JPH0248117A - ワイヤ放電加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、加工開始位置においてワークとワイヤが接
触していても加工を開始することかで・２るワイヤ放電
加工方法に関するものである。

〔従来の技術〕

第４図は例えば従来のワイヤ放電加工装置を示す構成図
であり、図において、（１）は加工対象であるワーク、
（２）はワーク（１）を載置してＸ軸、Ｙ軸２次元平面
を自在に移動するテーブル、（３）は加工物であるワー
ク（１）をテーブル（２）に固定する治具、（４）はワ
イヤ電極、（５）はワーク（１）とワイヤ電極（４）間
に加工電圧を印加する加工電源、（６）はテーブル（２
）ケＸ軸方向に移動するＸ軸モータ、（７）はテーブル
（２）をＹ軸方向に駆動するＹ軸モータ、（８）はワー
ク（１）とワイヤ電極（４）間に形成される加工間隙に
加工液（９）　ｋ　供給するノズル、００はｘＭモータ
（６）、ＹＭモタ（７）の駆動制御及び加工電源（５）
の制御等孕司るＮＯ装置、０旧まノズル（８）に加工液
（９）ｋ供給する加工液装置、（２）はワーク（１）と
ワイヤ電極（４）の間の電圧検出装置、四は加工の１こ
めのＮＯプログラムがさん孔され１こ紙テープである。

又、第５図はＮＯ装置αＯの詳細構成を示す図であり、
図において、（財）はワイヤ放電加工装置の状態表示を
するＣＲＴ、ｔ４２はＮＯ装置αＯの操作を行なう操作
スイ、・・チ盤、（財）は加工液装置α１１ヲ制御する
加工液制御装置、（財）は加工電源（５）を制御する加
工電源制御装置、■はＸ軸モータ（６）、Ｙ軸モータ（
７）を制御するモータ制御装置、（ト）は電圧検出装置
（６）から得られる電圧を評価して接触か否かを判断す
る加工電圧評価装置、０７）は加工中に接触となった場
合に、加工軌跡を後退して接Ｍを解除し再び加工を再開
する後退制御装置、に）はＮｏプログラムがさん孔され
Ｔこ紙テープ、（ト）は紙テープに）、メモリ（図示せ
ず）等によって与えられるＮｏプログラム（加ニブログ
→ムノを解釈するＮＣプログラム解釈装置である。

次に動作について説明する。

ＮＯ装置αＯを備え１こワイヤ放電加工装置におけるワ
ーク（１）を加工する手順を説明する。ワーク（１）を
テーブル（２）に固定し、あらかじめワーク（１）にあ
けられ１こ加工開始大輪にワイヤ電極（４）ｋ通し、例
えは紙テープθ９）などｋＮｏプログラム解釈装置（９
）にセ・リドして、加工開始ボタンを押す。Ｎｏプロ）
Ｚ−−ｙム解釈装置（財）はＮＯプログラムｔｓ釈すで
、その指令に従って加工液の制御の１こめの信号を加工
液制御装置（財）へ出力し１こり、加工電源の制御の１
こめの信号を加工電源制御装置（ロ）へ出力しＴコｈ、
テーブル（２）の移動指令をモータ制御装置に）へ出力
し１こわして加工を進行する。

加工はワイヤ電極（４）とワーク（１）の間に加工電圧
を印加してその際に発生する放電エネルギーによって行
われる。従って、ワイヤｌ［Ｍ（４）とワーク（１）の
間の距離は放電が発生する程度の間隔か保１これていな
ければならない。ワイヤ電極（４）とワーク（１）が接
触し１こ場合は加工電圧を印加し、でも放電は発生せず
、加工は進行しなくなる。このように接触が発生しＴこ
場合には、ＮＯプｂクラム解釈装置（財）からの移動指
令は一時中断され、後退制御装置Ｏηから加工軌跡を逆
にＴコどる移動指令が出される。

これにより、ワイヤ電ＦＭ（４）とワーク（１）は相対
的に離れ、接触が解除されて再び放電が発生する。次に
、加工軌跡を逆にｆことり始め１こ位置まで戻り、後退
制御装置θ′ｉ）の動作は終了する。次に再びＮＣプロ
グラム解釈装置（財）からの移動指令で加工が再開され
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のワイヤ放電加工方法は以上のように実行されてい
るので、加工開始時点ですでにワイヤ電極（４）とワー
ク（１）が接触していＴこ場合は、逆に１ことる軌跡が
存在せず、従って接触を解除することができず、加工を
開始することができないといつ１こ問題点があつ１こ。

