JPH0241846Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0241846Y2 JPH0241846Y2 JP3010684U JP3010684U JPH0241846Y2 JP H0241846 Y2 JPH0241846 Y2 JP H0241846Y2 JP 3010684 U JP3010684 U JP 3010684U JP 3010684 U JP3010684 U JP 3010684U JP H0241846 Y2 JPH0241846 Y2 JP H0241846Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- magnetic
- magnetic circuit
- distance
- magnetic yoke
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 2
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 description 1
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002910 rare earth metals Chemical class 0.000 description 1
Landscapes
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
- Moving Of Heads (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の属する技術分野〕
本考案は、少なくとも一方が他方に対して互い
に対向するように移動可能な部材に永久磁石を使
用し、これら部材間の距離が、ある距離以下のと
きに吸着、ある距離以上で反発するように構成し
た磁気回路に関するものである。
に対向するように移動可能な部材に永久磁石を使
用し、これら部材間の距離が、ある距離以下のと
きに吸着、ある距離以上で反発するように構成し
た磁気回路に関するものである。
従来、この種の磁気回路は、吸着用と反発用は
全く別個の磁気回路であつて、２つの磁気回路を
必要とし、装置が大型で重く、又組立て作業に手
間が掛かるという欠点があつた。
全く別個の磁気回路であつて、２つの磁気回路を
必要とし、装置が大型で重く、又組立て作業に手
間が掛かるという欠点があつた。
本考案の目的は、１つの磁気回路で吸着と反発
作用の両方を兼ね備えることにより、小型、軽量
で、作業工数が削減できる磁気回路を提供するこ
とにある。
作用の両方を兼ね備えることにより、小型、軽量
で、作業工数が削減できる磁気回路を提供するこ
とにある。
本考案による磁気回路は、少なくとも一方が他
方に対して互いに対向するように移動可能な部材
に設けられる磁気回路において、前記一方の部材
の前記対向面側に、磁化方向が前記対向面と直角
になるように第１の永久磁石を配設し、前記他方
の部材の前記対向面側に、前記第１の永久磁石と
同極が対向するように第２の永久磁石を配設し、
かつ前記第１の永久磁石との該第２の永久磁石の
対向面に磁性ヨークを当接することにより、第１
の永久磁石と磁性ヨーク間の距離によつて、吸着
と反発の両方の作用を兼ね備えたことを特徴とす
る。
方に対して互いに対向するように移動可能な部材
に設けられる磁気回路において、前記一方の部材
の前記対向面側に、磁化方向が前記対向面と直角
になるように第１の永久磁石を配設し、前記他方
の部材の前記対向面側に、前記第１の永久磁石と
同極が対向するように第２の永久磁石を配設し、
かつ前記第１の永久磁石との該第２の永久磁石の
対向面に磁性ヨークを当接することにより、第１
の永久磁石と磁性ヨーク間の距離によつて、吸着
と反発の両方の作用を兼ね備えたことを特徴とす
る。
次に、図面を参照して、本考案の原理と作用に
ついて説明する。
ついて説明する。
第１図を参照すると、部材を省略した本考案の
基本的な磁気回路のみが示されており、磁性ヨー
ク３を介して、磁化方向Ｍが対向するように、第
１及び第２の永久磁石１，２を、それぞれの対向
面１ａ，２ａの極が同極（１ａと２ａがＮ極或い
はＳ極）同志になるように配置し、磁性ヨーク３
は第２の永久磁石２に当接され、磁性ヨーク３と
第１の永久磁石１とは、距離ａを有している。こ
のような構造によると、距離ａが、ある距離a0以
