JPH0232486B2 - Kinzokubuzainokochakuhoho - Google Patents
KinzokubuzainokochakuhohoInfo
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- JPH0232486B2 JPH0232486B2 JP25325686A JP25325686A JPH0232486B2 JP H0232486 B2 JPH0232486 B2 JP H0232486B2 JP 25325686 A JP25325686 A JP 25325686A JP 25325686 A JP25325686 A JP 25325686A JP H0232486 B2 JPH0232486 B2 JP H0232486B2
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- Japan
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- metal plate
- rivet
- hole
- metal
- main body
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- 238000002788 crimping Methods 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 235000013405 beer Nutrition 0.000 description 2
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
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- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
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- Insertion Pins And Rivets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、金属部材、とりわけ、金属棒体と金
属板体との固着方法に関する。
属板体との固着方法に関する。
従来の技術
この種の固着方法は、周知のように、金属板体
にスタツド，ピボツト，ヒンジピン，ねじ棒等の
金属棒体を立設、固定するような場合に採用され
ている。これを第３図に図示して説明する。この
固着部構造は金属板体１と、これと同一素材で構
成した金属棒体２とを備えている。金属板体１に
はかしめ用孔３を形成してある。金属棒体２は、
本体部４とこれの一端から突出しさ小径の鋲体部
５とを備えており、この鋲体部５を金属板体１の
かしめ用孔３に貫挿し、本体部４の他端を作業用
ベースプレート（鋲打機の下型）６で受け止め、
鋲体部５のかしめ用孔３より突出する先端部５ａ
上をリベツトハンマ（鋲打機の上型）７で失印Ｘ
方向にたたくことによつて、この先端部５ａを仮
想線で示す状態から実線で示すように圧潰し、こ
のかしめ用孔３より径方向外側に膨出する先端部
５ａを金属板体１の一方の板面側のかしめ用孔３
まわりに当接させると共に、本体部４の鋲体部側
端面４ａを金属板体１の他方の板面側のかしめ用
孔３まわりに当接させ、さらに鋲体部５のかしめ
用孔３内に在る部分５ｂをも、仮想線で示す状態
から実線で示すように径方向外側に膨出させてか
しめ用孔３の孔壁に当接させた状態で、金属板体
１に固着されている。
にスタツド，ピボツト，ヒンジピン，ねじ棒等の
金属棒体を立設、固定するような場合に採用され
ている。これを第３図に図示して説明する。この
固着部構造は金属板体１と、これと同一素材で構
成した金属棒体２とを備えている。金属板体１に
はかしめ用孔３を形成してある。金属棒体２は、
本体部４とこれの一端から突出しさ小径の鋲体部
５とを備えており、この鋲体部５を金属板体１の
かしめ用孔３に貫挿し、本体部４の他端を作業用
ベースプレート（鋲打機の下型）６で受け止め、
鋲体部５のかしめ用孔３より突出する先端部５ａ
上をリベツトハンマ（鋲打機の上型）７で失印Ｘ
方向にたたくことによつて、この先端部５ａを仮
想線で示す状態から実線で示すように圧潰し、こ
のかしめ用孔３より径方向外側に膨出する先端部
５ａを金属板体１の一方の板面側のかしめ用孔３
まわりに当接させると共に、本体部４の鋲体部側
端面４ａを金属板体１の他方の板面側のかしめ用
孔３まわりに当接させ、さらに鋲体部５のかしめ
