JPH02303305A - 閉鎖配電盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、特に地震などで誤動作しないようにした閉鎖
配電盤に関する。

（従来の技術） 例えばコントロールセンタなどの閉鎖配電盤は低圧電動
機や抵抗負荷などの開閉および保護を目的とし１発電所
や一般産業の補機の集中制御に用いられる。そしてその
一般的な構成は第３図に示すようになっている。即ち、
図において１箱体１内には上下に複数の仕切板２が設け
られ、この仕切板２で仕切ら九たユニット室３の前面に
は扉４が取付られ、ユニット室３内にはユニット５が出
し入れ自在に収納されている。このユニット５には、取
付枠背面の左端に配線用遮断器６が、中間に電磁接触器
７．過負荷継電ｌＩ８と、可動接点がコイルの励磁・消
磁で前後方向に動く補助継電器９などが取付られている
。

第４図は、このように構成された閉鎖配電盤のユニット
の接続図である。

第３〜４図において、配線用遮断器６は一端がユニット
５の後部に設けられた図示しない新路部を介して箱体１
の後部に縦に配設された図示しない母線に接続され、他
端側は、電磁接触器７、過負荷継電器８、図示しない新
路器を介して図示しない電動機等の負荷に接続されてい
る。

又、配線用遮断器６と電磁接触器７間に補助変圧器１２
の一次側が接続され、補助変圧器１２の二次側には制御
回路が設けられている。この制御回路の制御母線間には
、押しボタンスイッチ１３のｂ接点１３ｂ、　ａ接点１
３ａ、電磁接触器７の操作コイル７ｃと、補助継電器９
のｂ接点９ｂが直列に接続され。

このうちａ接点１３ａには電磁接触器７のａ接点７ａ工
が並列に接続されている。更に電磁接触器７のｂ接点７
ｂよと信号灯１４ａは直列に接続され、電磁接触器７の
ａ接点７ａ、と信号灯１４ｂも直列に接続されて、これ
らの両端が制御母線に接続されている。

又、配線用遮断器６の警報接点６ａと過負荷継電器８の
ａ接点８ａは並列に接続され、これらの片側はユニット
内に引き込まれた表示回路用制御母線の片側に接続され
、他の片側は補助継電器９のコイル９Ｃと信号灯１４の
並列回路を介して制御母線の他側に接続されている。

このように構成された閉鎖配電盤で今、ユニットの主回
路の負荷側に接続された図示しない電動機を駆動すると
きには、押しボタンスイッチのａ接点１３ａを押し、同
じく電動機を停めるときにはｂ接点１３ｂを押して操作
コイル７ｃを励磁又は消磁する。

一方、もし、主回路に短絡電流が流れたり、運転中の電
動機が過負荷になると、配線用遮断器６がトリップした
り、過負荷継電器８が動作して警報接点６ａやａ接点８
ａがＯＮＬ、、補助継電器９のコイル９ｃが励磁され信
号灯１４が点灯し、ｂ接点９ｂが離れ、電磁接触器７が
開いて図示しない電動機は停止するとともに、補助継電
器９の接点が挿入された図示しない外部の中央制御盤で
表示される。

ところが、このように構成された閉鎖配電盤では、例え
ば、地震で箱体１が前後に高い加速度で振動すると、無
励磁の補助継電器９のｂ接点９ｂが開いて操作コイル７
ｃが消磁され、電流接触器７が開いて図示しない電動機
が停まるおそれがある。

そこで本発明の目的は１箱体に高い加速度の振動が加っ
ても、誤動作を防ぐことのできる閉鎖配電盤を得ること
がある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段および作用）本発明は、主
回路に接続される電磁接触器および過負荷継電器を有し
、電磁接触器の制御回路に、電磁接触器の操作コイルと
過負荷継電器の接点のＯＮ・ＯＦＦでＯＮ・ＯＦＦする
補助継電器のｂ接点が直列に接続された閉鎖配電盤にお
いて、２個の補助継電器を設け、各補助継電器をそれぞ
れの可動接点の動作方向が直交するように配置して各補
助継電器のｂ接点を並列に接続することで、振動発生時
の補助継電器の接点の誤動作による電磁接触器の誤動作
を防いだ閉鎖配電盤である。

