JPH0235142B2 - - Google Patents

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JPH0235142B2
JPH0235142B2 JP56074104A JP7410481A JPH0235142B2 JP H0235142 B2 JPH0235142 B2 JP H0235142B2 JP 56074104 A JP56074104 A JP 56074104A JP 7410481 A JP7410481 A JP 7410481A JP H0235142 B2 JPH0235142 B2 JP H0235142B2
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JP
Japan
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idling
speed
step motor
stator
engine
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JP56074104A
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English (en)
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JPS57191432A (en
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Mamoru Kobashi
Shinichiro Tanaka
Hideo Saji
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/335,819 priority patent/US4432318A/en
Publication of JPS57191432A publication Critical patent/JPS57191432A/ja
Publication of JPH0235142B2 publication Critical patent/JPH0235142B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D31/00Use of speed-sensing governors to control combustion engines, not otherwise provided for
    • F02D31/001Electric control of rotation speed
    • F02D31/002Electric control of rotation speed controlling air supply
    • F02D31/003Electric control of rotation speed controlling air supply for idle speed control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D31/00Use of speed-sensing governors to control combustion engines, not otherwise provided for
    • F02D31/001Electric control of rotation speed
    • F02D31/002Electric control of rotation speed controlling air supply
    • F02D31/003Electric control of rotation speed controlling air supply for idle speed control
    • F02D31/005Electric control of rotation speed controlling air supply for idle speed control by controlling a throttle by-pass
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関のアイドリング回転速度制御
方法に関する。
従来より、スロツトル弁上流の吸気通路とスロ
ツトル弁下流の吸気通路とを連通するバイパス通
路内にDCモータによつて駆動される流量制御弁
を設け、機関アイドリング運転時におけるアイド
リング回転数が目標回転数となるようにDCモー
タを駆動制御するようにした内燃機関が公知であ
る(特開昭56−20730号公報参照)。この内燃機関
では一定周期でDCモータの正転用パルスを発生
する正転パルス発生器と、この正転用パルスと同
期してDCモータの逆転用パルスを発生する逆転
パルス発生器とを具備し、正転用パルスおよび逆
転用パルスが発生しているときにアイドリング回
転数が目標回転数よりも低ければばDCモータを
正転させてバイパス空気量を増大させ、アイドリ
ング回転数が目標回転数よりも高ければDCモー
タを逆転させてバイパス空気量を減少させるよう
にしている。
しかしながらアイドリング運転時におけるアイ
ドリング回転数は安定しておらず、実際には短い
周期でもつて上下動している。従つてアイドリン
グ回転数の平均値が目標回転数より高くても瞬時
的な回転数は短い周期でもつて目標回転数よりも
低くなり、アイドリング回転数の平均値が目標回
転数より低くても瞬間的な回転数は短い周期でも
つて目標回転数よりも高くなる。従つて上述の内
燃機関では例えばアイドリング回転数の平均値が
目標回転数より高い場合であつてもDCモータは
短い周期でもつて正転と逆転とを繰返し、斯くし
てアイドリング回転数の平均値が相変らず目標回
転数よりも高く維持されるという問題がある。ま
た、このようにDCモータの正転および逆転を短
い周期でもつて繰返すとDCモータの寿命が短く
なり、斯くして信頼性に欠けるという問題を生ず
る。更に、上述の内燃機関において例えばアイド
リング回転数の平均値が目標回転数より高い場合
において何らかの原因により一時的に機関回転数
