JPH0246539Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0246539Y2 JPH0246539Y2 JP3964686U JP3964686U JPH0246539Y2 JP H0246539 Y2 JPH0246539 Y2 JP H0246539Y2 JP 3964686 U JP3964686 U JP 3964686U JP 3964686 U JP3964686 U JP 3964686U JP H0246539 Y2 JPH0246539 Y2 JP H0246539Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air vent
- vent pipe
- bottom wall
- flange
- rim
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 36
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 6
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 10
- 238000011010 flushing procedure Methods 0.000 description 5
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 4
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 1
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- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、便器上端のリム通水路から洗浄水を
噴出する型式の水洗便器に関する。
噴出する型式の水洗便器に関する。
従来の水洗便器として、洗浄水をボール部上端
のリム通水路に開設した射水口及びボール部下部
の噴出口の双方から供給する構成としたサイホン
ジエツト式のものがある。
のリム通水路に開設した射水口及びボール部下部
の噴出口の双方から供給する構成としたサイホン
ジエツト式のものがある。
ところが、この型式の便器では、リム通水路内
からの空気の排出が速やかでないことから、洗浄
音が大きいという難点がある。また、射水口から
は気泡を含んだ洗浄水が供給されるので、ボール
面の洗浄能力の低下も避けられなかつた。
からの空気の排出が速やかでないことから、洗浄
音が大きいという難点がある。また、射水口から
は気泡を含んだ洗浄水が供給されるので、ボール
面の洗浄能力の低下も避けられなかつた。
このような問題に対して、本出願人は実願昭60
−89306号(実開昭61−206782号)において、リ
ム通水路断面を上方に伸延し且つ下端がボール部
方向に開口する空気抜き管を備えた水洗便器を提
案した。
−89306号(実開昭61−206782号)において、リ
ム通水路断面を上方に伸延し且つ下端がボール部
方向に開口する空気抜き管を備えた水洗便器を提
案した。
これは、リム通水路の下壁に取付け口を設け、
この取付け口からパイプ状の空気抜き管を挿入固
定し、洗浄水の流動開始と同時にリム通水路内か
ら空気を速やかに排出できるようにしたものであ
る。この空気抜き管をリム通水路内に位置させる
ことによつて、空気の排出を促進でき、洗浄音の
低減が図れると当時に洗浄能力の低下を防止でき
る。
この取付け口からパイプ状の空気抜き管を挿入固
定し、洗浄水の流動開始と同時にリム通水路内か
ら空気を速やかに排出できるようにしたものであ
る。この空気抜き管をリム通水路内に位置させる
ことによつて、空気の排出を促進でき、洗浄音の
低減が図れると当時に洗浄能力の低下を防止でき
る。
ところで、便器本体は陶器製であるため、表面
精度は比較的に低く、細部の形状を設計寸法通り
に製作することはかなり困難である。したがつ
て、空気抜き管の取付け口の内径や内周面の表面
度にも製品毎に誤差を生じることは避けられな
い。
精度は比較的に低く、細部の形状を設計寸法通り
に製作することはかなり困難である。したがつ
て、空気抜き管の取付け口の内径や内周面の表面
度にも製品毎に誤差を生じることは避けられな
い。
このような製作上の問題から、取付け口部分の
シールのために、空気抜き管の下端にリム通水路
下壁面に当接するフランジを設けている。
シールのために、空気抜き管の下端にリム通水路
下壁面に当接するフランジを設けている。
しかしながら、シール面がこのフランジ部分の
みであるため、空気抜き管の取付け口への固定が
不十分であると、シール不良を生じて漏水してし
まうという問題がある。また、前記のように便器
の表面精度が低いので、シール面圧を空気抜き管
の軸線方向へのみに負荷する構成では、シール不
良の頻度が高くなる恐れもある。
みであるため、空気抜き管の取付け口への固定が
不十分であると、シール不良を生じて漏水してし
まうという問題がある。また、前記のように便器
の表面精度が低いので、シール面圧を空気抜き管
の軸線方向へのみに負荷する構成では、シール不
良の頻度が高くなる恐れもある。
本考案は、このような問題に鑑みて案出された
ものであり、リム通水路に固定する空気抜き管部
分のシールを確実に保ち、漏水を防止することを
目的とする。
ものであり、リム通水路に固定する空気抜き管部
分のシールを確実に保ち、漏水を防止することを
目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、便器
本体のボール部の上端全周にリム通水路を形成す
ると共に、該リム通水路の底壁に前記ボール部方
向に向けて射水口を開設した水洗便器において、
