JPH0243675Y2 - - Google Patents

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JPH0243675Y2
JPH0243675Y2 JP1984136043U JP13604384U JPH0243675Y2 JP H0243675 Y2 JPH0243675 Y2 JP H0243675Y2 JP 1984136043 U JP1984136043 U JP 1984136043U JP 13604384 U JP13604384 U JP 13604384U JP H0243675 Y2 JPH0243675 Y2 JP H0243675Y2
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JP
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cylinder
pistons
gripping
piston
gripping device
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JP1984136043U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は把持装置に関するものであつて、特
に組立用ロボツトやマテハン用ロボツト等用に好
適な把持装置に係る。
(従来の技術) 組立、搬送等のマテハン用ロボツトにおける把
持装置としては、再現性の良好なことが要求され
ると共に、さらに把持するワークの外径や幅が変
化した場合にも、把持中心の位置変化ができるだ
け少ないことが要求される。これは把持されたワ
ークの位置制御を行うに際して、ワークの中心位
置が制御基準とされるためである。
そこで従来より、ワークをその両側から把持す
ると共に、把持されたワークの中心が常に一定に
なるような把持装置、すなわち平行同心把持装置
が種々提案されている(例えば、実開昭58−
98188号)。
従来のこの種平行同心把持装置の多くにおいて
は、1個のアクチユエータによつて、伝達機構を
介して、一対の把持部を平行移動させるような構
造が採用されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記のような、1個のアクチユエータ
によつて、伝達機構を介して把持部を駆動する構
造の把持装置においては、アクチユエータの出力
を正確に各把持部に伝達する必要がある。したが
つてその伝達機構においては、各部品が高い精度
を有する必要があるし、また精度の低下を防止す
べく各部品が十分な剛性を有する必要がある。そ
のため装置全体が高価なものになり、またその重
量もかなり大きなものになることからロボツトの
先端アームに取着するのに適したものではなかつ
た。
この考案は上記した従来の欠点を解決するため
になされたものであつて、その目的は、その構造
が簡素で、軽量かつコンパクトに構成することの
できる把持装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そのためこの考案の把持装置においては、シリ
ンダ内に一対のピストンを互いに逆向きに配置し
て、シリンダの両端部からそれぞれピストンロツ
ドを導出し、各ピストンロツドを一対の把持部に
連結し、さらに上記各ピストンをシリンダ内で摺
動させるための駆動手段を設けて成る把持装置で
あつて、上記シリンダ内においては、揺動杆の中
央部を枢支し、この揺動杆の各端部を上記各ピス
トンの背部にリンク部材を介して連結することに
より両ピストンを摺動方向に連動させるべく構成
し、さらに上記揺動杆の枢支部と、各リンク部材
のピストンへの連結部とを、ピストンの摺動方向
に略平行な同一直線上に配置してある。
(作用) 上記の結果、駆動手段を作動させることによつ
てピストンを作動させ、これによつて把持部間に
ワークを把持することが可能であり、また上記と
は逆方向にピストンを作動させることによりワー
クを開放するという作業を行うことが可能とな
る。この場合、各ピストンの背部が揺動杆によつ
て連結されているので、各ピストンは単独には移
動し得ず、同期して等距離だけ移動することにな
る。したがつて、把持するワークの外径や幅が変
化しても、把持中心は常に一定の位置に保たれる
ことになる。この結果、簡素な構造で、軽量かつ
コンパクトな把持装置によつて平行同心把持を行
うことが可能となる。
(実施例) 次ぎにこの考案の把持装置の具体的な実施例に
ついて図面を参照しつつ詳細に説明する。
図において、1は装置全体を示しており、この
本体1にはシリンダ2が形成されている。このシ
リンダ2内には、一対のピストン3,4が互いに
逆向きに、すなわち各ピストン3,4に連設され
たピストン5,6がシリンダ2の両端部から突出
するように配置されている。また上記本体1に
は、上記シリンダ2内の長手方向及び上下方向の
中央部を貫通して延びる支軸(枢支部)7が架設
されており、この支軸7に揺動杆8の中央部が回
