JPH0232279Y2 - - Google Patents

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JPH0232279Y2
JPH0232279Y2 JP6675687U JP6675687U JPH0232279Y2 JP H0232279 Y2 JPH0232279 Y2 JP H0232279Y2 JP 6675687 U JP6675687 U JP 6675687U JP 6675687 U JP6675687 U JP 6675687U JP H0232279 Y2 JPH0232279 Y2 JP H0232279Y2
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needle
tip
cap
cap body
syringe
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は使い捨て注射器の注射針を安全に廃棄
処理するキヤツプに関し、特に、針先を接着剤に
より速かに固化係着することで、注射針全体を完
全に密封してなると共に、注射器の内筒部分も固
着してしまう注射針処理キヤツプに関する。
〔従来の技術〕
従来の注射器はガラス製にしてなり、使用後は
注射器本体から注射針を取りはずして(いずれも
図示せず)煮沸消毒することで、繰返し使用でき
るものであつた。しかし、このような注射針取り
はずし式のガラス製注射器は繰返し利用できると
いう利点を有するものの、 一度使用した注射針はその針先が鋭さを失つ
て患者に苦痛を与えやすい 煮沸消毒及び衛生管理に手間ひまがかかる 煮沸消毒だけでは完全な消毒が保証できない などいう理由から採用されなくなり、近来になつ
て、プラスチツク製で、一度使用して廃棄してし
まう使い捨て注射器が登場するに及び、大量生産
による低価格化、無菌パツケージと使い捨てとに
よる安全性の確立、そして何よりも使い捨てとい
う手軽さなどの理由が相俟つて、広く普及するに
到つている。
第4図は、その使い捨て注射器の一例を示す針
部分を除いて断面表示した図面で、使い捨て注射
器4は、外筒40の先端中央に注射針3をロツク
用チツプ32を介することによつて固着してなる
が、外筒40の先端にはロツク用チツプ32を嵌
合固着する固着座42が一体突設されてなる。外
筒40内には内筒41が挿嵌されていると共に、
この内筒41の先端にはゴムなどよりなるストツ
パ43が冠着されている。なお、外筒40先端の
固着座42外周には、外筒40と一体的に補強ス
リーブ44が突設されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のような使い捨て注射器4は、
注射針3が外筒40先端の固着座42に固定され
ているので剥き出し状態となり、そのままでは廃
棄することができないと共に、注射針3がロツク
用チツプ32を介して前記固着座42に一体固着
されているので、外筒40先端から容易には取り
はずすことが出来ず、廃棄処理に際しての一大障
害となつている。
また、注射針3を注射器4ごと破砕してしまう
という方法もあるが、高コストにつくのと、破砕
片中に細菌などにより汚染されている可能性のあ
る針片が混入しているので、第2次汚染を招く恐
れがあつて、理想的な処理方法とは言いがたい。
本考案は以上のような実情を背景になされたも
ので、使い捨て注射器用に考案され、その注射針
を密封カバーすると共に、針先を接着剤で速かに
固化係着して、注射針を安全に処理する注射針処
理キヤツプを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述の問題点を解決するために; 使い捨て注射器の先端に突設された注射針の外
部を被装する少くとも1段の抜差し管式接続構造
を有する注射針処理キヤツプであつて、中空円筒
状で、少くとも1段の抜差し管式接続構造を有す
るキヤツプ本体と、このキヤツプ本体先端に嵌入
される針先チツプとから成ると共に、前記針先チ
ツプが、密閉された中空円柱状のカプセルであつ
て、該カプセル中に液状接着剤などによる固化係
着手段を封入してなることを主旨とする。
前記針先チツプは、その先端外周縁を水平方向
に一体突出したフランジを周設してなることを特
徴とする。
前記固化係着手段は、主要には、注射針などの
金属と無酸素条件下で接合する嫌気性接着剤、ま
たは、注射針などと1〜30秒という短時間で接合
する瞬間接着剤であることを特徴とする。
〔作用〕
