JPH0230790Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0230790Y2
JPH0230790Y2 JP1984123996U JP12399684U JPH0230790Y2 JP H0230790 Y2 JPH0230790 Y2 JP H0230790Y2 JP 1984123996 U JP1984123996 U JP 1984123996U JP 12399684 U JP12399684 U JP 12399684U JP H0230790 Y2 JPH0230790 Y2 JP H0230790Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
light
signal
oscillator
moving object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984123996U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6065689U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12399684U priority Critical patent/JPS6065689U/ja
Publication of JPS6065689U publication Critical patent/JPS6065689U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0230790Y2 publication Critical patent/JPH0230790Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は光線を用いた物体感知装置に関する
ものである。
赤外線を用いたこの種物体感知装置としては、
従来第1図に示すようなものがある。すなわち、
例えば赤外線を発する送光部1からの赤外線を物
体3に当て、その反射光を受光部2により受信検
知することにより、物体3の存在を知るものであ
る。
送光部1は、赤外線を発生させる発光素子例え
ば発光ダイオード(LED)4、レンズ構成の光
学系5及び発光ダイオード4からの赤外線の出力
を振幅変調する発振器例えばマルチバイブレータ
で構成される方形波発振器6により構成されてい
る。また、受光部2は、レンズ構成の光学系7、
赤外線を受光し電気信号に変換する受光素子例え
ばフオトダイオードPD8、送光部1の変調周波
数成分のみを取り出すための帯域通過波器
(BPF)9、及び交流増幅器10により構成され
ている。なお、11は検知信号の出力端子であ
る。
次に、この物体感知装置の動作を説明する。ま
ず、発振器6により例えば第2図に示すような繰
り返し周波数なる方形波を発生させ、この出力
により発光ダイオード4を駆動させる。従つて、
発光ダイオード4の出力は周波数なる断続(変
調)光となる。この変調体は光学系5を介して空
間へ放射される。この放射された赤外線の進路に
例えば物体3が置かれると、赤外線の一部が反射
され、受光部2に至る。受光部2においては、こ
の赤外線は光学系7により集光された後、フオト
ダイオード8により検波され電気信号(周波数
なる方形波)に変換される。このフオトダイオー
ド8の出力は帯域通過波器9により不要信号
(ノイズ)が除去された後、交流増幅器10によ
り適当なレベルに増幅され出力端子11より物体
存在の検知信号として取り出される。しかして、
この信号により、アラーム機器、例えばベル、ス
ピーカ等が駆動し報知するものである。
一方、物体3が存在しないときは、反射光がな
いので受光部2には入射光がなく、入力信号はな
い。従つて、出力端子11からは何の信号も出力
されない。このように、出力信号の有無によつて
物体3の有無を検出することができるものであ
る。
しかしながら、現実にはこの感知装置の設置場
所、例えば住宅の玄関の周辺には螢光灯などの街
灯がある場合が多く、この螢光灯の光が入射して
この感知装置の動作を不能にしたり、あるいは誤
動作させたりする。すなわち、これら螢光灯など
の光に、例えばその電源電圧の変化等によりこの
感知装置の変調周波数なる成分が含まれると、
感知装置が動作してしまう。そして、この光が強
すぎると感知装置は飽和状態となり、物体3の有
無を検出することができなくなつてしまう。
さらに、この感知装置の設置上避けることので
きない例えば電柱のような物体が存在する場合
で、この物体からの反射量が大きく、これによつ
て受光部が飽和状態又はそれに近い状態になつて
いる場合には、検出したい物体が出現してもこれ
を検出することができない。
このように従来の物体感知装置では、外来光に
よつて誤動作を起こしたり、動作不能になつたり
する欠点があつた。
この考案は上記実情に鑑みてなされたもので、
