JPH02308610A - 移相器 - Google Patents

移相器

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JPH02308610A
JPH02308610A JP12775189A JP12775189A JPH02308610A JP H02308610 A JPH02308610 A JP H02308610A JP 12775189 A JP12775189 A JP 12775189A JP 12775189 A JP12775189 A JP 12775189A JP H02308610 A JPH02308610 A JP H02308610A
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JP12775189A
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Koichi Matsunaga
晃一 松永
Masaaki Mochizuki
正明 望月
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クオドラチャ−検波方式によるFM検波器に
用いる移相器に関する。
(従来の技術) 従来、FM検波器に用いる移相器、ここでは90″移相
器を実現するために、2次のローパスフィルターや、2
次のバイパスフィルターを用いた。
第5図に90″′移相器をインピーダンス分割で与える
2次のバイパスフィルターの一回路例を示す。
図において、1は入力信号端子、2は出力信号端子、3
は前記入、出力端子間に設けられたコンデンサ、4,5
.6は夫々並列共振回路を実現するためのコイル、抵抗
、コンデンサである。
ここで、コンデンサ3の容量値をC1、並列共振回路を
構成するコイル4.抵抗5.コンデンサ6の値を各々、
L、R,Cとし、入力信号端子1の交流信号をvlnと
し、出力信号端子2の交流信号をV。U、とすると、こ
の交流信号V Ou lは、コンデンサ3のインピーダ
ンスZ1と並列共振回路のインピーダンスZ2とのイン
ピーダンス分割で与えられ、 21.22は各々 (ここで、ωは入力信号の角周波数である。)で与えら
れるので、V、、、/V、、は次のようになる。
で与えられ、ω。は角同調周波数、Qはクォリティーフ
ァクターと呼ばれるものである。)となり、2次のバイ
パスフィルターである。
一般に、フィルターの出力信号の入力信号に対する位相
差の入力信号周波数に対する線型性を表わすものとして
、群遅延特性で=丑があるにこで、0は出力信号の入力
信号に対する位相差をあられし、ωは入力信号角周波数
である。
群遅延特性は、2次のローパスフィルターを用いても、
2次のバイパスフィルターを用いても、同じであるので
、第5図に示したバイパスフィルターの例で示すと、 出力信号の入力信号に対する位相差θは、水様になる。
ここで、θ=、(=90°)となるのは、ω=ω。
どなる点であるから、前述の角同調周波数を90゜移相
させたい周波数になるように、L、C,C。
の値を設定する必要がある。群遅延特性τは、(2)式
を微分することで得られ、次のようになる。
これを移相量90°、即ちω=ω。のまわりで展開する
と。
・・・・・・(4) となり、(ω−ω。)の1次の項の係数を0にするには
、Q=0以外にはない。即ち、2次のバイパスフィルタ
ーや2次のローパスフィルターを用いても、(ω−ω。
)の1次の項を0にすることはできない。
よって、2次のバイパスフィルターや2次のローパスフ
ィルターを用いても、出力信号と入力信号の位相差が9
0°となる入力周波数の近傍での群遅延特性、即ち、入
力信号周波数対移相量を線型にすることはできない。
第6図に、入力信号周波数Fが4.5MIkで90°位
相が進むようにした場合の2次バイパスフィルター(ω
。=2πX4.5M1社、 Q=0.7)の帯域±IM
11zでの群遅延特性(DELAY)を示す。
第6図より明らかなように、2次のバイパスフィルター
を用いた場合には、群遅延特性は一定となっていない。
(発明が解決しようとする課題) クオドラチャ一方式によるFM検波器の動作を説明する