動可能に支持されている。この揺動杆8の両端部
にはそれぞれリンク部材9,10の一端が枢支さ
れており、各リンク部材9,10の他端部はそれ
ぞれ上記各ピストン3,4の背部に、ピン(連結
部)9a,10aでもつて枢着されている。この
場合、各ピストン3,4は上記のように連結され
た状態において、支軸7から等距離に位置し、ま
た上記支軸7と各ピン9a,10aとは、ピスト
ン3,4の摺動方向に平行な同一直線上に位置す
るものとする。なお11,12は上記シリンダ2
の両端部を閉じるロツドカバーであつて、上記各
ピストンロツド5,6は各ロツドカバー11,1
2の中央部を貫通してシリンダ2の外方へと導出
されている。
また上記本体1の上部には上部カバー13が配
置されているが、この上部カバー13には上記シ
リンダ2に連通する2種頼のポートA,Bが設け
られている。すなわち、上記ピストン3,4とロ
ツドカバー11,12との間に作動流体を供給し
て各ピストン3,4をシリンダ2の内方へと押動
するための一対のポートA,Aと、上記各ピスト
ン3,4の背部間に作動流体を供給して各ピスト
ン3,4をシリンダ2の両端側へと押動するため
のポートBとがそれぞれ設けられている訳であ
る。
一方上記各ピストンロツド5,6の先端部には
それぞれスライダ14,15が取着されている
が、このスライダ14,15は上記ロツド5,6
の先端部から下方へと延びる垂下部14a,15
aと、この垂下部14a,15aの下端部から互
いに相対向する側へと延びる水平部14b,15
bとを有しており、この水平部14b,15bに
一対の把持部16,17が取着さている。一方上
記本体1の下部には、上記ピストンロツド5,6
と略平行に延びる一対のガイドバー18,19が
取着されているが、このガイドバー18,19は
上記スライダ14,15の水平部14b,15b
内に設けたスライド孔14c,15c内に嵌入し
ている。すなわち水平方向に移動するスライダ1
4,15を上記ガイドバー18,19によつて案
内し得るようにしてある。
次ぎに上記装置の作動状態について説明する
と、まず一対のポートA,Aからシリンダ2の各
先端側へと作動流体を導くと共に、ポートBをタ
ンクへと開放する。そうすると各ピストン3,4
およびピストンロツド5,6はシリンダ2内へ没
する方向へと押動され、この移動によつて上記把
持部16,17はスライダ14,15を介して互
いに近接する方向に移動し、ワークをその両側か
ら把持する。また上記とは逆に、各ポートA,A
をタンクへと開放すると共に、ポートBからシリ
ンダ2内へ流体を導き、各ピストンロツド5,6
を上記とは逆のシリンダ2の先端側へ移動させる
ことによつてワークを開放する。
上記のような把持作業に際し、各ピストン3,
4は、その背部が、揺動杆8及びリンク部材9,
10によつて連結されているので、単独では移動
し得ずに、同期して移動することになる。すなわ
ち両ピストン3,4は同時に同じ速度で移動する
ことになる訳で、この結果、一対の把持部16,
17は常に等しい距離だけ移動することとなる。
そのため把持するワークの外径や幅が変化して
も、常にワークの中心位置が一定となる、いわゆ
る平行同心把持を行うことが可能となる。
上記把持装置においては、上記のように両把持
部16,17を常に等しい距離だけ移動させるた
めの同心把持機構をシリンダ2内に組込んである
ので、全体としてコンパクトに構成することが可
能である。つまり、揺動杆8やリンク部材9,1
0をシリンダ2の外部に配置する場合に比較し
て、外部設置スペース、及び通常は必要な保護カ
バーを省略し得るためである。またその構成部材
数が少ないため、装置全体を軽量化することがで
きる。さらに上記装置において揺動杆8およびリ
ンク部材9,10に作用する力は、一対のピスト
ンロツド5,6間の推力差だけの小さな力である
ために、各構成部材の摩耗等による精度低下を防
止することができるし、また良好な機械好率を得
ることができる。しかも上記のように、作動流体
の圧力によつてワークを把持するようにしてある
ため、把持範囲の全ての領域にわたつて、把持力
を一定にすることができる。しかも上記把持装置
においては、ストツパ等を考慮せず、純理論的に
考えると、両ピストン3,4が最大限に離反した
最大ストローク状態において、揺動杆8と各リン
ク部材9,10とによつて構成される直線は、ピ
ストン3,4の摺動方向に平行に配置されること
になるが、このような構成によれば、揺動杆8や
リンク部材9,10の長さを有効に活用して大き
なストロークを得ることが可能となる。すなわち
換言すれば、同一ストロークを得るためには、揺
動杆8がリンク部材9,10を短寸にし得る訳
で、このことによつても把持装置をコンパクトに
構成し得ることになる。
以上にこの考案の把持装置の一実施例の説明を
したが、この考案装置は上記実施例に限られるも
のではなく、種々変更して実施することが可能で
ある。例えば上記においてピストンを摺動させる
ための駆動手段として作動流体を用いた例を示し
ているが、ピストンの出没のいずれか一方を作動
