JPH0241902A

JPH0241902A - オフロトード用車輪

Info

Publication number: JPH0241902A
Application number: JP19052688A
Authority: JP
Inventors: Tomoaki Yoshida; 友明吉田
Original assignee: ENBISH ALUM WHEELS CO Ltd
Current assignee: ENBISH ALUM WHEELS CO Ltd
Priority date: 1988-08-01
Filing date: 1988-08-01
Publication date: 1990-02-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はオフロード用車輪に関し、特にリムがタイヤの
ビード部を挾持固締する手段を有するオフロード用車輪
に関する。

（従来の技術）一般に車両のゴムタイヤ付き車輪は、空気入ゴムタイヤ
と、前記ゴムタイヤのビード部を保持するリム部及び車
輪を車両のハブに取付けるディスク部とで構成されてい
る。

この様なゴムタイヤ付き車輪は、車両に取り付けられて
走行した際、特に車両が旋回運動する際に、前記車輪に
対しては前記車体に作用する遠心力による旋回半径外方
の力が働き、前記タイヤのトレッド接地部に対しては路
面との間の摩擦力による旋回半径内方の力が働くため、
前記タイヤのビード部及び該ビードに連なるサイドウオ
ール部に大きな荷重が加わり、前記ビード部及び前記サ
イドウオール部は大きな変形を受ける。そして、この様
な変形を受けた前記ビード部は、その所定位置すなわち
前記リムのビード座からのズレを生じることがある。

この前記ビード部のズレは、特に前記タイヤがチューブ
レスタイヤの場合、前記ビード部と前記リムとの間で空
気漏れを招き、更にズレが進むとビード外れを生じて前
記車輪から前記タイヤが脱落してしまい車両の走行を不
可能にする。

そこで、前記ビード部のズレを防止するために前記リム
のビード座にハンプを設けたり、前記ビード座の巾を広
くする等の改良がなされたが、前記ビード部のズレを完
全に防止することができず、ズレの発生を遅らせる程度
でしかなかった。

また、特公昭５０−２６８３号及び同５５−１５３２１
号公報等に開示されている様に、前記リムの内側に前記
ビード部を挟持固締するための環状支持部材を係合させ
て設けることにより、前記ビード部が車輪内方にズレる
のを防止する手段も提案されている。

（発明が解決しようとする課題）ところで、四輪駆動車等に用いられるオフロード用車輪
の場合、悪路での走破性を高めるために前記タイヤの空
気圧を著しく低く設定して使用することがある。この様
な使用状態では、前記ビード部及び前記サイドウオール
部の変形を復元しようとするタイヤ内部の圧力が低いの
で前記ビード部の内側へのズレが発生し易い。また、オ
フロード（未舗装路）では、走行中に路上の石や木片等
の障害物が前記サイドウオール部に衝突して該サイドウ
オール部を変形させることもある。従ってオフロード用
車輪に取り付けられたタイヤのサイドウオール部及びビ
ード部は、通常使用されるオンロード用車輪に比較して
不測の荷重を受けやすく、その衝撃も大きい。

しかしながら、例えば上記公報に開示されている様なリ
ム内側に係合された環状支持部材によって前記ビード部
を車輪内方より挟持固締する手段では、前記環状支持部
材と前記リム部との係合部は、前記環状支持部材に設け
たロックまたはスナップリングによって係止されている
だけである。

そこで、前記オフロード用車輪の様に、前記ビード部に
対して障害物や轍等による過大な衝撃が加わると、前記
ロックまたはスナップリングの当接部に荷重が集中し易
く、破損する危険があった。

このため、前記環状支持部材が脱落して前記ビード部が
車輪内方にズしてしまうといった危険が生じる。

したがって本発明の目的は、上記課題を解消するもので
あり、どの様な走行条件においてもタイヤのビード外れ
を生じることがなく、且つ取り外しの簡単なオフロード
用車輪を提供することにある。

（課題を解決するための手段）本発明に係る上記目的は、タイヤのビード部を受けるビ
ード座を設けられた一対のリムを有するオフロード用車
輪において、少なくとも前記タイヤの車体外方側に位置
するビード部を受けるリムが、前記ビード部の半径方向
内周面を受けるためにタイヤ外側方へ伸びる伸長座部と
、前記ビード部の内側面を受けるために前記伸長座部か
らタイヤ外周方向へ伸びるフランジと、前記伸長座部に
連なり前記フランジと共動して前記ビード部を外側面か
ら挾持固締するための側壁部を有するビードリングと、
該ビードリングと前記伸長座部とを結合するための連結
部材とから構成されることを特徴とするオフロード用車
輪により達成される。

（実施態様）以下、添付の図面を参照して本発明の一実施態様を説明
する。

第１図に示す様に、本発明に基づくオフロード用車輪１
はインナー側リム３、アウター側リム４及びディスク２
からなり、前記リム３．４に係合する一対のビード部９
．１０を有する空気タイヤ２０が装着されている。

前記インナー側リム３は前記タイヤ２０の内ビード部９
を受は入れるビード座１８と、該ビード座１８から前記
ビード部９のヒール部分に沿って外方に伸びるフランジ
１１と、前記ビード座１８に沿って内方に設けられたハ
ンプ１９とを備える。

