JPH0238408Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0238408Y2 JPH0238408Y2 JP18055285U JP18055285U JPH0238408Y2 JP H0238408 Y2 JPH0238408 Y2 JP H0238408Y2 JP 18055285 U JP18055285 U JP 18055285U JP 18055285 U JP18055285 U JP 18055285U JP H0238408 Y2 JPH0238408 Y2 JP H0238408Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inductance
- iron core
- inductance value
- groove
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 230000035699 permeability Effects 0.000 claims description 6
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 229910018605 Ni—Zn Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、電子機器に使用して好適な、インダ
クタンス素子に流れる電流の変化によつてインダ
クタンスの値を変化させ、かつ周波数の変化によ
りインダクタンスの値を変化させ得るインダクタ
ンス素子に関するものである。
クタンス素子に流れる電流の変化によつてインダ
クタンスの値を変化させ、かつ周波数の変化によ
りインダクタンスの値を変化させ得るインダクタ
ンス素子に関するものである。
従来、インダクタンス素子に流れる電流の変化
によつて、インダクタンスの値を変化させる方法
としては、同じ大きさの環状鉄芯を２個重ね、絶
縁ケースで保護した環状鉄芯、あるいはEI型・
EE型の鉄芯接合部にギヤツプが設けられた鉄芯
等が使用されている。一方、ノイズフイルタなど
に使用されるインダクタンス素子は、低周波につ
いては高インダクタンスを必要とする鉄芯、高周
波については高周波特性の良い鉄芯を２個別途に
使用しているため、高密度実装に容積が増大して
不適当である。
によつて、インダクタンスの値を変化させる方法
としては、同じ大きさの環状鉄芯を２個重ね、絶
縁ケースで保護した環状鉄芯、あるいはEI型・
EE型の鉄芯接合部にギヤツプが設けられた鉄芯
等が使用されている。一方、ノイズフイルタなど
に使用されるインダクタンス素子は、低周波につ
いては高インダクタンスを必要とする鉄芯、高周
波については高周波特性の良い鉄芯を２個別途に
使用しているため、高密度実装に容積が増大して
不適当である。
本考案はかかる点に鑑み、電流の変化によりイ
ンダクタンス素子の値を変化させ得ると共に、周
波数の変化によりインダクタンス値が変化する機
能の双方を兼ね備え、小型で構造容易なインダク
タンス素子を提案することを主たる目的とする。
ンダクタンス素子の値を変化させ得ると共に、周
波数の変化によりインダクタンス値が変化する機
能の双方を兼ね備え、小型で構造容易なインダク
タンス素子を提案することを主たる目的とする。
以下本考案の一実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
がら詳細に説明する。
第１図は本考案の一例を示す分解図である。１
は固有抵抗の大きい環状鉄芯例えばNi−Zn系フ
エライトコアを示し、この端面に軸芯方向に沿つ
て環状溝２が形成される。そしてこの溝２に一致
する高透磁率の環状鉄芯３例えばMn−Zn系フエ
ライトコアが装着される。同一面となるカバー４
が被されている。第２図はその断面図である。更
に、第３図に示す如く、カバー４を装着した環状
鉄芯１にコイル５が巻線されてシンダクタンス素
子とされるものである。
は固有抵抗の大きい環状鉄芯例えばNi−Zn系フ
エライトコアを示し、この端面に軸芯方向に沿つ
て環状溝２が形成される。そしてこの溝２に一致
する高透磁率の環状鉄芯３例えばMn−Zn系フエ
ライトコアが装着される。同一面となるカバー４
が被されている。第２図はその断面図である。更
に、第３図に示す如く、カバー４を装着した環状
鉄芯１にコイル５が巻線されてシンダクタンス素
子とされるものである。
第４図は本考案の構成にかかるインダクタンス
と直流重畳電流及び周波数との関係を示す線図で
ある。曲線Ａは高透磁率のフエライトコア３の特
性を示し、曲線Ｂは固有抵抗の大きいフエライト
コア１の特性を示している。電流が少ない領域又
は周波数が低い領域では高透磁率のフエライトコ
ア３が主に作用し、大電流・高周波になると、こ
れが飽和してインダクタンス値が著しく低下す
る。しかし、固有抵抗の大きいフエライトコア１
が作用しているので、インダクタンス値が極端に
低下することなく、一定のインダクタンス値を保
持していることになる。第５図は本考案インダク
タンス素子の合成インダクタンス値を示してい
る。
と直流重畳電流及び周波数との関係を示す線図で
ある。曲線Ａは高透磁率のフエライトコア３の特
性を示し、曲線Ｂは固有抵抗の大きいフエライト
コア１の特性を示している。電流が少ない領域又
は周波数が低い領域では高透磁率のフエライトコ
ア３が主に作用し、大電流・高周波になると、こ
れが飽和してインダクタンス値が著しく低下す