その目的は、不要な外来光の影響を防止し得る信
頼性の高い物体感知装置を提供することにある。
この考案は、従来の装置の受光部にゲート回路
を設け、このゲート回路を送光部の変調用発振器
の出力でゲート動作させることにより、物体の移
動すなわち感知装置と物体の距離の変化を以つて
移動物体の存在を検知するものである。
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明する。第3図において、21は光線例えば赤外
線を発生する送光部、22はこの赤外線の物体2
3からの反射光を受光する受光部である。送光部
21は従来例と同様に、発光素子例えば発光ダイ
オード24、レンズ構成の光学系25及び赤外線
出力を振幅変調する発振器例えば方形波発振器2
6により構成されている。また、受光部22は、
レンズ構成の光学系27、受光した赤外線を電気
信号に変換する受光素子例えばフオトダイオード
(PD)28、送光部21の変調周波数成分のみを
取り出すための帯域通過波器(BPF)29、
交流増幅器30、送光部21の発振器26からの
出力によりその入出力間をオン・オフするゲート
回路31、物体23の移動に十分応答する時定数
を有し、ゲート回路31の出力を積分する積分回
路32、この積分回路32の出力の直流成分を遮
断するコンデンサ33、及び交流増幅器34によ
り構成されている。なお、35は検知信号の出力
端子である。
次に、この物体感知装置の動作を説明する。第
4図Aは発振器26の出力波形であり、この場合
振幅v0、繰り返し周波数なる方形波である。第
4図Bは送光部21からの信号が物体23,2
3′により反射され、受光部22で受信されたと
きの帯域通過波器29の出力側の波形、第4図
Cは同じくゲート回路31の出力側の波形、第4
図Dは受信信号が強すぎて、その振幅が飽和して
いる場合のゲート回路31の出力波形である。
まず、発振器26により、第4図Aのような方
形波で、発光ダイオード24を駆動すると、発光
ダイオード24から断続波、つまり方形波状に変
調された赤外線が出力される。この赤外線出力は
光学系25により集光され、光線(ビーム)とし
て空間に送光される。この送光部21からの赤外
線の光は、物体23が存在する場合は、これによ
り反射されてその一部が受光部22に帰つて来
る。受光部22において、この光は光学系27に
より集光され効率よくフオトダイオード28に送
られる。フオトダイオード28では、この光の信
号を検波し電気信号に変換する。この電気信号
は、送光部1の変調波形すなわち発振器26の出
力波形と同じく第4図Aのような方形波となる。
この信号をe0とする。この信号e0は、変調周波数
と同じ通過周波数を持つ帯域通過波器29を
通り、第4図Bに示すような正弦波状の信号e1
e1′となる。ここで、実線で示した信号e1は物体
23によるものであり、点線で示した信号e1′は
物体23′によるものである。以下e2,e2′…等に
ついても同様である。すなわちe1,e1′には物体
23と物体23′との間隔Lに相当する分だけ受
信信号に時間遅れΔtが生じている。一方、前述
したようにゲート回路31は発振器26の出力、
すなわち変調波と同じ波形(方形波)でゲートさ
れているので、第4図Aの時間表示のようにt1
t2,t3−t4…は信号通過、t2−t3,t4−t5…は信号
不通過なる動作をする。従つて、このゲート回路
31の出力信号は、t1−t2,t3−t4…間にのみ現
われる。すなわち、第4図Cのe2,e2′のように
なる。この信号e2,e2′は積分回路32で積分処
理され、e2に対してはv2,e2′についてはv2′のよ
うな直流電圧となる。すなわち、物体23が距離
Lだけ移動して物体23′の位置迄変化すること
により、受信信号の積分回路31の出力電圧はv2
からv2′迄変化することになるので、この電圧の
変化Δv2を検出することによつて、物体23の存
在を検知することができる。例えば、物体23が
人間の場合、積分回路32の時定数を人間の動き
に応答するように選んでおく、電圧v2,v2′の変
化Δv2はコンデンンサ33を介して交流増幅器3
4に導かれて必要なレベルに増幅される。この増
幅された信号は、出力端子35を介してベルやス
ピーカ等を駆動し報知することができる。
以上のようにこの考案においては、物体23の
移動距離、すなわち位置的変化による受信信号の
時間差によつても検知できるようにしているの
で、受信信号が強すぎて受信機が飽和状態となつ
た場合でも、物体の検知ができる。すなわち、第
4図Dにおいて、ゲート回路31は電圧E0を以
て飽和するものとすると、物体23からの受信信
号は、ゲート回路31の出力側ではe3のようにE0
でスライスされた波形となる。一方、e3′も同様
にスライスされた波形となるが、e3に対してΔt
け時間遅れがあるため、ほぼ点線で示したように
なり、その有効波形面積は斜線で示したようにな
りe3より小さくなる。従つて、これらの信号e3
