JPH0231562A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像の記録を行う記録装置に関し、特に入力デ
ータを量子化処理し記録を行う記録装置に関する。

〔従来の技術〕

従来より、インクジェットプリンタ等の記録装置にて、
中間調画像を再現する量子化方法、例えば２値化手法と
して、ディザ法或いは濃度パターン法が知られている。

しかしながらこれらの手法は、原稿が網点画像の場合、
再現された画像にモアレが発生したり、原稿に線画９文
字等がある場合には、エツジが切れ切れになり画質が劣
化するといった欠点があった。つまりこれらの手法では
階調性と解像度を両立させることができなかった。

これに対し、階調性と解像度を両立できる２値化手法と
して誤差拡散法が知られている。

この方法は原稿の画像濃度と出力濃度の画素ごとの濃度
差を演算し、この演算結果である誤差分を周辺画像に特
定の重みづけを施した後に分散させていく方法である。

この誤差拡散方法については、文献Ｒ，Ｗ、Ｆ１ｏｙｄ
　　ａｎｄ　　ＬＳｔｅｉｎｂｅｒｇ　　’Ａｎ　　Ａ
ｄａｐｔｉｖｅＡｌｇｏｒｉｔｈｍ　　ｆｏｒ　　５ｐ
ｅａｔｉ−ａｌ　　Ｇｒａｙ　　５ｃａｌｅ　　ＳＩＤ
　　７５Ｄｉ　ｇｅｓｔ　（１９７６）で発表がなされ
ている。

〔発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前述した誤差拡散法は入力画像データの
２値化方法に周期性がないため、他の二値化手法のディ
ザ法や濃度パターン法で問題となっているモアレ現像は
発生しないが、画像のハイライト部分を処理した際、記
録ドツトが分散してしまい粒状性ノイズが目立ち、画質
の低下をひき起こしてしまうという欠点があった。

又、より広い階調を表現するために、濃度の異なる複数
のインクを用いて画像の記録を行う記録装置が知られて
いるが、この場合も誤差拡散法により処理した場合ハイ
ライト部で淡インクのドツトが分散し粒状性ノイズが目
立つ欠点があった。

（問題点を解決するための手段及び作用）本発明は上述
した欠点を除去し、濃度の異なる複数のインクを用いて
画像の記録を行う記録装置において、入力画像データを
前記複数のインクに応じて複数のデータに分割する手段
と、前記複数のデータを量子化処理する処理手段とを有
し、前記処理手段は前記複数のデータのうち低濃度イン
クのデータとそれ以外のデータとで異なる量子化方法を
用い量子化処理することを特徴とする記録装置を提供す
るものである。

これにより、低濃度インク用のデータをそれ以外のデー
タとで量子化方法を変えるのでハイライト部の画質を改
善でき、あらゆる入力画像を高品位に再現することが可
能となる。

〔実施例〕

以下、図面を参照し本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例である記録装置のブロック図
である。図中１−ａは画像入力部で、ＣＣＤ等の光電変
換素子およびこれを走査する駆動装置からなる画像読取
部９画像読取部で読取ったデータを画素毎に８ビツトの
デジタルデータに変換するＡ／Ｄ変換器、シエデイング
補正等の補正を行う補正回路より構成される。画像入力
部１−ａで原稿画像を読取り得られた濃度データはＬＵ
Ｔ　（ルックアップテーブル）１−ｂに送られる。１−
ｂはＲＯＭ　（リードオンリメモリ）等により構成され
るＬＬＩＴであり、画像入力部１−ａからの濃度データ
（００□〜ＦＦＨ）が入力されると、タイミングクロッ
ク発生回路８からのクロックのタイミングで濃度データ
を淡インク用および濃インク用の２つの濃度データ値に
分割して出力する。第２図はＬＵＴ　１−ｂにおける入
力と出力の関係を説明するための図である。

第２図において、例えば濃度データ７ＦＨが入力された
場合には、淡インク用にはＡＤＩ（、濃インク用には３
３．という値に分割し、それぞれ出力する。淡インク用
のデータは比較演算器２へ、又濃インク用のデータは加
算器４に送られる。

