JPH024401Y2 - - Google Patents

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JPH024401Y2
JPH024401Y2 JP1985065093U JP6509385U JPH024401Y2 JP H024401 Y2 JPH024401 Y2 JP H024401Y2 JP 1985065093 U JP1985065093 U JP 1985065093U JP 6509385 U JP6509385 U JP 6509385U JP H024401 Y2 JPH024401 Y2 JP H024401Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、尾灯、停止灯等に使用して好適な車
輛用灯具に関する。
〔従来の技術〕
車輛後部に取付けられる尾灯、停止灯などの車
輛用灯具は、前面レンズに一体もしくは一体的に
設けた再帰リフレクタ部を有し、この再帰レフレ
クタ部で後続車からの光をその入射方向に再帰反
射し、自車の存在を後続車ドライバーに認識させ
ることにより、追突事故等を未然に防止し、道路
交通上の安全を確保している。また、この種の灯
具は放物面反射鏡を有しており、その中央部には
電球を保持するソケツトが設けられている。第7
図はこの種の灯具の従来例を示すもので、これを
概略説明すると、灯具1はバルブ(光源)2を保
持する灯具ソケツト3と、このソケツト3が保持
されかつその内面が反射面13を形成してなる灯
具ボデイ4と、灯具ボデイ4の前面開口部にガス
ケツト5を介して配設され、かつバルブ2の光を
拡散する凸レンズからなる拡散レンズ10を有す
る前面レンズ6とを備えている。また、前記前面
レンズ6の一部内面には再帰リフレクタ8が一体
に形成されている。
なお、再帰リフレクタ8は表面側が平坦面で、
背面側に直交する3平面を有する立方体隅角状の
突起からなる周知(実開昭51−4273号参照)の再
帰反射素子9が多数形成され、この反射素子9に
より外部から入射する光12を前記3平面でその
入射方向と同一方向に再帰反射させるようにして
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、かかる従来の灯具1においては、バ
ルブ2を光源として使用しているため、フイラメ
ントの断線時にバルブ2を容易に交換できるよう
な構造にしなければならず、そのため灯具1自体
およびその取付位置を制限され、さらにソケツト
3は反射面13の中央に設けられているため、反
射面13の一部が無効(図中Bの範囲)となると
いう不都合があつた。また、バルブ2は電力消費
量が多く、発熱も著しいため耐熱構造にする必要
があるなどの不都合もあつた。したがつて、本考
案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、バルブの代
わりに発光ダイオードを使用し、その取付け位置
を工夫することにより、灯具ボデイの内面全体を
反射面として有効に利用することができ、また発
熱および消費電力の低減を図り、照明効果を向上
させるようにした車輌用灯具を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る車輛用灯具は上記目的を達成する
ために、内面が反射面を形成する灯具ボデイと、
内面の一部に再帰リフレクタ部が形成されて前記
灯具ボデイの前面開口部を塞ぐ如く設けられた前
面レンズと、前記灯具ボデイの前面側開口端周縁
部に配設された保持材と、この保持部材に配設さ
れ、前記灯具ボデイの反射面方向を指向する複数
個の発光ダイオードを備え、この発光ダイオード
から出た光を前記灯具ボデイの反射面によつて前
方に反射し前記前面レンズに導くようにしたもの
である。
〔作用〕
本考案においては発光ダイオードを光源として
使用しているので、フイラメントの断線事故がな
く半永久的寿命を有し、灯具自体およびその取付
位置の制約が少なく、また反射面を有効に利用し
得、また発熱、消費電力も少ない。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案をハイマウントストツプランプ
に適用した場合の一実施例を示す断面図、第2図
は同ランプを備えた自動車の外観斜視図である。
これらの図において、20は自動車21の後部外
側、例えばリヤウインド22の上部中央に設置さ
れたハイマウントストツプランプで、このランプ
20は、車体後方に向つて開放する灯具ボデイ2
5と、この灯具ボデイ25の前面開口部を塞ぐ前
面レンズ26を備えている。
前記灯具ボデイ25は左右方向に長く形成さ
れ、その内面が放物面からなる反射面27を形成