が低下したときに正転用パルスおよび逆転用パル
スが発生するとDCモータが正転せしめられてバ
イパス空気量が増量せしめられ、斯くしてアイド
リング回転数が上昇せしめられるためにアイドリ
ング回転数の平均値が目標回転数から更にずれて
しまうという問題を生ずる。これらの問題はバイ
パス空気量の制御をアイドリング回転数の平均値
に基いて行なつておらず、アイドリング回転数の
瞬時値に基いて行なつていることに起因してい
る。
本発明はバイパス空気量の制御をアイドリング
回転数の平均値に基いて行なうようにしてアイド
リング回転数の平均値を目標回転数に制御するこ
とのできるアイドリング回転速度制御方法を提供
することにある。
以下、添附図面を参照して本発明を詳細に説明
する。
第1図を参照すると、1は機関本体、2はサー
ジタンク、3は吸気管、4はスロツトル弁、5は
エアフローメータを夫々示し、このエアフローメ
ータ5は図示しないエアクリーナを介して大気に
連結される。サージタンク2は各気筒に共通であ
つてこのサージタンク2は複数個の枝管6を介し
て対応する気筒に夫々連結され、これらの各枝管
6には夫々燃料噴射弁7が取付けられる。一方、
サージタンク2には流量制御弁装置8が取付けら
れる。この流量制御弁装置8は第2図に示される
ようにステツプモータ9を保持するモータハウジ
ング10と、モータハウジング端板11と、弁ハ
ウジング12とを具備し、これらハウジング1
0,12並びに端板11はボルト13によつて互
に固締される。第1図並びに第2図に示すように
弁ハウジング12にはフランジ14が一体形成さ
れ、このフランジ14はボルトによつてサージタ
ンク2の外壁面上に固定される。弁ハウジング1
2内には弁室15が形成され、この弁室15は弁
ハウジング12に固定されたバイパス管16を介
して第1図に示すようにスロツトル弁4上流の吸
気管3内に連結される。一方、第1図並びに第2
図に示されるようにフランジ14の先端部にはサ
ージタンク2内に突出する円筒状突起17が一体
形成され、この突起17内には円筒状空気流出孔
18が形成される。空気流出孔18の内端部には
環状溝19aが形成され、この環状溝19a内に
は弁座19が嵌着される。
一方、ステツプモータ9は弁軸20と弁軸20
と共軸的に配置されたロータ21と、ロータ21
の円筒状外周面とわずかな間隙を隔てて固定配置
された一対のステータ22,23とを具備する。
第2図に示すように弁軸20の端部はモータハウ
ジング10に固定された焼結金属製の中空円筒状
軸受24により支承されており、弁軸20の中間
部はハウジング端板11に固定された焼結金属製
軸受25により支承される。また、弁軸20には
弁軸20が最大前進位置にあるときにロータ21
と当接する第1のストツプピン26が固着され、
更に弁軸20には弁軸20が最大後退位置にある
ときにロータ21と当接する第2のストツプピン
27が固着される。なお、軸受24には第1スト
ツプピン26が侵入することのできるスリツト2
8が形成される。更に、モータハウジング10内
に位置する弁軸20の外周面上には外ねじ山29
が螺設され、この外ねじ山29は第2図において
弁軸20の左端から右方に延設されて第2ストツ
プピン27をわずかばかり越えた位置で成端す
る。また、弁軸20の外周面上には外ねじ山29
の成端位置近傍から右方に延びる平坦部30が形
成され、一方第3図に示されるように軸受25の
軸支承孔は弁軸21の外周面と相補的形状をなす
円筒状内周面31と平坦状内周面32を有する。
従つて弁軸20は軸受25によつて回転不能にか
つ軸方向に摺動可能に支承される。また、第3図
に示されるように軸受25の外周壁面上には外方
に突出する腕33が一体形成され、一方ハウジン
グ端板11上には軸受25の外周輪郭形状に一致
した輪郭形状の軸受嵌着孔34が形成される。従
つて軸受25が第2図に示すように軸受嵌着孔3
4内に嵌着されたとき軸受25はハウジング端板
11上において回転不能に支持される。弁軸20
の先端部にはほぼ円錐状の外周面35を有する弁
体36がナツト37によつて固締され、弁体36
の外周面35と弁座19間に環状の空気流通通3
8が形成される。更に弁室15内には弁体36と
ハウジング端板11間に圧縮ばね39が挿入され
る。
第2図に示されるようにロータ21は合成樹脂
製の内筒40と、内筒40の外周面上に嵌着固定
された金属製の中間筒41と、中間筒41の外周
面上に接着剤により接着固定された永久磁石から
なる外筒42とにより構成され、この永久磁石製
外筒42の外周面には後述するように円周方向に
N極とS極が交互に形成される。第2図からわか
るように中間筒41の一端部はモータハウジング
10によつて支持された玉軸受43のインナレー
ス44より支承され、一方中間筒41の他端部は
ハウジング端板11によつて支持された玉軸受4
5のインナレース46により支承される。従つて
ロータ21はこれら一対の玉軸受43,45によ
つて回転可能に支承される。また、内筒40の中
心孔内には弁軸20の外ねじ山29と噛合する内
ねじ山47が形成され、従つてロータ21が回転
すると弁軸20が軸方向に移動せしめられること
がわかる。
モータハウジング10内に固定配置されたステ
ータ22とステータ23とは同一の構造を有して
おり、従つて第4図から第7図を参照して片方の
ステータ22の構造のみについて説明する。第4
図から第7図を参照するとステータ22は一対の
ステータコア部分51,52とステータコイル5
3とにより構成される。ステータコア部分51は
環状側壁部54と、外筒部55と、環状側壁部5
4の内周縁から環状側壁部54に対して垂直に延
びる8個の磁極片56とにより構成され、これら
磁極片56はほぼ三角形状を有すると共に等角度
間隔で配置される。一方、ステータコア部分52
は環状側壁部57と、環状側壁部57の内周縁か
ら環状側壁部57に対して垂直に延びる8個の磁
極片58とにより構成され、これら磁極片58は
磁極片56と同様にほぼ三角形状を有すると共に
等角度間隔で配置される。これらのステータコア
部分51,52は第6図並びに第7図に示される
ようにそれらの磁極片56と磁極片58とが互に
等間隔を隔てるようにして互に結合され、このと
きステータコア部分51,52がステータコアを
形成する。第7図においてステータコイル53に
