JPH0238568B2 - Aburaruiokuwaetenaruakyuasukoochinguho - Google Patents

Aburaruiokuwaetenaruakyuasukoochinguho

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JPH0238568B2
JPH0238568B2 JP21246781A JP21246781A JPH0238568B2 JP H0238568 B2 JPH0238568 B2 JP H0238568B2 JP 21246781 A JP21246781 A JP 21246781A JP 21246781 A JP21246781 A JP 21246781A JP H0238568 B2 JPH0238568 B2 JP H0238568B2
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JP
Japan
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coating
present
water
oil
oils
Prior art date
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JP21246781A
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JPS58118511A (ja
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Shimesu Motoyama
Takuichi Tsujino
Satoru Sato
Emiko Sudo
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Freund Corp
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Freund Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、改良された固形薬剤のアキユアスコ
ーチング法に関するものである。更に詳しくはヒ
ドロキシプロピルセルロースの水溶液に、常温に
て液状の油類を分散してなる液を噴霧してコーチ
ングすることを特徴とする固形薬剤のアキユアス
コーチング法に関するものである。 本発明の目的は固形薬剤のヒドロキシプロピル
セルロースによるアキユアスコーチング法を能率
化すると共に、コーチングされた固形薬剤の表面
の平滑度を向上させるにある。 本発明のアキユアスコーチングに用いられるト
リアセチン等の油類は、有機溶媒を使用するコー
チング法では、従来より一般的に用いられている
が、この場合、トリアセチン等の油類は有機溶媒
にホモジニアス(homogeneous)に溶けるので、
生成される皮膜にも均一に分配される。しかるに
本発明のアキユアスコーチング法に於ては、油類
は水に溶けないので分散している。この系のコー
チングでは、恐らく油類は表面へ表面へと出てき
て、コーチング剤面での展延性が増すものと考え
られる。故に、後述する特公昭56−12614号の水
分散系コーチング法に比較しても、固形薬剤の表
面の平滑度に於て特に優れている。又展延性が良
いということは、コーチング液の粘度を上げるこ
とが可能ということであり、コーチング膜の強度
の向上、薬剤と水の接触の減少などの計りしれぬ
利益をもたらすものである。本発明者等の実験で
は、粘度が1400cpsのコーチング液を用いて、本
発明のアキユアスコーチングを試みたところ、懸
念されたタツキネス(tackiness)を示すことな
く剤面のきれいなものが得られた。通常のコーチ
ング液の粘度は高くとも100cps前後であることか
らみると、本発明のアキユアスコーチング法の画
期的なことが判然とする。更に本発明の特徴とし
ては、コーチング時の噴霧液の液滴を必ずしも細
かくする必要がないということである。通常のコ
ーチングテクニツクとしては、噴霧液の液滴を微
妙にコントロールすることにより、被コーチング
物質の剤面の仕上げを全うするのであるが、この
場合は一般的に二流体ノズルのスプレーシステム
が用いられる。これに対して本発明の方法では二
流体ノズルでもよいが、加圧ノズルのスプレーシ
ステムの粗い液滴であつても、展延性が良いため
に、剤面をオレンジピール(凹凸な表面)にする
ことなく、又ピンホールを起すことなく、コーチ
ングを行うことができる。この加圧ノズルを使え
るということは、大量にコーチング液を供給でき
ることであり、コーチング機のスケールアツプに
も充分に対応でき、ひいては固形薬剤のコーチン
グの量産化につながるものである。 以上述べてきた様に本発明の特色としては水と
相溶しない油類を用いることにあり、普通の水系
コーチングでは水と相溶するもの、例えばグリセ
リン、プロピレングリコール、ポリエチレングリ
コールなどが常識的に使用されている。 本願発明に近い発明として、特公昭56−12614
号がある。この発明はトリアセチン等のゲル化剤
を含む水に分散させてなる固形薬剤用腸溶性保護
コーテイング剤組成物である。又本願発明に更に
近い発明として、特開昭56−63925号がある。こ
の発明は界面活性剤、中鎖脂肪酸のトリグリセラ
イドまたは(および)ポリビニルアルコールとポ
リアニオン高分子より成ることを特徴とする水溶
媒用腸溶性コーテイング剤である。これらの先行
技術に使用されるトリアセチン及びトリグリセラ
イドは何れも本願発明の要件である油類に属する
ものである。然しながら、本願発明とこれら先行
技術は、使用される被覆剤の高分子化合物が、そ
れぞれ水溶性と非水溶性である点において根本的
に異つている。即ち、先行技術は腸溶性コーテイ
ング剤に関するものであつて、使用される高分子
はポリアニオン高分子で非水溶性であり、径1〜
100μの粒子で水に分散するものである。本願発
明に使用されるヒドロキシプロピルセルロース
は、酸性においても水に溶解する。 又、上記の先行技術がそれぞれ解決した課題と
本願発明が解決した課題とは異る。即ち、先行技
術では非水溶性である腸溶性高分子化合物のコー
テイングを可能にすることが課題であつた。本願
発明では、従来の水溶性高分子化合物を使用する
コーテイングにおいて、コーテイング液の粘度が
高い為余り濃厚なものを使用出来ないのを可能に
すること等が課題であつた。 従つて上記の先行技術文献には本願発明の効果