この発明は上記の様な問題点を解消する１こめになされ
１こもので、加工開始時点においてワイヤ電極とワーク
が接触している場合にも、加工を開始することができる
ワイヤ放電加工方法を得ることを目的とする。

〔課題を解決する１こめの手段〕 この発明に係るワイヤ放電加工方法は、加工開始点にお
いてワークとワイヤ電極の接触状態を判定する段階と、
該判定結果か接触状態にある場合には、所期の加工エリ
ア外に予め設定されている回避軌跡を辿って、上記ワー
クとワイヤ電極とが接触しない回避位置迄、上記ワーク
とワイヤ電極とを相対移動させ１こ後、該回避位置から
上記回避辿 軌跡を再び逢って、上記加工開始点迄加工を実行しつつ
戻り、上記加工開始点から所期の加工を実行する段階と
、上記回避位置において接触状親が回復しない場合には
、エラー処理Ｉｙ行する段階と、を記判定結果が非接触
状態にある場合には、所期の加工を実行する段階とから
なるものである。

〔作用〕

この発明においては、加工開始点においてワクとワイヤ
電極が接触している場合に、予め設定されている回避軌
跡を、ワー々とワイヤ電極を相対移動させつつ辿って上
記ワイヤ電極を回避位置迄戻し１こ後、再び上記回避軟
跡を加工し、なから辿って、加工開始点迄復帰させる。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を肉について説明する。第１
図において、輪は加工の開始時にワーク（１）とワイヤ
電極（４）が接触していることを検出する加工開始時接
触検出装置、６υは加工開始時接触検出装置■によって
接触状態が検出され１こ場合に、ＮＣプログラムで指定
され１こ軌跡に従って移動する前にワーク（１）とワイ
ヤＮ極（４）が接触しない位置まで移動する加工開始時
接触解除装置、６っけ加工開始時接触解除装置６］）に
よ−てワーク（１）とワイヤｔｉＬ極（４）が接触しな
い位置まで移動し１こ後、加工開始点まで戻りながら加
工を行う加工開始点復帰装置である。第２図はこの発明
の一実施例の動作を説明する１こめの図である。図にお
いて、…は加工開始穴、ｆ５１）はＮｏプログラムで指
定された加工軌跡、■は予め設定されＴコ、接触を解除
する１こめの移動軌跡、輪は加工開始点であり、加工開
始時にワイヤ電極（４）が位置決めされ１こ位置を示し
、ワイヤ自動供給装置で結線が完了し１こ時点の位置も
これに相当する。第８図はこの発明の一実施例を説明す
る１こめのフローチセートである。

なお、この−実施例におけるワイヤ力・・・ト放電加工
装置のハードウェアは第４図に示し１こ従来例と同一で
あるので図示は省略する。又、第４図及び従来例のＮｏ
装置ａ１を示す第５図と同一の符号をでついては同一ま
Ｔこは相当部分を示しているので、その説明は省略する
。

次に動作について説明する。操作者はワーク（１）を設
置した後、加工開始大川にワイヤ電ｔａｉ（４）を通し
、ＮＣプログラムをセーｖトシｒこ後加工開始スイ・リ
チを押す。この動作は第３図に示すステ・・・ブ（７Ｃ
ｔで確認される。通常、加工を行うＮＣプログラムの最
初には加工電源を投入する指令があり、その指令によっ
て加工電源が投入される。この加工開始時点でステ・・
・プ（２）において、加工開始時接触検出装置（イ）に
より接触の判定を行い、接触でない場合はステ・・・プ
（ハ）に進んでＮＣプログラムの軌跡に従って加工を行
う。これは従来のワイヤ力・・・ト放電加工装置でも加
工の行える正常な場合である。

ステ・・・ブ（２）に示す様に接触と判定しＴこ場合は
、ステ・・・ブに）に示す様に加工開始時接触解除装置
の刀が動作を開始する。この場合が従来のワイヤ力・リ
ド放電加工装置では加工を開始することができなかつ１
こ異常な場合に相当する訳である。加工開始時接触解除
装置Ｇυは、あらかじめ設定され１こ接触を解除する１
こぬの回避軌跡としての移動軌跡■に従って移動する。