前記アウター側リム４は前記タイヤ２０の外ビード部１
０の半径方向内周１面を受けるためにタイヤ外側方へ伸
びる伸長座部８と、前記外ビード部１０の内側面を受け
るために前記伸長座部８からタイヤ外周方向へ伸びるフ
ランジ６と、前記伸長座部８からタイヤ内周方向へ伸び
る内フランジ１７とを備える。前記内フランジ１７は円
周上に等間隔でボルト穴を有しており、ボルト１４及び
ナツト１５によってビードリング５が内フランジ１７に
固締される。

前記ビードリング５は前記伸長座部８に連なり前記フラ
ンジ６と共動して前記外ビード部１０を外側面から挟持
固締するための環状側壁部７と、前記内フランジ１７に
固締するためのボルト穴を有している。

又、前記ディスク２には前記リム３，４をボルト２１及
びナツト１６で締結するためのボルト穴が円周上に等間
隔で設けられている。

前記タイヤ２０のビード部９．１０には該ビード部の剛
性を増し外力によって該ビード部が大きく変形するのを
防ぐためにビードワイヤ１２．１３が配置されている。

そこで、上記オフロード用車輪１を組み立て、更に前記
タイヤ２０を該オフロード用車輪１に装着するには、ま
ず前記ディスク２に前記ボルト２１及びナツト１６によ
って前記リム３，４を固締する。

この際、必要に応じては前記ディスク２及び前記リム３
，４は溶接される。そして、例えば前記ビード部９の外
方より前記フランジ６をタイヤ内に差し込み前記ビード
座１８上に前記ビード部９を配置し、且つ前記ビード部
１０を前記伸長座部８上に配置する。そして、前記ビー
ド部１０の外方より前記ビードリング５を前記伸長座部
８に嵌合し、前記フランジ６と前記ビードリング５の環
状側壁部７とで前記ビード部１０を挟持した状態で前記
ビードリング５が前記ボルト１４及びナツト１５によっ
て前記リム４に固締される。

したがって、前記ビード部１０の内側面を支持する前記
フランジ６は前記リム４と一体に形成されており、また
前記ビード部１０の外側面を支持する前記ビードリング
５は前記リム４に嵌合固締されているので、それぞれ十
分な強度を保証されるでおり、前記フランジ６と前記環
状側壁部７との距離を前記ビード部１０が圧縮緊締され
る様に適宜設定することにより、前記ビード部１０は強
固に挟持され、前記タイヤ２０内の気密性も向上する。

また、前記ビードリング５はタイヤ外方より前記リム４
に固締されるので着脱が容易で、前記タイヤ２０の前記
車輪１への着脱も簡単になる。

更に、前記車輪１を組み立てる際、前記リム３゜４が分
割式リムの場合には予め前記アウター側リム４のフラン
ジ６を前記タイヤ２０のビード部内側に差し込んだ後に
前記ボルト２１及びナツト１６によって前記リム３．４
を前記ディスク２に固締する様にすれば、組み立て時よ
りも狭いリム幅状態で前記フランジ６を前記タイヤ２０
の内側に差し込むことが可能となり、車輪の直径が大き
くなった場合でもタイヤの取り付けを容易にすることが
できる。

尚、本発明におけるフランジ６、伸長座部８及びビード
リング５等の形状は上記実施態様の形状に限定されるも
のではなく、他の種々の形状を採りうろことはいうまで
もない。

また、上記実施態様においてはタイヤビード部の挟持固
締手段をアウター側リムにのみ構成したが、インナー側
リムにも該挟持固締手段を構成することが可能である。

（発明の効果）本発明によれば、タイヤビード部の挟持固締手段を構成
するフランジ及びビードリングは、従来のリム内側に係
合させて設けた環状支持部材に比べて十分な強度を得る
ことができる。

そこで、オフロード用車輪の様に、タイヤビード部に対
して障害物や轍等による過大な衝撃が加わった場合でも
、前記フランジ及びビードリングが破損する危険が少な
い。

したがって、どの様な走行条件においてもタイヤのビー
ド外れを生じることがなく、且つタイヤの着脱が簡単な
オフロード用車輪を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施態様に基づくオフロード用車輪
へのタイヤ装着状態を示す要部断面図である。図中符号１・・・オフロード用車輪　　２・・・ディスク３・・
・インナー側リム　　　４・・・アウター側リム５・・
・ビードリング７・・・環状側壁部９・・・内ビード１１・・・フランジ１４・・・ボルト１７・・・内フランジ１９・・・ハンプ２１・・・ボルト６・・・フランジ８・・・伸長座部１０・・・外ビード１２、　１３・・・ビードワイヤ１５、１６・・・ナツト１８・・・ビード座２０・・・空気タイヤ（ほか３名）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）タイヤのビード部を受けるビード座を設けられた
一対のリムを有するオフロード用車輪において、少なく
とも前記タイヤの車体外方側に位置するビード部を受け
るリムが、前記ビード部の半径方向内周面を受けるため
にタイヤ外側方へ伸びる伸長座部と、前記ビード部の内
側面を受けるために前記伸長座部からタイヤ外周方向へ
伸びるフランジと、前記伸長座部に連なり前記フランジ
と共動して前記ビード部を外側面から挟持固締するため
の側壁部を有するビードリングと、該ビードリングと前
記伸長座部とを結合するための連結部材とから構成され
ることを特徴とするオフロード用車輪。