JPH0231646Y2 - - Google Patents

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JPH0231646Y2
JPH0231646Y2 JP8185483U JP8185483U JPH0231646Y2 JP H0231646 Y2 JPH0231646 Y2 JP H0231646Y2 JP 8185483 U JP8185483 U JP 8185483U JP 8185483 U JP8185483 U JP 8185483U JP H0231646 Y2 JPH0231646 Y2 JP H0231646Y2
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valve
port
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JP8185483U
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  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用キヤブレタのメイン側及びス
ロー側のエアブリード量を制御することにより、
空燃比(A/F)を精密に制御する電磁式流量制
御弁に関するものである。
(従来の技術) 従来ロータリソレノイド弁において2系統(キ
ヤブレタのメイン側及びスロー側のエアブリード
量を同時に制御するための1つの入力ポート(大
気側)と2つの出力ポート(メイン側、スロー
側)〕を独立に制御する場合には、2本の出力ポ
ート間の圧力干渉が問題となるため、各々独立し
た流量制御通路を設けてやる(1つの入力ポート
で2つの出力ポートの流量を制御すると、圧力干
渉が生じる虞れがある。入力ポートとバルブ内の
大気室を夫々2つ設け、1つの入力ポートに対し
て1つの大気室、1つの出力ポートというように
入力から出力までを独立に構成して圧力干渉を防
ぐ)必要があつた。また1本の入力ポートで制御
する(入力ポートを2本以上設けると、製品作成
上、配管上及び取付け上、入力ポート1本の場合
に対してコストがかかる)場合は、十分な大気通
路用の断面積(前記の圧力干渉を防ぐためには、
バルブ本体内に十分なエアを流入できるだけの断
面積が必要である。また圧力干渉許容値を、一方
のポート印加負圧の0.5%以下とすると、第5図
から大気通路の断面積は、負圧ポートの断面積の
3倍以下にすればよい)を必要とするためバルブ
構造が大型化する欠点があつた。なお、前記圧力
干渉とは出力ポートA,B(第4図)と、入力ポ
ートが連通した場合、バルブ本体内にA,Bポー
トより負圧が導入されてバルブ本体内が負圧とな
る。またA,Bポートの負圧に差がある場合、片
方のポート負圧がバルブ本体内の負圧より小さく
なり、出力ポートからバルブ本体にエアが流れ込
む(エアの逆流)虞れがある。これを防ぐため
(バルブ本体内が負圧にならないように)出力ポ
ートのエア流量に対して、十分に多量のエアを供
給できる入力ポートが必要となる。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来の制御弁では、出力ポートに対して入
力ポートは十分大きな断面積を持つておらず、1
つの入力ポートで2系統以上の出力を制御する場
合には、圧力干渉が起きてエアが逆流する虞れが
ある。このため1つの制御弁で2系統以上の制御
を行なう場合、1つの出力ポートに対して1つの
入力ポートと、1つの大気室が必要であり、これ
を確保するためには大きなスペースを必要とし、
バルブ構造が大型になる欠点があつた。
本考案は出力ポートが全開となつた場合でも圧
力干渉が起きないように、入力ポートを大きくと
り(出力ポートの3倍以上の断面積)、また大気
室も入力ポートと同等の断面積を持つ大きさと
し、これにより出力ポートが2つ以上でも、入力
ポート、大気室が1つですみ、バルブ構造が大型
にならない電磁式流量制御弁を提供せんとするも
のである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) このため本考案は、センタコアと、該コア上の
ボビンに巻かれたソレノイドコイルと、外周ヨー
クとから磁気回路を構成して電磁力を発生するモ
ータ部、前記磁気回路中に回転自在に配置された
永久磁石と、該磁石と一体に回転するバルブロー
タと、該バルブロータを回転可能に保持する軸受
部材と、1個の入力ポートと複数の出力ポートを
有するバルブボデイとからなるバルブ部を備えた
装置において、前記バルブロータには前記軸受部
材に設けた複数の開口を介して前記各出力ポート
に夫々連通可能な複数の夫々位相を異にする貫通
孔を設け、かつ該貫通孔は前記入力ポートとは該
軸受部材に設けた前記開口を介し、樹脂製バルブ
ボデイ内の大気室を経て連通し、該入力ポートは
出力ポートの3倍以上の内径を有すると共に、前
記大気室は該入力ポート断面積相当の断面積を有
する構成であり、これを課題解決のための手段と
するものである。
(作用) ソレノイドコイルに電流が流れると、該コイル
とセンタコアと外周ヨークとにより磁気回路が構
