JPH023075B2 - - Google Patents

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JPH023075B2
JPH023075B2 JP55130254A JP13025480A JPH023075B2 JP H023075 B2 JPH023075 B2 JP H023075B2 JP 55130254 A JP55130254 A JP 55130254A JP 13025480 A JP13025480 A JP 13025480A JP H023075 B2 JPH023075 B2 JP H023075B2
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JP
Japan
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valve
oil passage
oil
pressure
solenoid
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Nobuaki Miki
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Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は電気制御式自動変速機のトルクコンバ
ータに装着された直結クラツチを係合または開放
する制御装置に関するものである。 [従来の技術] 従来より2速以上、3速以上または最高速度段
など設定した変速段以上でトルクコンバータがロ
ツクアツプできるようにするため、その変速段が
達成されるとき作動されるシフト弁を介して直結
クラツチ制御装置に油圧(ライン圧)を供給し、
それ以下の変速段では直結クラツチ制御装置への
油圧の供給を停止する直結クラツチ制御装置が存
在する。また電気制御式自動変速機の直結クラツ
チ制御装置は第1図に示す如く、トルクコンバー
タのロツクアツプができるよう設定された変速段
において油圧が供給される油路113及びオリフ
イス422を介してその下流の油路114に供給
されたライン圧を該油路114に取り付けたソレ
ノイド弁420により制御したソレノイド圧と配
設されたばね291の押圧力とが図示上方から印
加され、図示下方からは油路113のライン圧が
印加されるスプール292を備えたロツクアツプ
制御弁290により、油圧源に連絡し油路120
とトルクコンバータ1の直結クラツチ50の係合
用油路122またはその開放用油路121とを連
通してロツクアツプまたはその解除を行なつてい
る。 [発明が解決しようとする問題点] このようにロツクアツプを行なう変速段になつ
たとき直結クラツチ制御装置に油圧を供給する場
合、油路の長さの差や油路の抵抗の相違で油圧の
供給のタイミングにずれができ、前記ソレノイド
弁420のON、OFFに無関係に前記ロツクアツ
プ制御弁290が作動してロツクアツプがなされ
る。特に第1図の如く前記ソレノイド弁420に
よりライン圧を制御して得られるソレノイド圧を
発生させるため油路113にオリフイス422を
挿設しているときに油路114への油圧の供給が
遅れ、例えば2速以上でロツクアツプができるよ
う1−2シフト弁が2速側に設定されたとき該1
−2シフト弁を介して油路113から油圧が供給
される場合で、2速にアツプシフトし前記油路1
13にライン圧が導かれたとき、前記ソレノイド
弁420がOFFしていても前記ロツクアツプ制
御弁290のスプール292は油路113からよ
り速く供給された油圧で図示上方に動かされ、ロ
ツクアツプが(ソレノイド弁420により制御さ
れず)誤つてなされ、エンジンストツプなどを生
じる恐れがある。 そこで本発明はかかる誤作動によるロツクアツ
プが防止でき、ロツクアツプ制御弁はソレノイド
弁のみにより確実に制御される直結クラツチ制御
装置の提供を目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上述事情に鑑みなされたものであつ
て、例えば第3図を参照して示すと、変速時に作
動させるためのソレノイド弁420と、該ソレノ
イド弁420により制御されるソレノイド圧と、
ばねによる荷重とを一方から受け他方からロツク