用孔３内に在る部分５ｂをも、仮想線で示す状態
から実線で示すように径方向外側に膨出させてか
しめ用孔３の孔壁に当接させた状態で、金属板体
１に固着されている。
発明が解決しようとする問題点
しかし前述した金属部材の固着方法にあつて
は、金属板体１と金属棒体２とを同一の素材で構
成し、金属棒体２を金属板体１にリベツトハンマ
７からの衝撃力によつてかしめ付けてあるので、
リベツトハンマ７で強くたたくと、金属棒体２の
本体部４が径方向外側に膨出したり、この膨出し
た分、本体部４の高さh1が低くなるというよう
に、本体部４が変形するから、前記リベツトハン
マ７による衝撃力をあまり強くすることはできな
い。このため、鋲体部５のかしめ用孔３内に在る
部分５ｂが第３図に実線で示すようにビヤ樽形に
形成されて、その中心軸方向両側でかしめ用孔３
との間に空間部８が形成され易い。この鋲体部５
のビヤ樽形になつた固着状態においては、金属棒
体２の本体部４に横方向（径方向）Ｆの荷重がか
かると、鋲体部５のかしめ用孔３内に在る部分５
ｂがかしめ用孔３と当接している局部ａを中心と
して横方向に遊動し、圧潰した先端部５ａの金属
板体１との当接部分がめくれ上がつて、金属棒体
２ががたついてしまうことがあつた。しかも、前
圧潰した先端部５ａのめくれ上がりによつて、先
端部５ａと金属板体１との重合面部や本体部４と
金属板体１との重合面部から空間部８にまで水分
が滲込み、金属棒体２と金属板体１との固着部ま
わりに錆を生じて、該固着部がもろくなつてしま
うことがあつた。
は、金属板体１と金属棒体２とを同一の素材で構
成し、金属棒体２を金属板体１にリベツトハンマ
７からの衝撃力によつてかしめ付けてあるので、
リベツトハンマ７で強くたたくと、金属棒体２の
本体部４が径方向外側に膨出したり、この膨出し
た分、本体部４の高さh1が低くなるというよう
に、本体部４が変形するから、前記リベツトハン
マ７による衝撃力をあまり強くすることはできな
い。このため、鋲体部５のかしめ用孔３内に在る
部分５ｂが第３図に実線で示すようにビヤ樽形に
形成されて、その中心軸方向両側でかしめ用孔３
との間に空間部８が形成され易い。この鋲体部５
のビヤ樽形になつた固着状態においては、金属棒
体２の本体部４に横方向（径方向）Ｆの荷重がか
かると、鋲体部５のかしめ用孔３内に在る部分５
ｂがかしめ用孔３と当接している局部ａを中心と
して横方向に遊動し、圧潰した先端部５ａの金属
板体１との当接部分がめくれ上がつて、金属棒体
２ががたついてしまうことがあつた。しかも、前
圧潰した先端部５ａのめくれ上がりによつて、先
端部５ａと金属板体１との重合面部や本体部４と
金属板体１との重合面部から空間部８にまで水分
が滲込み、金属棒体２と金属板体１との固着部ま
わりに錆を生じて、該固着部がもろくなつてしま
うことがあつた。
そこで本発明は金属棒体と金属板体とをしつか
りと固着して、前記問題点を克服することができ
る金属部材の固着方法を提供するものである。
りと固着して、前記問題点を克服することができ
る金属部材の固着方法を提供するものである。
問題点を解決するための手段
本発明にあつては、金属板体にかしめ用孔を形
成する一方、金属板体よりも塑性変形しにくい素
材からなる金属棒体の本体部に小径の鋲体部を設
け、この鋲体部を金属板体のかしめ用孔に挿入
し、鋲体部の金属板体から突出する先端部を回転
鋲押法によつてかしめ付け、このかしめ圧力によ
つて、鋲体部のかしめ用孔内に在る部分全部を変
形してかしめ用孔に密接すると共に、本体部の鋲
体部側端部を金属板体内に植込ませて、前記金属
棒体と金属板体とを固着する。
成する一方、金属板体よりも塑性変形しにくい素
材からなる金属棒体の本体部に小径の鋲体部を設
け、この鋲体部を金属板体のかしめ用孔に挿入
し、鋲体部の金属板体から突出する先端部を回転
鋲押法によつてかしめ付け、このかしめ圧力によ
つて、鋲体部のかしめ用孔内に在る部分全部を変
形してかしめ用孔に密接すると共に、本体部の鋲
体部側端部を金属板体内に植込ませて、前記金属
棒体と金属板体とを固着する。
実施例
以下、本発明の実施例を図面と共に従来の構造
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第１，２図に示すように、この実施例ではヒン
ジ１０を例示して説明する。このヒンジ１０は金
属板体としての固定側ヒンジブラケツト１１と、
この固定側ヒンジブラケツト１１に固着された金
属棒体としてのヒンジピン１２と、このヒンジピ
ン１２に回動自在に連結された可動側ヒンジブラ
ケツト１３とで構成されている。固定側ヒンジブ
ラケツト１１は例えば軟鋼で構成されている。こ
の固定側ヒンジブラケツト１１にはかしめ用孔３