e3′なる電圧を積分すると、v3,v3′のようになり、
Δv3なる差を生ずる。すなわち、受信信号が強す
ぎて受信機がその振幅において飽和しても、物体
23が、例えば物体23′の位置に移動すること
により、つまりは物体が動くことによりこれを電
圧の変化として検知することができる。一例とし
て、いま変調周波数を=100KHzとし、物体2
3の移動距離をL=3mとすると、受信信号e1
e1′の行路差は2L=6mとなり、これによる時間
差はΔt≒20nsとなる。第4図Dのe3,e3′は台形
状をなしているが、これを方形波として近似的に
e3,e3′のデユーテイを計算すると、=100KHz
故t3−t1=10μs=10000nsとなり、e3に対しては
0.5,e3′に対しては、 5000ns−20ns/10000ns=0.498となる。
従つて、こららを積分した電圧v3,v3′は、v3
=1vとすればv3′=0.996Vとなる。つまり4mVの
変化となり、これを利得60dBの交流増幅器34で
増幅すると、4Vとなる。これは報知信号として
十分な値である。
次に、この装置の設置場所に避けることのでき
ない反射物体があり、この物体よりの反射光が、
受光部22に入射している場合について説明す
る。
第5図において、41はこの装置の設置上どう
しても避けることのできない物体で、例えば電柱
のようなものであり、これによる反射光が受光部
22に入射し、その信号が大きく受光部22のゲ
ート回路31において飽和しているものとする。
このような状態で、検出したい物体23が出現し
ても、従来の装置ではこれを検出することができ
なかつた。しかしながら、この考案の装置では、
この物体23の検出ができる。すなわち、第6図
Aにおいて、e4は物体41からの反射信号で、フ
オトダイオード28の入力または出力信号で、こ
れは方形波である。第6図Bに示すe5は物体23
からの反射信号で、やはり方形波である。一般
に、e4とe5は、物体の大きさまたは位置が異なる
ため、その振幅、位相共に相違している。第5
図、第6図では、振幅においてe5はe4の80%、物
体23と物体41はL2だけ距離の差があるので、
Δt1だけe4に対してe5が時間的に遅れている。す
なわち、Δt1の位相差を有している。このe4とe5
を合成すると、第6図Cのe6のようなブロツク積
み上げ状の波形となる。このe6の信号は帯域通過
波器29を通過すると、e6′、すなわち同図の
点線で示すようないわゆる正弦波状の信号とな
る。一方、物体41からの反射信号e6は、帯域通
過波器29を通ると第6図Aの点線で示すよう
なe4′となりやはり正弦波となるが、この信号
e4′と信号e6′はΔt2の位相差を持つている。
しかるに、前述したように、e4′,e6′共に振幅
的に飽和状態となつていても両者の間に位相差が
あれば、物体23を検知することができる。この
ことは、第4図Dにおいて、e3にe4′を、また
e3′にe6′を対応させることによつて容易に理解で
きるものである。
以上のようにこの考案によれば、従来の装置の
受光部にゲート回路を設け、これを送光部の変調
波で動作させ、受信信号の出力制御を行い、さら
にこの出力を積分回路により積分する構成として
ので、物体の移動を受信機において電圧の変化と
して検知できる。
すなわち、この感知装置の検知範囲を広げるた
め、送信出力を上げ、受信感度を上げた場合、よ
り遠くの物体を検知できることは勿論のこと、よ
り近くの物体つまり受信信号が強すぎて受信機が
その振幅において飽和状態となつても、その物体
が位置的に変化すると検知することができる。
これにより、装置の設置上避けることのできな
い反射物体が存在していても、その影響を受ける
ことなく、所望の物体を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の物体感知装置の構成を示すブロ
ツク図、第2図は同物体感知装置における発振器
の出力波形図、第3図はこの考案の一実施例に係
る物体感知装置の構成を示すブロツク図、第4図
A〜Dはそれぞれ同物体感知装置の動作を説明す
るための波形図、第5図は同物体感知装置の他の
動作を説明するためのブロツク図、第6図A〜C
は同じく波形図である。 21……送光部、22……受光部、23,2
3′……物体、24……発光ダイオード、25,
27……光学系、26……発振器、28……フオ
トダイオード、29……帯域通過波器、30…
…交流増幅器、31……ゲート回路、32……積
分回路、33……コンデンサ、34……交流増幅
器、35……出力端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光線を発生させる発光素子、この発光素子を変
    調駆動する発振器及び前記光線を集光し空間に送
    光する光学系を有する送光部と、前記光線の物体
    からの反射光を集光する光学系、この光学系で受
    光された光信号を電気信号に変換する受光素子、
