JPH0242894Y2 - - Google Patents
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- JPH0242894Y2 JPH0242894Y2 JP1983129318U JP12931883U JPH0242894Y2 JP H0242894 Y2 JPH0242894 Y2 JP H0242894Y2 JP 1983129318 U JP1983129318 U JP 1983129318U JP 12931883 U JP12931883 U JP 12931883U JP H0242894 Y2 JPH0242894 Y2 JP H0242894Y2
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- JP
- Japan
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- bearing
- oil film
- bearings
- oil
- turbine
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Links
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- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 8
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C25/00—Bearings for exclusively rotary movement adjustable for wear or play
- F16C25/06—Ball or roller bearings
- F16C25/08—Ball or roller bearings self-adjusting
- F16C25/083—Ball or roller bearings self-adjusting with resilient means acting axially on a race ring to preload the bearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
- F16C19/546—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing
- F16C19/547—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings
- F16C19/548—Systems with spaced apart rolling bearings including at least one angular contact bearing with two angular contact rolling bearings in O-arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/23—Gas turbine engines
- F16C2360/24—Turbochargers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/581—Raceways; Race rings integral with other parts, e.g. with housings or machine elements such as shafts or gear wheels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、軸受がタービンとコンプレツサの間
にある型式の過給機の軸受装置に関するもので、
とくに、車両用小形過給機の軸受装置として好適
なものである。
にある型式の過給機の軸受装置に関するもので、
とくに、車両用小形過給機の軸受装置として好適
なものである。
従来の過給機の軸受は、フルフローテイング式
のラジアル軸受とテーパランド式のスラスト軸受
が主流であるが、これらはメタルの接触を避ける
ため、多量の潤滑油を必要とする。このことは、
エンジンから過給機へ供給する潤滑油が増えると
いう欠点がある。さらに、潤滑油が多いことによ
り、メタルクリアランス中の油のせん断力による
損失ばかりでなく、油のかくはんによる損失も少
なくない。とくに、スラスト軸受には過給機全体
の給油量の大部分が流れ込むため、かくはん損失
