動結線装置を用いてガイドに貫通させる場合、
切断端部をガイドに挿入させ難く、人手を要していた。

特に、ワイヤ電極に電流を流しで熱によって切断する場
合は、ワイヤ電極を切断動作の間、ドライな状態に保つ
ことが良好な切断端部形状を得る大きな要素どなってい
る。しかし、従来のワイヤカット放電加工機にあっては
、加工中にノズルより噴出されている加工液が加工終了
しワイヤ電極を切断づる時、ノズル内及び加工液供給路
内に残っている。

このため、ワイヤ電極に通電中、即ち、切断動作中に加
工液はノズルよりワイヤ電極を伝わり落ちて、同じ電流
を流してもワイヤ電極の切れ方に差が生じ、切断端部形
状が一定せず自動結線作業に不都合が生じ結線率を低ト
させていた。また、時には結線不可能に陥るという問題
があった。

この発明の目的は、上記問題点を改善するため、ワイヤ
電極切断時にワイヤ電極をドライな状態に保ち、良好な
切断端部形状を得ることにより自動結線装置の結線率の
向上を図ったワイヤカット放電加工機における自動結線
方法を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決づ”るための手段〉 上記目的を達成づるために、この発明は、ワイヤ電極を
被加工物との間の放電加工間隙に加工用放電パルスを印
加して被加工物を加工する自動結線付ワイＶカット放電
加工機において、自動結線時にワイヤ電極を案内するノ
ズル内の加工液を除去し、ノズル内をドライな状態にし
てワイヤ電極を自動結線するワイヤカット放電加工機に
おける自動結線方法である。

ノズル内の加工液を除去しノズル内をドライな状態とす
るための具体的な手段として、ノズル内の加工液をエア
により飛散させたり、あるいは吸引したり、又はエアに
より飛散させた後、吸引する方法が効果的である。

（作用） この発明のワイヤカット放電加工機にお（）る自動結線
方法を採用することにより、ノズル内の加工液を例えば
エアーにより飛散させるか、強弓するか、あるいはエア
ーにより飛散させた後強弓してノズル内をドライな状態
とする。このため、ワイヤ電極切断時にワイＮノ電極に
流れる電流は常に一定に保たれるので、良好な切断端部
形状のワイヤが得られる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第２図を参照するに、ワイヤカット放電加工機１は基台
３の上面−側にコラム５を立設してなり、基台３の上面
には被加工物Ｗを固定して前後左右方向へ移動自在にワ
ークテーブル７が取付【プである。

前記コラム５よりワークテーブル７の方向へ延伸した上
部アーム９と下部アーム１１とが、上下に離隔しで設け
てあり、この上部アーム９の先端部には上下スライド１
３が上下位置調整自在に装着しである。その上下スライ
ド１３の下端部には上部ノズルホルダ１５が数句けてあ
り、その上部ノズルホルダ１５に上部加工液供給ノズル
１７が装着しである。

前記下部アーム１１の先端部には上部加工液供給ノズル
１７と対向して下部加工液供給ノズル１９が、下部ノズ
ルボルダ２１を介して装着しである。上部加工液供給ノ
ズル１７と下部加工液供給ノズル１９は、前記ワークテ
ーブル７上に設けた支持部材２３に取イ」いた被加工物
Ｗの放電加工部へ、蒸留水のごとき加工液を噴射供給す
ると共に、電極としてのワイヤ２５を案内保持する作用
をなすものである。

なお、図示を省略したが、ワイヤ２５を供給すると共に
巻取る装置が設りられて放電加工機は構成されている。

次に、この実施例の主要部である上部加工液供給ノズル
１７について更に詳細に説明する。

第１図を参照（るに、上部加工液供給ノズル１７は上下
スライド１３〈一部図示省略の先端部に設けた上部ノズ
ルボルダ１５に装着されている。

その上部ノズルホルダ１５は、ノズルベース２７にねじ
などにより固着されたダイスガイドブロック２９にダイ
スガイド３１を螺着して構成されている。

上部加工液供給ノズル１７は、ノズル固定プツト３３を
介して前記ダイガイドブロック２９に装着されている。

前記ノズルベース２７の中心部には、通電コマ３５を内
蔵した通電コマホルダ３７が装着しである。

放電加工作業中に加工液は、図外の加工液供給装置によ
って供給され、ノズルベース２７に設置）だ加工液供給
路３９ａよりダイガイドブロック２９に設（プた加工液
供給路３９ｂを通る。更に加工液は上部加工液供給ノズ
ル１７に設りた加工液供給路３９Ｃを経て噴出ロア１１
より加工間隙に噴射される。