矢印Aで示す方向に電流を流すと第6図において
ステータコイル53の周りには矢印Bで示す磁界
が発生し、その結果磁極片56にはS極が、磁極
片58にはN極が夫々発生する。従つてステータ
22の内周面上にはN極とS極が交互に形成され
ることがわかる。一方、第7図においてステータ
コイル53に矢印Aと反対方向に電流を流せば磁
極片56にはN極が、磁極片58にはS極が夫々
発生する。
第8図は第2図に示すようにステータ22とス
テータ23とをタンデム状に配置したところを示
す。なお、第8図においてステータ22の構成要
素と同様なステータ23の構成要素は同一の符号
で示す。第8図に示されるようにステータ22の
隣接する磁極片56と磁極片58との距離をlと
するとステータ23の磁極片56はステータ22
の磁極片56に対してl/2だけずれている。即
ち、ステータ22の隣接する磁極片56の距離d
を1ピツチとするとステータ23の磁極片56は
ステータ22の磁極片56に対して1/4ピツチだ
けずれている。一方、第9図に示すようにロータ
21の永久磁石製外筒42の外周面上にはその円
周方向に交互にN極とS極が形成され、隣接する
N極とS極との間隔は隣接する磁極片56と磁極
片58の間隔に一致する。
再び第1図を参照すると、ステツプモータ9は
ステツプモータ駆動回路60を介して電子制御ユ
ニツト61に接続される。更に、電子制御ユニツ
ト61には車速センサ62、機関冷却水温センサ
63、機関回転数センサ64、スロツトルスイツ
チ65並びに自動変速装置のニユートラルスイツ
チ66が接続される。車速センサ62は例えばス
ピードメータ内に設けられてスピードメータケー
ブルにより回転せしめられる回転永久磁石67
と、この永久磁石67によつてオン・オフ動作せ
しめられるリードスイツチ68とにより構成され
て車速に比例したパルス信号を電子制御ユニツト
61に送り込む。水温センサ63は機関冷却水温
を検出し、機関冷却水温を表わす信号を電子制御
ユニツト61に送り込む。回転数センサ64はデ
イストリビユータ69内においてクランクシヤフ
トと同期して回転するロータ70と、このロータ
70の鋸歯状外周縁に対設された電磁ピツクアツ
プ71とにより構成され、機関クランクシヤフト
が一定角度だけ回転する毎にパルスを電子制御ユ
ニツト61に送り込む。スロツトルスイツチ65
はスロツトル弁4の回動運動によつて作動されて
スロツトル弁4が全閉状態にあるときオンとな
り、その検出信号を電子制御ユニツト61に送り
込む。ニユートラルスイツチ66は自動変速装置
がドライブレンジDであるかニユートラルレンジ
Nであるかを検出し、その検出信号を電子制御ユ
ニツト61に送り込む。
第10図にステツプモータ駆動回路60と、電
子制御ユニツト61を示す。第10図を参照する
と、電子制御ユニツト61はデイジタルコンピユ
ータからなり、各種の演算処理を行なうマイクロ
プロセツサ(MPU)80、ランダムアクセスメ
モリ(RAM)81、制御プログラム、演算定数
等が予め格納されているリードオンリメモリ
(ROM)82、入力ポート83並びに出力ポー
ト84が双方向バス85を介して互に連結されて
いる。更に、電子制御ユニツツト61内には各種
のクロツク信号を発生するクロツク発生器86
と、バス87を介してMPU80に連結されたバ
ツクアツプRAM88とを具備し、このバツクア
ツプRAM88は電源89に接続されている。ま
た、電子制御ユニツト61はカウンタ90を具備
し、車速センサ62がこのカウンタ90を介して
入力ポート83に接続される。このカウンタ90
は車速センサ62の出力信号をクロツク発生器8
6のクロツク信号により一定時間計数し、車速に
比例した2進計数値が入力ポート83並びにバス
85を介してMPU80に読み込まれる。更に、
電子制御ユニツト61はA−D変換器91を具備
しており、水温センサ63がこのA−D変換器9
1を介して入力ポート83に接続される。水温セ
ンサ63は例えばサーミスタからなり、従つて水
温センサ63は機関冷却水温に比例した出力電圧
を発する。この出力電圧はA−D変換器91にお
いて機関冷却水温に対応した2進数に変換され、
この2進数が入力ポート83並びにバス85を介
してMPU80に読み込まれる。回転数センサ6
4、スロツトルスイツチ65並びにニユートラル
スイツチ66の出力信号は入力ポート83並びに
バス85を介してMPU80に読み込まれる。
MPU80内では回転数センサ64の出力パルス
の時間間隔を計算し、この時間間隔から機関回転
数を求めている。一方、出力ポート84の出力端
子はラツチ92の対応する入力端子に接続され、
ラツチ92の出力端子はステツプモータ駆動回路
60に接続される。出力ポート84にはMPU8
0からパルスモータ駆動データが書き込まれ、こ
のパルスモータ駆動データはラツチ92において
クロツク発生器86のクロツク信号により一定時
間保持される。
一方、パルスモータ駆動回路60においてステ
ータ22のステータコイル53とステータ23の
ステータコイル53は第8図において同一方向に
巻設されており、第10図においてこれらステー
タコイル53の巻始め端子S1,S2で、これらステ
ータコイル53の巻終り端子がE1,E2で夫々示
される。更に、第10図においてステータコイル
53の中間タツプがM1,M2で夫々示される。ス
テータ22において巻始め端子S1と中間タツプ
M1間のステータコイル53は1相励磁コイル
を形成し、巻終り端子E1と中間タツプM1間のス
テータコイル53は3相励磁コイルを形成す
る。更に、ステータ23において巻始め端子S2
中間タツプM2間のステータコイル53は2相励
磁コイルを形成し、巻終り端子E2と中間タツ
プM2間のステータコイル53は4相励磁コイル
を形成する。第10図に示されるようにパルス
モータ駆動回路60は4個のトランジスタTr1
Tr2,Tr3,Tr4を有し、巻始め端子S1,S2並びに
巻き終り端子E1,E2は夫々トランジスタTr1
Tr2,Tr3,Tr4のコレクタに接続される。また、
中間タツプM1,M2は電源89を介して接地され
る。トランジスタTr1、Tr2,Tr3,Tr4のコレク
タは対応する逆起電力吸収用ダイオードD1,D2
D3,D4並びに抵抗Rを介して電源89に接続さ