が大きい。また従来の給油方式の軸受では、往々
にして、潤滑油による高温腐食とか、潤滑油の炭
化（カーボンブリツジ）現象などの問題点があ
る。
のラジアル軸受とテーパランド式のスラスト軸受
が主流であるが、これらはメタルの接触を避ける
ため、多量の潤滑油を必要とする。このことは、
エンジンから過給機へ供給する潤滑油が増えると
いう欠点がある。さらに、潤滑油が多いことによ
り、メタルクリアランス中の油のせん断力による
損失ばかりでなく、油のかくはんによる損失も少
なくない。とくに、スラスト軸受には過給機全体
の給油量の大部分が流れ込むため、かくはん損失
が大きい。また従来の給油方式の軸受では、往々
にして、潤滑油による高温腐食とか、潤滑油の炭
化（カーボンブリツジ）現象などの問題点があ
る。
本考案は、上記の問題点を解決したもので、す
なわち、軸受損失を低減して過給機の効率を向上
させることができ、かつ、必要給油量も減らすこ
とができるうえ、組立が容易であり、しかも、安
定した回転をさせることができる過給機の軸受装
置を提供することを目的とするものである。
なわち、軸受損失を低減して過給機の効率を向上
させることができ、かつ、必要給油量も減らすこ
とができるうえ、組立が容易であり、しかも、安
定した回転をさせることができる過給機の軸受装
置を提供することを目的とするものである。
このため、本考案は、タービンとコンプレツサ
の間に設けられてタービン軸のラジアル荷重とス
ラスト荷重を支持するタービン側軸受およびコン
プレツサ側軸受がボールベアリングからなり、か
つ、前記両軸受が油膜を介して軸受ハウジング内
に浮動状態に支持された一体型のオイルフイルム
ダンパ内に固定された過給機において、少くとも
該一方の軸受の外輪がスプリングを介して軸方向
に摺動可能に該オイルフイルムダンパ内に支持さ
れていることを特徴としている。
の間に設けられてタービン軸のラジアル荷重とス
ラスト荷重を支持するタービン側軸受およびコン
プレツサ側軸受がボールベアリングからなり、か
つ、前記両軸受が油膜を介して軸受ハウジング内
に浮動状態に支持された一体型のオイルフイルム
ダンパ内に固定された過給機において、少くとも
該一方の軸受の外輪がスプリングを介して軸方向
に摺動可能に該オイルフイルムダンパ内に支持さ
れていることを特徴としている。
以下、本考案の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
第１図において、１はタービン車室、２はコン
プレツサ車室、３は軸受車室、４はタービン軸、
５はタービン側軸受、６はコンプレツサ側軸受で
ある。すなわち、前記両軸受５と６は、タービン
とコンプレツサの間に設けられていて、後述する
ように、タービン軸４のラジアル荷重とスラスト
荷重を同時に支持するようになつている。
プレツサ車室、３は軸受車室、４はタービン軸、
５はタービン側軸受、６はコンプレツサ側軸受で
ある。すなわち、前記両軸受５と６は、タービン
とコンプレツサの間に設けられていて、後述する
ように、タービン軸４のラジアル荷重とスラスト
荷重を同時に支持するようになつている。
また第２図に拡大して示すように、タービン側
軸受５は内輪とリテーナを有しないで、外輪７と
多数のボール８を有する総ボール式の玉軸受から
なり、同様に、コンプレツサ側軸受６も内輪とリ
テーナを有しないで、外輪９と多数のボール１０
を有する総ボール式の玉軸受から、つまり、ボー
ルベアリングになつている。さらに、前記両軸受
５と６は内輪を有しないため、タービン軸４の外
周面には、つまり、該軸４の前記両軸受５と６の
ボール８と１０の接触面には、内輪の外周面に相
当する曲率に加工された曲面を備えて、該軸４の
その加工された曲面がそれぞれの軸受５と６の内
輪の役目を果している。
軸受５は内輪とリテーナを有しないで、外輪７と
多数のボール８を有する総ボール式の玉軸受から
なり、同様に、コンプレツサ側軸受６も内輪とリ
テーナを有しないで、外輪９と多数のボール１０
を有する総ボール式の玉軸受から、つまり、ボー
ルベアリングになつている。さらに、前記両軸受
５と６は内輪を有しないため、タービン軸４の外
周面には、つまり、該軸４の前記両軸受５と６の
ボール８と１０の接触面には、内輪の外周面に相
当する曲率に加工された曲面を備えて、該軸４の
その加工された曲面がそれぞれの軸受５と６の内
輪の役目を果している。
第１図および第２図にみられる１１は一体型の
オイルフイルムダンパで、第２図に示すように、
その外周面と軸受ハウジング１２の内周面との間
に微小な隙間を有するようにして該ハウジング１
２に挿入され、その隙間に形成される油膜を介し