は何も開示されていない。 本願発明の油類とは、常温で液体であつて水に
実質的に溶解しないか又は溶解性の乏しい物質で
あつて、トリアセチン、油脂、鉱油若しくは精油
又はこれらの混合物を意味する。 本発明に使用する油類を例示すると、グリセリ
ン脂肪酸エステルとして、トリアセチン、アセチ
ル化モノグリセライド、モノグリセライド、ポリ
グリセロールなどが、植物油脂では、ゴム油、菜
種油、綿実油、大豆油、ツバキ油、オリーブ油、
ヤシ油、パーム油、植物精油としてはキヤラウエ
油、ケイ皮油、シンナモン油、スペアミント油、
シソ油、ユーカリ油、動物油脂では魚油がある。
この他、展延性を極めてあげ錠剤相互の付着を少
なくする、シリコーン樹脂(シリコーン油)やテ
ルペン油などを用いることが出来る。 次に本発明に使用されるホモジナイザーについ
て述べる。本発明は造膜性水溶性高分子物質の水
溶液に油類を単に加えるだけでなく、場合によつ
てはホモジナイザーなどで機械的に油類を分散乳
化させることがある。例えばウルトラツクス(西
独ヤンケ アンド クンケル社製)、ポリトロン
(スイス キネマチカ社製)、マルチ・デイスパー
サ(***イストラル社製)などのホモジナイザー
で短時間撹拌を行えば充分である。これは乳化分
散が均一に行われることにより、不完全なものの
方が、油類が上へ上へ出て来て、展延性に寄与す
るものと推定されるからである。 本願発明のアキユアスコーテイング
(Aqueouscoating)と云う言葉は造膜性物質の水
溶液又は水性液で被覆する方法を意味するもので
あつて、有機溶剤を使用して造膜性物質を被覆す
る方法に対比される言葉である。 従来から造膜性水溶性高分子物質の水溶液を使
用して固形薬剤を被覆するコーテイング方法があ
る。この従来のアキユアスコーチング法に関して
その能率を向上し且仕上り製品の表面に平滑度を
向上せしめ度いとの強い要望がある。本発明はこ
の課題を解決するものであつて、後に述べる実施
例に示される様、高濃度のヒドロキシプロピルセ
ルロース水溶液を使用し且表面平滑度のより優れ
た製品の得られるアキユアスコーテイングを可能
にした。 本発明のアキユアスコーテイングを実施するに
は従来公知の手段、たとえばコーテイングパン方
式、流動コーテイング方式等によればよく、又コ
ーテイングパン方式には特公昭55−5491号に開示
された通気乾燥機構を備えるものが更に好ましい
ことは勿論である。 本発明の効果の1つであるアキユアスコーテイ
ングの能率の向上は、具体的には例えば同じ噴霧
器を使用し、同一の条件で噴霧した場合、噴霧の
増加が可能であり又より濃厚な水溶液を使用出来
ることを意味する。この様な効果及び仕上つた被
覆固形薬剤の表面の平滑度が従来のアキユアスコ
ーチングに比し向上する理由は良くは分からない
が、油類がヒドロキシプロピルセルロース水溶液
の流れを良くすることが1つの原因ではないかと
推定される。 次に本発明の実施例を述べ本発明及び本発明の
効果を具体的に説明する。 実施例 1 ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L:
日本曹達社製) 9部 トリアセチン 1部 水を加えて 100部 とする。 アスピリン250mgを含有する直径10mm、重量350
mgの錠剤を全自動フイルムコーチング装置「ハイ
コーター40」(フロイント産業社製)を用いて、
上記処方の被覆剤溶液をコーチングしたところ艷
のある美麗な錠剤を得た。 コーチング条件は以下の通りである。
【表】
【表】 実施例 2 (a) ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L)
9部 シリコーンオイル 1部 水を加えて 100部 とする。 (b) ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L)
9部 ポリエチレングリコール6000 1部 水を加えて 100部 とする。 上記(a),(b)両被覆剤溶液を実施例1と同じくア
スピリンの錠剤にコーチングした。 コーチング機は「ハイコーター40」を用い、コ
ーチング条件も実施例1と同条件で行なつた。 (a)処方のものはピンホールのない美麗な錠剤を
得た。(b)処方(比較例)は水と相容するポリエチ
レングリコールを使用したが、コーチング錠の表
面は凸凹となり、いわゆるオレンジピール状を呈
した。 実施例 3 ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−SL)
12部 アセチル化モノグリセライド(マイバセツト9
−40:イーストマンコダツク社製) 1部 ポリグリセロール 1部 水を加えて 100部 とする。 ポリトロンを用いて撹拌した。 アスピリン100mgを含有する直径8mm、重量200
mgの錠剤を全自動フイルムコーチング装置「ハイ
コーターミニ」を用いて上記処方の被覆剤溶液を
コーチングしたところ艷のある美麗な錠剤を得
た。 コーチング条件は以下の通りである。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヒドロキシプロピルセルロースの水溶液を噴
    霧して固形薬剤を被覆する方法において該水溶液
    に常温にて液状の油類を加えてなる液を噴霧する
    ことを特徴とする固形薬剤のアキユアスコーチン
    グ法。
JP21246781A 1981-12-30 1981-12-30 Aburaruiokuwaetenaruakyuasukoochinguho Expired - Lifetime JPH0238568B2 (ja)

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JPS58118511A JPS58118511A (ja) 1983-07-14
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US4931285A (en) * 1988-04-28 1990-06-05 Alza Corporation Aqueous based pharmaceutical coating composition for dosage forms
JP3017906B2 (ja) * 1993-10-08 2000-03-13 信越化学工業株式会社 腸溶性コーティング剤分散液

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