れ、各トランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr4のエミ
ツタは接地される。また、各トランジスタTr1
Tr2,Tr3,Tr4のベースはラツチ92の対応する
出力端子に接続される。
前述したようにMPU80内では回転数センサ
64の出力信号に基いて機関回転数が計算され
る。一方ROM82内には例えば機関冷却水温と
機関アイドリング回転数との望ましい関係を表わ
す関数、或いは自動変速装置のレンジと機関アイ
ドリング回転数との望ましい関係を表わす関数が
数式の形で或いはデータテーブルの形で予め格納
されている。MPU80内ではこの関数と現在の
機関回転数から現在の機関回転数を予め定められ
た望ましい機関アイドリング回転数にするのに必
要なステツプモータ9の移動方向を定め、更にそ
の移動方向にステツプモータ9を順次ステツプ移
動させるためのステツプモータ駆動データを求め
てこの駆動データを出力ポート84に書き込む。
この書き込み動作は例えば8msec毎に行なわれ、
出力ポート84に書き込まれたステツプモータ駆
動データがラツチ92において8msecの間保持
される。MPU80から出力ポート84へは例え
ば4ビツトの駆動データ“1000”が送り込まれ、
第1図において各トランジスタTr1,Tr2,Tr3
Tr4に連結されたラツチ92の出力端子を夫々
、、、とするとこのときラツチ92の出
力端子、、、には8msecの間夫々
“1”、“0”、“0”、“0”の出力信号が表われる

第11図はラツチ92の各出力端子、、、
に表われる出力信号を示している。第11図か
らわかるように時刻t1とt2の間は上述のようにラ
ツチ92の各出力端子、、、に夫々
“1”、“0”、“0”、“0”の出力信号が表われて
いる。このようにラツチ92の出力端子の出力
信号が“1”になるとトランジスタTr1はオン状
態となるために1相励磁コイルが励磁される。
次いでt2においてMPU80内において例えば弁
体36(第2図)が開弁方向に移動するようにス
テツプモータ9を1ステツプだけ移動すべきと判
断された場合にはMPU80から出力ポート84
に駆動データ“1100”が読み込まれ、それによつ
て第11図の時刻t2とt3間に示すようにラツチ9
2の出力端子、、、には夫々“1”、
“1”、“0”、“0”の出力信号が発生する。従つ
てこのときトランジスタTr2もオン状態となり、
斯くして1相励磁コイルと2相励磁コイルル
が励磁される。同様に第11図の時刻t3とt4間で
はラツチ92の各出力端子、、、には
夫々“0”、“1”、“1”、“0”の出力信号が表わ
れ、従つてこのとき2相励磁コイルと3相励磁
コイルが励磁される。更に、第11図の時刻t4
とt5間ではラツチ92の出力端子、、、
には夫々“0”、“0”、“1”、“1”の出力信号が
表われ、従つてこのとき3相励磁コイルと4相
励磁コイルが励磁される。なお、第11図から
ラツチ92の出力端子、、、に表われる
信号、即ち各励磁コイル、、、の励磁パ
ルスの長さは等しく、更に各励磁パルスが互に1/
2づつ重合していることがわかる。時刻t2とt5
におけるように各励磁パルスが互に1/2づつ重合
するように励磁パルスを発生させることを2相同
時励磁方式という。
第12図は各ステータ22,23の磁極片5
6,58と、ロータ21の外筒42の外周面を展
開して図解的に示している。第12図aは第11
図の時刻t1とt2間のように1相励磁コイルのみ
が励磁されている場合を示しており、このときス
テータ22の磁極片56はN極、磁極片58はS
極となつている。一方、ステータ23の各磁極片
56,58には磁極が表われていない。従つてこ
のときステータ22の磁極片56とロータ外筒4
2のS極が対向し、ステータ22の磁極片58と
ロータ外筒42のN極が対向している。次いで第
11図の時刻t2とt3間のように2相励磁コイル
が励磁されるとこの2相励磁コイルの電流の向
きと1相励磁コイルの電流の向きが同一方向で
あるので第12図bに示されるようにステータ2
3の磁極片56はN極となり、ステータ23の磁
極片58はS極となる。従つてこのときロータ外
筒42はロータ外筒42のS極がステータ22の
磁極片56とステータ23の磁極片との中間に位
置し、一方ロータ外筒42のN極がステータ22
の磁極片58とステータ23の磁極片58との中
間に位置するように移動する。前述したようにス
テータ22の隣接する磁極片56の間隔を1ピツ
チとすると第12図bに示すロータ外筒42は第
12図aに示すロータ外筒42に対して第12図
において右側に1/8ピツチ移動したことになる。
次いで第11図の時刻t3とt4間のように3相励
磁コイルが励磁されるとこの3相励磁コイル
の電流の向きは1相励磁コイルの電流の向きと
逆向きになるために第12図bに示されるように
ステータ22の磁極片56はS極となり、ステー
タ22の磁極片はN極となる。その結果、第12
図cに示すロータ外筒42は第12図bに示すロ
ータ外筒42に対して第12図において右方に1/
4ピツチ移動することになる。次いで第11図の
時刻t4とt5間のように4相励磁コイルが励磁さ
れると第12図dに示されるようにロータ外筒4
2は第12図cのロータ外筒42に対して右方に
1/4ピツチ移動する。次いで第11図の時刻t5
t6間では4相励磁コイルのみが励磁され、従つ
て第12図eに示すようにステータ22の各磁極
片56,58には磁極が表われていない。斯くし
てこのときステータ23の磁極片56とロータ外
筒42のN極が対向し、ステータ23の磁極片5
8とロータ外筒42のS極が対向するようにロー
タ外筒42は第12図dに示すロータ外筒42に
対して第12図において右方に1/8ピツチ移動す
る。次いで第11図の時刻t6においてMPU80
から出力ポート84に駆動データ“0000”が書き
込まれ、従つてラツチ92の出力端子、、
、の出力信号は全て“0”となるので全ての
励磁コイル、、、の励磁が停止される。
このとき第12図eに示すようにステータ23の
磁極片56とロータ円筒42のN極が対向してお
り、ステータ23の磁極片58とロータ外筒42
のS極が対向している。従つてロータ円筒42の
N極がステータ23の磁極片56に作用する吸引
力とロータ円筒42のS極がステータ23の磁極
