JPH02304242A - 動力伝達装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は歯車、ラック、ビニオン簿のギアを利用して２
つの動力伝達部材間で動力の伝達を行うようにした動力
伝達装置に関し、特に一部の領域にギアを設けずに動力
伝達を行なわない領域、所謂ギア欠如領域を有する動力
伝達部材を用いて動力の間欠伝達を行う際に好適な動力
伝達装置に関するものである。

（従来の技術） 従来より型部材の周囲又は平板面上に歯（ギア）を一定
の間隔をおいて設けて構成した動力伝達部材を用い、２
つ以上の動力伝達部材間で動力の伝達を行うようにした
動力伝達装置が種々と提案されている。

このうち複数の動力伝達部材、例えば複数の歯車より成
る歯車列を用いて回転方向や回転速度比等の調整を行っ
た装置が多く用いられている。

これらの動力伝達部材のうち車部材の周囲の一部の歯車
を取り去ったギア欠如Ｍ城を有する動力伝達部材を用い
て、このギア欠如領域では動力伝達を行なわないように
した動力伝達２ｉＮがある。

第３図（Ａ）、（Ｂ）はこのような動力伝達装置の一例
の説明図である。同図において１は主歯車、２は従歯車
であり、この２つの歯車１．２より動力伝達装置の一要
素を構成している。

このうち同図（Ａ）では従歯車２は主歯１［１の規制を
受けた回転運動を行い、同図（Ｂ）では主歯車ｌのギア
が設けられていないギア欠如領域と従歯車２が接触して
いる為に従歯車２には動力は伝達されない。

第３図（Ａ）、（Ｂ）では同図に示すようなギア欠如領
域を有する動力伝達部材を用いることにより動力の間欠
伝達を行っている。

（発明が解決しようとする問題点） 第３図（Ａ）、（Ｂ）に示すような動力間欠伝達を行わ
せる為の動力伝達装置では主歯車ｌと従歯車２の歯（ギ
ア）のかみ合い初めが例えば第４図に示すようにかみ合
い開始ギア４１とギア４２がうまくかみ合って行なわれ
れば問題はないが、例えば第５図に示すようにギア５１
とギア５２とがうまくかみ合っていないと、主歯車１の
かみ合い開始のｌ＠５１が従歯車２の歯（５２）先に食
いつきを起こしギア間のかみ合いが滑らかに行なわれな
く、回転が停止する場合がある等の問題点があった。

本発明はギア欠如領域を有する動力伝達部材としての主
歯車の一部にかみ合い開始ギアが変位するような変位手
段を設けることにより又はかみ合い開始ギアの材質を特
定することにより容易にしかも滑らかに主歯車と従歯車
を迅速正確に噛合させることのできる動力伝達装置の提
供を目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明の動力伝達’！１ｌｌｆｆはギアを介して動力を
伝達する２つの動力伝達部材のうち一方の動力伝達部材
Ａは一部にギアが欠けているギア欠如領域を有しており
、該２つの動力伝達部材をギアが噛合するように配置し
て動力の間欠伝達を行うようにした動力伝達装置におい
て、菖動力伝達部材Ａのギアのうち少なくともかみ合い
開始ギアが該動力伝達部材への回転軸方向に変位するよ
うな変位手段を該動力伝達ａＩＩ材Ａの一部に設けたご
と又は譲動力伝達部材Ａのギアのうち少なくともかみ合
い開始ギア又は／及びそれを含む一領域を弾性材料より
構成したことを特徴としている。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例の要部概略図である。

同図において１は動力伝達部材としての主歯車で回転軸
１ａを中心に、例えば矢印１ｄ方向に回転している。主
歯車ｌの周上は一定の間隔をおいてギアが設けられてい
る。ギアＭ域１１１ｂとギアが設けられていないギア欠
如領域部１ｃとより成っている。

ＩＪａは主歯車ｌのギアのうちのかみ合い開始ギア、１
２は変位手段でありかみ合い開始ギア１１ａと次のギア
ｌｌｂとの間に空気間隔を有して設けた欠如溝より成っ
ている。１３は変位部分であり他の動力伝達部材として
の従歯車２のギアとかみ合う際に従歯車２側よりうける
応力により矢印１３ａの如く回転軸１ａ方向に弾性変形
する部分である。尚従歯車２の周上には全てギアが設け
られている。