移動軌跡６２の一例を第２図（ｂ）及び第２図（０）に
示す。第２図＜ｂ）は中心から放射状に移動する例、第
２図（ｅ）はらせん状に移動する例である。第２図では
放射状にＸ、Ｙの＋、一方向に移動した後、Ｘ、Ｙ４５
°方向へ移動し１こときに加工開始穴毎に一致して接触
が解除し１こ例を示している。あらかじめ設定され１こ
接触を解除するＴこめの移動軌跡りのを移動し終っても
、接触が解除しない場合９とはステ・・ブ（７妙に示す
様にエラーとし・て加工を中断する。あるいは多数個取
りの場合は次の加工開始穴へ移動する。第２図に示すよ
うに、加工開始穴こと一致して接触が解除し・１こ場合
には、加工が行える状態になつＴこのであるから、ステ
・・・ブ（７υに示す様に加工開始点復帰装置６ｚによ
って加工開始点まで加工を行いながら戻る。ここで加ニ
ブログラムで指定し１こ以外の加工がワーク（１）に対
して行われることになるが、その範囲は当然、接触を解
除する１こめの移動軌跡６２の範囲内である。従つて移
動軌跡帖のをその加工で許容できる範囲内に設定してお
けば、意図し１こ以外のワーク（１）の部分に加工が行
われることは起こらない。このようこと加工開始穴毎ま
で加工を行い、次にステ・・ブ（ハ）にボス様にＮＣプ
ログラムの軌跡に従って加工を行う。

そして、以降の動作は従来のワイヤ力、・・ト放電加工
装置と同等である。

なお、上記実施例では操作者がワイヤ電極（４）を加工
開始穴に通してセ・・・トする例を示しＴコが、ワイヤ
自動供給装置に誹って自動的に挿入され１こ場合にも上
記実施例と同様の効果を奏する。

ま１こ、上記実施例では加工開始穴から加工を開始する
例を示し１こが、端面からの加工においても上記実施例
と同様の効果を奏する。

更に、上記実施例では１個の加工の例を示しＴコが、多
数個取りの場合においても、各加工開始穴毎について上
記実施例と同様の効果を奏する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば加工の開始時点におい
てすでにワイヤ電極とワークが接触していた場合には接
触が解除するまで移動し、接触が解除し１こ後、加工開
始点まで戻りながら加工する様に槽成し１こので、従来
は加工を開始することが困難であ−１こ加工開始時の接
触が発生し１こ場合でも加工を開始することができ、ワ
イヤ力・・・ト放電加工機の稼動率、操作性が大きく向
上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるワイヤ放電加工製雪
のＮｏ装置を示す詳細構成図、第２図はこの発明の一実
施例によるワイヤ電極の移動軌跡を示す図、第３図はこ
の発明の一実施例による動作を示すフローチセート、第
４図は従来のワイヤ放電加工装置を示す構成図、第５図
１ｉ従来のワイヤ放電加工装置のＮＣ装置を示す詳細構
成図である。 図において、（イ）は加工開始時接触検知装置、Ｑ５］
）は加工開始時接触解除装置、６２は加工開始点復帰装
置、…は加工開始穴、６１）は加工軌跡、６２は移動軌
跡、輪は加工開始点である。 なお、 図中、 同一符号は同−又は相当部分を示

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 加工開始点においてワークとワイヤ電極の接触状態を判
   定する段階と、該判定結果が接触状態にある場合には、
   所期の加工エリア外に予め設定されている回避軌跡を辿
   つて、上記ワークとワイヤ電極とが接触しない回避位置
   迄、上記ワークとワイヤ電極とを相対移動させた後、該
   回避位置から上記回避軌跡を再び辿つて、上記加工開始
   点迄加工を実行しつつ戻り、上記加工開始点から所期の
   加工を実行する段階と、上記回避位置において接触状態
   が回復しない場合には、エラー処理を実行する段階と、
   上記判定結果が非接触状態にある場合には、所期の加工
   を実行する段階とからなることを特徴とするワイヤ放電
   加工方法。