JPH0242241Y2 - - Google Patents

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JPH0242241Y2
JPH0242241Y2 JP16510885U JP16510885U JPH0242241Y2 JP H0242241 Y2 JPH0242241 Y2 JP H0242241Y2 JP 16510885 U JP16510885 U JP 16510885U JP 16510885 U JP16510885 U JP 16510885U JP H0242241 Y2 JPH0242241 Y2 JP H0242241Y2
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connecting shaft
hole
large diameter
protrusion
ring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として生体腔内の観察、検査、診
断、治療等に使用される内視鏡における彎曲管部
形成用節輪環の連結構造に関するものである。
〔従来の技術〕
周知の如く、昨今医療用として広く一般的に使
用されている内視鏡は第4図に示したように手許
操作部Aと先端部Bとこれらの両部が備えた各部
材を連係する光学繊維束や鉗子チヤンネルの外、
送気送水管、吸引管等の諸連係部材をも内蔵保護
する可撓管部Cとで構成され、可撓管部Cにおけ
る先端部Bとの連接部近傍は、特に彎曲管部Dと
称されている。
この彎曲管部Dは、第5図に示したように相互
に適当な間隔をおいて一列に連結された略同形同
大の多数の節輪環1、……を主要な構成部材とし
てなり、この彎曲管部Dと先端部Bとの連接部分
等に取着された上下、左右の少なくとも一対の操
作ワイヤー2,2,3,3によつて彎曲せられ、
先端部Bを所望の方向へと指向せしめるようにな
つている。節輪環1、……の多くは、環状主体部
1′の両端面から90゜の位相差をおいて透孔4を備
えた連結用突片5と透孔6を備えた連結用突片7
を交互に突設し、一方の連結用突片5,5は、そ
の厚みを考慮して低位となるように、その基部側
が屈曲せしめられている。節輪環1、……は、そ
れぞれ透孔4と透孔6とが同芯円状になるよう
に、一つの節輪環1の連結用突片5の上に他の節
輪環1の連結用突片7が重ねられ、この重ね合わ
せ部に連結用軸8が内側から嵌入され、外側の連
結用突片7より突出した軸端部をかしめて連結さ
れている。そして、この連結用軸8,8,……の
それぞれには、通常、彎曲操作ワイヤー2,2,
3,3のうちのいずれか一本の彎曲操作ワイヤー
の位置を特定するためのワイヤー挿通孔9がそれ
ぞれ設けられ、各節輪環1,1,……自体に彎曲
操作ワイヤー2,2,3,3の位置を特定するた
めの特殊の成形を施す難点が回避されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、各連結用軸8にそれぞれワイヤ
ー挿通孔9を形成するためには、各連結用軸8が
内側に延出されることとなり、しかも各連結用軸
8の本来の機能である節輪環1,1,……の連結
を確保するためには、各連結用突片5,7のそれ
ぞれ孔4,6より径の大きい大径部が内、外の両
側に必要であつた。
すなわち、個々の連結用軸8は、第7図に示し
たように、ワイヤー挿通孔9を備え、かつ内側に
おける連結用突片5の逸脱を防止する大径部10
と、内側の連結用突片5の透孔4に嵌挿される中
径部11と、外側の連結用突片7の透孔6に嵌挿
される小径部12と、かしめ等により小径部12
より大径に変形されて連結用突片7よりの逸脱を
防止する大径部13とからなつており、節輪環1
内への突出の程度は少なからざるものであつた。
このため、第6図に示したようなデツドスペース
Xが生じ、各節輪環1の小径化の限界となり、あ
えて小径化を計れば、彎曲操作時にイメージガイ
ドなどの断線を招来することとなるほか、連結用
突片5は複雑な形状をなしているため、製造コス
トが高くなり、さらにかしめの程度がきつすぎて
節輪環1,1……の動きが滑らかでなくなるなど
の内視鏡にとつて極めて重要な点に欠陥が生ずる
という難点があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、かかる現状に鑑み、内視鏡の彎曲管
部形成用の各節輪環がそれぞれ備えた連結用突片
を重ね合わせ、同芯的となされた各連結用突片の
透孔に連結用軸を嵌挿し、該連結用軸を中心とし
て各節輪環が彎曲操作ワイヤーの牽引により回動
し得る如くなされた彎曲管部形成用節輪環の連結
構造において、前記連結用軸を大径部と小径部と
より形成し、節輪環の内側に配した大径部には内
側端部近傍に彎曲操作ワイヤーの挿通孔を設ける
と共に、連結用軸の大径部を前記重ね合わされた
内側の連結用突片の透孔内に遊嵌せしめ、連結用
軸の小径部を前記重ね合わされた外側の連結用突
片の透孔に嵌入、固定したことを、その特徴とす
るものである。
〔作用〕
本考案は、以上の構成を有するので、連結用軸
の内側端部近傍に彎曲操作ワイヤーの挿通孔を設
けたことによる節輪環自体の成形の容易化という
従来よりの利点を保持した上、さらに連結用軸を
大径部と小径部の2つからなる簡単な形状となし
て製造コストの低減化を計ることを可能となし、
また連結用軸の大径部を重ね合わされた内側の連
結用突片の透孔内に遊嵌せしめ、内側における連
結用突片の逸脱を連結用軸の挿通孔に挿通された
彎曲操作ワイヤーにより防止せしめることとな
り、従来の連結用軸よりも第7図のlの長さだけ
短くすることを可能となし、従つて節輪環内の有
効容積を増大せしめると共に、小径化を可能とな
し、さらに連絡用軸は連結用突片の重ね合わせ部
をしめつけることなく自由な回動を許容し、彎曲