２はコンパレータ等で構成される比較演算器で、３はＲ
ＯＭあるいはＲＡＭで構成されるドツトデザインマトリ
ックスである。比較演算器２はドツトデザインマトリッ
クス３から出力された比較パターン値を読み出して、Ｌ
ＵＴＩ−ｂから出力された淡インク用濃度データ値と比
較し、濃度データ値が比較パターン値よりも大きい場合
には１″を、そうでない場合には“０″をデイレ−回路
７へ転送する。

７はシフトレジスタ等で構成されるデイレ−回路で、淡
インク用ヘッドおよび濃インク用ヘッドの取り付は位置
による記録タイミングのずれを補正するために用いる。

８−ａ、６−ｂはインクジェット記録方式又は感熱記録
方式等の記録ヘッドであり、６−ａは淡インク用、６−
ｂは濃インク用の記録ヘッドである。記録ヘッド６−ａ
、６−ｂではデイレ−回路７、比較減算器５から送られ
てきた“１１０”のデータに対して、それぞれ“記８／
非記録”を行う。

４は加算器、５は比較減算器であり、この２っの構成要
素によりＬＵＴ　１−ｂから送られて、きた濃インク用
の濃度データに対して誤差拡散法による量子化が行われ
る。

加算器４では比較減算器５によって得られた前の画素で
発生した入力データと出力データとの誤差と、注目画素
の濃インク用濃度データ値とを加えあわせ、比較減算器
５に転送する。比較減算器５は、４の加算器より送出さ
れた濃度のデータ値と閾値“８ＯＮ　　とを比較し、閾
値“８０）ｌより濃度データ値が大きい場合には１″を
、そうでない場合は“０”を記録ヘッド６−ｂに送出す
る。さらに８０ｏ　　より濃度データ値が大きい場合に
は“濃度データ値−ＦＦ□”を、“８０Ｈ”より濃度デ
ータ値が小さい場合には“濃度データ値−００８”を次
画素へ拡散する誤差データとして加算器４に転送する。

８はタイミングクロックを発生するタイミングクロック
発生回路であり、ＬＵＴＩ−ｂ、比較器２、加算器４．
デイレ−回路７．比較減算器５゜記録ヘッド６−ａ、６
−ｂは、すべてこのラインのタイミングクロック発生回
路８からのクロックパルスにより動作を行い、各出力デ
ータはバイブライン方式で順に次の回路の入力となって
いる。

次に、以上述べた構成により記録動作を行う態様を説明
する。まず、画像入力部１−ａから送られてきた濃度デ
ータがＬＵＴＩ−ｂに入力されると、タイミングクロッ
ク７８からのタイミングクロックの立ち上がりで、淡イ
ンク用濃度データと濃インク用濃度データが第２図に基
づき出力される。淡インク用濃度データは比較演算器２
の入力となり、次のタイミングクロックの立ち上がりで
ドツトデザインマトリックス３から読み出された比較デ
ータ値と比較され、“濃度データ値〉比較データ値”の
場合には“１”を、そうでない場合には０”を出力する
。ここでドツトデザインマトリックス３は例えば第３図
のように構成されており、１クロツクごとにＸ方向に値
が読み出され、４クロツクごとに同じ値がくり返して読
み出される。さらに−行の比較が終わるとＹ方向に＋ｔ
ａみ出す行がインクリメントされ、４行ごとに同じ行が
読み出される。さらに、比較減算器２の出力はデイレ−
回路７に入力される。デイレ−回路７は淡インク用記録
ヘッド６−ａと濃インク用記録ヘッド６−ｂの取り付は
位置による記録タイミングのずれを補正するためのもの
で、例えばｎ段のシフトレジスタで構成されていれば、
ｎ回のクロックにより入力データが出力される。デイレ
−回路７から出力された２値データは淡インク用の記録
ヘッド６−ａに入力され、タイミングクロックの立ち上
がりでラッチされ、１″ならば記録され“０”ならば記
録されない。これにより、淡インク用の濃度データには
ディザ法による量子化が実行される。