片58に作用する吸引力とによりロータ円筒42
は第12図eに示す状態に静止保持される。な
お、ロータ円筒42が静止保持される前に4相励
磁コイルが励磁されていたことがRAM81内
に記憶される。
次いで第11図の時刻t7においてMPU80内
において弁体36(第2図)が開弁する方向にス
テツプモータ9を1ステツプだけ移動すべきと判
断された場合にはMPU80は最後に励磁された
励磁コイルが何相であつたかをRAM81から読
み取り、最後に励磁された励磁コイルが4相励磁
コイルである場合にはMPU80は出力ポート
84に駆動データ“0001”を書き込む。斯くして
第11図の時刻t7とt8間で示されるように4相励
磁コイルのみが励磁される。このときロータ円
筒42は第12図eに示す位置にあるのでロータ
円筒42は静止したままである。次いで第11図
の時刻t7とt8間に示されるように3相励磁コイル
が励磁されると各ステータ22,23の各磁極
片56,58には第12図dに示されるような磁
極が表われ、斯くしてロータ円筒42は第12図
eのロータ円筒42に対して前とは逆に第12図
において左方向の1/8ピツチ移動する。
第11図の時刻t1とt6間におけるように1相励
磁コイルから順次励磁されるとステータ22,
23に対してロータ外筒42が移動し、それによ
つてロータ21が一方向に回転する。ロータ21
が回転すると第2図に示すように弁軸20の外ね
じ山29とロータ内筒40の内ねじ山47が噛合
しているために弁軸20は第2図において左方に
移動する。その結果、弁体36と弁座19間に形
成される環状空気流通路38の断面積が増大する
ために第1図においてスロツトル弁4上流の吸気
管3内からバイパス管16を介してサージタンク
2内に供給される空気量は増大する。一方、第1
1図の時刻t7とt10間ではロータ21は逆方向に回
転するために弁軸20が第2図において右方に移
動し、その結果弁体36と弁座19間に形成され
る環状空気流通路38の断面積は減少する。
第13図はバイパス通路を流れる空気量をフイ
ードバツク制御する際のフローチヤートを示して
いる。第13図においてステツプ100はフイード
バツク制御が時間割込みで行なわれることを示し
ている。なお、この実施例では8msec毎に割込
みが行なわれる。ステツプ101において水温セン
サ63の出力信号をA−D変換器91並びに入力
ポート83を介してMPU80内に読み込み、機
関冷却水温が70℃よりも小さくないか否かが判別
される。ステツプ101において機関冷却水温が70
℃よりも小さいと判別されたとき、即ち機関暖機
完了前のときステツプ102に進んでカウンタCに
2秒を入れる。上述したように第13図に示すル
ーチンは8msecで時間割込みするので実際にカ
ウンタC内に入れられる数値は2秒/8msec=
250である。次いでステツプ103においてフイード
バツク制御中に立てるフイードバツク中フラグを
降ろした後ステツプ104に進み、ステツプ104にお
いてステツプモータ9の回転処理を行なつて処理
サイクルを完了する。なお、この場合実際にはス
テツプモータ9は静止状態に保持される。
一方、ステツプ101において機関冷却水温が70
℃よりも小さくないときはステツプ105に進む。
ステツプ105ではスロツトルスイツチ65がオン
であるか否か、即ちスロツトル弁4が全閉状態に
あるか否かが判別され、スロツトル弁4が全閉状
態でないと判別された場合にはステツプ102に進
む。一方、ステツプ105においてスロツトル弁4
が全閉状態にあると判別された場合にはステツプ
106に進む。ステツプ106ではニユートラルスイツ
チ66がオンであるか否か、即ち自動変速装置が
ニユートラルレンジにあるか否かが判別され、自
動変速装置がニユートラルレンジにあると判断さ
れた場合にはステツプ107に進む。一方、ステツ
プ106において自動変速装置がニユートラルレン
ジにないと判断された場合、即ち自動変速装置が
ドライブレンジにあると判断された場合にはステ
ツプ108に進む。ステツプ108では車速センサ62
の出力信号がカウンタ90並びに入力ポート83
を介してMPU80内に読み込まれ、車速が2
Km/hよりも小さくないか否かが判別される。ス
テツプ108において車速が2Km/hよりも小さく
ないと判断されたときはステツプ102に進み、一
方ステツプ108において車速が2Km/hよりも小
さいと判断された場合にはステツプ107に進む。
従つてステツプ107へ進むのは次の(1)と(2)の場合
だけであり、その他の場合にはステツプ102へ進
む。
(1) 機関冷却水温が70℃よりも小さくなく、スロ
ツトル弁4が全閉状態にあり、かつ自動変速装
置がニユートラルレンジにある場合。
(2) 機関冷却水温が70℃よりも小さくなく、スロ
ツトル弁4が全閉状態にあり、自動変速装置が
ドライブレンジにあり、かつ車速が2Km/hよ
りも小さい場合。
上記(1)および(2)の場合は機関アイドリング運転
時である。従つて機関アイドリング運転状態にな
い場合にはステツプ102においてカウンタCに2
秒が入れ続けられ、機関アイドリング運転状態に
なるとステツプ107に進み、ステツプ107において
カウンタCが零であるか否かが判別される。アイ
ドリング開始後始めてステツプ107を通るときに
はカウンタCは2秒となつており、従つてこのと
きはステツプ109へ進む。ステツプ109ではカウン
タCにC−1が入れられる、即ちカウンタCが1
だけデイクリメントされる。次いでステツプ103
においてフイードバツク中フラグを降ろした後に
ステツプ104においてステツプモータ9の回転処
理を行なつて処理サイクルを完了する。なお、こ
の場合にもステツプモータ9は静止状態に保持さ
れる。上述したようにステツプ109を通る毎にカ
ウンタCから1つづつデイクリメントされるので
アイドリング運転後2秒経過するとステツプ107
においてカウンタCが零と判断され、このときス
テツプ110に進む。従つて第14図において時刻
taにおいてアイドリング運転が開始されたとする
と時刻taから2秒後の時刻tbにおいてカウンタC
が零となり、ステツプ110に進む。なお、第14
図aの縦軸は機関回転数NE(r.p.m)を示し、第
14図bの縦軸は機関回転数NEの平均値N(r.p.