操作の容易化を可能とする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図示した第1図ないし
第3図によつて、本考案の実施例を詳細に説明す
ることとする。
図において、21,……は略同形同大の節輪環
で、この節輪環21,……は、この種これまでの
内視鏡における彎曲管部形成用の各節輪環と同
様、環状主体部21′と、該環状主体部21′の両
端面から90゜の位相差をおいて交互に突設せしめ
られ、かつ透孔24,26が穿設せられた連結用
突片25,27等からなつている。そして、上記
の各節輪環21は、透孔24の上に透孔26が同
芯状となるように、一つの節輪環21の連結用突
片25の上に他の節輪環21の連結用突片27が
重なるように重ね合わされ、第3図に拡大して示
したように、内側から連結用軸28が嵌挿されて
連結されている。連結用軸28は大径部31と小
径部32とからなつており、大径部31は節輪環
21の内側に配され、その端部近傍には彎曲操作
ワイヤー22または23の挿通孔29が設けら
れ、大径部31の基部側は、重ね合わされた連結
用突片25,27における内側の突片25の透孔
24よりもやゝ小径とされ、透孔24内に遊嵌さ
れている。そして、大径部31は従来の場合のよ
うにして連結用突片5,7を挟持するために要す
る補強用の部分l(第7図参照)だけ短かくされ、
内側の連結用突片25の逸脱は挿通孔29に挿通
された彎曲操作ワイヤー22または23によつて
防止されている。連結用軸28の小径部32は重
ね合わされた連結用突片25,27における外側
の突片27の透孔26に嵌挿され、小径部32の
軸端部33はかしめ、溶着等により連結用突片2
7に固着されている。このように、連結用軸28
は彎曲管部に必須の彎曲操作ワイヤーを利用して
従来の場合に比してlだけ短かくすることができ
るので、第2図に示しように、比較的大径の鉗子
チヤンネル34もデツドスペースを生じることな
く、楽に彎曲管部に内蔵せしめることができ、他
の内蔵物であるイメージガイド等に悪影響を及ぼ
すことがない。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、連結用軸の内側端部近傍に彎曲操作ワイヤー
の挿通孔を設けたことにより節輪環自体の成形の
困難性を排除するという従来よりの利点を保持す
ることができるほか、連結用軸を簡単な形状とな
して製造が容易となり、製造コストの低減化が計
られ、連結用軸の大径部を内側の連結用突片の透
孔内に遊嵌せしめて内側における連結用突片の逸
脱を彎曲操作ワイヤーにより防止することによ
り、連結用軸の短縮化が可能となり、節輪環内の
デツドスペースが除かれ、有効容積が増大され、
彎曲操作に伴う内蔵物の損傷が防止されると共
に、節輪環の小径化も可能となり、さらに重ね合
わされた連結用突片に対するしめつけがないので
自由な回動が可能となり、彎曲操作が容易となる
などの実用上における優れた効果を奏し得る内視
鏡の彎曲管部形成用節輪環の連結構造の提供が可
能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る彎曲管部形成用節輪環の
連結構造の一実施例の縦断面図、第2図は内蔵物
の状態の一例を示す横断面説明図、第3図は要部
拡大図、第4図は従来よりの内視鏡の概略図、第
5図は従来の連結構造の縦断面図、第6図は従来
の連結構造における内蔵物の状態を示す横断面説
明図、第7図は従来の連結構造の要部拡大図であ
る。 21……節輪環、21′……環状主体部、22,
23……彎曲操作ワイヤー、24,26……透
孔、25,27……連結用突片、28……連結用
軸、29……挿通孔、31……大径部、32……
小径部、33……軸端部、34……鉗子チヤンネ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内視鏡の彎曲管部形成用の各節輪環がそれぞれ
    備えた連結用突片を重ね合わせ、同芯的となされ
    た各連結用突片の透孔に連結用軸を嵌挿し、該連
    結用軸を中心として各節輪環が彎曲操作ワイヤー
    の索引により回動し得る如くなされた彎曲管部形
    成用節輪環の連結構造において、前記連結用軸を
    大径部と小径部とより形成し、節輪環の内側に記
    した大径部には内側端部近傍に彎曲操作ワイヤー
    の挿通孔を設けると共に、連結用軸の大径部を前
    記重ね合わされた内側の連結用突片の透孔内に遊
    嵌せしめ、連結用軸の小径部を前記重ね合わされ
    た外側の連結用突片の透孔に嵌入、固定したこと
    を特徴とする内視鏡の彎曲管部形成用節輪環の連
    結構造。
JP16510885U 1985-10-29 1985-10-29 Expired JPH0242241Y2 (ja)

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JP16510885U JPH0242241Y2 (ja) 1985-10-29 1985-10-29

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JPS6272602U JPS6272602U (ja) 1987-05-09
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JP2010068891A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Fujifilm Corp 内視鏡

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JPS6272602U (ja) 1987-05-09

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