下の場合、第１の永久磁石１と磁性ヨーク３とは
吸着作用を示し、ある距離a0以上の場合、第１の
永久磁石と磁性ヨーク３は反発作用を示す。次に
第２図を参照して、本考案による磁気回路の作用
と動作原理について説明する。
基本的な磁気回路のみが示されており、磁性ヨー
ク３を介して、磁化方向Ｍが対向するように、第
１及び第２の永久磁石１，２を、それぞれの対向
面１ａ，２ａの極が同極（１ａと２ａがＮ極或い
はＳ極）同志になるように配置し、磁性ヨーク３
は第２の永久磁石２に当接され、磁性ヨーク３と
第１の永久磁石１とは、距離ａを有している。こ
のような構造によると、距離ａが、ある距離a0以
下の場合、第１の永久磁石１と磁性ヨーク３とは
吸着作用を示し、ある距離a0以上の場合、第１の
永久磁石と磁性ヨーク３は反発作用を示す。次に
第２図を参照して、本考案による磁気回路の作用
と動作原理について説明する。
第２図を参照すると、第１及び第２の永久磁石
１，２の対向面１ａ，２ａがＮ極である場合の例
が示されており、第２図ａは、磁性ヨーク３と第
１の永久磁石１との距離ａが、上記ある距離a0よ
り長いa1の場合（a1＞a0）、第２図ｂはある距離
a0より短いa2の場合（a2＜a0）の例を示してい
る。
１，２の対向面１ａ，２ａがＮ極である場合の例
が示されており、第２図ａは、磁性ヨーク３と第
１の永久磁石１との距離ａが、上記ある距離a0よ
り長いa1の場合（a1＞a0）、第２図ｂはある距離
a0より短いa2の場合（a2＜a0）の例を示してい
る。
第２図ａにおいて、磁性ヨーク３は、第２の永
久磁石２による磁気誘導で、第２の永久磁石２の
対向面２ａと対向する面３ａがＳ極、第１の永久
磁石１の対向面１ａと対向する面３ｂがＮ極に帯
磁されている。その為、磁力線４は、図に示され
る如く、互いにぶつかり反発作用を示す。
久磁石２による磁気誘導で、第２の永久磁石２の
対向面２ａと対向する面３ａがＳ極、第１の永久
磁石１の対向面１ａと対向する面３ｂがＮ極に帯
磁されている。その為、磁力線４は、図に示され
る如く、互いにぶつかり反発作用を示す。
一方、第２図ｂでは、第２図ａと同様、第２の
永久磁石２による磁気誘導で、磁性ヨーク３の第
２の永久磁石２との対向面３ａはＳ極に帯磁され
るが、磁性ヨーク３の第１の永久磁石１との対向
面３ｂも、磁性ヨーク３と第１の永久磁石１との
距離ａが短くa2（a2＜a0）のために、第１の永久
磁石１による磁気誘導でＳ極に帯磁され、それに
より、磁力線４は、図に示される如く、磁性ヨー
ク３の中に入り、吸着作用を示す。
永久磁石２による磁気誘導で、磁性ヨーク３の第
２の永久磁石２との対向面３ａはＳ極に帯磁され
るが、磁性ヨーク３の第１の永久磁石１との対向
面３ｂも、磁性ヨーク３と第１の永久磁石１との
距離ａが短くa2（a2＜a0）のために、第１の永久
磁石１による磁気誘導でＳ極に帯磁され、それに
より、磁力線４は、図に示される如く、磁性ヨー
ク３の中に入り、吸着作用を示す。
第３図は、磁性ヨーク３と第１の永久磁石１と
の距離ａと、吸着力、反発力の強さの関係を示し
た図で、距離a0以上では反発力、a0以下では吸着
力が作用することを表わしている。
の距離ａと、吸着力、反発力の強さの関係を示し
た図で、距離a0以上では反発力、a0以下では吸着
力が作用することを表わしている。
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第４図は、本考案による磁気回路のみの一実施
例を断面図で示したもので、第１及び第２の永久
磁石１，２には希土類コバルト磁石を使用し、そ
れぞれの対向面１ａ，２ａの極がＮ極で、第１及
び第２の永久磁石１，２及び磁性ヨーク３は、同
じ内径と外径を有するリング形状をしており、外
径φd1＝φ20mm、内径φd2＝φ10mmであつて、第１
及び第２の永久磁石１，２の厚さw1，w2は４mm
である。このような構造を有する磁気回路におい
て、本考案者が、磁性ヨーク３と第１の永久磁石
１との距離ａを変化させて吸着・反発作用を調べ
たところ、距離ａが0.35mm以下のとき吸着作用を
示し、それ以上では反発作用を示すことを確認し
た。
例を断面図で示したもので、第１及び第２の永久
磁石１，２には希土類コバルト磁石を使用し、そ
れぞれの対向面１ａ，２ａの極がＮ極で、第１及
び第２の永久磁石１，２及び磁性ヨーク３は、同
じ内径と外径を有するリング形状をしており、外
径φd1＝φ20mm、内径φd2＝φ10mmであつて、第１