している。
前記前面レンズ26はアクリル樹脂等の透光性
を有する樹脂で製作され、その上から略1/3およ
び下から略1/3の部分は、該レンズの裏面側に直
交する3平面を有する立方体隅角状の突起からな
る多数の再帰反射素子28が形成されることによ
りそれぞれ再帰リフレクタ部A1,A2を構成し、
残りの中央部分は裏面側にプリズムレンズを構成
する多数の凸レンズ29が密集して形成されるこ
とにより透光部Bを構成している。なお、前面レ
ンズ26の表面は全面に亘つて平坦面に形成され
ている。
30,31は前記灯具ボデイ25の前面側口端
周縁部に前記各再帰リフレクタ部A1,A2とほぼ
平行に対向するよう配設された上下一対の保持部
材で、これらの保持部材30,31はアルミニウ
ム等によつて板状に形成され、その背面に略半球
状の凹部からなる複数個のダイオード収納部33
が左右方向に所定の間隔をおいて上下2列に形成
されている。そして、各ダイオード収納部33に
は発光ダイオード35がそれぞれ前記灯具ボデイ
25の反射面27を指向するように配設されてい
る。
この場合、本実施例においては、前記ダイオー
ド収納部33に接着剤を介して配設した導電箔3
6上にガリウム燐(GaP)、ガリウムアルミニウ
ム燐(GaAlP)、ガリウム砒素燐(GaAsP)など
の金属間化合物半導体チツプ37を配設し、この
半導体チツプ37と前記各ダイオード保持部材3
0,31の背面に配設した他の導電箔38とを金
線39で接続した例を示したが、例えば第3図に
示すように各ダイオード保持部材30,31の背
面全体を透明度の高いエポキシ樹脂40で被い、
発光ダイオード35をモールドしたり、あるいは
また第4図に示すように半導体チツプ(図示せ
ず)をエポキシ樹脂等からなる外囲器42で保護
した市販の発光ダイオード43をプリント基板4
4に所定の間隔をおいて複数個実装し、各ダイオ
ード収納部33の中央にダイオード保持部材3
0,31の表面側に開口するダイオード挿通孔4
5を形成し、このダイオード挿通孔45に前記発
光ダイオード43を挿入してその先端部を前記ダ
イオード収納部33内に突出させるかもしくは臨
ませるようにしてもよいことは勿論である。そし
て、各発光ダイオード35または43は各列毎に
直列に接続され、かつ電源(図示せず)に対して
並列に接続されている。なお、第3図中46,4
7は接着剤である。また、各ダイオード収納部3
3の表面は反射面を形成している。
前記保持部材31の背面には前記灯具ボデイ2
5の外部に突出する突出部60が一体に設けら
れ、この突出部60は前記発光ダイオード35の
回路端子部を構成し、鎖線で示すコネクタ61が
接続されるように構成されている。この場合、保
持部材30を保持部材31と別個独立に製作した
場合は、該保持部材30にも同様の回路端子部を
構成する突出部を設ける必要があるが、一体に形
成された枠体の上下辺を保持部材30,31とし
て利用すれば、一つの突出部で済むことは容易に
理解されるであろう。
このような構成からなるハイマウントストツプ
ランプ20において、発光ダイオード35を一斉
に点灯させると、該ダイオード35から出た光5
0は直接後方もしくはダイオード収納部33の表
面で反射されて後方に向い、灯具ボデイ25の反
射面27によつて前方に反射されることにより前
面レンズ26の透光部Bを透過して外部に出射す
る。したがつて透光部Bは明るく照明される。
一方、後続車からの光のうち前記各再帰リフレ
クタ部A1,A2を照射する光51は、各再帰反射
素子28によつて入射方向と同一方向に再帰反射
するため、該再帰リフレクタ部A1,A2がキラキ
ラ輝き、これによつて自車の存在を後続車ドライ
バーに知らせ、注意をうながす。また、ブレーキ
時には回路中の抵抗が切換えられ各発光ダイオー
ド35が通常点灯時の明るさより明るく発光し、
前記透光部Bをより明るく照射することで、後続
車ドライバーの注意を喚起する。
ここで、本考案においては光源として発光ダイ
オード35を使用したので、第7図に示した一般
のバルブと比較して発熱、消費電力が著しく少な
く、灯具自体を耐熱構造にする必要がなく、した
がつて構成部品の材質が制約されず、設計的自由
度が拡大する。また、発光ダイオード35はフイ
ラメントを備えていないため、断線することがな
く、断線しなければ交換する必要がないので、灯
具を車体から取り外したりする必要がなく、その
ため取付け位置の制約が少ない。さらに、灯具ボ
デイ25にソケツトを取付ける必要がないため、
反射面27全体を有効に利用できるなどの優れた
利点を有する。
第5図は本考案の他の実施例を示す断面図であ
る。本実施例は、断面形状が略Vの字形の灯具ボ
デイ25とし、その湾曲部内側面をFを焦点とす
る放物面からなる反射面27とし、前面レンズ2