アツプが可能に設定した変速段以上の変速段にお
いて供給される油圧を受けて作動されるロツクア
ツプ制御弁290を備え、前記ソレノイド弁43
0のON、OFFにより油圧源とトルクコンバータ
直結クラツチ50の係合用油路122または開放
油路121との連絡を切り換える直結クラツチ制
御装置において、前記ロツクアツプが可能に設定
した変速段の下の変速段において前記ソレノイド
圧を発生させた構造を有するものである。 [作用及び効果] 本発明のトルクコンバータの直結クラツチ制御
装置は、変速時に作動させるためのソレノイド弁
420により制御されるソレノイド圧とばねによ
る荷重とを一方から受け他方からロツクアツプが
可能に設定した変速段以上の変速段において供給
される油圧を受けて作動されるロツクアツプ制御
弁290を備え、前記ソレノイド弁420の
ON、OFFにより油圧源トルクコンバータ直結ク
ラツチの係合用油路122または開放油路121
との連絡を切り換える直結クラツチ制御装置にお
いて、前記ロツクアツプが可能に設定した変速段
の下の変速段において前記ソレノイド圧を発生さ
せた構造を有するので、下段からロツクアツプが
可能に設定された変速段へシフトへアツプする際
に不用意なロツクアツプが生じることが確実に防
止でき、安全性が向上する。 また前記ソレノイド420が故障をきたしたと
きにおいても、前記ソレノイド420はOFF状
態を維持することにより、油路114の油圧は連
通され、ロツクアツプ制御弁290のスプール2
92はソレノイド圧とばね291の作用で図示下
方に設定され、油路120はトルクコンバータの
直結クラツチ50の解放用油路121に連通し、
直結クラツチ50を解放するので、ロツクアツプ
設定域以外でロツクアツプすることなく、例えば
発進時におけるロツクアツプクラツチの誤作動に
よるエンスト等による走行不能等を未然に防止す
ることができる。なお上記記載において、説明の
便宜上各要素に符号を付しているが、本発明の構
成を限定するものではない。 [実施例] 次に本発明を実施例に基づき説明する。 第2図はオーバドライブ機構付流体式4速自動
変速機の一例を示す概略図である。 この自動変速機はトルクコンバータ1、第4速
を行なうためのオーバドライブ機構2、前進3段
後進1段の遊星歯車変速機構3を備えており、第
3図に示す如き油圧回路装置によつて制御される
ようになつている。 トルクコンバータ1はポンプ5、タービン6及
びステータ7を含む周知のものであり、前記ポン
プ5は機関クランク軸8と連結されタービン6は
タービン軸9に連結されている。また前記トルク
コンバータ1には前記機関クランク軸8とタービ
ン軸9とを流体を介さずに機械的に連結する直結
クラツチ50が設けられる。前記タービン軸9は
前記トルクコンバータ1の出力軸をなすものであ
り、これはまたオーバドライブ機構2の入力軸と
なつており、オーバドライブ機構2における遊星
歯車変速機構3のキヤリア10に連結されてい
る。該キヤリア10によつて回転可能に支持され
たプラネタリピニオン14はサンギヤ11及びリ
ングギヤ15と噛み合つている。 前記サンギヤ11と前記キヤリア10の間には
摩擦係合装置である多板クラツチ12と一方向ク
ラツチ13が設けられており、更に前記サンギヤ
11と前記オーバドライブ機構2を抱合するハウ
ジングあるいはオーバドライブケース16の間に
は摩擦係合装置である多板ブレーキ19が設けら
れている。 前記オーバドライブ機構2のリングギヤ15は
前進3段後進1段の遊星歯車変速機構3の入力軸
23に連結されている。該入力軸23と中間軸2
9の間には多板クラツチ24が設けられており、
また前記入力軸23とサンギヤ軸30の間には多
板クラツチ25が設けられている。前記サンギヤ
軸30とトランスミツシヨンケース18の間には
多板ブレーキ29及び一方向クラツチ41を介し
た多板ブレーキ40が設けられている。前記サン
ギヤ軸30に設けられたサンギヤ32はブレーキ
ヤリヤ33、該キヤリヤ33によつて担持された
プラネタリピニオン34、該プラネタリピニオン
34と噛み合つたリングギヤ35、他の一つのキ
ヤリヤ36、該キヤリヤにより担持されたプラネ
タリピニオン37、該プラネタリピニオン37と
噛み合うリングギヤ38とともに二列の遊星歯車
装置を構成している。一方の遊星歯車装置におけ
るリングギヤ35は中間軸29と連結されてい
