JPH02310862A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録媒体として磁気テープを用いたディジタ
ル記録式の磁気記録再生装置、いわゆるＤＡＴ（ディジ
クル・オーディオ・テープレコーダ）に関する。

〔従来の技術〕

従来のＤＡＴでは、録音終了後、そのままテープを停止
していた。このため、磁気ヘッドの目づまりなどにより
録音が不完全となっていても、これに気付くことは困難
であった。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来、上記のような場合に録音状態の良否を確認するに
は、録音終了後に手動操作でテープを再生してその再生
音を聞くしかなく、操作が面倒で、しかも録音状態の良
否の確認自体も不正確であるという問題があった。

本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、録音終了後
に自動的に録音状態をチェックすることのできるＤＡＴ
を提供することを目的とする。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明は、上記問題を解決するために、記録媒体として
磁気テープを用いたディジタル記録式の磁気記録再生装
置、いわゆるＤＡＴにおいて、録音終了後にテープを自
動的に一定量だけ巻き戻して再生す、る巻き戻し再生手
段と、該巻き戻し再生時の再生信号の状態から当該テー
プの録音不良を検出する録音不良検出手段とを備えたも
のである。

上記録音不良検出手段としては、再生信号のエラーレー
トから録音不良を検出するもの、またＲＦ再生信号のエ
ンベロープ振幅から録音不良を検出するものなどを採用
することができる。

〔作　用〕

録音が終了すると、巻き戻し再生手段が録音テープを自
動的に一定量だけ巻き戻し、録音を終わったばかりのテ
ープの再生を開始する。録音不良検出手段はこの時の再
生信号のエラーレート、あるいはＲＦ再生信号のエンベ
ロープ振幅から当該テープが録音不良であるか否かを検
出する。

したがって、録音終了後、直ちに録音状態の良否を確認
でき、この検出結果に基づいてヘッドクリーニング、再
録音などの所望の処置を採ることができる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。

第１図は本発明になるＲ−ＤＡＴの１実施例を示す。こ
の第１図の例は、再生信号のエラーレートから録音状態
の良否をチェックするように構成した場合の例である。

図中、Ａ、Ｂは回転ドラム１に搭載された２つの磁気ヘ
ッド、２はＲＦ再生アンプ、３は信号処理回路、４はＤ
／Ａ変換器、５はサーボ回路、６はカセットテープの装
填されるメカニズム部、７は録音不良表示器、８はシス
テムコントローラである。なお、第１図には、説明の都
合上、主として再生系の回路のみを示し、録音系の回路
については図示を略した。

進んで、上記実施例の動作を説明する。なお、第１図の
実施例の場合には、以下において述べる本発明特有の各
動作は、マイクロコンピュータを内蔵したシステムコン
トローラ８によりソフトウェア的に実現されるものであ
る。

さて、いま図示を略した記録系から記録用のディジタル
信号が２つの磁気ヘッドＡ、Ｂに交互に与えられ、テー
プ録音の最中であるものとする。

上記録音が終了し、録音停止ボタンが押されると、シス
テムコントローラ８はサーボ回路５やメカニズム部６、
記録系などの所要の回路を制御して録音モードを解除し
、録音を終了する。

上記録音終了動作が完了すると、システムコントローラ
８は引き続いて装置を巻き戻しモードに切り換え、予め
定めた一定量だけ当該記録テープを巻き戻す。そして、
一定量だけテープを巻き戻した後、今度は再生モードに
切り換え、当該巻き戻し位置からテープの再生を開始す
る。

２つの磁気ヘッドＡ、Ｂにより録音テープから読み出さ
れたＲＦ再生信号は、ＲＦ再生アンプ１を介して信号処
理回路３に送られ、データ復調、ディンターリーブ、エ
ラー訂正・補間などを行って元のディジタル信号に復調
され、Ｄ／Ａ変換器４に・おいてアナログ信号に変換さ
れ、オーディオ信号として出力される。信号処理回路３
は、上記再生処理と同時に、再生信号のエラーレートを
算出しており、このエラーレートがシステムコントロー
ラ８へ送られる。

システムコントローラ８は、上記信号処理回路３から送
られてくるエラーレートを監視し、該エラーレートが予
め定めたしきい値よりも大きい場合には録音不良と判定
し、録音不良検出信号を録音不良表示器７へ出力する。

録音不良表示器７は、この録音不良検出信号に基づき、
所定の表示形式、例えばＬＥＤ、液晶、警告音などによ
って使用者に当該録音テープが録音不良であることを知
らせる。以上述べた動作のシーケンスを第２図に示す。