を形成してある。このかしめ用孔３は、第２図に
示すようにヒンジピン１２を固定側ヒンジブラケ
ツト１１に固着する前においては、固定側ヒンジ
ブラケツト１１の両板面にわたつて同一径をもつ
て貫通する孔になつている。ヒンジピン１２は固
定側ヒンジブラケツト１１よりも塑性変形しにく
い素材、例えばステンレスで構成されており、軸
としての本体部１４と、これの一端から中心軸l1
方向に沿つて突出された小径の鋲体部１５と、本
体部１４の他端に突出された大径の頭部１６とを
備えている。第２図に示すように、ヒンジピン１
２を固定側ヒンジブラケツト１１に固着する前に
おいては、本体部１４の外径d1はかしめ用孔３の
孔径D1よりも大きい寸法に設定され（d1＞D1）、
本体部１４の中心軸l1方向の長さh2は可動側ヒン
ジブラケツト１３の軸受孔１７まわりの板厚t1よ
りも大きい寸法に設定され（h2≫t1）、鋲体部１
５の外径d2はかしめ用孔３の孔径D1よりも小さ
い寸法に設定され（d2＞D1）、鋲体部１５の中心
軸l1方向の長さh3は固定側ヒンジブラケツト１１
のかしめ用孔３まわりの板厚t2よりも大きい寸法
に設定され（h3≫t2）、頭部１６の外径d3は軸受
孔１７の孔径D2よりも大きい寸法に設定されて
いる（d3≫D2）。このヒンジピン１２は、本体部
１４を可動側ヒンジブラケツト１３の軸受孔１７
に嵌合した後、鋲体部１５を固定側ヒンジブラケ
ツト１１のかしめ用孔３は貫挿し、頭部１６を回
転鋲押機の下型６で受け止め、鋲体部１５のかし
め用孔３より突出している先端部１５ａに回転鋲
押機の上型７を、その中心軸l2を鋲体部１５の先
端部１５ａの中心軸（加工中心軸）l1に対して傾
斜させてあてがい、この上型７を点０を支点にし
て加工中心軸l1のまわりに旋回させながら所要の
かしめ圧力をもつて下動させ、先端部１５ａを順
次すえ込ませていく、所謂回転鋲押法（特許法
555037号参照）によつて、鋲体部１５をかしめ付
け、このかしめ圧力によつて、本体部１４の鋲体
部側端部１４ａを固定側ヒンジブラケツト１１内
に、この固定側ヒンジブラケツト１１の変形に伴
なつて植込ませると共に、鋲体部１５のかしめ用
孔３内に在る部分１５ｂを固定側ヒンジブラケツ
ト１１のかしめ用孔３まわりの変形に伴なつて、
本体部１４側から先端部１５ａ側に向かつて径大
となる截頭錐形に変形させ、しかも先端部１５ａ
をかしめ用孔３よりも径方向外側に膨出するよう
にすえ込ませて、固定側ヒンジブラケツト１１に
固着されている。なお、このヒンジピン１２と固
定側ヒンジブラケツト１１との固着に際しては、
本体部１４の固定側ヒンジブラケツト１１からの
高さ・h4（h2＞h4）は可動側ヒンジブラケツト１
３の軸受孔１７まわりの板厚t1よりもわずかに大
きい寸法に設定されている（h4＞h1）。この本体
部１４の高さh4は回転鋲押機の上型７の下動量に
よつて調整されるのである。
ジ１０を例示して説明する。このヒンジ１０は金
属板体としての固定側ヒンジブラケツト１１と、
この固定側ヒンジブラケツト１１に固着された金
属棒体としてのヒンジピン１２と、このヒンジピ
ン１２に回動自在に連結された可動側ヒンジブラ
ケツト１３とで構成されている。固定側ヒンジブ
ラケツト１１は例えば軟鋼で構成されている。こ
の固定側ヒンジブラケツト１１にはかしめ用孔３
を形成してある。このかしめ用孔３は、第２図に
示すようにヒンジピン１２を固定側ヒンジブラケ
ツト１１に固着する前においては、固定側ヒンジ
ブラケツト１１の両板面にわたつて同一径をもつ
て貫通する孔になつている。ヒンジピン１２は固
定側ヒンジブラケツト１１よりも塑性変形しにく
い素材、例えばステンレスで構成されており、軸
としての本体部１４と、これの一端から中心軸l1
方向に沿つて突出された小径の鋲体部１５と、本
体部１４の他端に突出された大径の頭部１６とを
備えている。第２図に示すように、ヒンジピン１
２を固定側ヒンジブラケツト１１に固着する前に
おいては、本体部１４の外径d1はかしめ用孔３の
孔径D1よりも大きい寸法に設定され（d1＞D1）、
本体部１４の中心軸l1方向の長さh2は可動側ヒン
ジブラケツト１３の軸受孔１７まわりの板厚t1よ
りも大きい寸法に設定され（h2≫t1）、鋲体部１
５の外径d2はかしめ用孔３の孔径D1よりも小さ
い寸法に設定され（d2＞D1）、鋲体部１５の中心
軸l1方向の長さh3は固定側ヒンジブラケツト１１
のかしめ用孔３まわりの板厚t2よりも大きい寸法
に設定され（h3≫t2）、頭部１６の外径d3は軸受
孔１７の孔径D2よりも大きい寸法に設定されて
いる（d3≫D2）。このヒンジピン１２は、本体部
１４を可動側ヒンジブラケツト１３の軸受孔１７