上記の構成によりその作用としては、電極であるワイヤ
２５を切断する場合は、移動自在なりランパ４３（図中
鎖線で示す）がワイヤ２５の中心側へ移動し、上部加工
液供給ノズル１７より下方へ出ているワイヤ２５をクラ
ンクプする。その後、通電コマ３５とクランパ４３との
間に図示を省略したが電源装置ににって電流を流し、ワ
イ１７２５の切断作業を行なう。

この際、放電加工中に使用した加工液は、加工液供給路
３９ａ　、３９ｂ　、３９ｃ内に溜ツＴ　７３す、この
加工液をす１出するため、図外の空気圧発生源よりエア
ー配管を加工液供給路３９ａに連通さゼる。そして第１
図にＸ矢印で示す方向へエアーを送る。エアーを送るこ
とにより、加工液供給路３９ａ　、３９ｂ　、３９ｃ内
に溜った加工液は上部加工液供給ノズル１７の噴出口を
１Ｊ：り噴出飛散し、除去される。その結果、ワイＩ″
７２５の切断加工中、加］二液は上部加工液供給ノズル
１７の噴出口４１より落ちず、ドライな状態で切断加工
を行なうことができる。

このため、電極であるワイヤ２５をドライな状態に保つ
ことができ、常に電流値は同一に保たれ切れ方に差が生
ずることなく、ワイヤ２５の切断端部形状は良好となり
、自動結線装置の結線率の向上を図ることができる。

また、別の方法として、図示を省略したが加工液供給回
路と吸引回路とを切換えてブロア等により加工液供給路
３９ａ　、３９ｂ　、３９ｃ内の加工液を吸引する。つ
まり、第１図中Ｙ矢印方向へ吸引すると、加工液が除去
される。したがって、切断加工動作中に加工液がノズル
１７の噴出口４１より落下しないようになる。

更に別の方法として、前述した２つの方法を０１せて行
なうようにする。即ら、加工液供給停止時に加工液供給
路３９ａ　、３９ｂ　、３９ｃ内に残っている加工液を
エアーでノズル１７の噴出口４１より飛散させ、その後
切断加工作業が終了するまでブロア等により加重り液供
給路３９ａ　、３９ｂ　。

３９Ｃ内の加工液を吸引して除去する。その結果は、前
述した２つの方法より更に良い効果を得ることができる
。

なお、この発明の実施例としてノズル内をドライな状態
とするためにエアーを作用したが、このエアーは熱風と
しても良く、また、エアーに代えてヒータ等をノズルに
内蔵しても良く、上述した実施例に限定されることなく
、この弁明の要旨を逸脱しない範囲に３３いて種々変更
を加え得ることは勿論である。

［発明の効果］ 以上のごどき実施例の説明より理解されるように、この
発明によれば、ワイヤを熱切断時にノズル内を例えばエ
アーにより噴射また吸引、あるいは両者を併せて使用す
ることにより、ノズル内を常にドライな状態にする。

このため、放電加工中に使用された加工液はノズル内か
ら除去され、切断作業中にノズルから加■液が落下する
ことなく、安定した切断作業が行なえ、良好な切断端部
形状が得られ、自動結線装置の結線率の向上を図ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の主要部であるノズルの断面図、第２
図はこの実施例を実施した一実施例のワイヤカット放電
加工機における側面図である。 １・・・ワイヤカット放電加工機、１７・・・上部加工
液供給ノズル、２５・・・ワイヤ 代理人　　　弁理士　　　三　好　　保　男「トの ｙｃＪ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）ワイヤ電極と被加工物との間の放電加工間隙に加
   工用放電パルスを印加して被加工物を加工する自動結線
   付ワイヤカット放電加工機において、自動結線時にワイ
   ヤ電極を案内するノズル内の加工液を除去し、ノズル内
   をドライな状態にしてワイヤ電極を自動結線することを
   特徴とするワイヤカット放電加工機における自動結線方
   法。
2. （２）自動結線時にノズル内の加工液をエアーにより飛
   散させて除去し、ノズル内をドライな状態にしてワイヤ
   電極を自動結線することを特徴とする請求項１記載のワ
   イヤカット放電加工機における自動結線方法。
3. （３）自動結線時にノズル内の加工液を吸引して除去し
   、ドライな状態にしてワイヤ電極を自動結線することを
   特徴とする請求項１記載のワイヤカット放電加工機にお
   ける自動結線方法。
4. （４）自動結線時にノズル内の加工液をエアーにより飛
   散させた後吸引して除去し、ノズル内をドライな状態に
   してワイヤ電極を自動結線することを特徴とする請求項
   １記載のワイヤカット放電加工機における自動結線方法
   。