6の内側面に保持部材30を固着し、この保持部
材30に複数個、例えば3つの発光ダイオード3
5を配設したものである。各発光ダイオード35
は前記焦点Fを中心とする同心円上に配設され、
前記反射面27方向をそれぞれ指向している。な
お、上記実施例と同一構成部材については同一符
号を以つて示し、その説明を省略する。
このような構成においても上記実施例と同一の
効果が得られることは明らかであろう。
第6図はさらに本考案の他の実施例を示す断面
図である。本実施例は灯具ボデイ25の周縁部表
面に、リング状の保持部材30を前面レンズ26
の内側面に沿つて配設し、発光ダイオード35を
反射面27の焦点Fに指向させたものである。
なお、本考案においてはハイマウントストツプ
ランプに適用した場合について説明したが、これ
に何ら特定されるものではなく、一般の尾灯、制
動灯等にも実施し得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案に係る車輛用灯具は、
一般の電球の代りに発光ダイオードを光源として
使用し、かつ発光ダイオードを灯具ボデイの内周
縁部に設けているので、ソケツトが不要で灯具ボ
デイの反射面全面を有効に利用でき、したがつて
発光ダイオードから出た光を効果的に前面レンズ
方向に反射でき、照明効果を向上させる。また、
フイラメントの断線による交換を必要とせず、し
たがつて半永久的寿命を有する上、交換を考慮し
た設計が不要となり灯具自体および取付位置に対
する制約が少ない。また、発光ダイオードは電力
消費量が少ないばかりか、発熱も著しく少なく、
耐熱構造にする必要がない。さらに、前面レンズ
の透光部を間接照明しているので、面光源を構成
し、また外部から透光部を通して発光ダイオード
が視認されることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をハイマウントストツプランプ
に適用した場合の一実施例を示す断面図、第2図
は同ランプを備えた自動車の斜視図、第3図〜第
6図はそれぞれ本考案の他の実施例を示す断面
図、第7図は灯具の従来例を示す断面図である。 20……ハイマウントストツプランプ、25…
…灯具ボデイ、26……前面レンズ、27……反
射面、28……再帰反射素子、30,31……保
持部材、33……ダイオード収納部、35,43
……発光ダイオード、A1,A2……再帰リフレク
タ部、B……透光部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内面が反射面を形成する灯具ボデイと、内面の
    一部に再帰リフレクタ部が形成されて前記灯具ボ
    デイの前面開口部を塞ぐ如く設けられた前面レン
    ズと、前記灯具ボデイの前面側開口端周縁部に配
    設された保持部材と、この保持部材に配設され、
    前記灯具ボデイの反射面方向を指向する複数個の
    発光ダイオードを備え、この発光ダイオードから
    出た光を前記灯具ボデイの反射面によつて前方に
    反射し前記前面レンズに導くようにしたことを特
    徴とする車輌用灯具。
JP1985065093U 1985-05-02 1985-05-02 Expired JPH024401Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985065093U JPH024401Y2 (ja) 1985-05-02 1985-05-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985065093U JPH024401Y2 (ja) 1985-05-02 1985-05-02

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Publication Number Publication Date
JPS61183004U JPS61183004U (ja) 1986-11-14
JPH024401Y2 true JPH024401Y2 (ja) 1990-02-01

Family

ID=30596772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985065093U Expired JPH024401Y2 (ja) 1985-05-02 1985-05-02

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Families Citing this family (6)

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