に嵌合した後、鋲体部１５を固定側ヒンジブラケ
ツト１１のかしめ用孔３は貫挿し、頭部１６を回
転鋲押機の下型６で受け止め、鋲体部１５のかし
め用孔３より突出している先端部１５ａに回転鋲
押機の上型７を、その中心軸l2を鋲体部１５の先
端部１５ａの中心軸（加工中心軸）l1に対して傾
斜させてあてがい、この上型７を点０を支点にし
て加工中心軸l1のまわりに旋回させながら所要の
かしめ圧力をもつて下動させ、先端部１５ａを順
次すえ込ませていく、所謂回転鋲押法（特許法
555037号参照）によつて、鋲体部１５をかしめ付
け、このかしめ圧力によつて、本体部１４の鋲体
部側端部１４ａを固定側ヒンジブラケツト１１内
に、この固定側ヒンジブラケツト１１の変形に伴
なつて植込ませると共に、鋲体部１５のかしめ用
孔３内に在る部分１５ｂを固定側ヒンジブラケツ
ト１１のかしめ用孔３まわりの変形に伴なつて、
本体部１４側から先端部１５ａ側に向かつて径大
となる截頭錐形に変形させ、しかも先端部１５ａ
をかしめ用孔３よりも径方向外側に膨出するよう
にすえ込ませて、固定側ヒンジブラケツト１１に
固着されている。なお、このヒンジピン１２と固
定側ヒンジブラケツト１１との固着に際しては、
本体部１４の固定側ヒンジブラケツト１１からの
高さ・h4（h2＞h4）は可動側ヒンジブラケツト１
３の軸受孔１７まわりの板厚t1よりもわずかに大
きい寸法に設定されている（h4＞h1）。この本体
部１４の高さh4は回転鋲押機の上型７の下動量に
よつて調整されるのである。
以上の実施例によれば、回転鋲押法のかしめ圧
力によつて、本体部１４の鋲体部側端部１４ａを
固定側ヒンジブラケツト１１内に植込ませると共
に、鋲体部１５のかしめ用孔３内に在る部分１５
ｂを本体部１４側から先端部１５ａ側に向けて径
大となる截頭錐形に変形させてあるので、すえ込
まれた先端部１５ａ、かしめ用孔３内に在る部分
１５ｂ、本体部１４の鋲体部側端部１４ａそれぞ
れ固定側ヒンジブラケツト１１に圧接されるので
ある。
力によつて、本体部１４の鋲体部側端部１４ａを
固定側ヒンジブラケツト１１内に植込ませると共
に、鋲体部１５のかしめ用孔３内に在る部分１５
ｂを本体部１４側から先端部１５ａ側に向けて径
大となる截頭錐形に変形させてあるので、すえ込
まれた先端部１５ａ、かしめ用孔３内に在る部分
１５ｂ、本体部１４の鋲体部側端部１４ａそれぞ
れ固定側ヒンジブラケツト１１に圧接されるので
ある。
なお本発明は、図示は省略するが、金属棒体の
本体部を軸に構成しないスダツドやピボツト，ね
じ棒等の金属棒体と金属板体との固着部構造であ
つても適用できる。
本体部を軸に構成しないスダツドやピボツト，ね
じ棒等の金属棒体と金属板体との固着部構造であ
つても適用できる。
発明の効果
以上のように本発明によれば、回転鋲押法によ
るかしめ圧力によつて、鋲体部の先端部をすえ込
ませ、鋲体部のかしめ用孔内に在る部分全部をか
しめ用孔に密接させ、本体部の鋲体部側端部を金
属板体内に植込ませているので、前記すえ込まれ
た先端部、鋲体部のかしめ用孔に全部の密接され
た部分、植込まれた本体部それぞれ金属板体に圧
接することができる。この結果、鋲体部のかしめ
用孔内に在る部分とかしめ用孔との間に従来のよ
うな空間部が取り残されることなく、金属棒体と
金属板体とをしつかりと固着することができる。
したがつて、金属板体に固着した金属棒体に横方
向から荷重が加わつたとしても、すえ込まれた先
端部の金属板体との当接部分がめくれ上がること
もなく、金属棒体のがたつきを阻止することがで
きる。しかも、すえ込まれた先端部と、本体部の
金属板体内に植込まれた鋲体部側端部とが、じわ
じわと加えれる回転鋲押法のかしめ圧力によつ
て、金属板体に圧接されているので、金属棒体と
金属板体との重合面部が液密的となり、水分の滲
込みとこれに伴なう発錆とを阻止することができ
る。さらに金属棒体を金属板体よりも塑性変形し
にくい素材で構成し、かつ鋲体部のかしめ用孔よ
り突出する先端部を回転鋲押法によつてかしめ付
けてあるので、前記先端部のすえ込み、鋲体部の
かしめ用孔内に在る部分の密接および本体部の鋲
体部側端部の金属板体内への植込みに際して、本
体部の径方向へ膨出するような変形をも阻止する
ことができるという等の新規な効果がある。
るかしめ圧力によつて、鋲体部の先端部をすえ込
ませ、鋲体部のかしめ用孔内に在る部分全部をか
しめ用孔に密接させ、本体部の鋲体部側端部を金
属板体内に植込ませているので、前記すえ込まれ
た先端部、鋲体部のかしめ用孔に全部の密接され
た部分、植込まれた本体部それぞれ金属板体に圧
接することができる。この結果、鋲体部のかしめ
用孔内に在る部分とかしめ用孔との間に従来のよ