m)を示し、第14図cの縦軸はステツプモータ
9の移動ステツプ位置STEPを示す。
再び第13図に戻るとステツプ110においてフ
イードバツク中フラグが立つているか否かが判別
される。始めてステツプ110を通過するときには
ステツプ103においてフイードバツク中フラグ1
03が降ろされているためにステツプ110におい
てフイードバツク中フラグが立つていないと判断
され、従つてステツプ111に進んで弁体36(第
2図)の全閉位置を基準としたモータ位置の下限
値Miniを計算する。この下限値Miniは機関暖機
後における機関アイドリング回転数の長時間に亘
る平均モータ位置、即ち全閉位置を基準とした平
均ステツプ数から3を引いたステツプ数である。
このように機関暖機完了後における機関アイドリ
ング回転数の平均値を常時記憶しておくために第
10図においてバツクアツプRAM88が設けら
れている。次に第15図を参照してこの下限値
Miniについて説明する。なお、第15図aの縦
軸は機関回転数NE(r.p.m)を示し、第15図b
の縦軸はステツプモータ9のステツプ位置STEP
を示す。スロツトル弁4の全閉位置を検出するス
ロツトルスイツチ65は多少の余裕をもつて構成
されており、従つてスロツトル弁4がわずかばか
り開いててもスロツトルスイツチ65はオンとな
つている。第15図において時刻Taまでスロツ
トル弁4が全閉位置にあり、時刻Taにおいてス
ロツトル弁4がわずかばかり開弁せしめられたと
すると吸入空気量が増大するために第15図aに
示すように機関回転数NEが大きくなる。このよ
うに機関回転数が大きくなると吸入空気量を減少
させて機関回転数を低下させるために第15図b
において矢印Kで示すように弁体36(第2図)
を閉弁する方向にステツプモータ9が駆動され続
ける。次いで時刻Tbにおいて再びスロツトル弁
4が全閉状態になつたとすると弁体36がかなり
閉弁しているために吸入空気量が極度に少なくな
り、その結果機関が停止してしまうという問題を
生じる。このように機関が停止するのを阻止する
ために機関暖機完了後におけるアイドリング回転
の長時間の平均値Mから3ステツプ差引いたステ
ツプ数を最少値Miniとし、後述するようにステ
ツプモータ9のステツプ位置がこの最小値Mini
よりも小さくならないようにしている。従つて第
15図の時刻Taにおいてスロツトル弁4がわず
かばかり開弁せしめられたとしても第15図bに
おいて実線で示すようにステツプモータ9は弁体
36(第2図)の閉弁方向に3ステツプしか移動
することができず、斯くして時刻Tbにおいてス
ロツトル弁4が再び全閉状態になつても吸入空気
量がさほど少くならないので機関が停止するのを
阻止することができる。
このようにステツプ111においてステツプモー
タ位置の下限値Miniが求められると次いでステ
ツプ112においてフイードバツク中フラグを立て、
次いでステツプ113に進んで待ち時間中フラグを
立てる。次いでステツプ114においてカウンタD
に1.6秒、数値にすると200を入れ、ステツプ104
に進む、なお、このときもステツプ104において
ステツプモータ9は回転駆動されず、静止状態に
保持される。
一方、2度目にステツプ110を通るときには既
にステツプ112においてフイードバツク中フラグ
が立てられているのでフイードバツク中であると
判断され、従つてステツプ115に進む。ステツプ
115ではカウンタDが零か否かが判別される。始
めてステツプ115を通るときにはカウンタDには
1.6秒が入れられているためにカウンタDは零で
はないと判断され、ステツプ116へ進む。ステツ
プ116では待ち時間中フラグが立つているか否か
判別される。この待ち時間中フラグは既にステツ
プ113において立てられているのでステツプ116に
おいて待ち時間中と判断され、ステツプ117に進
む。ステツプ117ではカウンタDにD−1が入れ
られる、即ちカウンタDが1だけデイクリメント
され、次いでステツプ104においてステツプモー
タ9の回転処理をする。なお、このときもステツ
プモータ9は静止状態に保持される。ステツプ
117を通る毎にカウンタDは1づつデイクリメン
トされるので始めてステツプ115を通過した後1.6
秒経過するとステツプ115においてカウンタDが
零であると判断され、ステツプ118に進む。この
ときの時刻を第14図においてtcで示す。従つて
第14図の時刻tbとtc間が待ち時間1.6秒である。
ステツプ118では待ち時間中フラグが立つている
か否か判別され、このとき依然として待ち時間中
フラグが立つているのでステツプ119に進む。ス
テツプ119では機関回転数を記憶するためのレジ
スタRがクリヤされ、次いでステツプ120におい
て待ち時間中フラグが降ろされる。次いでステツ
プ114において再びカウンタDに1.6秒が入れら
れ、次いでステツプ104においてステツプモータ
回転処理が行なわれる。しかしながらこのとき実
際にはステツプモータ9は静止状態に保持された
ままである。
次の処理サイクルにおいてステツプ115では再
びカウンタDが零か否かが判別されるがこのとき
カウンタDには1.6秒が入れられているのでカウ
ンタDは零ではないと判断され、ステツプ116へ
進む。ステツプ116では待ち時間中フラグが立つ
ているか否かが判別されるが前回の処理サイクル
におけるステツプ120において待ち時間中フラグ
が降ろされているのでステツプ116では待ち時間
中フラグが立つていないと判断され、ステツプ
121に進む。前述したようにMPU80内では回転
数センサ64の出力信号に基づいて機関回転数
NEが計算されており、ステツプ121では機関回
転数NEが8回計測された否かが判別される。ス
テツプ121において機関回転数NEが8回計測さ
れた場合にはステツプ117に進んでカウンタDか
ら1がデイクリメントされる。一方、ステツプ
121において機関回転数NEが8回計測されてい
ないと判断された場合にはステツプ122において
レジスタRに機関回転数が加算され、次いでステ
ツプ117においてカウンタDから1がデイクリメ