る。またこの遊星歯車装置におけるキヤリヤ33
は他方の遊星歯車装置におけるリングギヤは出力
軸39と連結されている。また該他方の遊星歯車
装置におけるキヤリヤ36とトランスミツシヨン
ケース18の間には多板ブレーキ27と一方向ク
ラツチ28が設けられている。 かかるオーバドライブ機構付流体式自動変速機
は以下に詳細に説明される油圧回路装置によりエ
ンジンの出力及び車輌の車速に応じて各クラツチ
及びブレーキの係合または開放が行なわれ、オー
バドライブ(O/D)を含む前進4段の変速また
は手動切換による後進1段の変速を行なうように
なつている。 変速ギヤ位置とクラツチ及びブレーキの作動状
態を表1に示す。 ここで〇は各クラツチ及びブレーキが係合状態
にあり、また×はそれらが開放状態にのあること
を示す。
【表】
【表】 摩擦係合装置である上記クラツチ及びブレーキ
12,19,24,25,26,27,40を選
択的に作用させ、自動もしくは手動による変速操
作を行なう制御装置の油圧回路を第3図に示す実
施例に基づき説明する。 油圧回路は油溜め100、油ポンプ101、圧
力調整弁103、スロツトル弁200、カツトバ
ツク弁201、マニユアル弁210、1−2シフ
ト弁220、2−3シフト弁230、3−4シフ
ト弁240、ローコーストモジユレータ弁25
0、インターミデイエイトコーストモジユレータ
弁330、リバースクラツチシーケンス弁34
0、クラツチ24の係合を円滑になさしめるアキ
ユームレータ260、クラツチ25の係合を円滑
になさしめるアキユームレータ270、ブレーキ
40のクラツチ24の係合を円滑になさしめるア
キユームレータ280、後記するソレノイド弁4
20、オリフイス422とともに本発明の直結ク
ラツチ制御装置を構成するロツクアツプ制御弁2
90、バイパス弁300、チエツク弁付流量制御
弁310,320,350,360,370、三
方チエツク弁390、2−3シフト弁230を制
御する第1のソレノイド弁400、及び1−2シ
フト弁220と3−4シフト弁240の双方を制
御する第2のソレノイド弁410、及びオリフイ
スを介して供給されたライン圧を制御してソレノ
イド圧となし、前記ロツクアツプ制御弁290を
制御するため該ロツクアツプ制御弁290のスプ
ールに印加する第3のソレノイド弁420並びに
各弁間及びクラツチ、ブレーキの油圧サーボ12
A,19A,24A,25A,25B,26A,
27A,27B,40Aを連絡する油路からな
る。 油溜め100より油ポンプ101により汲み上
げれられた作動油は圧力調整弁102で所定の油
圧(ライン圧)に調整されて油路104へ供給さ
れる。圧力調整弁102の余剰油は油路105を
経て第2圧力調整弁103に供給されスロツトル
弁200のスロツトル圧に応じ所定のトルクコン
バータ圧、潤滑油圧、及びクーラ圧に調圧され
る。油路104と連絡された選速弁(マニユアル
弁)210は、シフトレバーと連絡しており、手
動操作によりシフトレバーのレンジに応じてP
(パーキング)、R(リバース)、N(ニユートラ
ル)、D(ドライブ)、3(サード)、L(ロー)の各
位置に移動する。表2に各シフトレバー位置にお
ける油路104と、油路106〜110との連通
状態を示す。〇は連通してライン圧が供給されて
いる場合を示し、×は排圧されている場合を示す。
【表】 2−3シフト弁230を制御する第1のソレノ
イド弁400は、非通電時には弁口401を閉じ
てオリフイス402を介し油路107と三方チエ
ツク弁390を介して連絡した油路111に油圧
を生ぜしめ、通電時には弁口401を開いて排油
口403から油路111の油圧を排出させる。 1−2シフト弁220及び3−4シフト弁24
0を制御する第2のソレノイド弁410は非通電
時には弁口411を閉じてオリフイス412を介
し油路104と連絡した油路112に油圧を生ぜ
しめ、通電時には弁口411を開いて排油口41
3から油路112の油圧を排出させる。 ロツクアツプ制御弁290を制御する第3のソ
レノイド弁420は、非通電時には弁口421を
閉じてオリフイス422を介して油路104と連
絡した油路114に高いソレノイド圧を生ぜし
め、通電時には弁口421を開いて排油口423
から油路114の油圧を排出させソレノイド圧を
降圧させる。 表3にソレノイド弁400、及び410の通
電、非通電と自動変速機のギヤ状態の関係を示
す。
