JPH0245566Y2 - - Google Patents

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JPH0245566Y2
JPH0245566Y2 JP8029585U JP8029585U JPH0245566Y2 JP H0245566 Y2 JPH0245566 Y2 JP H0245566Y2 JP 8029585 U JP8029585 U JP 8029585U JP 8029585 U JP8029585 U JP 8029585U JP H0245566 Y2 JPH0245566 Y2 JP H0245566Y2
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JP
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valve
locking
manual operator
valve member
spring
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、気体または液体の燃料供給等に適し
た電磁弁に関するものである。
[従来の技術] 従来から、ガス安全装置等として用いられてい
る燃料供給用の電磁弁は、通電を断つことにより
閉弁状態となるようにしているので、停電時には
燃料供給が中断し、燃料供給の必要があつてもそ
れを行うことができない。
これを解消して、停電で電磁弁による燃料供給
制御機能が喪失した場合でも、燃料の供給を可能
にするために、電磁弁に手動開放を可能にする手
動操作子を付設することが考えられる。
しかしながら、この手動操作子を付設した電磁
弁は、給電が再開された時に手動開放の解除を忘
れていると、手動操作子によつて弁が閉鎖しなく
なるので、給電再開後も電磁弁による燃料供給制
御機能が回復しないという欠点がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、電磁弁に付設した手動操作子を、給
電が再開して通常の使用状態に回復した後の閉弁
時に、弁部材の閉弁作動で手動操作子を復帰させ
るようにして、手動操作子の解除忘れによつて電
磁弁が燃料等の供給制御機能未回復の状態で使用
されるという問題を解消することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、流入通路、流出通路及び両通路間に
形成された弁座を有する弁本体と、該弁座を開閉
する弁部材を設けた可動鉄心を有する電磁部とよ
り成る電磁弁において、上記弁本体と弁部材との
間に、弁部材を弁座に当接させる弁ばねを設け、
上記電磁部における可動鉄心との対向位置に、係
止溝を有する手動操作子を押入可能に設けると共
に、上記手動操作子の押入によつて弁部材が中間
開放状態に開放された状態で、上記係止溝に係合
して弁部材の中間開放状態を保持させる係止ばね
で付勢された係止部材を設け、上記係止部材によ
る手動操作子の係止力は、静的には弁ばねのばね
力よりも大きく設定し、かつ弁部材全開状態での
弁ばねの付勢力で生ずる弁部材と可動鉄心との運
動エネルギーを、上記係止部材の係止力よりも大
にすることによつて、上記問題点を解決したもの
である。
[作用] 停電のため弁部材が弁ばねに付勢されて弁座を
閉鎖したときは、手動操作子を弁ばねに抗して押
入することにより、弁部材を中間開放状態とし
て、燃料等の供給を行わせることができる。弁部
材を中間開放状態とした後に手動操作子の押圧を
解除しても、係止部材と係止溝とが係合状態を保
持するので、弁部材は中間開放状態に保たれる。
給電が再開されると、電磁部の電磁力によつ
て、弁部材は全開状態となるが給電の再開によつ
て弁部材が全開状態となつた後に、電磁部への給
電を断つと、弁部材の全開によつて蓄積された弁
ばねの付勢力で生ずる弁部材と可動鉄心の運動エ
ネルギーが、係止部材と係止溝との係止状態を解
除して手動操作ボタンを復帰させると共に、弁部
材を閉弁状態とする。
[実施例] 第1図に示す実施例において、燃料配給管に接
続される弁本体1には、流入通路2と流出通路3
が開設されており、この通路間に弁座4が形成さ
れている。また、上記弁本体1には、上記弁座4
上に、上端が開口している突出壁5が形成されて
いる。
一方、ボビンに巻回された励磁コイル8、その
中心に固定した固定鉄心9、それらを囲繞する磁
気枠10及び磁気板11、並びに固定鉄心9に吸
着される可動鉄心12等により構成される電磁部
7は、上記突出壁5の開口に載置され、適宜手段
によつて上記弁本体1に取付けられている。ま
た、上記ボビンの中心孔には、非磁性材料製の案
内管14が嵌着されており、可動鉄心12は、該
案内管14に摺動自在に挿入されている。
上記可動鉄心12の一端に螺着された弁棒16
は、固定鉄心9の中心孔及び弁座4を貫通し、他
端に上記弁座4を流入通路2側で開閉する弁部材
17が固着されており、該弁部材17は、弁本体
1との間に介在させた弁ばね18によつて、常時
弁座4を閉鎖する方向に付勢されている。
上記磁気枠10における弁本体1と反対の側に
形成された突出部には、可動鉄心12に対設した
手動操作子20を保持する保持部材21が設けら
れている。手動操作子20は、フランジ22と軸
部23とより成り、軸部23の長手方向中間部に
は外周を縮径させた係止溝24が形成されてお
り、この軸部23を保持部材21の中心孔に挿入
して先端を外部に突出させ、フランジ22を可動
鉄心12の端面に対向させることにより、上記手
動操作子20を保持部材21に押入可能に取付け