る。しかし、固有抵抗の大きいフエライトコア１
が作用しているので、インダクタンス値が極端に
低下することなく、一定のインダクタンス値を保
持していることになる。第５図は本考案インダク
タンス素子の合成インダクタンス値を示してい
る。
以上述べたごとく本考案によれば、固有抵抗の
大きい環状鉄芯の端面に溝を設け、その溝部に透
磁率の大きい環状鉄芯を装着し、カバーを装着し
たので、 電流が少ないと領域又は周波数が低い領域では
高インダクタンス値を保持し、かつ電流が大きい
領域又は周波数が高い領域では、極端にインダク
タンス値が極端に低下することなく、一定のイン
ダクタンス値を保持する特性を有することは勿
論、インダクタンス素子自体の容積が増加しない
ので、高密度実装に適している。
大きい環状鉄芯の端面に溝を設け、その溝部に透
磁率の大きい環状鉄芯を装着し、カバーを装着し
たので、 電流が少ないと領域又は周波数が低い領域では
高インダクタンス値を保持し、かつ電流が大きい
領域又は周波数が高い領域では、極端にインダク
タンス値が極端に低下することなく、一定のイン
ダクタンス値を保持する特性を有することは勿
論、インダクタンス素子自体の容積が増加しない
ので、高密度実装に適している。
第１図は本考案の一例を示す分解図、第２図は
その断面図、第３図は本考案の一実施例を示す
図、第４図及び第５図は本考案の構成にかかるイ
ンダクタンスと直流重畳電流及び周波数との関係
を示す線図である。 １……固有抵抗の大きい環状鉄芯、２……環状
溝、３……高透磁率の環状鉄芯。
その断面図、第３図は本考案の一実施例を示す
図、第４図及び第５図は本考案の構成にかかるイ
ンダクタンスと直流重畳電流及び周波数との関係
を示す線図である。 １……固有抵抗の大きい環状鉄芯、２……環状
溝、３……高透磁率の環状鉄芯。
Claims (1)
- 固有抵抗の大きい環状鉄芯の端面に溝を設け、
その溝部に透磁率の大きい環状鉄芯を装着し、カ
バーを装着したことを特徴とするインダクタンス
素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18055285U JPH0238408Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18055285U JPH0238408Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6289106U JPS6289106U (ja) | 1987-06-08 |
| JPH0238408Y2 true JPH0238408Y2 (ja) | 1990-10-17 |
Family
ID=31124613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18055285U Expired JPH0238408Y2 (ja) | 1985-11-22 | 1985-11-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0238408Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-22 JP JP18055285U patent/JPH0238408Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6289106U (ja) | 1987-06-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6175696U (ja) | ||
| JPH0238408Y2 (ja) | ||
| US20020030574A1 (en) | Magnetic core having an effective magnetic bias and magnetic device using the magnetic core | |
| JPS5887318U (ja) | ノイズフイルタ用コア | |
| JPS61140617U (ja) | ||
| JPS602815U (ja) | トランス | |
| JPS6063918U (ja) | インダクタンス素子 | |
| JPH0614428Y2 (ja) | コイル部品 | |
| JPH0442887Y2 (ja) | ||
| JPS58111912U (ja) | モ−ルド点火コイル | |
| JPH0711445Y2 (ja) | フェライト磁心 | |
| JPH0238417Y2 (ja) | ||
| JPS58109214U (ja) | チツプ型インダクタンス素子 | |
| JP2631293B2 (ja) | 線輪部品 | |
| JPH0520312U (ja) | ノイズフイルタ用電磁装置 | |
| JPS6228415U (ja) | ||
| JPH08937U (ja) | ラインフィルター | |
| JPS59173312U (ja) | インダクタ | |
| JPS5829823U (ja) | チヨ−クコイル | |
| JPH067224U (ja) | インダクタンス素子 | |
| JPH0425313U (ja) | ||
| JPH0432513U (ja) | ||
| JPS5929023U (ja) | チヨ−クコイル | |
| JPH03117818U (ja) | ||
| JPH02146817U (ja) |