【表】 〇は通電、×は非通電、△は通電または非通電
の状態にあることを示し、車速、スロツトル開
度、シフトレバー位置を入力とする電気制御回路
により運転条件に応じて制御される。 1−2シフト弁220は、一方にばね221を
配設したスプール222を備え、第1速ではソレ
ノイド弁410は非通電され油路112を経て右
端油室223に供給せれる油圧で図示左方に設定
され、第2速ではソレノイド弁410は通電され
油路112は排圧されるのでスプール222は図
示右方に設定される。第3、4速においては後記
する2−3シフト弁230のスプール232が図
示右方に設定され、油路115を通じて左端油室
224に油圧が供給されるのでスプール222は
図示右方に固定される。 2−3シフト弁230は一方にばね231を配
設したスプール232を備え、他方端の油室23
4に連絡するとともに第1のソレノイド弁400
が取り付けられた油路111に油圧が供給されて
いる場合において、第1、2速では第1のソレノ
イド弁400が通電されており、油路111に油
圧は生じていないのでスプール232はばね23
1の作用で図示左方に設定され、第3、4速では
第1のソレノイド弁400が非通電され油路11
1に油圧が生じスプール232は図示右方に設定
される。 3−4シフト弁240は一方にばね241を配
設したスプール242を備え、第1、2速では油
路116を経て油室243にライン圧が入りスプ
ール242は図示左方に固定される。第3、4速
では油路116が排圧されるとともに第3速はソ
レノイド弁410が通電され油路112は排圧さ
れているのでばね241の作用でスプール242
は図示左方に設定され、第4速ではソレノイド弁
410が非通電され油路112に油圧が生じスプ
ール242は図示右方に設定される。 三方チエツク弁390は選速弁210がD、3
位置にシフトされているときは常時油路107か
らの油圧を油路111へ供給し、選速弁210が
L位置にシフトされているときは、油路106、
1−2シフト弁220及び油路113を介して、
1−2シフト弁220のスプール222が図示右
方(第2速側)に設定されているときのみ油路1
11を供給する。これにより選速弁210をL位
置にシフトした場合において第1のソレノイド弁
400により2−3シフト弁230の制御がで
き、L位置における前進3段の自動変速を可能と
している。またオリフイス391は三方チエツク
弁390がチエツクボールの摩耗などでチエツク
弁の機能を低下もしくは消失した場合において、
選速弁がL位置にシフトされ油路113から供給
された油圧が、油路107、選速弁210を介し
てドレインすることを制限し、第1のソレノイド
弁400が制御する油路111の油圧の発生を確
保し、第3速への変速を確実にしている。 スロツトル弁200はアクセルペダルの踏込量
にに応じインジケータ弁202がストロークして
該弁202とバルブスプール203との間のばね
204を圧縮しスロツトル圧を油路124に生ぜ
しめる。 カツトバツク弁201は油路113に油圧が供
給されたとき(2速、3速、4速状態)、油路1
24のスロツトル圧を油路125に導き、スロツ
トル圧を減少させ、不必要なポンプロスを防いで
いる。 ロツクアツプ制御弁290は、一方にばね29
1を配設した伝動装置292,293を備え、油
路104のライン圧がオリフイス422、油路1
14を介して油室294に油圧が導かれている。
他端の油室295には、第2、3、4速で油路1
06より1−2シフト弁220、油路113を介
してライン圧が入る。従つてロツクアツプ制御弁
290は、第2、3、4速ではソレノイド弁42
0により制御可能であるが他の状態においては制
御不能となるように構成している。このことは発
進時におけるロツクアツプクラツチの誤作動によ
るエンスト等による走行不能等を未然に防止する
ためのものである。 選速弁210がD位置にシフトされた場合にお
いては、油路104は油路106及び油路107
に連結され、油路107の油圧が三方チエツク弁
390を介して油路111に導かれている。 第1速ではソレノイド弁400は通電、ソレノ
イド弁410は非通電されており、油路107の
油圧が三方チエツク弁390に導かれ、三方チエ
ツク弁390に結ばれている油路113は、1−
2シフト弁220、油路110、マニユアル弁2
10を介して排出されているため、三方チエツク