本考案は以上のような手段に基づいて、使い捨
て注射器の先端に突設された注射針の外部を被装
すると共に、キヤツプ本体の先端に嵌着されたカ
プセル状の針先チツプが押下げられると、注射針
の針先が針先チツプの底面を突き破つてカプセル
内に進入し、針先が固化係着手段と触れ合つて固
化接着が開始される。また、固化係着手段は液状
なので、毛細管現象または人為的に注射器の内筒
を少し押し戻すことで、接着剤が注射針中を逆流
して外筒内部に達すると同時に、内筒先端にある
ストツパと外筒とを短時間で一体的に固着してい
まう。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づき、本考案に係る一実施
例を説明する。
第1図において、本考案に係る注射針キヤツプ
2は、プラスチツク材などからなる中空円筒状の
キヤツプ本体22と、弾力性を有するプラスチツ
ク材などからなり、該キヤツプ本体22の先端部
分に摺動可能に緊嵌入された小円柱状の針先チツ
プ23とから構成されると共に、使い捨て注射器
4の外筒40の先端中央に一体突設された固着座
42上端に固着されたロツク用チツプ(第2図の
32を参照)をキヤツプ本体22下端の肉厚部分
により嵌着することで、注射針全体を外部から被
装するようにしてなる。
なお、本考案に係る注射針処理キヤツプ2は、
望ましくは1段以上の抜き差し管式接続構造を有
して、注射針の長さに合わせて、その長さが調節
できる多段式のものが便利である。しかし、注射
針の長さが特定できる時は、キヤツプ本体22が
抜き差し管構造を有さない1段式のものでも実施
可能であり、本実施例では、その製造が簡単とな
るように、2段式のキヤツプ本体22と、このキ
ヤツプ本体22の先端内部に摺動可能に緊嵌入さ
れた針先チツプ23とから構成されて、異つた針
長さにある程度対応できる2段式のものとなつて
いる。また、場合によつては、中空円筒状の1本
もので、その先端が密閉されていると共に、該先
端部内部に針先チツプ23を挿嵌固定した1段式
のキヤツプ本体(図示せず)を採用した実施例も
可能である。
さて、キヤツプ本体22の先端内部に上方から
摺動可能に緊嵌入された針先チツプ23は、その
先端面を打撃面232とし、打撃面232の外周
縁を外方向へ均一に延伸させたフランジ234を
有している。このフランジ234は、針先チツプ
23がキヤツプ本体22内に陥没して、注射器の
針先が前記打撃面232までを突き破つてしまう
ことを防止するために設けられている。
第2図において、本考案の注射針処理キヤツプ
2は、使い捨て注射器4の外筒40先端に一体突
設された固着座42上端に固着されたロツク用チ
ツプ32に対して、キヤツプ本体22の肉厚とな
つた下端部分を嵌着すると共に、キヤツプ本体2
2の中空内部に注射針3を収納してなる。
キヤツプ本体22の先端には針先チツプ23が
緊嵌着されていると共に、図示していないが、キ
ヤツプ本体22の上端内周面と針先チツプ23の
下端外周面とには、それぞれ係止突起や係止溝な
どによる公知の脱落防止手段が介設されていて、
針先チツプ23がキヤツプ本体22の上端から抜
け落ちないようになつている。
針先チツプ23は、前述の通り、その先端面を
打撃面232としてなるが、この打撃面232は
適宜な厚さと強度とを備えてなると共に、打撃面
232の外周縁にはフランジ234が周設されて
いる。この針先チツプ23は、密閉された内部中
空のカプセル236となつており、このカプセル
236中には嫌気性接着剤または瞬間接着剤など
の液状接着剤からなる固化係着手段237を一杯
に、または少し余裕を残して注入密封してなる。
この固化係着手段237は、カプセル236上方
の打撃面232中央に注入口を開設して、そこか
らカプセル236内に注入されると共に、注入後
は、少くとも注射針3の針先硬度と同じ硬度を有
する材料により成型される封入板233により封
着される。この封入板233により、万一針先チ
ツプ23がキヤツプ本体22内に陥没して注射針
3の針先が該打撃面232を突き破ることがない
ように安全対策が施されている。
第3図において、注射を完了した使い捨て注射
器4の先端に本考案の注射針処理キヤツプ2を被
装すると共に、注射器4の指用つば44と内筒4
1下端の親指あて45とが接近する方向に指で押
えながら、前記打撃面232を硬いテーブル面や
床面などに打ちつけると、注射針3の針先がカプ
セル236の底面238を突き破つてカプセル2
36内に進入する。この時、針先チツプ23は、
キヤツプ本体22内に陥入されるが、前記フラン