（実施例） 以下、本発明の閉鎖配電盤の一実施例を図面を参照して
説明する。但し、第３〜４図と重複する部分は省く。

第１図は本発明の一実施例による閉鎖配電盤の部分断面
斜視図、第２図は第１図の接続図である。

第１〜２図において第５〜６図と異なる点は２個の補助
継電器９，１ｏを可動接点の動作方向が直交するように
設け、これら補助継電器９，１ｏのｂ接点９ｂ、　１０
ｂを並列接続して制御回路の操作コイル７ｃに直列に接
続したところにある。即ち、ユニット５の背面に補助継
電器９が取付けられる。この補助継電器９に隣接してＬ
形の取付板ｌｌが固定され、この取付板１１の右側面に
補助継電器１ｏが取付けられる。前者の補助継電器９は
コイル９ｃの励磁・消磁で可動接点が前後方向に動作し
、これに直交するように取付けられた後者の補助継電器
１゜はコイル１０ｃの励磁・消磁で可動接点が左右に動
作する。これら補助継電器９，１ｏの操作コイル９ｃ。

１０ｃは、並列に接続されて表示回路に挿入さ・れ、補
助継電器９，１０のｂ接点９ｂ、１０ｂは、並列に接続
されて制御回路の制御母線間に励磁コイル７ｃと直列接
続される。

このように構成された閉鎖配線盤において、今、もし地
震で、箱体１が前後に揺れて、補助継電器１０の接点が
多少前後に動いても、可動方向の接点位置は変らないの
で誤動作しない、従って、もし他方の補助継電器９のｂ
接点９ｂが離れても操作コイル７ｃは続いて励磁される
ので電磁接触器７は開極せず、図示しない電動機は停ま
らない、又、同様に外部の中央制御盤での誤表示もない
。

又、逆に箱体１が左右に揺れたときに補助継電器１０の
可動接点が誤動作しても、補助継電器９ガ誤動作しない
ので、電磁接触器７の動作による図示しない電動機の停
止はない、上下方向の振動に対しては、双方の補助継電
器とも誤動作しない。

なお、上記実施例では、取付板１１を用いて補助継電器
９，１０の接点の可動方向を直交させたが、同じ取付面
であっても補助継電器９，１０の取付方向を異ならせる
ことにより接点の可動方向を直交させることができる。

又、制御回路と表示回路は共通電源を用いて電力を供給
するようにしてもよい。

〔発明の効果３ 以上１本発明によれば、主回路に接続それる電磁触器お
よび過負荷継電器を有し、その電磁接続器の制御回路に
、電磁接触器の操作コイルと過負荷継電器の動作でＯＮ
・ＯＦＦする補助継電器のｂ接点が接続された閉鎖配電
盤において、補助継電器を２個設け、各補助継電器をそ
れぞれの可動接点の動作方向が直交するように配設して
各補助継電器のｂ接点を並列に接続したことにより、箱
体に振動が加えられても異なる方向に取付られた補助継
電器のいづれか片方の補助継電器の補助接点で電磁接触
器の誤動作を防いだので、どの方向の振動に対しても誤
動作を防ぐことのできる閉鎖配電盤を得ることができる
。

【図面の簡単な説明】

一実施例を示す接続図、第３図は従来の閉鎖配電盤を示
す部分断面斜視図、第４図は従来の閉鎖配電盤の接続図
である。 ６・・・配線用遮断器　　　７・・・電磁接触器８・・
・過負荷継電器　　　９．ＩＯ・・・補助継電器９ｂ、
１０ｂ・・・ｂ接点 （１１７３３）　　代理人　弁理士　猪　股　祥　晃（
ほか１名）第１図 （ａ）　　　　　（８） 第２図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主回路に接続される電磁接触器および過負荷継電器を有
   し、前記電磁接触器の制御回路に、前記電磁接触器の操
   作コイルと前記過負荷継電器の接点の動作でＯＮ・ＯＦ
   Ｆされる補助継電器のｂ接点が直列に接続された閉鎖配
   電盤において、前記補助継電器を２個設け、各補助継電
   器をそれぞれの可動接点の動作方向が直交するように配
   設して各補助継電器のｂ接点を並列に接続したことを特
   徴とする閉鎖配電盤。