弁390のボールは図示下方入口を閉じる。従つ
て107の油圧はオリフイス402、油路111
を通つて2−3シフト弁230の油室234に導
かれている。1−2シフト弁220のスプール2
22は油室223に作用する油圧により図示左方
位置に、2−3シフト弁230のスプール232
はスプリング231により図示左方位置に、3−
4シフト弁240のスプール242は油室243
に作用する油圧とスプリング241により図示左
方位置に夫々設定される。油路106の油圧は油
圧サーボ24Aに導かれ、油路104の圧油は3
−4シフト弁240、油路117を介して油圧サ
ーボ12Aに導かれ、夫々クラツチ24及びクラ
ツチ12が係合される。 第2速ではソレノイド弁410が通電されるの
で、1−2シフト弁220のスプール222が図
示右方に移動する。油路106の油圧が1−2シ
フト弁220を介して油路113に導かれ、三方
チエツク弁390には上方より油路107の圧
油、下方より油路113の圧油が導かれるため、
ボールは中立状態となるため油路111には、油
路107または113より油圧が導かれる。油路
106の圧油は1−2シフト弁220、油路11
3、チエツク弁370を介して油圧サーボ40A
に導かれ、ブレーキ40が係合され第2速とな
る。 第3速ではソレノイド弁400が非通電され、
2−3シフト弁230のスプール232を図示右
方に移動する。油路106の圧油は2−3シフト
弁230、チエツク弁320、油路135を介し
て油圧サーボ25Bに導かれ、クラツチ25が係
合されるとともに油路106の圧油は2−3シフ
ト弁230、油路115を介して、1−2シフト
弁220の左端油室224に導かれて、スプール
222は油圧とスプリング221により図示右方
に固定される。同時に3−4シフト弁240のス
プール242を図示左端に固定していた油室24
0の圧油が油路116、2−3シフト弁230、
油路108、マニユアル弁210を介して排出れ
るため、3−4シフト弁240はソレノイド弁4
10により制御可能となる。 第4速ではソレノイド弁400及び410がと
もに非通電され、3−4シフト弁240のスプー
ル242が図示右方に移動し、油路117が排油
口244に連結され、油圧サーボ12A内の圧油
が排出されるとともに、油路104が油路119
に連絡され油圧サーボ19Aに圧油が導かれ、ク
ラツチ12が開放されるとともにブレーキ19が
係合される。 以上より明らかなようにD位置(レンジ)にお
いては、オリフイス402を介して油路111に
油圧を導き、ソレノイド弁400により2−3シ
フト弁230を制御できる状態にしておくことが
必要なのであつて、三方チエツク弁390によつ
て油路113,107を結び付けて油路111に
導くことが必要条件ではなく、油路107をオリ
フイス402に直接結び付けてもよい。 トルクコンバータの直結クラツチ50は本実施
例では第2速以上でロツクアツプ(直結)可能に
構成されている。前述の如くロツクアツプ制御弁
290の図示上端の油室294には、油路104
からオリフイス422を介して導かれたライン圧
がソレノイド弁420により制御されるソレノイ
ド圧として常時供給され、排圧されたばね291
とともにスプール292及び293を図示下方に
押圧し、第2速以上では1−2シフト弁220の
スプール222が図示左方(2速側)に設定され
たとき、油路106と油路113とが連絡して油
路113にライン圧が発生し、該油路113に連
結した油室295にライン圧が供給され、スプー
ル292及び293を図示上方の押圧力を受け
る。 [変速段が第1速以上にあるとき] 油路113に油圧が生じないので、ロツクアツ
プ制御弁290のスプール292はソレノイド圧
及びばね291の作用で図示下方に設定され、油
路120はソレノイド弁420のON、OFFの如
何に拘らずトルクコンバータの直結クラツチ50
の解放用油路121に連絡しており、ロツクアツ
プは生じない。 [変速段が第2速以上にあるとき] ソレノイド弁420が非通電しているときソレ
ノイド圧は高いので、ロツクアツプ制御弁290
のスプール292は該ソレノイド圧及びばね29
1の作用で図示下方に設定され、油路120はト
ルクコンバータの直結クラツチ50の解放用油路
121に連絡し直結クラツチ50を解放する。ソ
レノイド弁420が通電されたとき、ソレノイド