ている。また、上記保持部材21には、手動操作
子20を挿入した中心孔から放射方向に複数の孔
25が設けられ、これらの孔25にボール状の係
止部材26,…が収容され、それが孔25内の係
止ばね27によつて手動操作子20の軸部23の
外周に押圧されている。
第1図中、aは可動鉄心12のストローク量、
bは手動操作子20が押入されない状態での係止
部材26の軸部23への当接位置と係止溝24と
の間の距離を示し、a>bとされている。
上記電磁弁は、通常の状態では周知の電磁弁と
同様の作用をして流体の通路を開閉し、燃料の供
給を制御する。この場合の可動鉄心12のストロ
ーク量はaであり、手動操作子20は、係止ばね
27の付勢力で軸部23の外周面に押圧されてい
る係止部材26,…によつて、第1図図示の状態
に保たれている。
停電によつて励磁コイル8への給電が断たれる
と、弁部材17が弁ばね18の付勢力によつて弁
座4を閉鎖し、燃料の流れは停止する。この状態
で弁部材17を手動操作で開放するには、手動操
作子20を弁ばね18の付勢力に抗して押入す
る。手動操作子20が距離bだけ可動鉄心12を
押入すると、弁部材17は距離bだけ弁座4を開
放する中間開放状態となり、同時に手動操作20
の軸部23外周面の係止溝24に係止部材26,
…が嵌合するため、係止部材26,…の係止力に
よつて弁部材17は中間開放状態に保たれる。し
たがつて、上記手動操作子20の押入によつて、
停電時においても燃料供給を行うことができ、こ
の状態で手動操作子20の押圧を解除しても、弁
ばね18によつて手動操作子20が押戻されるこ
とはない。即ち、静的には保持機構による手動操
作子の係止力が弁ばね18のばね力よりも大きく
なるように設定している。
上述の状態において給電が再開されて励磁コイ
ル8が励磁されると、固定鉄心9は中間位置にあ
る可動鉄心12を距離a−bだけ吸引するので、
弁部材17は板ばね18に抗して全開状態となる
が、手動操作子20は、係止溝24と係止部材2
6との係止力によつて、それらが係合した状態に
保持されている。
上述の弁部材17の全開状態において、燃料供
給を中止するために励磁コイル8への通電を断つ
と、弁部材17及び可動鉄心12は全開状態にお
ける弁ばね18の付勢力によつて弁座4を閉鎖す
る方向に摺動する。上記弁部材17及び可動鉄心
18の摺動による運動エネルギーは、係止溝2
4、係止部材26間の係止力よりも大にされてい
るので、これらの閉弁方向への摺動によつて係止
溝24と係止部材26の係止が解除されて、弁部
材17は弁座4を閉鎖し、同時に手動操作子20
は第1図の状態に復帰する。
なお、上記実施例のように、係止溝と係止部材
よりなる手動操作子の係止機構を電磁部の磁気枠
に設けると、弁部材や可動鉄心などの弁開閉のた
めの手動部分に設ける場合と異つて、電磁弁の通
常の使用状態では係止機構が作動することがない
ので、手動操作子に係止機構を付設しても、電磁
部の吸引力を大にする必要がない。
[効果] 本考案は、手動操作子を付設しているので、停
電によつて燃料等の流れが停止したときは、手動
操作子によつて弁部材を中間開放状態とし、しか
も係止溝と係止部材との係合によつて中間開放状
態を保持させる得るので、燃料供給を行うことが
できる。
また、給電が再開されたときは、電磁部によつ
て弁部材が全開状態に保持され、弁部材の全開後
に給電を断つと、弁部材と可動鉄心との運動エネ
ルギーが係止溝と係止部材との係合を解除させて
手動操作子を復帰させるので、手動操作子の解除
忘れによつて弁部材による燃料供給制御機能が損
われることがないばかりでなく、次の停電時の操
作に支障をきたすことがない。
さらに、本考案における手動操作子及び保持部
材は、一般にデテント機構として多用されている
機構を採用しているので、その製造が容易で安価
に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断正面図であ
る。 1……弁本体、4……弁座、7……電磁部、1
2……可動鉄心、17……弁部材、18……弁ば
ね、20……手動操作子、24……係止溝、26
……係止部材、27……係止ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流入通路、流出通路及び両通路間に形成された
    弁座を有する弁本体と、該弁体を開閉する弁部材
    を設けた可動鉄心を有する電磁部とより成る電磁
    弁において、 上記弁本体と弁部材との間に、弁部材を弁座に
    当接させる弁ばねを設け、 上記電磁部における可動鉄心との対向位置に、
    係止溝を有する開弁用の手動操作子を押入可能に
    設けると共に、上記手動操作子の押入によつて弁
    部材が中間開放状態に開放された状態で、上記係
    止溝に係合して弁部材の中間開放状態を保持させ
    る係止ばねで付勢された係止部材を設け、 上記係止部材による手動操作子の係止力は、静
    的には弁ばねのばね力よりも大きく設定し、かつ
    弁部材全開状態での弁ばねの付勢力で生ずる弁部
    材と可動鉄心との運動エネルギーを、上記係止部
    材の係止力よりも大にしたことを特徴とする電磁
    弁。
JP8029585U 1985-05-29 1985-05-29 Expired JPH0245566Y2 (ja)

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JPS61194864U JPS61194864U (ja) 1986-12-04
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