と、第7図に示すように、クオドラチャ−)一方式FM
検波器は、90’移相器7と、位相検波器8から構成さ
れており、90°移相器7は、入力信号端子9から入力
されたFM信号の搬送波周波数で、出力信号と入力信号
の位相差が90″となるように設定されている。
位相検波器8は、この位相検波器に入力される入力信号
端子9と90’移相器とからの2つの入力信号の位相差
にもとづいて90°からのずれに比例した出力直流電圧
を出力信号端子10に発生する。
クオドラチャ一方式FM検波器の入力信号端子9に、F
M信号が加わると、FM信号は変調波の振幅に比例して
FM信号の周波数が、搬送波からずれるようになってい
るので、90°移相器7が、入力信号周波数と移相量が
線型関係にあるとすると、 90’移相器7の出力信号
は、変調波の振幅に比例して、入力信号に対して、位相
が90°からずれることになる。この90°移相器7の
出力信号と、入力信号端子9からの入力信号(FM信号
)を、位相検波器8に入力すると、前述したように、2
つの信号の位相差にもとづいて90″からのずれに比例
した出力直流電圧を発生するので、結局、変調波の振幅
に比例した、出力直流電圧を発生することなり、変調波
を忠実に再現することが可能となる。
しかし、90”移相器7の入力信号周波数対移相量が、
線型関係からずれていると、90’移相器7の出力信号
が、変調波の振幅に比例した入力信号に対して位相が9
0°からずれた信号とならず、結局1位相検波器8の出
力は変調波の振幅に比例した、出力゛直流電圧とならず
、歪んだ信号となり、変調波を忠実に再現できなくなる
というような不都合が生じる。
(発明の目的) 本発明は上述した90’移相器の入力信号周波数対移相
量を線型とし、変調波を忠実に再現できる移相器を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明1コ上記目的を達成するため、所定の入力信号周
波数における移相量を+90°か一90°にし、且つ、
その周波数の近傍での入力信号周波数対移相量を線型と
するため、負性抵抗のインピーダンスと、並列共振回路
のインピーダンスとのインピーダンス分割により得られ
る2次のオールパスフィルターを用いることを特徴とす
る。
(作 用) 上記負性抵抗のインピーダンスと、並列共振回路のイン
ピーダンスとのインピーダンス分割により得られる2次
のオールパスフィルタの入出力特性(v、ut/vln
)は、 で与えられる。(但し、ω。は角同調周波数、Qはクォ
リティーファクターである。) よって、出力信号の入力信号に対する位相差Oは次のよ
うになる。
ここでθ= −−i (=−90°)となる角周波数を
ω、となる。
群遅延特性τは、次のようになる。
これを、移相[90°即ち、ω=ω、のまゎりで展開す
ると、 となり、(ω−ω、)の1次の項の係数を0にするOの
値は、 Qをこのように設定すると(ω−ω1)の1次の項の係
数が0となり、 0=−90”でのまわりでの群遅延特性が一定、即ち入
力信号周波数対移相量が線型関係に近くなる。
よって、2次のオールパスフィルタを用いると群遅延特
性即ち、入力信号周波数対移相量を線型に近づけること
ができる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例による回路図を示し、図にお
いて11は負性抵抗であり、前記第5図と同じ素子は同
一番号を付しである。いま、負性抵抗11の値を−R/
2、並列共振回路を構成するコイル4、抵抗5.コンデ
ンサ6の値を各々、L、R。
Cとし、入力信号端子1の交流信号をv、aとし、出力
信号端子2の交流信号をVOutとすると、V o u
 Iは負性抵抗11のインピーダンスと、並列共振回路
のインピーダンスのインピーダンス分割で与えられるの
で。
られる、)となり、インピーダンス分割により、2次の
オールパスフィルターの特性が得られる。
第2図は入力信号周波数が、4.5MHzで90°位相
が遅れるようにした場合の2次のオールパスフィルター
(ω。=2πX9.2M土、 Q=0.64)の帯域±
LM)kでの群遅延特性を示す。
(7)式よりθ=0.64の時、入力信号周波数が4.