圧は降下して低圧となるのでロツクアツプ制御弁
290のスプール292は油室295に供給され
たライン圧の作用で図示上方に設定され油路12
0が直結クラツチ係合用油路122に連絡し直結
クラツチ50が係合する。 [第1速から第2速に変速したとき] 1−2シフト弁220のスプール222が図示
左方(2速側)に移動すると同時に油路113か
らロツクアツプ制御弁290の油室295に油圧
が供給され始めるが、この時点で既に油室294
にソレノイド圧が生じているためスプールはソレ
ノイド弁がONするまで図示下方に設定されたま
まであり、不用意なロツクアツプは生じない。 選速弁210が3rd位置にシフトされた場合に
おいては、三方チエツク弁390の作動はD位置
と同じである。他は油路108により2ndエンジ
ンブレーキが作動することと、3−4シフト弁2
40を第3速側に固定してオーバドライブ(第4
速)への変速を不可能としていることである。油
路104は油路106,107,108に連絡さ
れる。油路108に導かれた圧油は、第3速状態
で2−3シフト弁230、油路116を介して3
−4シフト弁240の油室243に導かれ、スプ
ール242を図示左方に固定する。それ故ソレノ
イド弁400,410が第4速状態になつても、
3−4シフト弁240の切換えは行なわれずに第
4速へのシフトアツプは阻止される。 第2速状態では、油路108の圧油は2−3シ
フト弁230、油路131、インターミデイエー
トコーストモジユレータ弁330、1−2シフト
弁220を介して油圧サーボ26Aに導かれてブ
レーキ26が係合され、第2速のエンジンブレー
キが効く。インターミデイエートコーストモジユ
レータ弁330はスプール331、スプリング3
32から構成され、第2速のエンジンブレーキが
効くときの衝撃を和らげるために油圧を調整する
ためのものである。即ち3rd位置においては第2
速においてエンジンブレーキの効く前進3段の自
動変速が行なわれる。 選速弁210がL位置においては、三方チエツ
ク弁390はD、3rdレンジにおいては油圧が導
かれていた油路107が排出状態になる。油路1
07が排出状態であるため油路111には油圧が
導かれない。従つてソレノイドがON、OFFに拘
らずスプール232は左側に位置する。即ちL位
置、第1速においてはソレノイド弁420による
2−3シフト弁230制御が不可能な状態になつ
ている。油路104は油路106,108,10
9に連絡される。D、3rd位置にて連絡されてい
た油路107は排出される。この状態ではエンジ
ンブレーキの効く前進3段の自動変速が行なわれ
る。油路108に導かれた圧油はD位置及び3rd
位置と同様にして各油圧サーボに導かれる。ロー
コーストモジユレータ弁250はスプール25
1、スプリング252から構成され、2−3シフ
ト弁230を介して供給された油路109の圧油
を調圧して油路130にモジユレータ圧を発生す
る。 第1速状態では2−3シフト弁230の油室2
34の圧油は油路111、オリフイス402、三
方チエツク弁390、油路107、選速弁210
を介して排出されるため、ソレノイド弁400の
通電、非通電に関係なく2−3シフト弁230の
スプール232はスプリング231により図示左
側に固定される。このときは、選速弁210の
3rd位置と同様に油路106の圧油は油路116
を介して3−4シフト弁240の油室243に導
かれスプール242を図示左側に固定し、油路1
08の圧油は油路131、インターミデイエート
コーストモジユレータ弁330を介して2−3シ
フト弁230に導く。更に油路109を圧油を2
−3シフト弁230、油路130、ローコースト
モジユレータ弁250、1−2シフト弁220、
油路132を通して油圧サーボ27Bに導かれ、
更にオリフイス134を介して油圧サーボ27A
に供給される。油圧サーボ27B,27Aに油圧
が導かれるとブレーキ27が係合され、エンジン
ブレーキの効く第1速状態が得られる。 第2速状態ではD位置と同様油路113に油圧
が生じ、三方チエツク弁390のボールは上方の
入口を閉じ、オリフイス401を介し油路111
に油圧が導かれる。即ちソレノイド弁400によ
る2−3シフト弁230の制御が可能な状態とな
る。1−2シフト弁220のスプール222は図
示右方に位置し油路131と油路133とを連絡
し、油路131に設けられたインターミデイエー