ントされる。ステツプ122は8回通過するのでレ
ジスタRには機関回転数NEの8回の合計が記憶
される。
次いでステツプ115においてカウンタDが零で
あると判別されたとき、、即ち機関回転数NEの
計測を開始してから1.6秒経過したときにはステ
ツプ118に進む、このときの時刻を第14図でtd
で示す。従つて第14図の時刻tcとtd間は計測時
間1.6msecである。ステツプ118では待ち時間中
フラグが立つているか否かが判別されるが待ち時
間中フラグは降ろされているためにステツプ123
に進む。ステツプ123ではレジスタRに記憶され
た機関回転数NEの8回の合計ΣNEを8で割算
し、その割算結果をNとする。従つてこのNは機
関回転数NEの平均値を示している。次いでステ
ツプ124では前述したようにROM82に格納さ
れた関数と水温センサ63、ニユートラルスイツ
チ65の出力信号から機関回転数の目標値NFが
計算される。この目標値NFは例えば機関冷却水
温が70℃以上で自動変速装置がニユートラルレン
ジにある場合には650r.p.m、機関冷却水温が70℃
以上で自動変速装置がドライブレンジにある場合
には600r.p.mと予め定められている。次いでステ
ツプ125においてステツプモータ9の移動ステツ
プ数STEPに1が入れられ、ステツプモータ9の
回転方向DIRに1が入れられる。なお、DIR=1
は弁体36(第2図)を閉弁方向に移動させるス
テツプモータ9の回転方向であり、DIR=0は弁
体36を開弁方向に移動させるステツプモータ9
の回転方向である。次いでステツプ126において
機関回転数平均値Nから機関回転数目標値NFが
減算され、その減算結果をΔNEとする。従つて
機関回転数平均値Nが目標値NFよりも高い場合
にはΔNEは正となり、逆に低い場合にはΔNEは
負となる。次いでステツプ127においてこのΔNE
が零よりも小さくないか否かが判別され、ΔNE
が零よりも小さくない場合にはステツプ128に進
む。一方、ステツプ127においてΔNEが零よりも
小さいと判別されたときはステツプ129に進み、
ΔNEの絶対値をΔNEとする。次いでステツプ
130においてステツプモータ9のステツプ数
STEPに1が入れられ、ステツプモータ9の回転
方向DIRに零が入れられた後ステツプ128に進む。
ステツプ128においてΔNEが20r.p.mよりも小さ
くないか否かが判別され、ΔNEが20r.p.mよりも
小さくない場合にはステツプ131に進み、ΔNEが
20r.p.mよりも小さい場合にはステツプ112に進
む。ステツプ112では再びフイードバツク中フラ
グが立てられ、次いでステツプ113において待ち
時間中フラグが立てられる。従つてΔNEが20r.p.
mよりも小さい場合にはステツプモータ9が駆動
されずに再び1.6秒の待ち時間の後に1.6秒間機関
回転数が計測される。即ち、第14図において時
刻tcとtd間において計測された機関回転数の平均
値Nと目標値NFの差ΔNEが20r.p.mよりも小さ
いときには時刻tdとte間において1.6秒待ち時間の
後に時刻teとtf間において1.6秒間機関回転数が計
測される。次いで時刻teとtf間において計測され
た機関回転数の平均値N′と目標値NFの差
ΔNE′が20r.p.mよりも小さくないときは前述した
ように第13図においてステツプ131に進む。ス
テツプ131ではステツプモータ9の回転方向DIR
が1であるか否か、即ちステツプモータ回転方向
が弁体36(第2図)を閉鎖させる方向であるか
否かが判別され、ステツプモータ9の回転方向が
弁体36を開弁する方向の場合にはステツプ132
に進んでRAM81の所定の番地にステツプモー
タ9のステツプ数1とステツプモータ回転方向
DIR=0を記憶する。一方、ステツプ131におい
てステツプモータ回転方向DIRが弁体36を開弁
する方向であると判断された場合にはステツプ
133に進む。ステツプ133ではRAM81に記憶さ
れているステツプモータ9の現在のステツプ位置
とステツプ111において計算されたステツプ下限
値Miniを比較し、現在のステツプ位置が下限値
Miniよりも大きいときはステツプ132に進んで
RAM81の所定の番地にステツプモータ9のス
テツプ数1とステツプモータ回転方向DIR=1を
記憶する。ステツプ133において現在のステツプ
位置が下限値Miniよりも大きくないと判断され
たときはステツプ112に進み、次いでステツプ
113、ステツプ114を経てステツプ104に進んでス
テツプ104においてステツプモータ9の回転処理
が行なわれる。しかしながらこのときにはステツ
プモータ9は静止したままであり、次いで再び
1.6秒の待ち時間の後に1.6秒間機関回転数が計測
される、一方、ステツプ132においてステツプモ
ータ9のステツプ数と回転方向がRAM81の所
定の番地に記憶されるとステツプ112に進み、次
いでステツプ113、ステツプ114を経てステツプ
104においてステツプモータ9の回転処理が行な
われる。ステツプ104ではRAM81に記憶され
たステツプモータ9のステツプ数と回転方向から
ステツプモータ9の駆動データを出力ポート84
に書き込む。その結果第14図の時刻tfにおいて
第14図cに示されるようにステツプモータ9は
弁体36(第2図)の閉鎖する方向にステツプ数
1だけ移動せしめられる。次いで再び1.6秒の待
ち時間の後に1.6秒間機関回転数が計測される。
機関回転数が機関回転数の目標値よりも大きい
ときに弁体36(第2図)が閉弁する方向にステ
ツプモータ9を回転させ、機関回転数が機関回転
数の目標値よりも小さなときに弁体36が開弁す
る方向にステツプモータを回転させると機関回転
数が回転数目標値よりも大きくなるか或いは小さ
くなる毎にバイパス管16からサージタンク1内
に供給されるバイパス空気量は減少並びに増大せ
しめられ、その結果機関回転数の変動が激しくな
る。このように機関回転数の変動を抑制するため
に本発明では機関回転数の平均値Nと機関回転数
の目標値NFとの差ΔNEが20r.p.mよりも小さな
ときはステツプモータ9を静止させたままにして