リム通水路断面を上方向に伸延する空気抜き管を
前記底壁に貫設した取付け口に挿入固定し、前記
空気抜き管は、下端に前記底壁の下面に密着する
フランジを形成し、該フランジから底壁の厚みに
略等しい距離の位置に弾性変形可能な突片を設
け、更に該フランジと突片との間に前記取付け口
の内周に密着するシールリングを設けていること
を特徴とする。
本体のボール部の上端全周にリム通水路を形成す
ると共に、該リム通水路の底壁に前記ボール部方
向に向けて射水口を開設した水洗便器において、
リム通水路断面を上方向に伸延する空気抜き管を
前記底壁に貫設した取付け口に挿入固定し、前記
空気抜き管は、下端に前記底壁の下面に密着する
フランジを形成し、該フランジから底壁の厚みに
略等しい距離の位置に弾性変形可能な突片を設
け、更に該フランジと突片との間に前記取付け口
の内周に密着するシールリングを設けていること
を特徴とする。
取付け口を挿通する空気抜き管は、下端のフラ
ンジと中途に設けたシールリングとによつて、リ
ム通水路をシールし、フランジとリム通水路の底
壁との密着が緩んでもシールリングは常に取付け
口の内周をシールする。
ンジと中途に設けたシールリングとによつて、リ
ム通水路をシールし、フランジとリム通水路の底
壁との密着が緩んでもシールリングは常に取付け
口の内周をシールする。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を具
体的に説明する。
体的に説明する。
第1図は本考案に係る水洗便器の平面図、第2
図は同第1図の−線矢視による断面図、第3
図は同−線矢視による拡大断面図、第4図は
空気抜き管の斜視図である。
図は同第1図の−線矢視による断面図、第3
図は同−線矢視による拡大断面図、第4図は
空気抜き管の斜視図である。
図において、便器本体1のボール部2の上端に
は射水口3付きのリム通水路4を洗浄水の供給室
5に連通して形成し、更にこのリム通水路4は開
口6及び連絡流路7によつてボール部2下部の噴
出口8に連通している。
は射水口3付きのリム通水路4を洗浄水の供給室
5に連通して形成し、更にこのリム通水路4は開
口6及び連絡流路7によつてボール部2下部の噴
出口8に連通している。
便器本体1に付属して配置する洗浄水タンク
(図示せず)から供給室5に流入する洗浄水は、
リム通水路4を二方向に流れ、順次通過する射水
口3からボール部2へ排出されると共に、開口6
及び連絡流路7を経て噴出口8から噴射される。
このとき、ボール部2から排水口9までの間に形
成した排水流路10の形状に基づくサイホン作用
により、汚物は排水口9から排出される。
(図示せず)から供給室5に流入する洗浄水は、
リム通水路4を二方向に流れ、順次通過する射水
口3からボール部2へ排出されると共に、開口6
及び連絡流路7を経て噴出口8から噴射される。
このとき、ボール部2から排水口9までの間に形
成した排水流路10の形状に基づくサイホン作用
により、汚物は排水口9から排出される。
15はリム通水路4の内部に配置した空気抜き
管で、第3図に示すようにリム通水路4の底壁1
6に開設した取付け口17に下方から嵌入して固
定されている。
管で、第3図に示すようにリム通水路4の底壁1
6に開設した取付け口17に下方から嵌入して固
定されている。
この空気抜き管15は弾性変形可能な硬質ウレ
タン等を素材として製作される。そして、第4図
に示すように、下端にフランジ18を形成し、底
壁16の厚みに略等しい距離をフランジ18との
間において突片19を等間隔円周ピツチで4個所
に設けている。更に、これらフランジ18及び突
片19間には取付け口17の内周に密着するシー
ルリング20を形成している。なお、突片19
は、縦断面が上端側に向けて先細りするテーパ面
21を形成し、下端の半径方向に突出する部分を
底壁16に対する係合面22としている。
タン等を素材として製作される。そして、第4図
に示すように、下端にフランジ18を形成し、底
壁16の厚みに略等しい距離をフランジ18との
間において突片19を等間隔円周ピツチで4個所
に設けている。更に、これらフランジ18及び突
片19間には取付け口17の内周に密着するシー
ルリング20を形成している。なお、突片19
は、縦断面が上端側に向けて先細りするテーパ面
21を形成し、下端の半径方向に突出する部分を
底壁16に対する係合面22としている。
この空気抜き管15の取付けは、突片19のテ
ーパ面21を利用することによつて、取付け口1
7内に容易に挿入固定できる。そして、第3図の
ように係合面22とフランジ18とがリム通水路
4の底壁16を挟持し、シールリング20が取付
け口17の内周壁に密着した状態に固定できる。
ーパ面21を利用することによつて、取付け口1
7内に容易に挿入固定できる。そして、第3図の
ように係合面22とフランジ18とがリム通水路
4の底壁16を挟持し、シールリング20が取付
け口17の内周壁に密着した状態に固定できる。
上記構成において、洗浄水の供給を開始した時
点ではリム通水路4内は第3図のように満水状態
とならず、洗浄水の流入によつて圧縮された滞留
空気は洗浄水水位の上昇とともに空気抜き管15
の上端から速やかに排出される。したがつて、洗
浄開始の時点で圧縮空気を排出してしまうので、
後続して流下する洗浄水によつてリム通水路4内
が満水状態になつても、洗浄水が残留空気を巻き
込み射水口3から気泡となつて排出される割合が
減少し、洗浄音を低減できる。
点ではリム通水路4内は第3図のように満水状態
とならず、洗浄水の流入によつて圧縮された滞留
空気は洗浄水水位の上昇とともに空気抜き管15
の上端から速やかに排出される。したがつて、洗
浄開始の時点で圧縮空気を排出してしまうので、
後続して流下する洗浄水によつてリム通水路4内