成され、この磁気回路の有効空隙中に配置された
永久磁石に回転力が加わる。永久磁石が回転する
と、バルブロータが回動し、一方の貫通孔を介し
て一方の出力ポートが入力ポートに連通し、他方
の出力ポートも入力ポートとの連通が所定の位相
だけ異なつて行なわれる。このようにしてバルブ
ロータの回転により、入力ポートと各出力ポート
間の連通度合が制御される。
以上の如く本考案は、入力ポートは出力ポート
の3倍以上の内径を有すると共に、大気室は入力
ポート断面積相当の断面積を有するように構成し
たので、第5図に示す如く出力ポート間の圧力干
渉に対する問題はなくなり、1本の入力ポートで
も大きなバルブ構造にする必要はなく、製品サイ
ズが小形にできる等の効果を奏する。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第1図〜第3図は本考案の実施例における電
磁式流量制御弁装置を示し、磁性体からなるセン
タコア1上に樹脂製のボビン2が嵌合され、該ボ
ビン2上には適宜電源に連結されたソレノイドコ
イル3が巻かれており、該コイル3はコネクタ成
形時に一体的に樹脂モールドされている。また磁
性体からなる1対のヨーク4,5及びヨーク33
と、前記コア1とコイル3とによりモータ部6が
構成されて磁気回路が形成され、該モータ部6の
樹脂製バルブボデイ7への結合は外周ヨーク4,
5,33を介してなされる。
バルブボデイ7には第2図に示す如く、入力ポ
ート8と第1出力ポート9及び第2出力ポート1
0が形成されている。入力ポート8は出力ポート
9,10の3倍以上の内径を有し、エンジンのエ
アクリーナ(図示しない)に連結されてエアの供
給を受け、第1、第2出力ポート9,10はエン
ジンのキヤブレタにおけるメインエアブリードと
スローエアブリードに夫々連結される。
またバルブボデイ7の上端部には、前記モータ
部6による磁気回路の有効空隙中に回転自在に永
久磁石11が配置されており、該磁石11の外周
面とバルブボデイ7に圧入されたヨーク4との間
には隙間13が形成されている。永久磁石11は
バルブロータ14にスラストベアリングを兼ねた
樹脂製のブツシユ15を介して固定されて、一体
回転できるようになつている。
バルブロータ14には2個の夫々位相を異にす
る貫通孔16,17が形成され、またバルブロー
タ14の一端には、一方向に付勢するトーシヨン
スプリング18が配設されており、該スプリング
18の荷重はスプリングホルダー19により、所
定範囲内で任意に設定できるようになつている。
更にバルブボデイ7内には、バルブロータ14
を回転可能に保持する軸受部材20が挿入固定さ
れ、該軸受部材には第1、第2出力ポート9及び
10に夫々連通可能な開口20a,20bが形成
されると共に、入力ポート8に連通した大気室2
1に夫夫連通可能な開口20c,20dが形成さ
れている。この軸受部材20とバルブロータ14
とにより、バルブ機構が形成される。なお、22
はブツシユ15と共にバルブロータ14上に永久
磁石11を固定するための鋼球、23はバルブボ
デイ7内に圧入され、シール機能とバルブロータ
14の軸方向のストツパを兼ねたメタルカバーで
ある。また前記大気室21の断面積は入力ポート
8の断面積とほぼ同じとなつている。24はバル
ブボデイ7に挿入され、外周がOリング25でシ
ールされると共に、同様にボデイ7に挿入された
スプリングアジヤスタで、該アジヤスタ24は前
記スプリングホルダー19の溝部27に突起部が
セツトされて該ホルダー19と一体に結合されて
いる。
トーシヨンスプリング18は、前記樹脂製の前
記スプリングホルダー19の溝26内に外端部が
挿入されて固定され、内端部はバルブロータ14
の一端の溝28に係止されると共に、その先端部
29は該スプリング18の付勢力方向に突出して
いる軸受部材20の突起30に当接して、その位
置より付勢力方向には移動できないようになつて
いる。31はスプリングアジヤスタ24の外面に
設けられたドライバー溝で、組付け時ドライバー
を該溝31に係合させてスプリングアジヤスタ2
4及びスプリングホルダー19を回転させること
により、トーシヨンスプリング18の捩り力を調
整した後は、シリコンゴム32を詰めることによ
り、該アジヤスタ24をヨーク5に固定して、ア
ジヤスタ24とホルダー19が回転できないよう
にする。
次に作用を説明する。先ずソレノイドコイル3
に電流が流れると、該コイル3とセンタコア1と
外周ヨーク4,5,33とにより磁気回路が構成
され、この磁気回路の空隙中に配置された永久磁
石11に回転力が加わる。そして永久磁石11が
回転すると、バルブロータ14がトーシヨンスプ
リング18の付勢力に抗して回動する。入力ポー
ト8はバルブボデイ7によつて形成されており、
バルブ内の大気室21と連通している。コイル3
に電流を印加すると、バルブロータ14が回転
し、出力ポート9,10は貫通孔16,17を介
して大気室と連通する。これによつて入力ポート
8と出力ポート9,10は連通し、流体は大気ポ
ート8より大気室21、貫通孔16,17を介し
て出力ポート9,10へと流れる。バルブロータ
14の回転量はコイルに印加する電流に比例す
る。また出力ポート9,10に流れるエアの流量
は、貫通孔16,17と出力ポート9,10との