トコーストモジユレータ弁330に減圧されたモ
ジユレータ圧を油路133を通して油圧サーボ2
6Aに導きブレーキ26を係合させる。ブレーキ
26が係合されると、エンジンブレーキの効く第
2速状態が得られる。また油路106に供給され
た油圧は1−2シフト弁220を介して油路11
3に導かれ、三方チエツク弁390を通して油路
111に供給され、2−3シフト弁230のスプ
ール232はソレノイド弁400のON、OFFに
より作動される状態となり、自動による2−3シ
フトが行なわれる。 選速弁210をL位置にシフトしたときの前進
3段の変速は、選速弁210をD位置に設定した
ときの第1速から第3速までの変化に比較し変速
点を高速側に設定してあり、急加速及び急減速が
可能となつている。 第3速状態では第2速状態より油路113にラ
イン圧が導かれるためソレノイド弁400による
2−3シフト弁230の制御が可能となり、ソレ
ノイド弁400をOFFすることにより3rdとな
る。3rdレンジとの違いは、1stギヤ時にエンジン
ブレーキが効くようにすることである。R位置に
おいては、油路104は油路109,110に連
絡される。油路110の圧油は圧力調整弁102
の油室102Aに作用しライン圧を増加させると
ともに2−3シフト弁230の油室235に供給
されてスプリング231とともにスプール232
を図示左側に固定するので、油路110の圧油は
2−3シフト弁230、油路115を介して1−
2シフト弁220の油室224に導かれ、スプリ
ング221とともに図示右方に固定する。そのた
め油路110の圧油は1−2シフト弁220、油
路132を介して油圧サーボ27Bに油圧が供給
される。且つオリフイス134を介して油圧サー
ボ27Aに油圧が供給される。油路115の圧油
は更にチエツク弁付流量制御弁320、油路13
5を介して油圧サーボ25Bに導かれる。 ソレノイド弁410は通電しているので3−4
シフト弁240のスプール242は図示左方に位
置し油路104と油路117と連絡され、油路1
04の圧油が油圧サーボ12Aに導かれクラツチ
12が係合される。 また油路110の圧油はリバースクラツチシー
ケンス弁340、油路136を介してクラツチ2
5の油圧サーボ25Aへ導かれ、2−3シフト弁
230、油路135を介してクラツチ25の油圧
サーボ25Bへ導かれた圧油とともにクラツチ4
25を係合する。クラツチ25の油圧サーボは二
組の油圧サーボ25A及び25Bから成り、前進
第3速では一方の油圧サーボ25Bに油圧が供給
され、トルク容量の大きいR位置では両方の油圧
サーボ25A及び25Bに油圧が供給されるよう
に構成されている。 N−Rシフト時においては、油路110の圧油
は最初に油圧サーボ27A及び27Bに供給さ
れ、ブレーキ27を係合する。また2−3シフト
弁230の油室235に導かれスプール232を
図示左方に移動させ、油路110の圧油はチエツ
ク弁付流量制御弁320、油路135、アキユー
ムレータ270を介して油圧サーボ25Bに徐々
に供給される。また油路135はリバースクラツ
チシーケンス弁340に連絡され、リバースクラ
ツチシーケンス弁340の油室343に導かれて
いる。リバースクラツチシーケンス弁340はス
プール341とスプリング342より構成されて
いる。油圧サーボ25B内の油圧が上昇してクラ
ツチ25を係合するに必要な油圧PA以上になる
と、スプール341が図示右方に移動し油路11
0と油路136とを連絡し、後進時におけるクラ
ツチ25の伝達トルク容量を確保する。 以上の実施例においては、2速以上でロツクア
ツプができるよう設定された自動変速機について
述べたが、3速以上、または最高速変速段でロツ
クアツプが可能であるよう設定された場合にも同
様に2−3アツプシフト時または最高速変速段へ
のアツプシフト時における不用意なロツクアツプ
が防止でき、またソレノイド圧はロツクアツプで
きるよう設定された変速段の下段で発生していれ
ば良い。 上述の如く本発明のトルクコンバータの直結ク
ラツチ制御装置は、ソレノイド圧をロツクアツプ
が可能に設定された変速段の下の変速段において
予め発生させてあるので、下段からロツクアツプ
が可能に設定された変速段へシフトへアツプする
際に不用意なロツクアツプが生じることが確実に
防止でき、安全性が向上する。 またソレノイド420が故障をきたしたときに