5M1(zで90”位相が遅れるようにするためにはω
=2πX9,2MI(zとなることがわかる。
第2図より、2次のオールパスフィルタを用いた場合に
は、第6図と比べて群遅延特性が殆んど一定となってい
ることがわかる。
第1図の負性抵抗11を得るための回路例を第3図に示
す。図において、110は入力信号端子、111はオペ
アンプ、112〜114は抵抗であり、各々の抵抗値を
R112,R113,R114とする。
入力端子110から電流iが流入したとすると、抵抗1
12の両端に電圧降下R112iを発生する。抵抗11
2はオペアンプ111の出力端子と(−)入力端子。
抵抗113は出力端子と、(+)入力端子と接続されて
いるため、抵抗113の両端にもR112iの電圧降下
が発生する。従って、抵抗113、即ち抵抗114には
、R1121の電流が流れることによって、オペアンプ
111の(+)入力端子、したがって(−)入力R11
2。
端子にも−R114・R1131の電圧変化が発生して
いる。
従って、入力信号端子110からみたインピーダンスは
、電流iが流入することにより、−R114・R112
R113lの電圧変化が発生するので、−R114・R
113となる・ 第4図は、第1図でのべた2次のオールパスフィルター
を90°移相器7として用いた場合のクオドラチャ一方
式のFM検波器の例を示すブロック構成図であり、前記
第7図と同じ素子は同一番号を付しである。
90@移相器7は、ある決められた(FM検波器として
用いる場合は、搬送波周波数)周波数で、位相が90′
進むか遅れるかすれば良いので、2次のオールパスフィ
ルター7−(1)〜7−(2n−1)を奇数個縦続接続
することによっても実現できる。このようにすれば、群
遅延量τの値、即ち、入力周波数変化に対する位相差の
変化率を調整することも可能である。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば、移相器として、2
次のオールパスフィルターを用いた場合。
入力信号周波数対移相量を線型に近づけることができ、
その移相器を、クオドラチャ一方式のFM検波器に用い
た場合には、変調波を忠実に再現することが可能となり
非常に好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による回路図、第2図は2次
のオールパスフィルターの群遅延特性の一例図、第3図
は第1図の負性抵抗を得るための回路側図、第4図は本
発明をクオドラチャ一方式のFM検波器に用いた構成ブ
ロック図、第5図は従来の2次のバイパスフィルターの
一回路図、第6図は第5図の2次のオールパスフィルタ
ーの群遅延特性の一例図、第7図は従来のクオドラチャ
一方式のFM検波器の構成ブロック図である。 1.9 ・・・入力信号端子、 2,10・・・出力信
号端子、 4 ・・・コイル(L)、 5 ・・・抵抗
(R)、 6 ・・・コンデンサ(C)、 7・・・9
0°移相器、  7−(1)、 7−(2)・・・・7
− (2n−1)・・・ 2次オールパスフィルター、
11・・・負性抵抗。 特許出願人 松下電器産業株式会社 第 1 図 tLダ鷹斌旦路 第 2 図 第3図 第4図 第5図 ヱクj共退回距 第6図 F (MH2) 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  所定の入力周波数における移相量を+90°か−90
    °にし、且つ、その周波数の近傍での入力信号周波数対
    移相量を線型とするため、負性抵抗のインピーダンスと
    、並列共振回路のインピーダンスとのインピーダンス分
    割により得られる2次のオールパスフィルターを用いた
    ことを特徴とする移相器。
JP12775189A 1989-05-23 1989-05-23 移相器 Expired - Lifetime JP2681826B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010273357A (ja) * 1998-07-31 2010-12-02 Vitesse Semiconductor Corp 多重補間lc電圧制御発振器
CN106374873A (zh) * 2015-07-15 2017-02-01 意法半导体股份有限公司 九十度移相器电路以及相对应的九十度相位移动方法

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JP2010273357A (ja) * 1998-07-31 2010-12-02 Vitesse Semiconductor Corp 多重補間lc電圧制御発振器
CN106374873A (zh) * 2015-07-15 2017-02-01 意法半导体股份有限公司 九十度移相器电路以及相对应的九十度相位移动方法

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