て該ハウジング１２内に浮動状態で支持されるよ
うになつている。
オイルフイルムダンパで、第２図に示すように、
その外周面と軸受ハウジング１２の内周面との間
に微小な隙間を有するようにして該ハウジング１
２に挿入され、その隙間に形成される油膜を介し
て該ハウジング１２内に浮動状態で支持されるよ
うになつている。
またタービン側軸受５の外輪７はＲ形止め輪の
スナツプリング１３によつてオイルフイルムダン
パ１１内に固定され、コンプレツサ側軸受６の外
輪９は軸方向に移動可能にオイルフイルムダンパ
１１内に支持されている。すなわち、コンプレツ
サ側軸受６の外輪９はスライド式ではあるが、ス
プリング１５によつて予想されるスラスト荷重に
耐え得る予圧をかけて組込まれており、Ｒ形止め
輪のスナツプリング１４によつて該スプリング１
５の基部が固定されている。
スナツプリング１３によつてオイルフイルムダン
パ１１内に固定され、コンプレツサ側軸受６の外
輪９は軸方向に移動可能にオイルフイルムダンパ
１１内に支持されている。すなわち、コンプレツ
サ側軸受６の外輪９はスライド式ではあるが、ス
プリング１５によつて予想されるスラスト荷重に
耐え得る予圧をかけて組込まれており、Ｒ形止め
輪のスナツプリング１４によつて該スプリング１
５の基部が固定されている。
その他、第２図にみられる１６は前記オイルフ
イルムダンパ１１の端部上下２か所に設けられた
突出部で、軸受ハウジング１２に設けられた溝に
嵌ることにより、該ダンパの回り止めと軸方向の
位置決めとがなされる。また１７はダンパ抑え、
第１図にみられる１８は前記軸受車室３の底部に
排油溜を形成するために設けられたパイプ状挿入
片、１９および２０は灯芯、第２図にみられる２
１は給油を示した矢印である。
イルムダンパ１１の端部上下２か所に設けられた
突出部で、軸受ハウジング１２に設けられた溝に
嵌ることにより、該ダンパの回り止めと軸方向の
位置決めとがなされる。また１７はダンパ抑え、
第１図にみられる１８は前記軸受車室３の底部に
排油溜を形成するために設けられたパイプ状挿入
片、１９および２０は灯芯、第２図にみられる２
１は給油を示した矢印である。
図示のように構成された過給機の軸受装置にお
いては、タービン側軸受５およびコンプレツサ側
軸受６が玉軸受であるため、タービン軸４のラジ
アル荷重とスラスト荷重を同時に受けることがで
き、かつ、軸受損失を低減できる。またオイルフ
イルムダンパ１１は一体型になつていて軸受ハウ
ジング１２に油膜を介して浮動状態に支持されて
いるので、両軸受５と６のボールとレースの接触
による振動の吸収機構としての役目を果し、ダン
ピング効果をもたらす。また両軸受５と６の給油
方法は、オイルフイルムダンパ１１の外周の油の
一部を供給することができるが、軸受車室３の底
部内に設けた排油溜の油を灯芯１９と２０の毛細
管現象を利用することもできる。あるいは、ター
ビン軸４、ボール８と１０、外輪７と９をセラミ
ツクス製にすれば、わざわざ給油手段を設ける必
要がなくなり、オイルフイルムダンパ１１の油が
漏えいして飛抹となつて両軸受５と６の周囲が充
分に潤滑油の雰囲気に保たれる。
いては、タービン側軸受５およびコンプレツサ側
軸受６が玉軸受であるため、タービン軸４のラジ
アル荷重とスラスト荷重を同時に受けることがで
き、かつ、軸受損失を低減できる。またオイルフ
イルムダンパ１１は一体型になつていて軸受ハウ
ジング１２に油膜を介して浮動状態に支持されて
いるので、両軸受５と６のボールとレースの接触
による振動の吸収機構としての役目を果し、ダン
ピング効果をもたらす。また両軸受５と６の給油
方法は、オイルフイルムダンパ１１の外周の油の
一部を供給することができるが、軸受車室３の底
部内に設けた排油溜の油を灯芯１９と２０の毛細
管現象を利用することもできる。あるいは、ター
ビン軸４、ボール８と１０、外輪７と９をセラミ
ツクス製にすれば、わざわざ給油手段を設ける必
要がなくなり、オイルフイルムダンパ１１の油が
漏えいして飛抹となつて両軸受５と６の周囲が充
分に潤滑油の雰囲気に保たれる。
このように、本考案の過給機の軸受装置は、前
述の構成からなるので、次の諸効果を奏する。
述の構成からなるので、次の諸効果を奏する。
すなわち、第１に、多量の潤滑油を必要とする
軸受方式とは異なり、ボールベアリングとしたた
め、せん断摩擦やかくはん損失などの軸受損失の
低減による機械効率が向上し、この結果、過給機
総合効率が向上し、エンジン過給効果が高まり、
とくに、小形エンジンおよび低速域の分野での効
果が大きい。第２に、給油量が大幅に減り、エン
ジンの負担が軽減され、かつ、潤滑油によるメタ