おき、ΔNEが20r.p.mよりも小さくない場合だけ
ステツプモータ9を1ステツプだけ移動させるよ
うにしている。また、ステツプモータ9を1ステ
ツプだけ移動させた後暫らくしないと機関回転数
が安定せず、従つて本発明では機関回転数の計測
後1.6秒の待ち時間を経た後に機関回転数を計測
するようにしている。更に走行運転状態からアイ
ドリング運転に移つた場合には機関回転数が安定
するまでに更に時間がかかる。従つて本発明では
このように走行運転状態からアイドリング運転に
移つた場合には2秒間待ち、次いで更に1.6秒の
待ち時間を経過した後に機関回転数の計測を開始
するようにしている。
本発明におけるようにステツプモータを用いて
アイドリング回転数が目標回転数となるようにバ
イパス空気量をフイードバツク制御するようにし
た場合にはステツプモータが駆動されるとバイパ
ス空気量が段階的に、即ち急激に変化するために
アイドリング回転数が一時的に大きく変動し、暫
らくしてから安定する。従つてステツプモータの
駆動が完了した直後からただちにアイドリング回
転数の検出を開始するとアイドリング回転数の平
均値は安定したときの平均的なアイドリング回転
数を表わさないことになる。従つてこのアイドリ
ング回転数の平均値が目標回転数となるようにア
イドリング回転数制御を行うと安定したときの平
均的なアイドリング回転数が目標回転数からずれ
てしまうことになる。しかしながら本発明によれ
ば前述したようにステツプモータの駆動が完了し
てから予め定められた待ち時間を経過した後にア
イドリング回転数を検出しており、従つて検出さ
れたアイドリング回転数の平均値は安定したとき
の平均的なアイドリング回転数を表わすことにな
る。斯くして安定したときの平均的なアイドリン
グ回転数を目標回転数に正確に一致させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は機関吸気系の一部を断面で示した本発
明によるアイドリング回転速度制御装置の全体
図、第2図は流量制御弁装置の側面断面図、第3
図は第2図の−線に沿つてみた断面図、第4
図はステータコア部分の斜視図、第5図はステー
タコア部分の斜視図、第6図はステータの断面
図、第7図は第6図の−線に沿つてみた側面
断面図、第8図は第2図のステータの断面平面
図、第9図は第8図の−線に沿つてみた図解
的に示す側面断面図、第10図は第1図のステツ
プモータ駆動回路と電子制御ユニツトの回路図、
第11図はステツプモータの励磁パルスを示す線
図、第12図はステツプモータとロータとを図解
的に示した説明図、第13図は本発明によるアイ
ドリング回転速度制御の作動を説明するためのフ
ローチヤート、第14図はフイードバツク制御を
説明するための線図、第15図はフイードバツク
制御を説明するための線図である。 3……吸気管、4……スロツトル弁、8……流
量制御弁装置、9……ステツプモータ、16……
バイパス管、20……弁軸、21……ロータ、3
6……弁体、53……ステータコイル、60……
ステツプモータ駆動回路、61……電子制御ユニ
ツト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スロツトル弁上流の吸気通路とスロツトル弁
    下流の吸気通路とを連結するバイパス通路内にス
    テツプモータ駆動の流量制御弁装置を配置し、機
    関アイドリング運転時におけるアイドリング回転
    数を検出して該アイドリング回転数が目標回転数
    となるようにステツプモータをフイードバツク制
    御するようにしたアイドリング回転速度制御方法
    において、上記フイードバツク制御中にアイドリ
    ング回転数を複数回検出し、次いで複数回検出さ
    れたアイドリング回転数の平均値を計算し、該平
    均値が目標回転数からずれているときには上記ス
    テツプモータを駆動し、ステツプモータの駆動が
    完了してから予め定められた待ち時間を経過した
    後にアイドリング回転数を再び複数回検出し、以
    下これらをフイードバツク制御中順次繰返すよう
    にした内燃機関のアイドリング回転速度制御方
    法。
JP56074104A 1981-05-19 1981-05-19 Controlling device of idle rotating speed of internal combustion engine Granted JPS57191432A (en)

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JP56074104A JPS57191432A (en) 1981-05-19 1981-05-19 Controlling device of idle rotating speed of internal combustion engine
US06/335,819 US4432318A (en) 1981-05-19 1981-12-30 Device of controlling the idling speed of an engine

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JP56074104A JPS57191432A (en) 1981-05-19 1981-05-19 Controlling device of idle rotating speed of internal combustion engine

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JPS57191432A JPS57191432A (en) 1982-11-25
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US (1) US4432318A (ja)
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