おいても、前記ソレノイド420はOFF状態を
維持することにより、油路114の油圧は連通さ
れ、ロツクアツプ制御弁290のスプール292
はソレノイド圧とばね291の作用で図示下方に
設定され、油路120はトルクコンバータの直結
クラツチ50の解放用油路121に連通し、直結
クラツチ50を解放するので、ロツクアツプ設定
域以外でロツクアツプすることなく、例えば発進
時におけるロツクアツプクラツチの誤作動による
エンスト等による走行不能等を未然に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電気制御式自動変速機の直結ク
ラツチ制御装置の構成図、第2図は直結クラツチ
付トルクコンバータを備えた自動変速機の骨格
図、第3図は本発明の一実施例を示す直結クラツ
チ制御装置が組み込まれた自動変速機の制御装置
の油圧回路図である。 図中、1……トルクコンバータ、2……オーバ
ドライブ機構、3……前進3段の遊星歯車変速機
構、50……トルクコンバータの直結クラツチ、
102……油圧調整弁、121……直結クラツチ
解放用油路、122……直結クラツチ係合用油
路、200……スロツトル弁、210……選速
弁、220……1−2シフト弁、230……2−
3シフト弁、240……3−4シフト弁、250
……ローコーストモジユレータ弁、260,27
0,280……アキユームレータ、24A,25
A,25B,26A,27A,27B,40A…
…油圧サーボ、330……インターミデイエート
コーストモジユレータ弁、340……リバースク
ラツチシーケンス弁、390……三方向チエツク
弁、400……第1のソレノイド弁、410……
第2のソレノイド弁、420……ソレノイド弁、
422……オリフイス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 変速時に作動させるためのソレノイド弁と、
    該ソレノイド弁により制御されるソレノイド圧と
    ばねによる荷重とを一方から受け、他方からロツ
    クアツプが可能に設定した変速段以上の変速段に
    おいて供給される油圧を受けて作動されるロツク
    アツプ制御弁を備え、前記ソレノイド弁のON、
    OFFにより油圧源とトルクコンバータ直結クラ
    ツチの係合用油路または開放油路との連絡を切り
    換える直結クラツチ制御装置において、前記ロツ
    クアツプが可能に設定した変速段の下の変速段に
    おいて前記ソレノイド圧を発生させたことを特徴
    とするトルクコンバータの直結クラツチ制御装
    置。 2 前記ソレノイド圧はオリフイスを介して常時
    供給されたライン圧を前記オリフイスの下流の油
    路に取り付けた前記ソレノイド弁で制御して得ら
    れ、自動変速機の作動中は常時発生していること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のトルク
    コンバータの直結クラツチ制御装置。 3 ロツクアツプが可能に設定した変速段以上の
    変速段において供給される油圧は該設定変速段を
    達成するため作動したシフト弁を介して供給され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    トルクコンバータの直結クラツチ制御装置。
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US5233890A (en) * 1992-03-31 1993-08-10 Saturn Corporation Transmission torque converter clutch disable control
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103149A (en) * 1979-01-30 1980-08-07 Aisin Warner Ltd Controller for controlling direct-coupled clutch of torque converter of automatic speed change gear

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