ルの高温腐食やカーボンブリツジ現象などのトラ
ブルが少なくなる。第３に、軸受損失の低減によ
る回転軸の応答性が向上し、加速度のターボラグ
が改善され、ターボ車の加速性がよくなる。第４
に、高価なスラスト軸受が不要になり、コストダ
ウンにつながる。第５に、セラミツクス製の玉軸
受を採用することができるので、そのようにすれ
ば、上記第１ないし第４の効果が、さらに大きく
なる。第６に、油膜を介して軸受ハウジング内に
浮動状態に支持されたオイルフイルムダンパに、
タービン側軸受およびコンプレツサ側軸受が支持
されているので、ボールベアリングの振動が吸収
されて回転の安定が図られ、かつ、前記オイルフ
イルムダンパは、分割型でなく、一体型であるた
め、該オイルフイルムダンパの片端部のみに突出
部を設けるだけで、該オイルフイルムダンパの、
ともまわりが防止されて浮動支持され、該オイル
フイルムダンパの外周に安定した油膜が形成され
るものである。また少なくとも一方の軸受の外輪
がスプリングを介して軸方向に摺動可能に該オイ
ルフイルムダンパ内に支持されているので、スラ
スト荷重の変動に対しては、該オイルフイルムダ
ンパの内周の前記軸受だけの微少な移動で、スラ
スト荷重の変動を吸収することができる。したが
つて、スラスト荷重の変動に対する追従も、じん
速になり、タービン軸の回転安定性が向上する。
また前述のように、スラスト荷重の変動が前記ス
プリングに吸収されてから該オイルフイルムダン
パに伝達されるので、該オイルフイルムダンパ自
体の動きは、浮動支持されているにもかかわら
ず、最小限にとどめられ、該オイルフイルムダン
パの外周の油膜に影響を及ぼすことがない。しか
も、ベアリングに予圧を与える前記スプリングの
荷重を、分割型オイルフイルムダンパのような回
り止めをも考慮した過大なものとする必要がな
く、必要最小限のもので十分であり、したがつ
て、本考案によれば、スプリング予圧が小さくて
よいので、ベアリングに作用するスラスト荷重が
小さくなり、ベアリングの寿命が長くなる。また
スプリング荷重が小さくてすむので、過給機の軸
受部分の組立が容易となる。第７に、給油を必要
とする場合は、その給油が容易であり、またセラ
ミツクス化により無給油化への道も開ける。
軸受方式とは異なり、ボールベアリングとしたた
め、せん断摩擦やかくはん損失などの軸受損失の
低減による機械効率が向上し、この結果、過給機
総合効率が向上し、エンジン過給効果が高まり、
とくに、小形エンジンおよび低速域の分野での効
果が大きい。第２に、給油量が大幅に減り、エン
ジンの負担が軽減され、かつ、潤滑油によるメタ
ルの高温腐食やカーボンブリツジ現象などのトラ
ブルが少なくなる。第３に、軸受損失の低減によ
る回転軸の応答性が向上し、加速度のターボラグ
が改善され、ターボ車の加速性がよくなる。第４
に、高価なスラスト軸受が不要になり、コストダ
ウンにつながる。第５に、セラミツクス製の玉軸
受を採用することができるので、そのようにすれ
ば、上記第１ないし第４の効果が、さらに大きく
なる。第６に、油膜を介して軸受ハウジング内に
浮動状態に支持されたオイルフイルムダンパに、
タービン側軸受およびコンプレツサ側軸受が支持
されているので、ボールベアリングの振動が吸収
されて回転の安定が図られ、かつ、前記オイルフ
イルムダンパは、分割型でなく、一体型であるた
め、該オイルフイルムダンパの片端部のみに突出
部を設けるだけで、該オイルフイルムダンパの、
ともまわりが防止されて浮動支持され、該オイル
フイルムダンパの外周に安定した油膜が形成され
るものである。また少なくとも一方の軸受の外輪
がスプリングを介して軸方向に摺動可能に該オイ
ルフイルムダンパ内に支持されているので、スラ
スト荷重の変動に対しては、該オイルフイルムダ
ンパの内周の前記軸受だけの微少な移動で、スラ
スト荷重の変動を吸収することができる。したが
つて、スラスト荷重の変動に対する追従も、じん
速になり、タービン軸の回転安定性が向上する。
また前述のように、スラスト荷重の変動が前記ス
プリングに吸収されてから該オイルフイルムダン
パに伝達されるので、該オイルフイルムダンパ自
体の動きは、浮動支持されているにもかかわら
ず、最小限にとどめられ、該オイルフイルムダン
パの外周の油膜に影響を及ぼすことがない。しか
も、ベアリングに予圧を与える前記スプリングの
荷重を、分割型オイルフイルムダンパのような回
り止めをも考慮した過大なものとする必要がな
く、必要最小限のもので十分であり、したがつ
て、本考案によれば、スプリング予圧が小さくて
よいので、ベアリングに作用するスラスト荷重が
小さくなり、ベアリングの寿命が長くなる。また