及び第２の永久磁石１，２の厚さw1，w2は４mm
である。このような構造を有する磁気回路におい
て、本考案者が、磁性ヨーク３と第１の永久磁石
１との距離ａを変化させて吸着・反発作用を調べ
たところ、距離ａが0.35mm以下のとき吸着作用を
示し、それ以上では反発作用を示すことを確認し
た。
第５図は、本考案による磁気回路の一応用例を
示した図で、ドアの開閉する部材の一方（移動す
る）部材５に第１の永久磁石１を配設し、他方
（固定）部材６に第２の永久磁石２と磁性ヨーク
３を配設した例が示されている。
示した図で、ドアの開閉する部材の一方（移動す
る）部材５に第１の永久磁石１を配設し、他方
（固定）部材６に第２の永久磁石２と磁性ヨーク
３を配設した例が示されている。
なお、本考案による磁気回路の応用は、ドアの
開閉ばかりでなく、ビツクリ箱、机の引出し等、
種々のものに応用できるのは言うまでもない。
開閉ばかりでなく、ビツクリ箱、机の引出し等、
種々のものに応用できるのは言うまでもない。
以上述べた如く、本考案による磁気回路は、１
つの磁気回路で吸着・反発の両方の作用を兼ね備
えているので、装置が小型・軽量化され、組立て
の作業工数も大巾に改善され、経済的で、その応
用分野は広いという効果がある。
つの磁気回路で吸着・反発の両方の作用を兼ね備
えているので、装置が小型・軽量化され、組立て
の作業工数も大巾に改善され、経済的で、その応
用分野は広いという効果がある。
第１図は本考案の基本的な磁気回路を示した
図、第２図は本磁気回路の動作原理を説明するた
めの図、第３図は磁気ヨークと第１の永久磁石間
の距離に対する吸着力、反発力の強さの関係を示
した図、第４図は本考案による磁気回路の一実施
例の構造を示した断面図、第５図は本考案による
磁気回路の一応用例を示した斜視図である。 １，２……永久磁石、３……磁性ヨーク。
図、第２図は本磁気回路の動作原理を説明するた
めの図、第３図は磁気ヨークと第１の永久磁石間
の距離に対する吸着力、反発力の強さの関係を示
した図、第４図は本考案による磁気回路の一実施
例の構造を示した断面図、第５図は本考案による
磁気回路の一応用例を示した斜視図である。 １，２……永久磁石、３……磁性ヨーク。
Claims (1)
- 少なくとも一方が他方に対して互いに対向する
ように移動可能な部材に設けられる磁気回路にお
いて、前記一方の部材の前記対向面側に、磁化方
向が前記対向面と直角になるように第１の永久磁
石を配設し、前記他方の部材の前記対向面側に、
前記第１の永久磁石と同極が対向するように第２
の永久磁石を配設し、かつ前記第１の永久磁石と
の該第２の永久磁石の対向面に磁性ヨークを当接
したことを特徴とする磁気回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3010684U JPS60144203U (ja) | 1984-03-03 | 1984-03-03 | 磁気回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3010684U JPS60144203U (ja) | 1984-03-03 | 1984-03-03 | 磁気回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60144203U JPS60144203U (ja) | 1985-09-25 |
| JPH0241846Y2 true JPH0241846Y2 (ja) | 1990-11-08 |
Family
ID=30529501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3010684U Granted JPS60144203U (ja) | 1984-03-03 | 1984-03-03 | 磁気回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60144203U (ja) |
-
1984
- 1984-03-03 JP JP3010684U patent/JPS60144203U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60144203U (ja) | 1985-09-25 |
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