JPH0242266Y2 - - Google Patents

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JPH0242266Y2
JPH0242266Y2 JP9251788U JP9251788U JPH0242266Y2 JP H0242266 Y2 JPH0242266 Y2 JP H0242266Y2 JP 9251788 U JP9251788 U JP 9251788U JP 9251788 U JP9251788 U JP 9251788U JP H0242266 Y2 JPH0242266 Y2 JP H0242266Y2
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heat
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mat
temperature
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、物質が、固体より液体に、あるいは
その逆に変態する際、温度を一定に保ちながら畜
熱したり、あるいは放熱するという特性を利用
し、たとえばトラツクの仮眠用ベツドにおいて、
トラツクの走行中の発電力を利用して畜熱し、か
つ停車して仮眠中には放熱させて、ベツド内を快
適な温度に保ちうるようにした畜熱マツトに関す
るものである。
〔従来の技術〕
変態温度において、畜熱したり、あるいは放熱
したりする潜熱畜熱剤を利用し、周囲の温度に影
響されずに、一定温度を保つようにしたマツトに
ついては、別途昭和62年実用新案登録願第195773
号として出願している。
このマツトは、断熱性クツシヨン材内に、畜熱
剤を封入した袋体と、これに重合した電気ヒータ
ユニツトを挟み込んで、袋体カバーに封入し、マ
ツトの不使用時には、電気ヒータに通電して、熱
を畜熱剤に潜熱として畜熱しておき、通電を断つ
ても、畜熱剤の放電により、一定時間、マツト内
を所定温度に保つようにしたものである。
このものは、たとえばトラツク等の運転者が、
寒冷時エンジンを停止して仮眠をとる際、バツテ
リーを熱源とする必要がないので、バツテリーが
過放電となる恐れがなく、便利である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし人体は、足部に近い程高温とした方が寝
心地が良いものであるが、上記のマツトは温度分
布が一様であるため、寝心地が十分快適であると
は言えない。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、変態温度の異なる畜熱剤を封入した
複数の袋体に、それぞれ電気ヒータユニツトを重
合して、複数の発熱温度の異なる発熱体を形成
し、これらの発熱体を挟み込んだクツシヨンをカ
バーに封入してマツトを形成する際、各発熱体
を、マツトの使用目的に応じて、マツト内に適宜
配設することにより、上述の課題の解決を図つた
ものである。
〔作用〕
本考案のマツトの中には、複数の変態温度の異
なる畜熱剤を有する発熱体が適宜配設されている
ので、畜熱剤放熱時のマツトの温度分布を、所望
の通りに設定することができる。
〔実施例〕
図面は、本考案をトラツクの仮眠用ベツドのマ
ツトに適用した一実施例を示すもので、布製の袋
状カバー1は、仕切線2により、4つの仕切袋1
a…に仕切られ、各仕切袋1aには、ポリウレタ
ンフオーム製の上層クツシヨン3と、ポリウレタ
ンチツプを成形した中層クツシヨン4と、ポリウ
レタンフオーム製の下層クツシヨン5が封入され
ている。
マツトの第1図右方における3つの仕切袋1a
…の、上層クツシヨン3と中層クツシヨン4の間
には、第1図左方より、第1発熱体6と第2発熱
体7と第3発熱体8が、順に挟み込まれている。
各発熱体6,7,8は、積層アルミニユーム箔
製の偏平な袋体9内に、変態潜熱の大きい、酢酸
ナトリウ系の畜熱剤10と、ポリエステルフエル
トのような含浸母材11を封入し、電熱線をシリ
コンゴムのような耐熱性絶縁材で被覆した、蛇行
状に屈曲する紐状のコードヒータ12を、粘着剤
を塗布したアルミニユーム箔13で覆つて、袋体
9の下面に接着することにより形成されている。
各発熱体6,7,8の畜熱剤10の変態温度
は、第1発熱体6が50℃、第2発熱体7が55℃、
第3発熱体8が58℃となつている。
各発熱体6,7,8のコードヒータ12の要所
には、温度スイツチ14が設けられ、各コードヒ
ータ12の両端は、電源コード15とコネクター
16とプラグ17により、シガーライターのよう
な電源に接続しうるようになつている。
上述のマツトにおいて、各コードヒータ12に
通電すると、発生した熱は、各畜熱剤10が液化
しつつ潜熱として畜熱し、温度スイツチ14を開
いたり、プラグ17を電源より引き抜いて通電を
断つても、畜熱剤10が固化する間、畜熱した潜
熱を放出して、マツトの各部を所定温度に保持す
る。
なお、畜熱剤10として、酢酸ナトリウム系に
代わり、ポリエチレングリコール等も、効果的に
使用することができる。
本考案は、仕切袋の数を4個と限るものではな
い。また各仕切線2において分割してもよい。
〔考案の効果〕
本考案のマツトは、収納する複数の発熱体内の
畜熱剤の変態温度が異なるので、これ等の発熱体
をマツト内に適宜配設することにより、畜熱剤放
熱時のマツトの温度分布を、希望するように調節
することができ、たとえばトラツクの仮眠ベツド
等に使用して甚だ効果がある。
また、温度分布の変化を、従来のような電気毛
布等に適用されているヒータの粗密によつていな
いため、周囲の保温性にかかわらず、安定した定
温度特性が得られ、健康上も好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す平面図、第
2図は、第1図の要部縦断拡大側面図である。 1……カバー、1a……仕切袋、2……仕切
線、3,4,5……クツシヨン、6……第1発熱
体、7……第2発熱体、8……第3発熱体、9…
…袋体、10……畜熱剤、11……含浸母材、1
2……コードヒータ、13……アルミニユーム
箔、14……温度スイツチ、15……電源コー
ド、16……コネクター、17……プラグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変態温度の異なる潜熱畜熱剤を封入した、複数
    の偏平な袋体に、それぞれ、電気ヒータユニツト
    を重合して、複数の発熱体を形成し、かつ各発熱
    体を断熱性クツシヨン材内に挟み込んで、袋状カ
    バー内に封入してなる畜熱マツト。
JP9251788U 1988-07-14 1988-07-14 Expired JPH0242266Y2 (ja)

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JP9251788U JPH0242266Y2 (ja) 1988-07-14 1988-07-14

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JP9251788U JPH0242266Y2 (ja) 1988-07-14 1988-07-14

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JPH0215122U JPH0215122U (ja) 1990-01-30
JPH0242266Y2 true JPH0242266Y2 (ja) 1990-11-09

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JP2002011033A (ja) * 2000-06-27 2002-01-15 Matsushita Electric Works Ltd 蓄熱暖房具
JP2011097976A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Sanyo Electric Co Ltd 電気毛布

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