うな空間部が取り残されることなく、金属棒体と
金属板体とをしつかりと固着することができる。
したがつて、金属板体に固着した金属棒体に横方
向から荷重が加わつたとしても、すえ込まれた先
端部の金属板体との当接部分がめくれ上がること
もなく、金属棒体のがたつきを阻止することがで
きる。しかも、すえ込まれた先端部と、本体部の
金属板体内に植込まれた鋲体部側端部とが、じわ
じわと加えれる回転鋲押法のかしめ圧力によつ
て、金属板体に圧接されているので、金属棒体と
金属板体との重合面部が液密的となり、水分の滲
込みとこれに伴なう発錆とを阻止することができ
る。さらに金属棒体を金属板体よりも塑性変形し
にくい素材で構成し、かつ鋲体部のかしめ用孔よ
り突出する先端部を回転鋲押法によつてかしめ付
けてあるので、前記先端部のすえ込み、鋲体部の
かしめ用孔内に在る部分の密接および本体部の鋲
体部側端部の金属板体内への植込みに際して、本
体部の径方向へ膨出するような変形をも阻止する
ことができるという等の新規な効果がある。
第１図は本発明の一実施例の組付けた状態での
断面図、第２図は同実施例の組付け前の断面図、
第３図は従来の金属部材の固着部構造を示す断面
図である。 ３……かしめ用孔、１１……固定ヒンジブラケ
ツト（金属板体）、１２……ヒンジピン（金属棒
体）、１４……本体部、１４ａ……鋲体部側端部、
１５……鋲体部、１５ａ……先端部、１５ｂ……
部分。
断面図、第２図は同実施例の組付け前の断面図、
第３図は従来の金属部材の固着部構造を示す断面
図である。 ３……かしめ用孔、１１……固定ヒンジブラケ
ツト（金属板体）、１２……ヒンジピン（金属棒
体）、１４……本体部、１４ａ……鋲体部側端部、
１５……鋲体部、１５ａ……先端部、１５ｂ……
部分。
Claims (1)
- １ 金属板体にかしめ用孔を形成する一方、金属
板体よりも塑性変形しにくい素材からなる金属棒
体の本体部に小径の鋲体部を設け、この鋲体部を
金属板体のかしめ用孔に挿入し、鋲体部の金属板
体から突出する先端部を回転鋲押法によつてかし
め付け、このかしめ圧力によつて、鋲体部のかし
め用孔内に在る部分全部を変形してかしめ用孔に
密接すると共に、本体部の鋲体部側端部を金属板
体内に植込ませて、前記金属棒体と金属板体とを
固着することを特徴とする金属部材の固着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25325686A JPH0232486B2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 | Kinzokubuzainokochakuhoho |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25325686A JPH0232486B2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 | Kinzokubuzainokochakuhoho |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63106411A JPS63106411A (ja) | 1988-05-11 |
| JPH0232486B2 true JPH0232486B2 (ja) | 1990-07-20 |
Family
ID=17248741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25325686A Expired - Lifetime JPH0232486B2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 | Kinzokubuzainokochakuhoho |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0232486B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4642370B2 (ja) * | 2004-01-20 | 2011-03-02 | 株式会社ナカオ | リベットを用いた部材の締結構造 |
-
1986
- 1986-10-24 JP JP25325686A patent/JPH0232486B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63106411A (ja) | 1988-05-11 |
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