ジ234によりキヤツプ本体22先端に係止され
るので、普通、注射針3の針先が前記打撃面23
2にまで達することはない。
さて、カプセル236内に進入した針先は、カ
プセル236内に封入されている固化係着手段2
37と接触して固化されるが、この固化係着手段
237としては比較的短時間で固化接着できる液
状接着剤であれば、いずれのものでも使用でき
る。参考までに上げれば、アメリカLOCTITE社
の無酸素条件下で金属(即ち、注射針3)を接着
する嫌気性接着剤や1〜30秒間で固化接着する瞬
間接着剤などが最適である。
以上のような嫌気性接着剤または瞬間接着剤を
使つた固化係着手段237は、いずれも液体状で
あるので、いずれも毛細管現象により接着剤が注
射針3内を逆流して注射器4の外筒40と内筒4
1とをも一体的に接着させてしまう。しかしなが
ら更に効果的には、内筒41を手で下方へ引戻し
てると、接着剤が確実に外筒40とストツパ43
との間に流入してくるので、使い捨て注射器は、
ほぼ完全に再使用することが不可能となる。
〔効果〕
本考案は以上の説明で明らかなように、極めて
簡単な構造により使い捨て注射器を安全に処理し
てなるので、材料コスト、製造コストがともに安
価な注射針処理キヤツプを提供することができ
る。
また、本考案は簡単なワンタツチ操作で注射針
の処理が完了すると共に、注射器の内筒及び外筒
とが、毛細管現象あるいは内筒の人為的な引戻し
により接着剤が流入することで互いに接着固化さ
れるので、使い捨て注射器がほぼ完全に再使用不
可能となるので、安全効果が非常に高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る注射針処理キヤツプを使
い捨て注射器の注射針に対して被装した時の斜視
図、第2図は本考案に係る処理キヤツプの第1図
−線による注射針処理前の断面図、第3図は
その第1図−線による注射針処理後の断面
図、第4図は使い捨て注射器の一例を示す断面図
である。 2……注射針処理キヤツプ、22……キヤツプ
本体、23……針先チツプ、232……打撃面、
233……封入板、234……フランジ、236
……カプセル、237……固化係着手、238…
…底面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 使い捨て注射器の先端に突設された注射針の
    外部を被装する少くとも1段の抜差し管式接続
    構造を有する注射針処理キヤツプであつて、中
    空円筒状で、少くとも1段の抜差し管式接続構
    造を有するキヤツプ本体と、このキヤツプ本体
    先端に嵌入される針先チツプとから成ると共に
    前記針先チツプが、密閉された中空円柱状のカ
    プセルであつて、該カプセル中に液状接着剤な
    どによる固化係着手段を封入してなる注射針処
    理キヤツプ。 2 前記針先チツプは、その先端外周縁を水平方
    向に一体突出したフランジを周設してなること
    を特徴とする上記実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の注射針処理キヤツプ。 3 前記固化係着手段は、注射針などの金属と無
    酸素条件下で接合する嫌気性接着剤であること
    を特徴とする上記実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の注射針処理キヤツプ。 4 前記固化係着手段は、注射針などと1〜30秒
    という短時間で接合する瞬間接着剤であること
    を特徴とする上記実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の注射針処理キヤツプ。
JP6675687U 1987-05-06 1987-05-06 Expired JPH0232279Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078751A (ja) * 2009-09-18 2011-04-21 Becton Dickinson & Co 薬物送達ペン用の隠された針を有するハブアセンブリ
JP2012130371A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Mitsubishi Pencil Co Ltd 採血器具の針先封止装置

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