流体を用いて行い、他方はバネを用いて行うこと
も可能である。さらに上記においては、ピストン
がシリンダ内に没入した際に把持部を閉じるよう
な構造を採用しているが、例えば、一方のロツド
5を把持部17に、他方のロツド6を把持部16
に連結する等して、ロツド5,6がシリンダ2か
ら突出した際に把持部16,17を閉じるような
構造を採用することも可能である。またさらに上
記においては一体的に形成されたシリンダ内に一
対のピストンを配置した例を示したが、2つのシ
リンダを用い、各シリンダ内にそれぞれピストン
を配置するようにして実施することも可能であ
る。
(考案の効果) この考案の把持装置は上記のように構成された
ものであり、したがつてこの考案によれば、その
構造が簡素であるために全体としてコンパクトで
軽量に構成し得る把持装置を提供することが可能
となる。すなわちこの考案の把持装置において
は、揺動杆やリンク部材をシリンダの外部に配置
する場合に比較して、外部設置スペース、及び通
常は必要な保護カバーを省略し得るためである。
さらにこの装置においては、ストツパ等を考慮
せず、純理論的に考えると、両ピストンが最大限
に離反した最大ストローク状態において、揺動杆
と各リンク部材とによつて構成される直線は、ピ
ストンの摺動方向に平行に配置されることになる
が、このような構成によれば、揺動杆やリンク部
材の長さを有効に活用して大きなストロークを得
ることが可能となる。すなわち換言すれば、同一
ストロークを得るためには、揺動杆やリンク部材
を短寸にし得る訳で、このことによつても把持装
置をコンパクトに構成し得ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の把持装置の一実施例を示す
中央縦断面図、第2図はその一部を切欠した側面
図である。 2……シリンダ、3,4……ピストン、5,6
……ピストンロツド、7……支軸(枢支部)、8
……揺動杆、9,10……リンク部材、9a,1
0a……ピン(連結部)、16,17……把持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ2内に一対のピストン3,4を互いに
    逆向きに配置して、シリンダ2の両端部からそれ
    ぞれピストンロツド5,6を導出し、各ピストン
    ロツド5,6を一対の把持部16,17に連結
    し、さらに上記各ピストン3,4をシリンダ2内
    で摺動させるための駆動手段を設けて成る把持装
    置であつて、上記シリンダ2内においては、揺動
    杆8の中央部を枢支し、この揺動杆8の各端部を
    上記各ピストン3,4の背部にリンク部材9,1
    0を介して連結することにより両ピストン3,4
    を摺動方向に連動させるべく構成し、さらに上記
    揺動杆8の枢支部7と、各リンク部材9,10の
    ピストン3,4への連結部9a,10aとを、ピ
    ストン3,4の摺動方向に略平行な同一直線上に
    配置してあることを特徴とする把持装置。
JP1984136043U 1984-09-07 1984-09-07 Expired JPH0243675Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984136043U JPH0243675Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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JP1984136043U JPH0243675Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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Publication Number Publication Date
JPS6150688U JPS6150688U (ja) 1986-04-05
JPH0243675Y2 true JPH0243675Y2 (ja) 1990-11-20

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ID=30694521

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JP1984136043U Expired JPH0243675Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598789B2 (ja) * 1976-12-22 1984-02-27 トヨタ自動車株式会社 バツテリコンデシヨンモニタ−

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JPS6150688U (ja) 1986-04-05

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