スプリング荷重が小さくてすむので、過給機の軸
受部分の組立が容易となる。第７に、給油を必要
とする場合は、その給油が容易であり、またセラ
ミツクス化により無給油化への道も開ける。
図面は本考案の一実施例を示したもので、第１
図は断面立面図、第２図は第１図の一部を拡大し
て示した断面図である。 １……タービン車室、２……コンプレツサ車
室、３……軸受車室、４……タービン軸、５……
タービン側軸受、６……コンプレツサ側軸受、７
……外輪、８……ボール、９……外輪、１０……
ボール、１１……オイルフイルムダンパ、１２…
…軸受ハウジング、１３，１４……スナツプリン
グ、１５……スプリング。
図は断面立面図、第２図は第１図の一部を拡大し
て示した断面図である。 １……タービン車室、２……コンプレツサ車
室、３……軸受車室、４……タービン軸、５……
タービン側軸受、６……コンプレツサ側軸受、７
……外輪、８……ボール、９……外輪、１０……
ボール、１１……オイルフイルムダンパ、１２…
…軸受ハウジング、１３，１４……スナツプリン
グ、１５……スプリング。
Claims (1)
- タービンとコンプレツサの間に設けられてター
ビン軸のラジアル荷重とスラスト荷重を支持する
タービン側軸受およびコンプレツサ側軸受がボー
ルベアリングからなり、かつ、前記両軸受が油膜
を介して軸受ハウジング内に浮動状態に支持され
た一体型のオイルフイルムダンパ内に固定された
過給機において、少なくとも該一方の軸受の外輪
がスプリングを介して軸方向に摺動可能に該オイ
ルフイルムダンパ内に支持されていることを特徴
とする、過給機の軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983129318U JPS6038128U (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 過給機の軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983129318U JPS6038128U (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 過給機の軸受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6038128U JPS6038128U (ja) | 1985-03-16 |
| JPH0242894Y2 true JPH0242894Y2 (ja) | 1990-11-15 |
Family
ID=30293052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1983129318U Granted JPS6038128U (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 過給機の軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6038128U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2660355B2 (ja) * | 1990-03-29 | 1997-10-08 | 愛知機械工業株式会社 | 無段変速機用プーリーの軸受構造 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4867640A (ja) * | 1971-12-21 | 1973-09-14 | ||
| JPS579321A (en) * | 1980-05-22 | 1982-01-18 | Textron Inc | Spindle device |
-
1983
- 1983-08-23 JP JP1983129318U patent/JPS6038128U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4867640A (ja) * | 1971-12-21 | 1973-09-14 | ||
| JPS579321A (en) * | 1980-05-22 | 1982-01-18 | Textron Inc | Spindle device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6038128U (ja) | 1985-03-16 |
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