上記のようにして録音不良の警告があった場合には、手
動でヘッドクリーニングを行った後、あるいは、ヘッド
クリーニング機構内蔵型のＲ−ＤＡＴの場合には自動的
にヘッドクリーニングを実行した後、再録音を行えばよ
い。また、ヘッドクリーニング機構内蔵型のＲ−ＤＡＴ
と、ＣＤプレイヤー、コンパクトカセット・テーププレ
ーヤーなどの他のオーディオ機器とが一体に組み合わさ
れた、いわゆるシステムコンポなどの場合には、ヘッド
クリーニングを自動的に行った後に、再び同一ソースか
ら同一の曲を自動的に再録音するように構成することも
可能である。

第３図は本発明の他の実施例を示し、ＲＦ再生信号のエ
ンベロープ（振幅包絡線）の振幅レベルから録音不良を
検出するように構成した場合の例である。この例の場合
、録音不良検出手段は、エンベロープ検波回路９と、エ
ンベロープ監視回路１０を用いてハードウェア的に構成
されている。

なお、第３図中、第１図と同一の回路部分には同一の符
号を付し、その説明を省略する。

Ｒ−ＤＡＴにおいて目づまりを生じている磁気ヘッドで
録音を行った場合、目づまりを生じた磁気ヘッドに対応
するトラックの記録信号が不良となり、再生時のＲＦ信
号波形は第４図に示すような波形となる。すなわち、（
ａ）図は目づまりのない磁気ヘッドで録音した正常録音
時のＲＦ再生信号波形、ら）図はＢヘッドが目づまりし
た状態で録音した時のＲＦ再生信号波形、（Ｃ）図はＡ
、８両ヘッドが目づまりした状態で録音した時のＲＦ再
生信号波形であり、（ｂ）（Ｃ）図から明らかなように
、目づまりを生じている磁気ヘッドで録音を行った場合
には、目づまりを生じている磁気ヘッドに対応するＲＦ
再生信号が全く得られなくなるか、あるいはその信号の
振幅レベルが極端に小さくなる。したがって、ＲＦ再生
信号のエンベロープの振幅レベルを監視すれば、その時
の録音が不良であるか否かを検出することができる。

エンベロープ検波回路９は、ＲＦ再生アンプ２の出力す
る上記第４図（ａ）〜（Ｃ）に示す如き信号波形のＲＦ
再生信号を入力信号・とじ、このＲＦ再生信号のエンベ
ロープ（振幅包絡線）成分を抽出してエンベロープ監視
回路ｌＯに送る。エンベロープ監視回路１０は、Ａ、８
２つの磁気ヘッドのＲＦ再生信号のエンベロープ成分の
振幅レベルを各磁気ヘッドの回転周期に同期して検出し
、エンベロープ成分の振幅レベルが規定値以下となった
時に録音不良と判定し、システムコントローラ８へ検出
信号を送る。システムコントローラ８はこの検出信号を
受け、第１図の場合と同様の処理を実行するものである
。

〔発明の効果〕

以上述べたところから明らかなように、本発明によると
きは、録音終了後にテープを一定量だけ自動的に巻き戻
して再生し、この巻き戻し再生時の再生信号のエラーレ
ート、あるいはＲＦ再生信号のエンベロープ振幅レベル
から録音不良を自動的にチェックするようにしたので、
従来のように録音の都度手動操作で再生チェックを行う
必要がなくなり、この種の磁気記録再生装置の操作性を
更に向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例のブロック図、第２図は上記
実施例の動作シーケンス図、第３図は本発明の他の実施
例の、ブロック図、第４図はＲＦ再生信号の信号波形図
である。 Ａ’、　Ｂ・・・磁気ヘッド、２・・・ＲＦ再生アンプ
、３・・・信号処理回路、７・・・録音不良表示器、訃
・・システムコントローラ、９・・・エンベローフ’　
検波回路、１０・・・エンベロープ監視回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、記録媒体として磁気テープを用いたディジタル記録
   式の磁気記録再生装置において、 録音終了後にテープを自動的に一定量だけ巻き戻して再
   生する巻き戻し再生手段と、 巻き戻し再生時の再生信号の状態から当該テープの録音
   不良を検出する録音不良検出手段とを備えたことを特徴
   とする磁気記録再生装置。 ２、録音不良検出手段が再生信号のエラーレートから録
   音不良を検出するものであることを特徴とする請求項１
   記載の磁気記録再生装置。 ３、録音不良検出手段がＲＦ再生信号のエンベロープ振
   幅から録音不良を検出するものであることを特徴とする
   請求項１記載の磁気記録再生装置。