JPH0233013Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、歯科用ガスバーナの点火装置の改良
に係り、特に、前記歯科用ガスバーナの点火及び
消火をタツチスイツチ又は無接点スイツチ等より
成るモーメンタリー形式の操作スイツチにて行う
ようにし、もつて、操作スイツチをガスバーナよ
り任意の位置に離して位置できるようにし、例え
ば、操作スイツチのみを最も操作しやすい所例え
ばワークテープの前面等に取り付けることができ
るようにし、歯科用ガスバーナの点火及び消火操
作の操作性の向上を図つたものである。

歯科用ガスバーナを点火する場合、従来は、ガ
ス開閉用のコツクを開いてガスを出した後、マツ
チ等で点火するか、又は、前記コツク操作時圧電
素子を作動させて点火する等しているが、いずれ
も、操作が面倒であり、そのため、診療中は点火
し放しにしておく例が多く、ガスの無駄使いが多
かつた。

本考案は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、ガスの点火及び消火を楽に行なえるよう
にして使用時のみ点火し、不使用時は消火してお
くようにし、もつて、ガスの大幅な節減を図ると
ともに操作性の向上を図つたものである。

図は、本考案による歯科用ガスバーナの点火装
置の一実施例を説明するための図で、図中、１は
モーメンタリー形式の操作スイツチ、２は制御回
路、３は高電圧発生器、４は電磁バルブ、５はガ
ス点火部で、操作スイツチ１を押すことにより、
制御回路２内に配設されたフリツプフロツプ回路
２ａが動作し、例えば、そのＱ出力信号によつて
リレーコイル２ｂ，２ｃが動作し、電磁バルブ４
を開くと同時に、高圧発生器３を通電状態にして
放電を開始し、ガス点火部５においてガスを点火
する。高圧発生器３への通電は、図示しないタイ
マー等により、ガスが完全に点火する時間例えば
約４秒間保持され、４秒間経過すると切れるよう
になつてる。また、操作スイツチ１はモーメンタ
リー形式になつており、一旦オンすると、オンさ
れたことが、前述のように、フリツプフロツプ回
路２ａにより保持され、電磁バルブ４は開かれ、
高圧発生器は所定時間の間放電し、その間にガス
が点火され、該高圧発生器は前記所定時間経過す
ると切れる。前述のようにして点火されたガスを
消火させる場合は、前記操作スイツチ１を再度オ
ンさせると、制御回路２内のフリツプフロツプ回
路２ａの出力がＱからに切り変わり、今度は、
該フリツプフロツプ回路２ａの出力信号が保持
され、この出力信号によつて電磁バルブ４が閉
じられ、ガス点火部５のガスは消火される。再
び、点火する場合には、操作スイツチ１を再度オ
ンすればよく、以下、同様の動作により、ガス点
火部５の点火及び消火を行うことができる。な
お、以上に、操作スイツチ１としてタツチスイツ
チを使用した例について説明したが、本考案は、
上記実施例に限定されるものではなく、例えば、
前記タツチスイツチに代つて無接触のフオトセン
サーを使用し、バーナに手を近づけただけで点火
及び消火するようにすることも可能であることは
容易に理解できよう。

以上の説明から明らかなように、本考案による
と、操作スイツチをガスバーナの位置より任意の
位置に離して設置することができるので、操作ス
イツチのみを最も操作しやすい所例えばワークテ
ーブルの前面等に取り付けることが可能となる。
従つて、操作スイツチの操作性がよく、ガスの点
火及び消火が楽に行なえるので、ガス使用時のみ
ガスを点火することによりガスの大幅の節減を図
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は、本考案による歯科用ガスバーナの一実施
例を説明するための図である。 １…操作スイツチ、２…制御回路、３…高圧発
生器、４…電磁バルブ、５…ガス点火部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. モーメンタリー形式の操作スイツチと、高電圧
   発生器と、歯科用ガスバーナへガスを供給する弁
   を開閉するための電磁弁と、前記高電圧発生器及
   び電磁弁の動作を制御する制御回路とを有し、前
   記制御回路はフリツプフロツプ回路及びタイマー
   を具備し、前記操作スイツチをオンした時、前記
   フリツプフロツプ回路のＱ（又は）出力信号に
   よつて前記電磁弁を開くと同時に前記高電圧発生
   器を通電し、該高電圧発生器を前記タイマーによ
   つて設定された所定時通電した後遮断し、その
   後、前記操作スイツチをオンした時、前記フリツ
   プフロツプ回路が反転して該フリツプフロツプ回
   路の（又はＱ）出力信号によつて前記電磁弁を
   閉じるようにしたことを特徴とする歯科用ガスバ
   ーナの点火装置。