本実施例において主歯車ｌを回動させ動力を従１１２に
伝達させる際主６１１車！のかみ合い開始ギアＩｌａと
従歯車２のギアが第２図（Ａ）に示すようにギアの頭部
が接するようになると従歯車２からの応力をかみ合い開
始ギアＩｌａが受けるようになる。このとき主歯車１の
変位部分１３は矢印１３ａの方向に弾性変形する。これ
によりかみ合い開始ギアｌｌａは従歯車のギアと食いつ
きを起こさない様に逃げギア類を滑りながら回転し。

第２図（Ｂ）に示すように従歯車２のギア間に入り、主
歯車ｌと従歯車２は噛合する。その後変形部分１３は元
の姿に復元する。

このようにして本実施例では主ｆｉ車ｌと従歯車２の噛
合を滑らかに行っている。

本実施例では主歯車ｌのギア領域１ｂと従歯車２のギア
が噛合している間は動力は伝達されるが、主歯車ｌのギ
ア欠如領域１ｃと従歯車２とが接触している間は動力は
伝達されず、これによりｐａｓｔから従歯車２への動力
の間欠伝達を行っている。

本実施例において主歯車に設ける変形手段としては従歯
車との接続の際に主歯車のかみ合い開始ギアを含む一領
域が変位し、かみ合い開始ギアが従歯車のギアと滑らか
に噛合できるものであれば、切欠溝の形状はどのような
形状であっても良い。

又本実施例において主−車のかみ合い開始ギア又は／及
びその周囲の一領域の材質を弾性材料より構成しても良
い、これによれば従歯車のギアと接触したときかみ合い
開始ギア又は／及び該領域が弾性変形を起こし、かみ合
い開始ギアと従歯車のギアとが滑らかにかみ合うように
することができる。

尚以上の実施例においては動力伝達部材として歯車を用
いた場合を示したが、動力伝達部材として例えばラック
とビニオンを用いても同様に本発明を適用することがで
きる。

（発明の効果） 本発明によれば、主歯車に設ける変位手段として主歯車
のかみ合い開始ギアを含む一部の領域の切欠形状又はか
み合い開始ギア又は／及びその周囲の一領域の材質を前
述の如く構成することにより主！ｉｌから従歯車に動力
の間欠伝達を滑らかに又迅速正確に行なうことのできる
動力伝達装置を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部概略図、第２図（Ａ）
、（Ｂ）は第１図の一部分の拡大説明図、第３図（Ａ）
、（Ｂ）は歯車を用いた動力伝達の説明図、第４．第５
図は第３図の歯車間のギアの噛合状態を示す説明図であ
る。 図中１は主歯車、２は従歯車、ｌｌａはかみ合い開始ギ
ア、１２は変位手段、１３は変位部分、である。 旨　　４　　図 勇　　５　　ロ ゝ−＼１ ３　　　　図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ギアを介して動力を伝達する２つの動力伝達部材
   のうち一方の動力伝達部材Ａは一部にギアが欠けている
   ギア欠如領域を有しており、該２つの動力伝達部材をギ
   アが噛合するように配置して動力の間欠伝達を行うよう
   にした動力伝達装置において、該動力伝達部材Ａのギア
   のうち少なくともかみ合い開始ギアが該動力伝達部材Ａ
   の回転軸方向に変位するような変位手段を該動力伝達部
   材Ａの一部に設けたことを特徴とする動力伝達装置。
2. （２）前記変位手段をかみ合い開始ギアと次のギアとの
   間を切り欠いた切欠部より構成したことを特徴とする請
   求項１記載の動力伝達装置。
3. （３）ギアを介して動力を伝達する２つの動力伝達部材
   のうち一方の動力伝達部材Ａは一部にギアが欠けている
   ギア欠如領域を有しており、該２つの動力伝達部材をギ
   アが噛合するように配置して動力の間欠伝達を行うよう
   にした動力伝達装置において、該動力伝達部材Ａのギア
   のうち少なくともかみ合い開始ギア又は／及びそれを含
   む一領域を弾性材料より構成したことを特徴とする動力
   伝達装置。