JPH0237636A - 小型圧力スイッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［卒業上の利用分野］ 本発明は、油圧制御等に利用される圧力検出用スイッチ
に関する。

〔従来の技術〕

油圧を利用する制御システムの発展に伴い、作動流体の
高圧化が要求されるようになってきている。このため、
高圧作動流体の圧力を検出して流体加圧用機器の運転を
制御するに適した圧力スイッチが要求されている。

従来の圧力スイッチは、たとえば流体圧力をダイヤフラ
ム等の圧力応動体で受け、該圧力応動体の変位をスイッ
チの可動接点に伝達してスイッチの開閉を行なうように
なっているが、スイッチ接点の開閉を迅速確実に行なう
ために、圧力応動体として圧力反転板を利用したものが
ある。

かかる圧力反転板を用いた圧力スイッチは小型で応答感
度が良好である利点を有するものの、流体圧力が高くな
ると圧力反転板として変位量に対して荷重の大きいもの
を用いる必要があり、必然的に反転板の反転時荷重のば
らつきおよび反転時荷重と復帰時荷重との差も大きくな
ってしまう。

これに対して前記の荷重の差を縮めてスイッチとしての
応答感度を高めるために圧力反転板の反転移動高さを小
さくする手段を取ると、スイッチの可動接点の移動距離
も小さくなる。また逆にスイッチの開閉を確実とするた
めに圧力反転板の反転移動高さを確保しようとすると、
応答感度が低下するというジレンマがあった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述のような事情の下で、高圧の流体圧力を精度よく検
知し、その変動に応じて高感度で確実に回路の開閉を行
なうことができる小型圧力スイッチを提供することを、
本発明の目的とした。

〔課題を解決するための手段］ かかる本発明の目的は、流体圧力を受けるダイヤフラム
の変位を反転板に伝達し、該反転板の反転・復帰動作に
よってスイッチの接点を開閉するように構成した圧力ス
イッチにおいて、前記反転板と可動接点を支持する弾性
腕との間に、前記反転板の反転・復帰動作による移動量
を拡大して可動接点駆動部材に伝達するレバー機構を設
けたことを特徴とする小型圧カスインチによって達成さ
れる。そして更に、該反転板を流体圧力に抗して復帰方
向に付勢するばね体をその支持位置が調整可能であるよ
うに設けることにより、圧力検知精度の一層改良された
小型圧力スイッチが得られる。

〔実施例〕

本発明の小型圧力スイッチの実施例を第１図により説明
する。

図において、１は本体であり、その上部には、スイッチ
ケース２内に弾性腕３ａに固着された可動接点３ｂと固
定接点３Ｃとを設け、ガイド板４で封じたスイッチ部Ａ
が取り付けである。

また本体１の下部には、台座５ａとダイヤフラム固定環
５ｂとに挾持されたダイヤフラム６と、円形の圧力反転
板７と、ダイヤフラム６と反転板７とに双方に同時に接
触する形状を有し該固定環５ｂの孔部内で遊動可能なピ
ストン８と、が設けられ、台座５ａには圧力導入接手９
が取り付けである。

本体１の貫通孔１ａには、上部に作用突起１０ａを有す
る応動作用部材１０が摺動自在に嵌挿されており、その
底部は反転板７に常に接触できるようになっている。ま
た、本体１の上部とガイド板４との間に挾持されたレバ
ー支持環１１に設けられた支持軸１１ａ、ｌｌａには回
動自在にレバー１２．１２が支承されており、その支持
軸１１ａに近い部位で前記の作用突起１０ａと接してい
る。また、レバー１２の支持軸１１ａから最も離れた先
端部位とスイッチの弾性腕３ａとにそれぞれ下端部と上
端部とが常時接するように、レバー支持環１１とガイド
板４とを共に遊動自在に貫通する駆動スリーブ１３が設
けられている。

更に、駆動スリーブ１３を貫通する加圧棒１４が、その
下端において応動作用部材１０の上面に接するように設
けられており、また加圧棒１４の上端部に接するばね受
け１５ａとスイッチケース２に螺合した調整ねじ１６に
支えられたばね座１５ｂとの間に圧力調節ばね１５″が
挾持されていて、調整ねじ１６を回すことによって圧力
調節ばね１５の圧縮度を調整し、加圧棒１４および応動
作用部材１０を介して反転板７を復帰方向に押圧する力
の大きさを変えることができるように構成しである。

このような構造を有する本発明の小型圧力スイッチにお
いて、圧力導入接手９から導入された流体圧力はダイヤ
フラム６の下面を押し、ピストン８を介して反転板７を
反転方向に加圧する。反転板７の背面に接触している応
動作用部材ＩＯは、加圧棒１４を介して圧力調節ばね１
５の押圧力を受けており、圧力調節ばね１５の荷重と反
転板７の反転限界荷重とさらに弾性腕３ａの弾性力がレ
バー１２によって増幅された荷重との合計よりもピスト
ン８による荷重が上まわったときに反転板７が反転を起
し、圧力調節ばね１５を少し圧縮すると同時にレバー１
２を上方に回動させる。このとき作用突起１０ａの上昇
距離は小さいが、駆動スリーブ１３の上昇距離はレバー
１２によって拡大されるために充分に大きく、可動接点
３を固定接点３ｃに対して大きく接離させることができ
る。

本発明の小型圧力スイッチの作動特性を第２図に示す。

流体圧力が増大して反転圧力に達したとき、圧力反転板
は図の点線に従って反転するが、このとき駆動スリーブ
１３は図の実線のように移動する。すなわち、駆動スリ
ーブ１３が大きく移動して弾性腕３ａを大きく撓ませる
から、接点が接触したときは接触圧が大きく、また離開
したときは充分に大きなギャップが生じて接点間でのア
ークなどが発生しにくい。

〔発明の効果〕

本発明の小型圧力スイッチは、小さい反転移動高さをレ
バーによって拡大して接点に伝達するので、高感度であ
るが反転移動高さが小さい小型の圧力反転板を用いるこ
とができて且つ接点の開閉が確実で消耗が少ない。また
高い流体圧力においても圧力＃Ａ節ばねによって作動点
の調整が容易であって亮精度且つ高信頬性である特長を
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の小型圧力スイッチの例を示す縦断面図
であり、 第２図はその作動特性を示すグラフである。 ｌ・・・本体、６・・・ダイヤフラム、７・・・圧力反
転板、８・・・ピストン、１０・・・応動作用部材、１
２・・・レバ１３・・・駆動スリーブ、１４・・・加圧
棒、１５・・・圧力調節ばね、

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）流体圧力を受けるダイヤフラムの変位を反転板に
   伝達し、該反転板の反転・復帰動作によってスイッチの
   接点を開閉するように構成した圧力スイッチにおいて、
   前記反転板と可動接点を支持する弾性腕との間に、前記
   反転板の反転・復帰動作による移動量を拡大して可動接
   点駆動部材に伝達するレバー機構を設けたことを特徴と
   する小型圧力スイッチ。
2. （２）反転板を流体圧力に抗して復帰方向に付勢するば
   ね体をその支持位置が調整可能であるように設けた請求
   項１記載の小型圧力スイッチ。