    この受光素子の出力のうち前記発振器による変調
    成分を取出す帯域通過波器、この帯域通過波
    器の出力を増幅する増幅器、この増幅器の出力を
    前記発振器の出力信号と移動物体の動き(位置変
    化)により生じる同物体の反射光線による電気信
    号との移相差を検出するように出力制御するゲー
    ト回路、このゲート回路の出力を積分する積分回
    路及びこの積分回路の直流分を阻止するコンデン
    サを有する受光部とを具備し、移動物体の動きに
    より生じる同物体からの反射光線の前記電気信号
    との移相差の変化により移動物体を検知するよう
    にしたことを特徴とする物体感知装置。
JP12399684U 1984-08-15 1984-08-15 物体感知装置 Granted JPS6065689U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12399684U JPS6065689U (ja) 1984-08-15 1984-08-15 物体感知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12399684U JPS6065689U (ja) 1984-08-15 1984-08-15 物体感知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6065689U JPS6065689U (ja) 1985-05-09
JPH0230790Y2 true JPH0230790Y2 (ja) 1990-08-20

Family

ID=30282827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12399684U Granted JPS6065689U (ja) 1984-08-15 1984-08-15 物体感知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6065689U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50150359A (ja) * 1974-05-22 1975-12-02
JPS56118685A (en) * 1980-02-22 1981-09-17 Sankusu:Kk Photoelectric switch

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50150359A (ja) * 1974-05-22 1975-12-02
JPS56118685A (en) * 1980-02-22 1981-09-17 Sankusu:Kk Photoelectric switch

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6065689U (ja) 1985-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4736097A (en) Optical motion sensor
CA1271991A (en) Object detection method and apparatus employing electro-optics
US3680047A (en) Parametric integrator for condition-responsive systems
JPH0230790Y2 (ja)
US6031456A (en) Detector
JPH1041802A (ja) 物体検出器
JPH0616324Y2 (ja) 照度検出器付降雪センサ
US4156816A (en) Optical fire-detector
JP3458738B2 (ja) 人体検知装置
JP3787712B2 (ja) 検知装置
JPH1196467A (ja) 迷光を利用した妨害検知機能付き防犯センサ
KR200352436Y1 (ko) 무선 주파수 송/수신에 의한 전등 연동 제어장치
JPH0430552Y2 (ja)
JP2562948B2 (ja) 光学式近接センサ
WO1995010057A1 (en) Proximity detectors
WO1989007277A1 (en) Optical motion sensor
JPH0133879B2 (ja)
JP2597636Y2 (ja) 光学式物体検知装置
JPS58165075A (ja) 物体感知装置
JPH037829Y2 (ja)
JPS6218028B2 (ja)
JPH01313787A (ja) 光学検出装置
JPH11250361A (ja) 赤外線検知装置
JPS6191589A (ja) 物体検知センサ
JPH05299999A (ja) 受光回路