連通面積に比例する。従つて出力ポート9,10
に流れるエアの流量は、コイル3に通電する電流
によつて制御することができる。
第2図に示された位置にバルブロータ14があ
る場合には、貫通孔17の両端は軸受部材20の
開口20b,20dに夫々連通し、従つて入力ポ
ート8と第2出力ポート10間が完全に連通し、
該ポート8より孔径に応じた大気がポート10に
供給される。一方バルブロータ14の貫通孔16
は、軸受部材20の開口20a,20cとは所定
の位相で連通しているので、入力ポート8と第1
出力ポート9間は有効面積に応じた大気が供給さ
れる。このようにしてバルブロータ14の回転に
より、入力ポート8と出力ポート9,10間の連
通度合が制御される。次にソレノイドコイル13
への通電が止まると、トーシヨンスプリング18
の復元力によりバルブロータ14は、元の調整位
置に戻る。
第4図及び第5図は夫々入力ポート内径寸法に
よる出力ポートA,B間の圧力干渉についての説
明図、第5図は入力ポート内径とBポート負圧と
の関係を示す線図で、A,Bポート間の圧力干渉
許容値を一方のポート印加負圧の0.5%以下(第
5図の場合は−2mmHg以下)とすると、入力ポ
ートの内径がBポートの内径aの3倍以上になる
と負圧が−2mmHg以下となることを示している。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如く本考案は、入力ポート
が出力ポートの3倍以上の内径を有すると共に、
大気室は入力ポート断面積相当の断面積を有する
ように構成したので、出力ポート間の圧力干渉に
対する問題はなくなり、1本の入力ポートでも大
きなバルブ構造にする必要はなく、製品サイズが
小形にできる等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す電磁式流量制御
弁の平面断面図、第2図は第1図のA〜A断面
図、第3図は第2図のB〜B断面図、第4図は入
力ポート内径寸法による出力ポート間の圧力干渉
を示す説明図、第5図は大気ポート(入力ポー
ト)内径に対するBポート(出力ポート)出力負
圧特性線図である。 図の主要部分の説明、1……センタコア、2…
…ボビン、3……ソレノイドコイル、4,5,3
3……外周ヨーク、6……モータ部、7……バル
ブボデイ、8……入力ポート、9……第1出力ポ
ート、10……第2出力ポート、11……永久磁
石、14……バルブロータ、16,17……貫通
孔、18……トーシヨンスプリング、20……軸
受部材、21……大気室、20a,20b,20
c,20d……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. センタコアと、該コア上のボビンに巻かれたソ
    レノイドコイルと、外周ヨークとから磁気回路を
    構成して電磁力を発生するモータ部、前記磁気回
    路中に回転自在に配置された永久磁石と、該磁石
    と一体に回転するバルブロータと、該バルブロー
    タを回転可能に保持する軸受部材と、1個の入力
    ポートと複数個の出力ポートを有するバルブボデ
    イとからなるバルブ部を備えた装置において、前
    記バルブロータには前記軸受部材に設けた複数の
    開口を介して前記各出力ポートに夫々連通可能な
    複数の夫々位相を異にする貫通孔を設け、かつ該
    貫通孔は前記入力ポートとは該軸受部材に設けた
    前記開口と同位相の他の1対の開口を介し、樹脂
    製バルブボデイ内の大気室を経て連通し、該入力
    ポートは出力ポートの3倍以上の内径を有すると
    共に、前記大気室は該入力ポート断面積相当の断
    面積を有することを特徴とする電磁式流量制御
    弁。
JP8185483U 1983-06-01 1983-06-01 電磁式流量制御弁 Granted JPS59188374U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8185483U JPS59188374U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 電磁式流量制御弁

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JP8185483U JPS59188374U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 電磁式流量制御弁

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Publication Number Publication Date
JPS59188374U JPS59188374U (ja) 1984-12-13
JPH0231646Y2 true JPH0231646Y2 (ja) 1990-08-27

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ID=30211810

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