が満水状態になつても、洗浄水が残留空気を巻き
込み射水口3から気泡となつて排出される割合が
減少し、洗浄音を低減できる。
また、空気抜き管15のシールリング20が取
付け口17の内壁に密着し、しかも底壁16の下
面にフランジ18が位置しているので、リム通水
路4を二重にシールできる。そして、シールリン
グ20は、空気抜き管15の取付け口17軸線方
向の締付け力とは無関係に取付け口17の内壁に
密着するため、たとえ空気抜き管15の取付け不
良や所定位置からずれによつてフランジ18の底
壁16への密着度が弱まつても、確実に漏水を防
止できる。このように、表面精度の低い底壁16
の下面にのみフランジ18が当接するシール構造
に比べて、シールリング20の介在により確実に
シールできる。
付け口17の内壁に密着し、しかも底壁16の下
面にフランジ18が位置しているので、リム通水
路4を二重にシールできる。そして、シールリン
グ20は、空気抜き管15の取付け口17軸線方
向の締付け力とは無関係に取付け口17の内壁に
密着するため、たとえ空気抜き管15の取付け不
良や所定位置からずれによつてフランジ18の底
壁16への密着度が弱まつても、確実に漏水を防
止できる。このように、表面精度の低い底壁16
の下面にのみフランジ18が当接するシール構造
に比べて、シールリング20の介在により確実に
シールできる。
以上により、通水時に洗浄水が取付け口17か
ら漏れたり便座方向への飛散を防止でき、不快感
を与えることなく衛生的に使用できる。
ら漏れたり便座方向への飛散を防止でき、不快感
を与えることなく衛生的に使用できる。
以上に説明したように、本考案の水洗便器にお
いては、空気抜き管に、リム通水路の底壁下面に
密着するフランジ及び取付け口の内周に密着する
シールリングを設けたので、リム通水路を二重に
シールでき、漏水を確実に防止できる。更に、シ
ールリングは、空気抜き管の位置がずれても取付
け口の内周に密着しているので、フランジによる
シールが不良となつたとしても漏水を生じること
はない。
いては、空気抜き管に、リム通水路の底壁下面に
密着するフランジ及び取付け口の内周に密着する
シールリングを設けたので、リム通水路を二重に
シールでき、漏水を確実に防止できる。更に、シ
ールリングは、空気抜き管の位置がずれても取付
け口の内周に密着しているので、フランジによる
シールが不良となつたとしても漏水を生じること
はない。
第1図は本考案に係る水洗便器の平面図、第2
図は同第1図の−線矢視による断面図、第3
図は同−線矢視による拡大断面図、第4図は
空気抜き管の斜視図である。 1:便器本体、2:ボール部、3:射水口、
4:リム通水路、5:供給室、6:開口、7:連
絡流路、8:噴出口、9:排水口、10:排水流
路、15:空気抜き管、16:底壁、17:取付
け口、18:フランジ、19:突片、20:シー
ルリング、21:テーパ面、22:係合面。
図は同第1図の−線矢視による断面図、第3
図は同−線矢視による拡大断面図、第4図は
空気抜き管の斜視図である。 1:便器本体、2:ボール部、3:射水口、
4:リム通水路、5:供給室、6:開口、7:連
絡流路、8:噴出口、9:排水口、10:排水流
路、15:空気抜き管、16:底壁、17:取付
け口、18:フランジ、19:突片、20:シー
ルリング、21:テーパ面、22:係合面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 便器本体のボール部の上端全周にリム通水路を
形成すると共に、該リム通水路の底壁に前記ボー
ル部方向に向けて射水口を開設した水洗便器にお
いて、 リム通水路断面を上方向に伸延する空気抜き管
を前記底壁に貫設した取付け口に挿入固定し、前
記空気抜き管は、下端に前記底壁の下面に密着す
るフランジを形成し、該フランジから底壁の厚み
に略等しい距離の位置に弾性変形可能な突片を設
け、更に該フランジと突片との間に前記取付け口
の内周に密着するシールリングを設けていること
を特徴とする水洗便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3964686U JPH0246539Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3964686U JPH0246539Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62154076U JPS62154076U (ja) | 1987-09-30 |
JPH0246539Y2 true JPH0246539Y2 (ja) | 1990-12-07 |
Family
ID=30853010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3964686U Expired JPH0246539Y2 (ja) | 1986-03-17 | 1986-03-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0246539Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0730790Y2 (ja) * | 1989-02-23 | 1995-07-19 | 株式会社イナックス | 小便器のスプレーダ室構造 |
-
1986
- 1986-03-17 JP JP3964686U patent/JPH0246539Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62154076U (ja) | 1987-09-30 |
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