一方、ＬＵＴＩ−ｂによって出力された濃インク用濃度
データは、加算器４に入力されタイミングクロックによ
り比較減算器５によって出力された誤差と加え合わせら
れ出力される。さらに加算器４の出力は比較減算器５に
入力され、タイミングクロックの立ち上がりによって“
８０Ｈと比較され入力データ値が閾値“８０Ｈ”より大
きい場合には１”を、そうでない場合には“０”を出力
する。また比較減算器は同時に入力データ値が閾値“８
ＯＮ”より大きい場合には“入力データ値−ＦＦＨ”を
、そうでない場合には“入力データ値−００Ｍ”を次画
素へ拡散する誤差データとして出力し、これは加算器４
の入力として次のタイミングクロックの立ち上がりで入
力される濃度データと加え合わされる。比較減算器５か
ら出力された２値データは記録ヘッド６−ｂの入力とな
り、タイミングロックの立ち上がりでラッチされ、“１
”ならば記録され“０″ならば記録されない。

以上説明した如く、本実施例によれば淡インクと濃イン
クにより記録を行うことで階調性を広く再現することが
でき、しかも濃インク用のデータには誤差拡散法により
２値化を行うので、階調性と解像度の両立した画像を再
現することができる。更に、淡インク用のデータに対し
てはディザ法により２値化を行うので、画像のハイライ
ト部分の粒状性ノイズを防止し、高品位な画像を得るこ
とができる。

第４図は、本発明の他の実施例を示したブロック図であ
る。第４図において、第１図と同一の構成要素には同一
の符号を付し説明を省略する。前述の実施例においては
、パイプライン処理を用いてディザ法および誤差拡散法
により、淡インク用及び濃インク用の濃度のデータを２
値データに変換していたが、本実施例においては、ＲＡ
Ｍによフて構成される一符号のラインメモリ９を持ち、
あらかじめ−行分の濃度データをラインメモリ９に格納
した後に、ＭＰＵ９　（マイクロプロセッサユニット）
により格納された濃度データを読み出して、淡インク用
にはディザ法により２値化したデータを淡インク用２値
化データ格納メモリ１０に、濃インク用には誤差拡散法
により２値化したデータを濃インク用２値データ格納メ
モリ１１に格納した後で、それぞれ記録ヘッド６−ａ、
６−ｂに記録データを送出するものである。

なお、本発明は前述の実施例にのみ限られるととなく、
種々の変形が可能である。

例えば、前述の実施例では誤差拡散法により、２値化し
た場合の誤差が隣の画素にしか反映されない構成であっ
たが、ラインメモリおよび加算器を複数持つことにより
、より多くの画素に誤差を反映させることが可能である
。

また、ディザ法における比較パターンマトリックスも２
ｘ２，４ｘ４，８ｘ８ｅｔｃの種々の構成を採用するこ
とが可能である。

また、淡インク用の濃度データに対する処理はディザ法
に限ることなく濃度パターン法等他の２値化手法も用い
ることができる。

さらに、本発明はカラー記録を行う場合においても各色
に対して同様の構成をとることにより実現できる。

〔発明の効果〕

以上説明した如く本実施例によれば、低濃度インク用の
データをそれ以外のデータとで量子化方法を変えるので
ハイライト部の画質を改善でき、あらゆる入力画像を高
品位に再現することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
ＬＵＴの動作を示す説明図、 第３図はドツトデザインマトリックスの内容を示す説明
図、 第４図は本発明の他の実施例を示すブロック図である。 １−ａ・・・画像入力部 １−ｂ・・・ルックアップテーブル ２・・・比較演算器 ３・・・ドツトデザインマトリックス ４・・・加算器 ５・・・比較減算器 ６−ａ、６−ｂ・・・記録ヘッド ７・・・デイレ−回路 ８・・・タイミングクロック発生回路

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）濃度の異なる複数のインクを用いて画像の記録を
   行う記録装置において、 入力画像データを前記複数のインクに応じて複数のデー
   タに分割する手段と、 前記複数のデータを量子化処理する処理手段とを有し、 前記処理手段は前記複数のデータのうち低濃度インクの
   データとそれ以外のデータとで異なる量子化方法を用い
   量子化処理することを特徴とする記録装置。
2. （２）前記処理手段は低濃度インクのデータに対しては
   ディザ法により量子化を行い、それ以外のデータには誤
   差拡散法により量子化を行うことを特徴とする特許請求
   の範囲第（１）項記載の記録装置。